内股クィーンそれがわたしのチャームポイント
うそうそ、さんざっぱら悩んでいたけれど、一向に直らない歩き癖。
でも、うんとちっちゃい頃に股間脱臼してるので、身体的に仕方が無いとあきらめてもいました。
というより、正直言うと、自分では気がつかないままおっきくなりました。
人って、なんとなぁ~く可笑しいことは茶化せるんだけど、すごぉ~く可笑しいことは茶化せないみたいです。
なので、いつだったか、わたしが自分で気がついて、「あれ?わたしって内股?」と口にしたあの瞬間の、周りの人達の騒ぎっぷりはすごかったです。
「そ、そう、そうやんなあ~、めっちゃ内股やんなあ~。もうさあ、ペンギンもびっくり?!な~んちゃって!」とか言って、心底ふっ切れたっていうか、今までためにためていた遠慮のカタマリをブワァ~ッと吐き出す彼ら。
アメリカンと暮らし始めてからも、何度か改めようと頑張ってみたんです。
旦那のあの、容赦の微塵の欠片も無い『まうみウォーキング』の真似を、お腹ん中をグツグツ煮えたぎらせて見たこと数えきれず……。
わたしだっていつか、真っすぐに歩いたるねん!
通りのお店のショーウィンドーに映る己の姿から目を背けず、歯を食いしばりながらあ~でもないこ~でもない、
丹田の下を引っ込め、尾てい骨をクイッとお尻の方に引き込み、肩をリラックスさせ、お尻が出っ張り過ぎないようにしてと……、
なんとも超不自然な『まうみウォーキング』、少しでも気を抜くと、足先はすぐにハの字になってしまいます。
そんなこんなの長い長~い年月を経て、今年から始めたヨガと、ちょっと長めにやってるピラテスのポーズのおかげで、
「ちったぁマシになってきてるんちゃう?」との、旦那からのお墨付きをいただきました!
あ、でも、まだまだなんですけどね。
けれども、両方のクラスとも、最後の10分間はマットの上に大の字になり、息をゆっくり整えるっていう時間があるんですが、
その時必ずインストラクターが「足の小指を床の方に向けてリラックスして」とのたまうのです。
フロアの上には、見事に足を開脚した大の字大人がごろごろ寝転んでいます。
わたしもわたしなりに、内股なりに、足の小指を床の方に向けているつもりなんですが、如何せん、ほとんど真っすぐのまま。
目を瞑って寝ていると、必ずインストラクターがやってきて、グイッと両足を開きます。
イテテッ!
開かれたって手を離したらもう即、バネ仕掛けの人形みたいに元の位置です。
そんな話を今夜旦那にしていたら、「そりゃまうみはPigeon-Toedやもん」とニヤリ。
鳩が内股?つま先、内側に向いてたっけ?
鳩歩きっていうと、頭をクエックエッと前に出して歩くのを想像してしまいます。
頭の方に目がいっちゃって、つま先まで観察したことがありませんでした。
思わずユーチューブに行って鳩の映像を調べていると……『トリビアの泉』の鳩編があり、ベトナム語で鳩のことを『チンポコ』って言う、なんてことを学んでしまいました。なにやってんだか……。
ちなみに鳩のつま先はどうだったか。速くてちょっと見えにくかったんだけど、内股っぽいような気がします。
いきなり夜遅くに白熱した旦那とわたしなのでした。
同じくユーチューブで『Pigeon-Toed』を調べていたら、なぜだか日本人女性が歩いている足ばかりの動画がわんさか出てきました。
お腹を抱えて笑っている旦那の横で(ユーチューブが流行る前に日本から出ておいて良かった……)と密かに胸を撫で下ろすわたし……。
どれもこれも、二年前に久しぶりに日本に行った時、実に七年ぶりだった旦那が熱狂して撮った画像とそっくり!
知らない女性を追い回して撮っていたので、めちゃくちゃ怪しい変態と化していた旦那。
日本に住むアメリカンの友人から、「そんなことしてたら警察に通報されて逮捕されちゃうよ」と真剣に注意されていました。
ペンギンだの鳩だの、酉年だからか、やたらと鳥さんに縁があるわたしのひとりごとでした。
うそうそ、さんざっぱら悩んでいたけれど、一向に直らない歩き癖。
でも、うんとちっちゃい頃に股間脱臼してるので、身体的に仕方が無いとあきらめてもいました。
というより、正直言うと、自分では気がつかないままおっきくなりました。
人って、なんとなぁ~く可笑しいことは茶化せるんだけど、すごぉ~く可笑しいことは茶化せないみたいです。
なので、いつだったか、わたしが自分で気がついて、「あれ?わたしって内股?」と口にしたあの瞬間の、周りの人達の騒ぎっぷりはすごかったです。
「そ、そう、そうやんなあ~、めっちゃ内股やんなあ~。もうさあ、ペンギンもびっくり?!な~んちゃって!」とか言って、心底ふっ切れたっていうか、今までためにためていた遠慮のカタマリをブワァ~ッと吐き出す彼ら。
アメリカンと暮らし始めてからも、何度か改めようと頑張ってみたんです。
旦那のあの、容赦の微塵の欠片も無い『まうみウォーキング』の真似を、お腹ん中をグツグツ煮えたぎらせて見たこと数えきれず……。
わたしだっていつか、真っすぐに歩いたるねん!
通りのお店のショーウィンドーに映る己の姿から目を背けず、歯を食いしばりながらあ~でもないこ~でもない、
丹田の下を引っ込め、尾てい骨をクイッとお尻の方に引き込み、肩をリラックスさせ、お尻が出っ張り過ぎないようにしてと……、
なんとも超不自然な『まうみウォーキング』、少しでも気を抜くと、足先はすぐにハの字になってしまいます。
そんなこんなの長い長~い年月を経て、今年から始めたヨガと、ちょっと長めにやってるピラテスのポーズのおかげで、
「ちったぁマシになってきてるんちゃう?」との、旦那からのお墨付きをいただきました!
あ、でも、まだまだなんですけどね。
けれども、両方のクラスとも、最後の10分間はマットの上に大の字になり、息をゆっくり整えるっていう時間があるんですが、
その時必ずインストラクターが「足の小指を床の方に向けてリラックスして」とのたまうのです。
フロアの上には、見事に足を開脚した大の字大人がごろごろ寝転んでいます。
わたしもわたしなりに、内股なりに、足の小指を床の方に向けているつもりなんですが、如何せん、ほとんど真っすぐのまま。
目を瞑って寝ていると、必ずインストラクターがやってきて、グイッと両足を開きます。
イテテッ!
開かれたって手を離したらもう即、バネ仕掛けの人形みたいに元の位置です。
そんな話を今夜旦那にしていたら、「そりゃまうみはPigeon-Toedやもん」とニヤリ。
鳩が内股?つま先、内側に向いてたっけ?
鳩歩きっていうと、頭をクエックエッと前に出して歩くのを想像してしまいます。
頭の方に目がいっちゃって、つま先まで観察したことがありませんでした。
思わずユーチューブに行って鳩の映像を調べていると……『トリビアの泉』の鳩編があり、ベトナム語で鳩のことを『チンポコ』って言う、なんてことを学んでしまいました。なにやってんだか……。
ちなみに鳩のつま先はどうだったか。速くてちょっと見えにくかったんだけど、内股っぽいような気がします。
いきなり夜遅くに白熱した旦那とわたしなのでした。
同じくユーチューブで『Pigeon-Toed』を調べていたら、なぜだか日本人女性が歩いている足ばかりの動画がわんさか出てきました。
お腹を抱えて笑っている旦那の横で(ユーチューブが流行る前に日本から出ておいて良かった……)と密かに胸を撫で下ろすわたし……。
どれもこれも、二年前に久しぶりに日本に行った時、実に七年ぶりだった旦那が熱狂して撮った画像とそっくり!
知らない女性を追い回して撮っていたので、めちゃくちゃ怪しい変態と化していた旦那。
日本に住むアメリカンの友人から、「そんなことしてたら警察に通報されて逮捕されちゃうよ」と真剣に注意されていました。
ペンギンだの鳩だの、酉年だからか、やたらと鳥さんに縁があるわたしのひとりごとでした。