ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

やっとチラシが・・

2006-03-16 05:02:59 | 音楽

「alladeenflyer.jpg」をダウンロード 

3月は忙しい!!21日(火祝日)に東京イフティファールがあり、その後にアラディーンのライブが29日(水)、中目黒の楽屋であります。
http://www.rakuya.net/

今回はおなじみの、キキちゃん、Noelちゃんに加え、Zilliちゃんが登場です。

詳細はまた今度。

取り合えず寝ます!!


新曲2曲

2006-03-12 04:35:05 | 音楽

3月29日(水)楽屋@中目黒で行う「アラディーン」のライブ。

http://www18.ocn.ne.jp/~alladeen/index.htm

今日リハをやる予定です。

かねてからオリジナル曲を演奏したいと思っていたのですが、今回2曲ほどやりたいと思っています。

1曲は最近作った「ヒジャーズ」をベースにした「ロンガ」調の曲。題名は「Magic Carpet(魔法の絨毯)」(う、ベタなネーミングだ・・。)

もう1曲「Steppe Road(草原の道)」はかれこれ9年前に作った曲。

この曲、9年前に来日した「ウズベキスタン」「新疆ウイグル」の伝統音楽を演奏するバンドをたまたま見る機会があって、その音楽に魅了されて作曲した曲です。

なんか、草原の風景を感じるんですよね、あの辺の国の音楽は。

特に「ウズベキスタン」のバンドではダンサーが「胡旋舞(こせんぶ)」とよばれる回転中心の独特な伝統舞踊を披露していて、これが速いのなんの!

それにあわせて、演奏も速くてテクニカルで2度びっくり。

「胡旋舞」という名前は唐の時代からあったそうで「西域諸国」とよばれる国々に共通する踊りだそうです。

実は「マカーム」という言葉を知ったのもこの頃。この「西域諸国」と呼ばれていた国々は、元々トルコ系の人々が建てた国です。

実は「トルコ人」の祖先たちは中央アジアに元々住んでいた遊牧民だったのですが、西へ西へと進む内にアナトリア、つまり小アジア半島に到着し、そこに定住したことで現在の「トルコ」があるとか。

この「西域諸国」に共通する發弦楽器(バチやピックを使用して弾く弦楽器)の特色として「複弦の金属弦」を使用するところ。

例えばサズ、ドゥタール、セタール・・・等等。

その頃は、そういった民族楽器は入手していなかったので12弦ギターを代用してました。

で、今回のアラディーンのライブでは、その曲をサズという「トルコの民族楽器」で弾こうと思っています。

まさか、こんな感じで陽の目を見るようになるとは・・。

リハが楽しみです!!

さ、イフティファールのリハもあるし、寝ないと・・。

ライブの詳細はこちらへ

http://www18.ocn.ne.jp/~alladeen/index.htm


花は木から生じる

2006-03-10 18:08:44 | 音楽

最近の私の木曜日クラスに習いに来ている子達の成長が著しい。

実に感無量なのです。

一人を除いて3人の子達は、やっと半年過ぎた頃かな?

ほぼ毎回来てくれていますが、かなり難しいフレーズも叩けるようになりました。

熱意というのは素晴らしい!!

人の成長を見ると、ある仏説を思い出すのです。

「花は木から生じる」

別に、当たり前じゃん、なんて、これ読んでいる人は思うかもしれないのですが、これは、

「冬に木を見ても、葉も何も無いので、これはもう枯れてしまったかな?なんて思ってしまうが、そのような木でも、春の気候に呼び覚まされて、一気に葉を生い茂らせ、花まで咲かせてしまう。木というのは、なんと不思議なものか。人間の成長もあたかもそれと同じである」

と言う話を一言でたとえた説諭なのです。

もっと噛み砕いて説明すると、つまり、人間には計り知れないほどの可能性が内在していて、見ることが出来ないが、それを努力によって「実際の力として顕現」すること、を説いているのです。

仏教と言うのは、元来運命論的なモノを否定し「宇宙をも生み出したエネルギー=法」が、我々の中に内在する、つまり「何でも出来る」と言う人間の可能性を信じている宗教です。

その「法」を自在に顕現し、自分も他人も、また自分が住む世界をも幸福にしていくのが「仏」なのですが、それはさておき。

実際、楽器を弾きこなすという事もそれに似ていて、楽器を弾きこなしている人は、誰しもそれ相応の努力をすれば弾きこなすことが出来るのを「知っている」のですが、楽器を始めたばかりの人は、それが本当に自分に起こるのかどうかは皆目見当が付かないはずなのです。

可能性は、努力して顕現(実際の能力として現す事)させなければいつまでたっても「出来るはず・・・・なんだけどな・・・。」なままですね。

可能性を顕現するには「正しい努力」と「時間」そして何よりも「熱意」です。

習うと言う事は、その「正しい努力」を最短で得る方法のひとつです。

それは勿論、私にも言えることですが。

早く皆さん、私の伴奏を努めることが出来るように頑張ってください。


ダラブッカ・クラスのチラシ

2006-03-03 23:57:52 | 音楽

Darbukkaclass

今日は久々に何も無い、いわゆる休日でした。

昨日は朝から晩まで働き通しだったことも含め、ゆっくり朝寝坊・・・、とはいっても、最近始めた朝早くバイトに行く生活に体がすっかり慣れているので、朝10時には起きて、掃除したり洗濯したり・・・。

で、前から作ろう作ろうと思っていたモノのひとつ「ダラブッカ・クラスのチラシ」を作りました。

色々といじって、やたら時間がかかってしまった割に、あんまり時間がかかっていないようなチラシになってしまいましたが・・。

ちなみに、チラシに使った写真は、最近スタジオを借りて撮ったもので、ナムさんというカメラマンによるものです。

ナムさんにはアラディーンのHPを作る際にも大変お世話になりました。

しかし、撮影される側にもテクニックがいるんですねぇ。

またひとつ知恵が付きました。(笑)


今後の展望

2006-03-01 01:33:32 | 音楽

昨日は、バクサナ&タマムのライブを見に行きました。

アラディーン・サイドでもお世話になっているキキちゃん、そして、イシスさん、ユマさんといった素晴らしいダンサーのパフォーマンスも見ることが出来て、非常に充実した内容でした。

タマムは、アグレッシブ。

対するバクサナはNHKの教育番組にそのまま出ても良いのではないだろうか?というような素晴らしい演奏でした。

さて、そういった素晴らしい演奏を見た後、アラディーンの今後の事について考えました。

で、出した結論は「やっぱり自分がソロでも十分に通用するウード奏者になるしかない」ということでした。

というわけで当然ながら今日はウードの集中特訓。

オマール・バシールのタクシームを研究したり、色々と手持ちのアーティスト達の演奏を聞いたりしてました。

日々、精進ですね。