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休日のバッハ(5.15.10)

2010-05-15 16:27:52 | 休日のバッハ
今日の休日のバッハは、バッハのもっとも傑作な曲の1つと言ってもよい、マタイ受難曲の第47曲「Erbarme dich, mein Gott」(わが神よ、憐れみ賜え)です。歌詞は、

 『わが神よ、あわれみたまえ、わが涙のゆえに.かえりみたまえ、心も眼もみ前にいたく泣けるを、あわれみたまえ.』

訳詞は、昭和42年12月15日発行のアルヒーフのマタイ受難曲のLPから。(カール・リヒター指揮の歴史的名盤)

このLP、筆者がまだ学生の時、特別奨学金の8千円とアルバイトを加え月1万2千円ほどの「極貧の生活?」をしていた時、その同じ1万2千円を出して買いました。今の家人に贈るためです。

結婚してから、この曲を含むリヒターのマタイ受難曲をすり切れるまで聴いたことは先日述べた通りです。今、宇宙を彷徨っているボイジャー2号にも、地球人類の文化遺産として、未知の宇宙人にも解読し鳴らすことができる解説書を付けて、これと同じLPが積み込まれております。

さて、演奏ですが、通常はこの美しいアリアはこのLPで歌っているヘルタ・テッパーのようなアルトが担当します。今日は、少し毛色が変わった演奏ですが、ヨーヨーマのチェロでお聴き下さい。

今はさすがにそうではありませんが、ひと頃は、マタイ受難曲を最初から聴き、この曲まで来ると涙が止まりませんでした。

しかし、マタイ受難曲の本当のクライマックスはこの曲ではありません。それがどこかはまた日を改めてご紹介します。

とりあえず、今日はこの美しいアリアの一端を感受して下さい。既に何度も聴かれた方も大勢いらっしゃると思います。

いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。
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ヨーロッパ債務危機の本質

2010-05-15 08:17:08 | 金融全般
今回のギリシャ問題に端を発した市場の揺れがどうにも収まりません。それは何故かを端的に示します。

1.南欧の債務はドイツ・フランス・イギリスの金融機関によって支えられている。
 今や有名になったNYタイムズのこの相関図を参照。

2.ドイツ・フランス・イギリスの金融機関は南欧諸国の国債を担保に融資している。その南欧の国債金利がギリシャの10年物のように急騰すれば莫大な評価損が出る。ギリシャ国債の5%→12%への上昇で30%のロス。 ドイツの金融機関の相関図にある4国への融資残高は6590億ドル。これの30%は1977億ドルにものぼる。

3.南欧の不動産バブルはまだ弾けきっていない。
 マルタ島への旅行記に書いたように、平均月収が12-3万円の国の中心部から離れた海沿いの1戸建てが5000万円。スペインでは平均的な日本の1戸建て住宅でも1億円ものバブル。このバブルの清算により融資している金融機関に更なる損失が覆い被さる。

4.南欧諸国が強引な債務圧縮に動けば、欧州経済全体の停滞につながり、経済成長の果実を原資としての債務弁済が機能しない恐れがある。これも独・仏・英の金融機関のダメージにつながる。 

こうして、独・仏・英の今回の危機が同時に米・日へも波及し、世界金融危機=世界経済恐慌へとつながる恐れを内包しております。

まぁ、こうならないように祈るばかりですが、知れば知るほど、世界の金融構造は実に危うい金融ゲームによって相当に腐食が進んでいたようです。
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市場概況(5.14.10)

2010-05-15 08:17:02 | 市場概況
5月14日(金)の市場概況です。 赤字部は15日朝の更新

◆日経先物:10450(-190円)OSC44%(+1%)5月12日の38%からまだ切り返し軌道に踏ん張っている。
◆日経平均:10463円(-158円)OC39%(-3%)5月12日の34%からまだ切り返し軌道に踏ん張っている。
◆TOPIX:936.45(-11)OS40%(-2%)5月12日の35%からまだ切り返し軌道に踏ん張っている。
◆マザーズ指数:456.22(-4.22)OSC38%(+2%)5月12日の33%からまだ切り返し軌道にあり。
◆ヘラクレス指数:677.61(-0.23)OSC49%(+3%)5月11日の40%からまだ切り返し軌道にあり。
◆ドル・円:92.44円(31銭の円高)OSC49%(+2%)7日の43%からはまだ円安軌道に。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.44506%(+0.00918%)5月14終値。3月中旬から金利急上昇中。4月19日からの上げがきつい。ユーロ防衛策で一息つくが再度上昇中。更新
◆米10年債利回り:3.461%(-0.074%)5月14日終値。12月28日の3.85%と2月22日の3.8%に並ぶ高金利水準続くがこのところ3.8%挟んでの揉み合いから下落中。更新
◆NYダウ:10620ドル(-163ドル)OSC57%(-1%)4日の42%からコンバージェンス中。但し6日の異常値が影響か?更新

持ち越しの1606日本海洋掘削は、寄りついた後ほどなく損切り。その後売却価格の185円高まで上がるも、引けは売却値段の40円安。

みんな、オーバーシュートして迷子になった子羊をハイエナのように食い散らかすね。

持ち越しは、懲りなく9936餃子の王将。何と14:40分に決算発表して、それとは知らずに、急落局面で拾わされました。その下値で追加買い。

決算については、今期はコンセンサス以上。来期はほどほどの会社見込みですので、まさか、今日の海洋掘削ほどの下落はないでしょう。もう、今日の海洋掘削で、妙な度胸がついてしまったようです。
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5月14日(金)のつぶやき

2010-05-15 03:55:44 | 株に出会う
09:26 from web
持ち越しの1606海洋掘削。新興のボラの高い業績を甘く見過ぎた。これまで持ち越しで成功しているのは主力市場の定評ある銘柄ばかり。ルール厳守のため、今日は罰ゲームと行くか。
by mariomariot on Twitter
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