というビデオを、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」と共に、近くのツタヤからセコハンで買って、はや何週間目???
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」はすぐに見たのだけど、「オール・アバウト・マイ・マザー」は一昨日見終わりました。
「スパニッシュ・アパートメント」もそうだったけど、こういうヨーロッパの映画は、地中海のおおらかな雰囲気を感じずにはいられません。
何が違うんだろう??
泣くにしろ、怒るにしろ、感情の出し方がストレートではっきりしているのに、陰湿ではないからなのかな???
設定もかなり荒唐無稽で、ちょっと設定だけを抽出してみて分析すると、「これってコメディ???」みたいに思えるのだけど、
見てみると、さにあらず。
もの凄く良い映画なのです。
映画では一般的に見てマイノリティに属する人々への優しい視点が中心となって、一般的なマジョリティと呼ばれる人々の身勝手さが浮き彫りになったり・・。
そして、全体的にこの映画で強調されているものは「女性の強さ」だと思いました。
何かうまくまとまらないのですが、この映画は、見る人の心の深いところを鷲掴みにするような不思議な映画なのです。
監督&脚本のペドロ・アルモドバルがホモ・セクシャルだからなのかも知れませんが、女性的な感覚が程よく感じられて、心地良い感動が得られる作品だと思いました。
「ヘドウィグ・・」に関してはまたいずれ・・・。