株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(8.27.09)

2009-08-26 20:56:53 | 明日のモニタリング銘柄
明日、8月27日(木)のモニタリング銘柄です。

1.5631日本製鋼所
 1200円割れからの反発狙い。

2.6674GSユアサコーポレーション
 840円台への押し目からの反転狙い。

3.8410セブン銀行
 240K前後からの反発期待だが、この株すっかりと安定株に。

4.2766日本風力開発
 もう1日だけこれを。

以上です。

あまり、これと言った買い時を迎えている銘柄は少ないようです。米株価先物も軟調であり欧州株もあまり冴えません。明日は調整日かも知れません。
 
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何種類かのカナリヤを配置すれば

2009-08-26 11:29:47 | 株に出会う
あの歌をよく忘れるカナリヤ、英語でCanaryと言うようですね。知りませんでした。ビジネス英語にそんなボキャは必要ありませんので、会社でもCanaryなどという言葉は、「あいつ、最近カナリいかれているな!!」といった際にしか使ったことがありませんでした。

前場は、引けにかけてカナリ逝かれております。

こういう時は、タイトルのようにいくつかのカナリヤを監視しておくと、何かと役にたちそうですね。しかし、あの粉塵の舞う炭坑にカナリヤを連れて行くとは、先人も罪なことをするものです。

最初にチョイと整理しておきますと、当日の相場に与える影響度は、高い順に、

①その日の旬の業界・業種
②海外の地合(これは日本株の大きな特徴か?)
③その日の先物の値動き
④為替レートなど株式への影響度の高い指数の動き
⑤その株のテクニカルなポジション

と言った感じになろうかと思います。筆者が「明日のモニタリング銘柄」としてリストアップする銘柄は、主に⑤を中心に見ておりますので、肝心の①から④については、その日が始まるまでは、いわば、盲目(いや、これは差別語かも知れないので撤回)、ブラインドの状態と考えておいて下さい。

だからよく外れる訳ですね。

①についてですが、昨日の欧米市場ではクロス円ではかなり円高が進み、原油が75ドルの達成感から、大きく反落しておりました。

そうなると、例えば4023クレハ、4043信越化学、そして3941レンゴーあたりが、円高・原油安歓迎銘柄として脚光を浴びるはずでした。

筆者が持ち越した3770ザッパラスと4813ACCESSは、そんな業種動向には関係ありませんので、主にテクニカルなポジションからの反発でした。

しかし、この2つは前場では上げ方に違いが出ております。

まずザッパラスは、8月17日の安値の178500円を抜くところまで到達しました。一方のACCESSは、8月14日の安値の275000円を抜くに至りませんでした。これが前場の買い上がりからの下落度に影響を与えております。こうした節目の値段を攻略できるかどうかが大きな分かれ目となります。

③のその日の先物の動きに対するカナリヤの配置は、5802住友電工のような高値圏にある銘柄を指名するとよいようです。この種のカナリヤは、じっと先物の動きを観察しているものであり、チョイとした異変、いや、異臭に鋭く反応します。

昨日の地震早期警戒警報のようなものです。但しあの警報とは違って、他の銘柄に数秒さきがけて正確に反応してくれます。すると、同じような先物敏感カナリヤを抱えているホルダーは、一瞬早く難を逃れることができると言う訳です。

前場は、そうした様々なカナリヤが異なる叫び声を発しながら、基本的には先導する先物とそれに追随する為替の動きに翻弄されて、下落基調を辿っております。

持ち越しのACCESSは比較的よいところで売れたのですが、ザッパラスは「新宿の母」がここまで強いとも分からず、早めに投げてしまいました。

クレハがもう少しで約定するところですが、もう後場は別の風が吹くでしょう。一旦買い玉を取り下げるかも知れません。ザッパラスは売値より低い176Kで指しておりますが、「新宿の母」を一旦見捨てた身にとっては、もっと安く占って貰おうという魂胆が丸見えなので、もうきっぱりと新宿界隈から離れようかと思っております。この年になって、あの歌舞伎町の妖しげな場所に迷い込んでも、この先このまともな人生が待っているとも思えないしね。。。
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大局観を持つための組み合わせ指標事例

2009-08-26 07:39:24 | 株に出会う
今朝の記事の最後に、大局観が持てなかった自分に反省と書きましたが、懺悔のために、その点を組み合わせ事例で検証してみました。

1.先日ご紹介したイールドカーブでの逆イールドがピークに達するのが、2006年12月頃でした。

2.逆イールドカーブの出現と過去の景気後退の事例研究は、来年(2007年)暮れには景気後退に陥るだろうと示唆しておりました。

3.アメリカの鉱工業生産が対前年比でマイナスに落ち込むのが、2007年12月頃でした。

4.NYダウは、2007年10月11日に最高値をマークしておりました。そして2007年12月11日の13780ドルの高値以来、今日までそれを抜くことはありません。

以上の組合せは、景気後退時期については、1つの有力な判断材料と言えます。

逆に、景気の立ち上がり時期については、イールドカーブのステープ化から1年後という目安や、今回の金融危機に特有の米ドルのLIBOR(銀行間貸出金利)の下落時期(今年の3月10日頃。)が目安となるのかも知れません。
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市場概況(8.25.09)

2009-08-26 06:07:17 | 市場概況
8月25日(火)の市場概況です。 赤字部は26日朝の更新

◆日経先物:10500円(-50円)OSC54%(-1%)8月19日の46%から切り返し中。 指数値倍率:95(+1)
◆日経平均:10497円(-84円)OCC53%(-2%)8月19日の40%から切り返し中。
日経平均指数値倍率:95(同値)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:965.11(-5.2)OSC54%(同値)8月19日の41%から切り返し中。
◆マザーズ指数:458.1(+4.97)OSC50%(+5%)8月21日の42%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:641.4(+0.8)OSC59%(-3%)8月19日の54%から切り返し中。
◆ドル・円:94.17円(42銭の円高)OSC47%(+1%)まだ、8月19日の41%を防御しているが、93円前半を目指す動きが強い。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.38688%(前日比-0.00625%)8月24日現在。ついに円と金利差逆転。
◆米10年債利回り:3.435%(-0.041%)-NY時間午後4時半現在。
◆日経先物イーブニングセッション:10570円(大証終値比+70円)
◆シカゴ日経先物:10585円(大証終値比+85円)更新
◆NYダウ:9539ドル(+30ドル)OSC58%(-2%)8月17日の54%から切り返し中。更新

後場は更に円高が進行し、上海総合指数も下落の一途でしたので、日経平均先物も一時は10460円まで押されました。しかし、そこから転がり落ちることなく10500円はキープしての終了でした。

東証1部銘柄では、上昇36%、下落55%、変わらずが9%でした。

引け際に新興銘柄やリチウム電池関連が活況を帯びておりました。地味どころでは、4047関東電化も引け際に気がついたら、どなたさんかが買い上っておりました。

市場はOSCを落としておりますが、昨日の安値を割っていないこと、それに、前々日のOSCも割っていないこと、この2つの条件から、昨日の馬鹿上げの反動安の範囲と解釈できます。

持ち越しは、あの新宿の母、川嶋真理の占いサイト3770ザッパラス。それに、一旦手放した悪女、4813ACCESSが更正したらしく、きちんと切り返しておりましたので、再度騙されるつもりで引け際に買いました。

いずれも、昨日のOSC30%台からの安値を防御してのOSCの上放れ、かつRSIも20%台からの上放れという、格好のテクニカル条件を満たしております。ここは地合が売り条件になっていない限り、強気ホールドですね。為替は一切関係ない内需ネット銘柄。そうは言っても、明日はNY市場の影響を受けますので、再度下押しがあるかと思います。そこを、今日の安値で再度クリヤー出来れば、地合が売り1色にならない限り、これらの銘柄は復活する条件を整えております。

それ以外の例えば、昨日のブログでも触れた5802住友電工は、引けにかけての下落カーブを見ても分かるように、今日は上げすぎた反動での調整日だったようですね。

-------26日朝のコメント-------

今日のアメリカ市場のハイライトは、何と言ってもS&Pケース・シラー住宅価格指数(6月度)が、顕著な底打ちを見せたことです。筆者の予想通りに、全米20地区のうち、デトロイトとラスベガスを除いた18地区で指数が上昇しております。上昇地区は5月度の14地区から更に4地区増え、しかもその上昇の程度が全米平均で2ポイント程度と素晴らしい内容です。

筆者は2008年7月以来、今回の金融危機の大震源であるアメリカの住宅バブルの崩壊からの脱出時期を探るために、話題作「アニマル・スピリット」の共著者の1人、エール大学ロバート・シラー教授による、ケース・シラー住宅価格指数に基づき、アメリカ住宅価格の底打ち時期を継続的に検証してきましたが、今月で打ち切ります。

少なくとも、ケース・シラー住宅価格指数はこの6月でほぼ下げ止まりました。

残されたデトロイトとラスベガスも0.5ポイントと2ポイントの下落幅ですので、8月か9月にはゼロあたりまで戻すことでしょう。そうなると「完全底打ち」となります。
(唯一の懸念は、住宅ローンの延滞率のピークが来年半ばになることが、今後にどう影響するかということです。)

市場では前年比での下落幅がまだ-15.44%もあるという認識ですが、それはこの間ずっと下げ続けてきたためです。

失業率は前年比で改善するか、少なくとも就業者数がプラスに転じないと、単に前月より少し改善したからといって景気がよくなったとは言えません。しかし、住宅価格指数の下げ止まりは違います。下げ止まり=金融機関が持つ住宅関連証券の価値の下げ止まり、を意味するからです。

つまり、金融機関の大きな重しの1つだった住宅関連証券の損失拡大が、これで止まるということを意味します。もちろん、商業用不動産やら消費者クレジットやら色々と景気の極端な悪化がもたらした他の分野の不振は、これからも金融機関の損失として現れるでしょうが、いわゆる再度の恐慌状態への回帰は、これで何とか防げる見通しが出てきました。

何とかギリギリ各国の景気対策が効いているうちに立ち直ってくれて良かったと思います。そうでないと、1930年代の恐慌からは、人類は2度の大戦という大きな対価を払って立ち直りましたが、今回は世界戦争という目に見える災禍には、「核のお陰?」で至らないものの、「世界内戦は21世紀的なグローバリズムの時代の戦争である。世界戦争は戦争を世界化したが、世界内戦は戦争を地球化(グローバル化)する」(笠井潔著「例外社会」参照)ため、実質的に世界中の人々の生活が根本から破壊され、いわゆる「ジンバブエ状態」の無秩序な世界に陥る危険すらあったのです。

アメリカ市場は、コンファレンスボードの消費者信頼感指数も予想以上に上昇。これも株価の高値更新を支えております。

それにしても、株式市場は半年先を読むと言われますが、まさにその通りの結果になりつつありますね。この3月が色々な意味で底でした。イールドカーブ分析、ドルのLIBORなどが図らずも示しておりました。こうした大局観が何故持てなかったのは新たな反省材料です。
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