株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(9.11.09)

2009-09-10 19:51:34 | 明日のモニタリング銘柄
明日、9.11のモニタリング銘柄です。明日は歴史的な日なのですね。

それを先取りしてか、世界の株は堅調に推移しております。買いサイン銘柄数は、250銘柄中52銘柄を数えております。新興市場銘柄は、38銘柄中どういう訳かゼロです。

主力市場が堅調な時は、新興市場など見向きもされないということの現れでしょうね。

日経先物は、限月が代わりますので、イーブニングセッションでは、6時半現在10430円となっております。どうやら9月限を無理やり10500円に乗せるために、後場の10530円までの馬鹿上げがあったようです。

さて、その9.11金曜日のモニタリング銘柄です。

1.4568第一三共
 TOPIXコアの大型株の中では比較的出遅れているのがこれ。

2.4023クレハ
 逆張り。VR改の13%はほとんど死に体の値。明日奇蹟の復活を果たすのか?

3.7014名村造船
 この今日の地合に全く反応せず。何か深い傷でも負っているのか?

4.7966リンテック
 これは変幻自在の値動きをするある種の難解株。上値は追わず押し目を待つこと。

以上です。

これはという銘柄があまりありませんでした。250銘柄をざっと追っていって、途中で銘柄名を記述することなく、最後までそのまま行ったのは珍しいことです。それだけ、強気か弱気かの両極端に今日はしてしまったようです。

これらの他の押されすぎの銘柄を含めて監視することとします。死んだふりして急に蘇生することもあるし。
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根拠なき熱狂か?

2009-09-10 11:26:29 | 株に出会う
9月は1年中でもっともパーフォーマンスが悪いだの、レイバーディ明けのNY市場は、本格的な投信などの商品の売り出しが入るので、市場から資金を吸収する関係で、この日を境に株は落ちるだの、色々と9月については言われてきましたが、今のところ、世界の株価は、大した材料がないのに上げております。

つい先日までは、ダウは良い経済指標には全く反応せず、逆に良くなっていない経済指標には反応するという動きを見せていたのに、先週の雇用統計は強弱入り混じる結果だったのもかかわらず、意味不明に上げております。

それが単なるフェイントではない証拠に、今週に入ってもまだ上げ相場です。

これは一杯食わされたか?と思っているのが、今の相場の現況ですが、これの解釈は些か難しいようです。

天の邪鬼としか思えませんが、皆さん、上げるならついて行けるところまではついていこうというスタンスではなかろうかと思います。

しかし、これは良くある、上げ相場での最後の根拠なき熱狂ではないかと思います。もちろん、これからダウと日経が高値を更新するようだと話は別ですが。

前場は、先物が一瞬ですが10500円にタッチしております。10500円のオプションに絡んでの操作だったのでしょう。前引けでは10450円と、力尽きた風情で終わっております。

ドル・円は10時の仲値決めの後は、義理を果たしたとばかりに下落基調です。

後場は、10430円を先物が落とされると、その後は10400円まではスカスカ状態ですので、為替や上海市場の動向に注意。

持ち越しの8905イオンモールは、やはり悪女が跋扈しておりました。たったの+10円で早々に撤退。

(世の本当の悪女の皆さん、気を悪くしないで下さい。単なる比喩として使わせて貰っております。悪女に対する悪意はこれっぽっちもありません。その証拠に筆者は、あのソクラテスのクサンチッペと同様に、「悪女」と40年以上付き合ってきております。)

9603HISは、ジリジリと上げていった1963円で売りましたが、その後は再度その筋の方々の操作が入ったようです。

地合が悪化する中、一気の噴き上げです。見せ板の買値をジリジリと上げていくその手法は、見ていて不快になることこの上もありません。

こうした出来高が少ない銘柄を操っている連中に一泡吹かせたいものですが、何しろ、彼らは根っからの悪徳賭博集団です。あまり相手をしない方が得策ですね。

4574大幸薬品は、今日の地合でも冴えません。これはまだ高値で仕込んだ方や、以前に安値で仕込んだ方の売りが強いことを示しております。

OSCがずっと前日を下回っていることがその証左です。OSCを使っている人は、このOSCが前日よりも弱い場合は、あまり買いでは手を出さない方が良いですね。

この株も一度、OSCを30%台へと落として、そこから安値を切り上げ、OSCがプラ転し、かつVR改はマイ転する段階で、前日安値を下回っていても買いを入れるのが良いかと思います。慎重を期する場合は、翌日に安値割れがないことを確認してからの買いでもOKです。

前場段階では持ち越しはなしです。
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市場概況(9.9.09)

2009-09-10 06:24:44 | 市場概況
9月9日(水)の市場概況です。 赤字部は10日朝の更新

◆日経先物:10340円(-70円)OSC46%(+1%)9月4日の41%から切り返しに転じる 指数値倍率:96(同値)
◆日経平均:10312円(-81円)OC50%(+3%)9月4日の40%から切り返しに転じる。
日経平均指数値倍率:97(+1)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:939.84(-6.6)OSC48%(+2%)9月4日の42%から切り返しに転じる。
◆マザーズ指数:447.84(+7.28)OSC53%(+7%)9月7日の40%から切り返しに転じる
◆ヘラクレス指数:632.3(-1.44)OSC62%(+3%)9月4日の53%からまだ切り返しモード。
◆ドル・円:92.04円(29銭円高)OSC43%(同値)回復はしたものの91円への再度の下落懸念残る。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.29869%(前日比-0.00319%)9月9日現在。さらに金利低下中。何処まで下がる?ドル・キャリートレードの原資。
◆米10年債利回り:3.477%(-0.009%)-9月9日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10360円(大証終値比+20円)
◆シカゴ日経先物:10455円(円建て、大証終値比+115円)更新
◆NYダウ:明朝更新。9547ドル(+50ドル)OSC54%(+2%)9月2日の44%から切り返し中。更新

先物は、午後2時半ぐらいに25本移動平均を抜いてからは、引けにかけて更に上昇。しかし、25日移動平均線は10413円ですので、それには届かず。5日移動平均線は綺麗に抜いての終了です。

日経225平均もほぼ同様のポジションです。まだ決定的な下落局面には至っておりません。しかし、東証1部での下落銘柄は約6割にも及んでおります。

上海総合指数が200週移動平均を回復しているのが、全体の相場を支えているようです。

あまり良い地合ではないので、持ち越してはいけないのですが、とりあえずテクニカルな反発をきちんと示していた9603エイチ・アイ・エスと因縁の8905イオンモールが今日は大人しかったので引け際に買いました。悪女の深情けでなければ良いが。

HISは見せ板が跋扈しており、ついかっとなり1929円と1930円での仕込みとなりました。初めて海外旅行へと行った時にこの会社でチープチケットを買ったものの、ある筈のフランクフルトの事務所がなく、仕方なくパキスタンエアーラインのオフィスを見つけて、そこで帰りのフライトの交渉を30分ぐらいしたのを覚えております。往復で24ヶ所の空港にトランジットで降り立つという、とんでもない南回りの旅行でしたね。その時の苦労の「恩返し」を少しはして欲しいものです。

場が引けてからは円安が昂進しております。昨日はクロス円はそう円高ではなかったので、このまま円安で推移すれば、NYダウ次第ですが、OSC面では、今日の流れから明日は切り返すかと思います。

肝心のNYダウは、昨日はOSCを2%落としてはおりますが、一昨日の48%よりもまだ4%上に位置しておりますので、こちらも9380ドルの25日移動平均線をキープ出来るかどうかが焦点です。

-------10日朝のコメント-------

欧州株は昨日よりも大幅に上げ、それを受けてNY株も4連騰です。ダウは9630ドルという高値を今後超えられるのか、その直前で失速するのかが焦点。

ドル・円は一時91円半ば近くまで下落。その後92円台へと戻しておりますが、ドルが弱い状況が続いております。これが原油や金が大きく値を下げない理由にも。ドルの弱化は金利上昇へとつながっておりますが、10年債の利回りはまだ3.5%程度。これが4%を超える状態にならない限り、まずまずの水準でしょう。

ベージュブックでの全米各地区での景況報告はほぼ予想通り。その中から、表現が少し印象に残ったものを。こういうしゃれっ気のある表現を日本の当局もして欲しいもの。

・とても高い貯蓄率など多くの不確定要素がある。(エヴァンズ・シカゴ連銀総裁)
・現在、米国の失業率は”心地悪いくらい高い”。(フィッシャー・ダラス連銀総裁)

ところで、米財務省高官が、今後数百万の住宅の差し押さえが発生する可能性ありと発言。

これは、4-6月期の住宅ローンの差し押さえ率が13.16%となり過去最悪を記録していることからも裏付けられております。特に変動金利のプライムローン(15%程度の差し押さえ率、固定金利は4%程度))の差し押さえ率が高いのですが、プライムローンの場合は固定金利比率が65.5%と高く、差し押さえ件数全体に占める割合では3分の1ほどがプライム固定金利です。

住宅市場の90%を網羅しているMBA(Morgage Business Association)の調査によると、全米で580万戸が支払い遅延または既に抵当権執行の状態に陥っているとされております。

これはとりもなおさず、心地悪いぐらい高い「失業率」が影響しておりますが、住宅市場は底打ちの気配ですが、こうした差し押さえ物件が来年末にかけても増えていくことを考えると、そうそう楽観はできない情勢です。今のペースでの回復なら上出来か。
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