今日の休日のバッハは、カンタータ179番からソプラノのアリアです。
何とも深い宗教性が宿っている曲です。歌詞の英語訳は、
「Dearest God, have mercy on me,
let comfort and grace be shown me!
My sins plague me
like a festering sore,
help me, Jesus, Lamb of God,
I am sinking in deep mud! 」
家人の容体は一進一退ですが、彼女の苦しみを我がものと出来ない不条理。看病していること自体が相手への負荷にいつの間にかすり替わり、それが彼女に新たな苦しみを塗り込んでいく、その泥沼からどうすれば抜け出せるのか?
バッハにこのような宗教性の高い曲を作らしめたものは何か、それをこの透きとおるような悲しみ深いソプラノの歌声で暗示しているかのようです。
ソプラノはチェコ生まれのMagdalena Kozenaです。彼女のバッハは1997年盤で初めて聴きましたが、それよりも2000年盤のこの ガ-ディナーとのカンタータにおいては、より宗教性の深い表現を成しえております。メゾソプラノとしては当代随一でしょう。
いつものように、ここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。予告なくファイルを削除します。
何とも深い宗教性が宿っている曲です。歌詞の英語訳は、
「Dearest God, have mercy on me,
let comfort and grace be shown me!
My sins plague me
like a festering sore,
help me, Jesus, Lamb of God,
I am sinking in deep mud! 」
家人の容体は一進一退ですが、彼女の苦しみを我がものと出来ない不条理。看病していること自体が相手への負荷にいつの間にかすり替わり、それが彼女に新たな苦しみを塗り込んでいく、その泥沼からどうすれば抜け出せるのか?
バッハにこのような宗教性の高い曲を作らしめたものは何か、それをこの透きとおるような悲しみ深いソプラノの歌声で暗示しているかのようです。
ソプラノはチェコ生まれのMagdalena Kozenaです。彼女のバッハは1997年盤で初めて聴きましたが、それよりも2000年盤のこの ガ-ディナーとのカンタータにおいては、より宗教性の深い表現を成しえております。メゾソプラノとしては当代随一でしょう。
いつものように、ここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。予告なくファイルを削除します。