ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

親子でキレヂ?!

2011年02月15日 | 家族とわたし
昨日、パソコンの前に座っていたら、仕事中の息子が、いきなりチャットで入ってきました。
もちろんぜ~んぶローマ字打ちか英語です。

「もしもし」
「はいはい」
「さっきうんこしたら、人生でいっちゃんぎょうさん血ぃ出た」
「げげっ!そりゃ大変!」
「真っ赤やった」
「まあ、ああいうのはトイレの水と混じって大げさに見えるもんや」
「けど、半端ちゃうかった」
「固いのん出たん?」
「いや、固ないけどめちゃぶっとい」
「なるほど」
「どうしょう」
「大丈夫、そんなんで死なん」

切れ痔歴40年を誇る母からきっぱりと言われ、少し安心した様子の息子。
けれども、なにか対策を練り、事態を改善していかなければなりません。彼はまだ24才。先は長いのですから。

「そりゃそうと、いつから切れてんのん?」
「そんなん、もうだいぶ前からやん」
「そやったっけ?」
「知らんかったん?」
「知らん」
「小学校の頃からや」
「まじっすかっ?!」

焦る母。いきなり真剣になり、水分と野菜の植物繊維の摂取量やらの講釈を始めてしまいました。

「ビルにも聞いとくわ」
「わかった」

そして旦那にこのことを話すと、即、「鍼!」という、まことに端的明快な単語が返ってきました。
それに加えて漢方を飲むのもええからと、拓人の体質に合いそうな漢方を探してくれることになりました。

と、そんなこんなの翌日の今日、
「ボク、たまに患者さんの痛みやら症状と、全くおんなじ状態になってしまうことあんねんけど、今日、人生で一番ぎょうさん血ぃ出た……」と言う旦那。
なんでやねん?
切れ痔って、空気感染するん?
しかも、クィーンズからここまでの距離あんのに?
こ~れ~も~愛♡きっと愛♡……なんでしょか?
コメント (10)
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My Funny Valentine

2011年02月15日 | ひとりごと
My Funny Valentine by 弘田三枝子



こちらまだ、Happy Valentine's Dayの余韻が残っております15日。
日本はもうすっかり、なんのこっちゃの16日ですネ。
あ、でも、日本には日本独自の、贈り物になりそうなもんを売ってる会社の陰謀による、ホワイトデーなるものが控えていますけどね。

さて、昨日の夜は、旦那とふたり、ワインを飲み飲み、なごやかに食事をしておったのですが、
急に『My Funny Valentine』の歌のメロディのことでもめ始め、
気がついたらもう、すっかり白熱&没頭&競争(どっちが正しいか)の世界に……。

YouTubeで、いろんなバージョンを聞き比べたのですが、みなさん、なんべんも歌い過ぎて厭きたのか、まあほんまに好きなように歌てはるので、もっと訳ワカメになってしまい、
とうとう歌詞とコードネームだけを出してきて、大昔の純正バージョンを聞き、わたしが聴音をしたメロディをコードに合わせて弾く、というマジな展開になってしまいました。
そして歌い始めると……、

「あ~も~、まうみのリズムはやっぱ変っ!」と、いつもの文句をぬかしやがる旦那。
むっかぁ~

そうなんです。わたしはクラッシック出身なので、こういうリズムはやっぱどっかズレてると、いっつも言うんです。ムカムカ!
「どこが変?」
「ここと、あ、そこも」
「ちゃんと歌てるやん!」
「まうみには無理なんかも」
そしてなんだか、どんどん険悪な雰囲気に……おいおい、今夜はロマンティックなん違たん?


というわけで、
昨晩、耳にタコができてしまうほどに聞きまくったこの曲、
今朝起きてからずうっと、旦那もわたしも、頭の中はこの曲が流れております。
ダークで、物悲しく、けれども深い愛に包まれた名曲。
わたしはずっとずっと長い間、この歌は、恋人の女性が病気かなんかで死んじゃって、その死んだ恋人を、バーボンかなんかを飲みながら、静かに思い出している男性の歌だと、思いっきり勘違いしておりました。ガハハ!

でも……いくら名曲だといっても……そろそろ勘弁してくれぇ~!
コメント (6)
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