ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

『英国王のスピーチ(The King's Speech)』

2011年02月13日 | 家族とわたし
『英国王のスピーチ』


昨日の今日ということで、朝は寝坊して、ゆっくりのんびりパソコンの前でだらだらしていると、
「なあ、映画観に行かへん?『The King's Speech』の」と、拓人が言い出しました。
週末の予定が無いとイライラする旦那にはgood news!
長い長い散歩から戻ってきた旦那に言うと、「そりゃええアイディアや、行こ行こ!」と大乗り気。
わたしも、アカデミーの授賞式の前に観ておきたかったので、もちろん大乗り気。
近所の映画館に行ったのですが、4時という中途半端な時間にも関わらず、しかも大型の映画館だというのに会場は満席。
3人一緒に並んで座る席が見つかりませんでした。残念!
拓人とわたしは、そこだけまだ少し空いている席があった最前列(すぐに首が痛くなってきそうなぐらい近い)に座らなければならないところでしたが、
暗い中、よくよく見ると、その二列と通路を挟んで少し離れた所にある三列目に、荷物をかさ高く積んだ席をふたつ見つけたので、そこに入れてもらいました。
こういう映画(イギリス英語)は聞き取りにくくて、横に旦那か息子が居てくれると助かるのです。(まあ、ほとんどの場合は嫌がられて聞けないのだけど)
わたし達の他にも、席が無くてウロウロと歩き回っている人が少なからずいたのに、コートやバッグで席を塞げる度胸があるのってどうなんでしょ?

さて、鑑賞後の感想ですが、
とてもいい映画でした。
主役を演じる二人の俳優(コリン・ファースとジェフリー・ラッシュ)の演技がとても素晴らしかったです。
保守的で傲慢な貴族社会の中で、怯え、傷つけられ、すっかり縮こまってしまっている王と、その彼を救おうとする、型破りな言語療法士。
シリアスなのだけど、そのぶつかり合いの中に散りばめられた茶目っ気やジョークが、満席の会場を大いにわかせていました。
残念ながら、そのほとんどがわからなくて、みんなと一緒に笑えなかったのだけど、まあ、それはしょうがないとして。
そして、ひとり離れて観ていた旦那は、ものすごく感情移入をして観たそうです。
実は彼も、吃音の問題は無いのですが、人前で話すことがとても苦手で、例え小さなグループであったとしても、そして話す事が簡単な自己紹介であったとしても、異常に緊張してしまうのです。
なので、今日の映画の中の、人前でのスピーチがうまくできなくて悩んだり、大きなマイクロフォンを前にして脂汗を浮かべている王の姿を見て、我が事のように心を痛めたり、緊張したと言っていました。
すっかり忘れていましたが、我が家の王ウィリアム(旦那)は、6才の頃、S・Th・R・Lの発音がうまくできなくて、スピーチクラスに通わされていました。
「その時のことはよく覚えていないけれど、縫いぐるみのヘビとかを手に持たされて、「Snakeと言ってごらん」なんて言われてた」と話してくれました。
もしかしたら、知らず知らずのうちに、彼の心にも傷がついていて、それが人前で話すということへの自信を持てなくさせているのかもしれません。

映画の内容はお話しない方がいいですね。日本ではまだ公開されていないのですから。
ぜひぜひ、観られることをお勧めします。


映画から戻ってすぐに、マンハッタンに来ている旦那母と姉が我々の家に来て、皆で一緒に夕飯を食べました。
母はアパートの部屋を整えに来ていて、昨日のコンサートも聞きに来てくれました。美味しい日本食レストランでの夕食もご馳走してくれました!
その母のアパートに、今は就職活動中の旦那姉のアードリーも昨日の夜から遊びに来ていて、せっかくだからと、うちで一緒にご飯を食べることにしたのです。
今日のわたしは、全くなにもやる気が無かったので、旦那が料理担当。
麦と野菜と牛肉のスープとサラダを作ってくれました。


美味しいワインと美味しい料理で大満足。
拓人が家に居たのも楽しいサプライズとなって、5人でいろんな話に花を咲かせつつ、いい時間を過ごせました。

また明日から1週間が始まります。
がんばるぞ!

 
コメント (4)
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