ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

大きな四角いスペースに

2009年09月18日 | ひとりごと
普段、好んで読むコラムのひとつに、桂三枝さんの『笑ウィンドウ』というのがあります。
わたしも、運転中の息子Tが「CD替えて」と言うのを「尻かいて」と言われたのと勘違いして、頬を染めながら、そろそろと彼のお尻に指を突っ込んだ話を応募しました。

今回のこのエピソード↓、胸にガツンと食い込んできたので、みなさまにもご紹介。

『小2の娘が国語の問題集をやっていた。
のぞいてみると「さいきんたのしかったことはなんですか?」の問いに対して娘は「学校のプールにはいったこと」と書いていた。
「それを絵でかいてみよう」という問いに対して、娘の答えは大きな四角いスペースに「むり」とだけ書いてあった。むりって……』


小2の時のわたしだったらどうしてたろう、と思いを馳せてみました。
そんなこと言われてもぉ~とか心の中で愚痴りながらも、なんとかして必死に、四角いスペースぎりぎりにプールのふちを描き、
その中に水泳帽をかぶった何人かの子供や、浮き輪やボールなんかを適当に描いて、空いた所を水色で塗ってたでしょうね。
母親から、何事にも正解、完璧、迅速を要求されまくっていた頃なので、『むり』なんて言葉が思い浮かばなかったと思います。
でも、あの頃にもし、これは自分には無理かもしれないと素直に認められる子供でいたら、もう少し楽に過ごせていたかも。
そうしたら母も、過剰な期待をかけることもなく、いい意味であきらめられる練習ができたかもしれません。

担任の先生のコメントが楽しみです。
わたしも、彼女の担任になったつもりで、いろいろと想像してみようと思います
コメント (4)
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