団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

「元本保証、利率18%」なんて、いまどきありません!

2014-12-03 06:05:55 | 日記
先週の土曜日の中日新聞に名古屋市の無職男性(84)が投資を装ったニセ電話詐欺で
一億円を騙し取られたとして、愛知県警に被害届を出していたことが分かった。という記事が載っていました。
被害回復のためだと欺かれ、さらに約一億二千万円も失ったという。
男性は本紙のシリーズ特集「あなたも騙される~実録ニセ電話詐欺~」を読んだのを機に
「これ以上、同じような被害に遭う人を増やしたくない」と自らの体験を話し始めた。

 男性によると、1度目の被害は2011年9月ごろの電話がきっかけだった。
架空のレアメタル(希少金属)取引会社「アビリット」の社員を名乗る男が
「携帯電話に使われているレアメタルのリサイクル事業をしている。
いずれ中国にも進出する」として社債券の購入を勧められた。
「元本保証、利率18%」がうたい文句だった。
 男性は9年前に妻を亡くし、子どももいない。
心臓病を患い、将来を考えて老人ホームのパンフレットを取り寄せたころだった。
少しでも蓄えが増えるならと考え、まず一千万円を振り込んだ。
 社員を名乗る男はさらに「株主総会で取締役にするから、あなたの信用がほしい。
もう少し出してほしい」と言う。
男性がかって会社役員だったことも知られていた。
男性は退職金などの貯蓄を取り崩し、さらに4回にわけて九千万円を
支払ったが、配当が一度もないまま、最初の電話から一カ月ほどで突然、
連絡が取れなくなったという。

 男性によると、その四ヶ月後、こんどは信託会社の社員だという男から
「アビリットの社債券で困っているなら、処分して現金に戻してあげる」
と電話があった。
手付金名目で数百万円を繰り返し求められ、計27回、一億一千九百七十五万円を
払ってしまった。
ただし、これらの金は手渡しだったため、振込用紙など証明できる書類が
残っておらず被害届は出していない。

 ニセ電話詐欺の中でも、うその投資話による詐欺は男性が被害にあった
2011年ごろから急増しており、昨年の被害額は全国で百七十九億円と
手口別で最悪だった。
何らかの名簿で個人情報が調べられ、会社役員や株式投資の
経験など比較的、裕福な人が狙い撃ちされることも多い。

 男性は蓄えが底をつき、収入は毎月の厚生年金だけ。
体が弱り、介護ヘルパーに頼らなければ、掃除や洗濯もままならない。
「欲をかいてバカなことをした。もう誰も信用できない」。
築五十年の家で、息を潜めて暮らしている。

 新聞記事には、もう一つ被害記事が載っていましたが省略します。

それにしても、この男性は81歳の時点で二億円以上お持ちだったわけです。
それなのにまだ蓄えを増やそうとされた。
残すお子様もいらっしゃらないのに。
毎年一千万円使ったとしても大丈夫なのに。
人間って、よく深いですね!
これが相手から突っ込まれる隙になるように思います。
「元本保証、利率18%」なんて、いまどきありません!
まともな会社の配当なら、どんなに利率が良くても1%以上はないように思います。
これが80過ぎると、判断できなくなるようですね。






薬師丸ひろ子 メイン・テーマ (2013年10月)
コメント (6)
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