ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

『赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって「放射能は怖くない」と洗脳講演』きーこさんのブログより

2012年09月02日 | 日本とわたし
ツィッター友で、こちらのブログにも時々コメントしてくれはるういこさんから、「半谷輝巳という人を知っていますか?」と聞かれ、
全く知らんかったので、慌てて調べてみると、またまたきーこさんが、この男性のことについての文字起こしをしてくれてはりました。
読ませてもろて、びっくりして、頭がこんがらがって、こりゃえらいこっちゃと心底思たので、急きょ、連ちゃんですが、転載されてもらいます。

以下、転載始まり。

赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって、「放射能は怖くない」と洗脳講演

見た瞬間、ある種の犯罪だと思いました。
動画の最初の部分(講義のところ)だけでも、見ていただきたいです。

福島の方々は、このように、いろんな方向から攻められているのかと思うと、この情報の中で、自分自身を保つことのむずかしさを感じます。
この方も、足し算ができないようです。

あまりにビックリしちゃったので、番組内容全て書き出しました。



安達高校で講演をしていました、「たむらと子どもたちの未来を考える会」副代表の、半谷輝己さんにお話をお聞きしました。

ボラサポ・絆ラジオVol.6 7月21日放送 たむらとこどもたち

佐々木瞳:ラジオ福島アナウンサー
福島県内で活動する、ボランティアの皆さんを紹介する、ボラサポ・絆ラジオ
今日は、「たむらと子どもたちの未来を考える会」をご紹介します。



半谷(はんがい)輝己:
おじいちゃんが釣ってきたアユが、20000ベクレル!
さぁ!1kgアユ食うか!
ふきのとう1kgたべるか!
ふきのとう1kg食べるっていうのはチャレンジャーだぞ!
そのあとは、どういう状況になるかはわかんないよな。
はい、そういう事で、実は、食べ物に関して言えば、
ハーイ!
結論が出ました。
何を食べてもだいじょうぶ!



佐々木瞳:
よろしくおねがいいたします。
半谷さんの講演を聞いてどうでしたか?

安達高校 女子:
自分の考えとはまた違う考えが入ってきて、理解が深まるところがありました。

佐々木瞳:
今まで、放射線に対して、不安はありましたか?

安達高校 女子:
大きなところではやっぱり、生活の中で、新しいじゃなくて、正しい情報が入ってこなくて、
自分の中で判断が取れない状況の事が、一番怖かったです。

佐々木瞳:
そんな中で、今回、半谷さんの講演を聞いて、どう変わりましたか?

安達高校 女子:
その、半谷さん、半谷先生の話を聞いて、正しい情報が、その、「本当のことを話してくれる」っていう事で、安心できることが増えました。

佐々木瞳:
どんなところに安心します?

安達高校 女子:
んーっと、その……正しい情報、間違っていた情報は間違っていたっていうと、正しい情報が正しいっていう事が、明確に今日分かったので、
これからの生活で、改善できるような事が見つかって、良かったと思っています。

佐々木瞳:
ご家族や友達と、話したりしますか?

安達高校 女子:
よく話しています。
話題が合えばその話をして、「どういうふうにすればいいのかな」とか、話しています。

佐々木瞳:
今日のお話も、みなさんとしますか?

安達高校 女子:
します。
ちょっとまだ……、自分たちで出来ることを探そうと思っています。

佐々木瞳:
今日はありがとうございました。


佐々木瞳:
今日は、半谷さんの講演を聞いてどうでしたか?

安達高校 男子:
まず、自分の知識の無さを痛感しました。
これから福島県民として、10年20年30年と、福島を背負っていくんですが、
いまの自分の知識では、それは不可能なことなので、これからしっかりと、知識を付けていきたいと思いました。

佐々木瞳:
今まで、放射能に対して不安はありましたか?

安達高校 男子:
はい、ありました。
今までは、外に一歩でも出ると、被ばくしたり、そういうふうな考えがあったんですが、
今日の半谷さんの話を聞いて、周りには少しの量の放射線しかない、という事を……知りました。

佐々木瞳:
今日一番の、新しい発見は何でしょうか?

安達高校 男子:
一番身近なところで、食べ物や水が、今まででは、とても危険があるものだと思っていたんですが、
そうではなく、放射線が微量しかないので、これから安心して食べられそうです。

佐々木瞳:
そうですね、ありがとうございました。

安達高校 男子:
ありがとうございました。



佐々木瞳:
それでは、「たむらと子どもたちの未来を考える会」副代表の、半谷輝己さんにお話をうかがいます。
半谷さん、講演お疲れ様でした。

半谷輝己:
お疲れ様でした、ありがとうございました。

佐々木瞳:
先程、生徒さん達にお話を聞いたんですが、放射能に対して、漠然の不安があったところを、
先生の話を聞いて、少し変わったというふうに話していました。
その事について、どうお考えでしょうか?

半谷輝己:
ハイ、えーっと、一応、私の切り口というのは、あの、理化学的な「数字の信ぴょう性」ではなくて、
ま、それも、あえて言う身としては、正しい知識は用意しますけれども、
入り口としては、社会学的な、自分たちの生活の中で、どうやって放射線を見ていけばいいのか、
自分たちにとって、どうやって放射線とともに生きていけばいいのか。といった観点に立って、
「あっ、放射線って結構受け入れても大丈夫そうだっていうふうな意識を持たせる。
という考え方が、ま、あの~、講演の中身というのは、入り口のところは、そんなところでやっております。

佐々木瞳:
ところで半谷さんは、以前、学習塾を行っていたということなんですが、
どういった経緯で、こう言った講演活動を始められたんですか?



半谷輝己:
ハイッ!
あの、わたくしは、今もやっているんですけどね、
えーっと、実はあのぉ~、去年の11月の26日にですね、双葉町から避難していた私のお袋が、ま、42kgの体重が20kgまで減って衰弱死という、
つまり避難することのリスクの大きさ、放射線なんかより、はるかに大きなリスクがあるという事を、目の当たりにして、
しかも、「そういうことはチェルノブイリにもあったんだ」という事を知っていたにもかかわらず、救う事が出来なかった悔しさから、
自分の人生、残りの人生を、全てこの活動のためにささげようと、
ま、おふくろの思いを、悔しさを払しょくしようという思いで、この活動に入りました。

佐々木瞳:
そういった思いから始められたこの講演、今は全国で行っているんですよね。

半谷輝己:
そうですね、今度、大阪で、がれきの話を、あの~、市会議員さん達が100名ぐらい集まるそうですので、それをしてきます
後は、京都なんかでも、同じような「家族とリスクマネジメント勉強会」という、あの、ま、市民団体の方が立ち上げた会がありまして、
そこに私は専任講師として、京都、名古屋、千葉、あー、東京、茨城……ま、福島にも当然あるんですけれど、
でもその中で、月に2回から3回しています。


佐々木瞳:
年間にすると、どれ位なんでしょうか?



半谷輝己:
えーっと、いまのところえー、だいたい活動が始まったのが3月ぐらいですから、今年の3月ぐらいからまぁ、順調にこう、活動が始まったんですけれども、
あの~20回から30回。
ま、わたしも正確には押さえて、毎日のようにま、やっていますので、ちょっと、数の方は把握できていない状況です。

佐々木瞳:
いつごろこの団体を結成されたんですか?

半谷輝己:
えーっと、「家族とリスクマネジメント回」については、3月ぐらいから、
それから、「たむらと子どもたちの未来を考える会」は、4月の1日にですね、つくられました。
で、こちらがもともとベースの団体で、えー、そちらはですね、私の会長が、あの、白石モータースという……自動車販売と修理の方の会社をやっていまして、
たまたま、あのー、田村から横浜に、いったん避難していたんですけれども、1日に帰って来まして、タイヤがまだスタッドレスタイヤだったんですね。
それをあの、普通のタイヤに取り替えに行ったところですね、あのー、たまたまその、白石モーターズさんの息子さんと娘さん4人を。私塾の方で見ていた関係で、
「ちょっと、先生、放射線に詳しいだろう」という事で、こえをかけられまして、ま、偶然の出会いでしたんですけれども、
それでその時に放射線の説明をしたところ、「ずっとやってくれ」というふうにお願いされて、副代表という形になりました、はい。

佐々木瞳:
今後、どういった活動を続けていきたいとお考えですか?

半谷輝己:
っとー、まだまだ、放射線というものを過剰に恐れてしまって、ま、放射線は、安全なものでは決してありません。
非常に、身体にリスクはあります、けれども、他にも沢山大きなリスクが、ま、我々の身近なところにはあって、そのマネジメントですね。
たとえば、フライドポテトのような、新しく見つかったアクリルアミドという発がん性物質。
今度の講演でも話しましたけれど、たとえば、あー、東京の方は毎日フライドポテトを食べれます。
ね、二本松の方は、週に1回ぐらいに減らせば、ちょっと土や他の食品の中に放射能があったとしても、
うまく工夫をしていけば、東京の方よりもリスクが少ない生活が送れるんだ!

という、そういった冷静なマネジメントを、お話を、福島県内全てに、私はやっていきたいなと思っています。
特に、南相馬市であるとか、あー、それから福島市・郡山市、そして最終的には、20km圏内の人々。
私の生まれ故郷の、双葉町の人達に、え、やってみたいな思っています。


佐々木瞳:
この講演会を企画した、安達高校の先生にお話を伺います。
先生、よろしくお願いいたします。
安達高校では、どうして今回の講演会を企画されたんでしょうか?

安達高校 教員:
はい。
えっと、震災後1年過ぎましたが、学校現場では、通常の学校生活を送れるようになってきているんですけれども、
それでも私たちは、重い物を抱えて生活しています。
安達高校では、今年度から、持続可能な将来にするための、教育活動を始めました。
今回で、3回目の講座になったのですが、
まずは、現状を理解することが必要で、そのために、半谷先生をお呼びしました。

佐々木瞳:
なるほど。
放射能問題、今後、どのように、学校では取り組んでいかれる予定ですか?

安達高校 教員:
はい。
生徒にとって、福島で生きるという事が、被害者であって辛いものだ、という事にはしたくありません。
えー、むしろ福島で育ったからこそ、多くの事を考え、自分で将来の事を考えながら、勉強していってほしいと、
それから、福島で高校時代を過ごしたからこそ、将来立派な大人になった、日本を支える人材になった、
というような教育をしていきたい、というふうに思っています。

佐々木瞳:
これからも、子どもたちを応援したいですね。

安達高校 教員:
はい、ありがとうございます。




佐々木瞳:
「たむらと子どもたちの未来を考える会」では、
赤い羽根災害ボランティア・NPO活動募金ボラサポを、利用なさっているんですよね。
どのように利用されているんでしょうか?

半谷輝己:
そうですね、今日の講演でも使っていましたけれども、
あのー、パソコンですね、講演のためのスライドショーをするためのパソコン。
と、後はデータ管理。
で、さらにはですね、今日は持ち合わせていないんですけれども、ガイガーカウンター、それからシンチレーターっていう、
あー、はー、通常あるような、あのー、精度の低い機器ではなくて、精度の高い物を、購入させていただきました。
さらには、私がこういう講演活動をやっておりますので、そういったものに対する様々な雑費というものに対して、
こういったものを利用させていただいています、はい。

佐々木瞳:
こういった制度を、どのように思われますか?

半谷輝己:
えーっとですね、あの~、震災直後はお金がなくて、「どうするんだ」って言った時に、
やっぱりここが非常にまとまったお金を提供してくれまして、あの、助かりました。
感謝しております、はい。

佐々木瞳:
福島の復興に向けて、「たむらと子どもたちの未来を考える会」では、今後どのような事に取り組んでいくんでしょうか?

半谷輝己:
はい、ええっとー、田村に関しては、あの、当初「ここには住むことができない」というふうな、話し合いも持ちました。
「どこか放射線が無いようなところに、移民したほうがいいんだ」というような考えもありました。
けれども、いろんなデータが出てくるうちに、
「この田村の地でも。このまま住み続けることができる」
県内でも、非常に低い地域だ。という事がだんだん分かりまして、
ところが、非常に汚染された地域が沢山あって、でも、「そこでも何とか生活できそうな」というデータがだんだんわかってくると、
その人たちに、自分たちの経験を、やっぱり伝えることができるだろうという事で、
福島県内、そして福島県から避難している人達、それから、福島県とは関係の無い東京の方とか、関西の方も含めて、
放射線に強い恐怖感を抱いている人たちに、私たちの経験を、
「そうじゃないんですよ~、大丈夫なんだ」と、
「この福島でも生きることができるし、この日本で、我々は生きることができるんだ」という事を、伝えていきたい、というふうに考えております。


佐々木瞳:
分かりました、これからもよろしくお願いいたします。

半谷輝己:
よろしくお願いたします。


佐々木瞳:
赤い羽根災害ボランティア・NPO活動サポート募金ボラサポは、
被災地などで活動するボランティアグループや、NPOのための支援金です。
被災された方々に寄り添い、協力し合い、継続的に活動を行っていくためには、支える人を支える募金が必要です。
復興まで応援し続けるという意思を、形にしたボラサポを、どうぞ応援して下さい。
寄付したい、応援したいという方も、助成を受けたいという方も、
詳しくは www.akaihane.or.jp 赤い羽根共同募金の、ホームページをご覧ください。

ボラサポ絆ラジオ、今日は、田村市の「たむらと子どもたちの未来を考える会」をご紹介しました。
今日ご紹介しました、半谷さんへの講演の依頼やお問い合わせは、
電話番号 0247-82-5881 となっています。

毎週土曜日曜の夕方に、お送りしていますこの番組、次回は、明日日曜日午後6時45分からの放送です。
どうぞお聞きください。
この時間のお相手は、佐々木瞳でした。

ーーーー

安達高校は、二本松市にあります。
早川先生の地図と比べてみました。



活動を始められた動機として、半谷さんは、お母様の死の事を話されました。
お母様のご冥福をお祈りいたします。
体重が半分になってしまうほどの、想像もつかない苦しみだったと思います。

だからと言って、放射能が安全だ、という事にはなりません。
半谷さんは、何か勘違いをされていらっしゃいませんか?
このような内容の講演を続けることによって、あなたは、救えるかもしれなかった人を、これから苦しめる手助けをしているのという事に、何故気がつかないのですか?

お母様は、天国で、そのような息子の姿を望んでいるとは思えません。


番組内の、この2人の生徒は、心から信じているようには見えないけど、言わされているのかな?
言わしているとしたらひどい。
女子「ちょっとまだ……」の、ほんの短い間と、
男子「今日から安心して食べられそうです」、その言葉の声には、その声の調子から、ためらいが感じられる。


赤い羽根募金は、ボランティアをするという事ならば、その内容がどのような物でも、援助をするのでしょうか?
この方の言葉を信じて、生活して、命を縮める方が1人でも出たら、犯罪です。

ちなみに、フライドポテトは、毎日食べません



福島から、どうしても避難できない。
どうしても、そこで生活していかなければならないことの不安。
だからと言って、このような、安全神話の方向に逃げてはいけない。
福島に住んでいたって、他の汚染地域に住んでいたって、出来る限りの防御をしていくべきで、「放射能は怖くない」と、逃げてはいけないのです。

心を強く持って、現実をしっかり見つめなければいけないのです。
強い気持ちを維持していくことは、とても大変ですが、逃げてはダメです。
放射性物質は、どんなに微量でも、安全ではありません。
何が起こるかは、「直ちに」はなにも分からないだけです。
騙されないでください。


ーーー

赤い羽根共同募金 ボラサポ

助成の決定について
中央共同募金会は、多くの方々に寄付していただいた大切な募金を公正に助成していきます。
応募の審査、配分、助成は定期的に行っていきます。


ーーー

ボランティアに助成をする仕組みは、とてもいいと思います。
けれど、その内容の審査を、キチンとするべきです。
避難できない方々がいる、そこでしか生きていけない方々がいる。
だからこそ、どのようにして生活していけば、最低限の被ばくで済むのか、
たとえば、食事なら、放射性物質を減らす調理方法。
●内部被曝を少なくする食品の選び方と下ごしらえ
●野菜の種類で放射能の吸収率は違うのか
●牛乳に含まれる放射性核種の殆どは乳清(ホエー)に残る

上記は、ブログを書き出したばかりの時に、出来るだけ安全に生活したいと思って集めた内容ですが、
このようなことを、もっと詳しく丁寧に、説明して下さる方とか、その他の防護方法など、
放射能は怖くない、という考え方に逃げるのではなく、
いかにして生きていけるかというような、有意義な講演をして下さる方に、助成していただきたいです。

「1kg食べないだろ~。結論が出ました!なにを食べても大丈夫!!」
そんな事言う人に、助成しないでください。


赤い羽根募金ができなくなりますので。

ーーー


半谷輝己
1962年、福島県双葉郡双葉町生まれ。
日本大学大学院にて、抗生物質の探索と、同定の研究にて、新物質を発見。
その後、協同乳業名糖牛乳研究所では、大豆タンパク、乳タンパクを研究。
さらに、株式会社コニカケミカルにて、抗菌剤の合成研究に従事。
脱サラ後、福島県双葉郡葛尾村にて、学習塾BENTON SCHOOLを立ち上げる。
後に、㈲BENTON代表取締役として、田村市船引町の駅前に、最新設備を完備した教室を構え、駅前再開発の先頭を担う。
この間、山形県等で、理科のモデル授業の講師を務め、絵本や小説の執筆も精力的にこなし、
日本菌学会の会員としては、5年間、キノコの採取会と鑑定会を、個人で主催し、キノコ文化の継承を行った。
さらに、日本ワルケリアナ協会理事として、会やHPの運営に携わる。
現在は、福島第一原発事故後立ち上げられた、「たむらと子どもたちの未来を考える会(AFTC)」副代表、
NPO放射線安全フォーラム会員、「福島ステークホルダー調整協議会(FSAC)」事務局長、
伊達市選任アドバイザーとして、福島の復興の為に尽力している。


ーーー

ボラサポの番組だけでは、本当に、何でも食べてOK!と言っているのかどうか?
その前後に、何か大事なことを話しているかもしれない。
これほどインチキを堂々と言って、赤い羽根募金から、多額のお金を援助してもらえる筈はない。
そう思って、他の講演の動画を探しました。



小さなお子さん連れの方が、聞きに来ているようですが、これ、大変なことになると思います。
書き出しはしません。


私には、民間人の中から、このような人が出てくることが、どうしても信じられません。

がれき広域処理、どこでも埋め立て、食品基準、再稼働……、
政府の政策だけでも目茶苦茶なのに……。

もう、本当にやめて欲しいです!!


以上、転載終わり。


わたしも言う。
もう、ほんまにやめてんか!!
コメント (4)
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大阪パワーを全国に!モジモジ先生、おおきに!

2012年09月02日 | 日本とわたし
この説明会の様子を文字起こししようと思てたけど、またまたこの、滅茶苦茶な手間を惜しまずやってくれたきーこさんの文字起しを発見し、それを転載させていただきます。
ありがと~!&かんにんしてや~!きーこさん!

↓以下、転載です。

大阪市がれき広域処理説明会8/30モジモジ先生質疑(動画・内容書き出し)

昨日、大阪市で、がれき広域処理の説明会が行われました。
会場の中と外2カ所のLive映像を、Ustで放送していました。
大阪市民の気持ちがものすごく伝わってきて、
そして、東京にはない、大阪のパワーの力強さに感激しました。

中はもちろんですが、会場の外の声のリレーもとても内容が濃く、全て残しておきたい気持ちでいっぱいです。
その中で、最後の質問者の部分を書き出します。


大阪市民を対象に開催した東日本大震災廃棄物広域処理に関する説明会
(8月30日)大阪市中央公会堂




先程の発言について、一つ質問します。
あなたは先程、「100ベクレル以下ならリサイクルしてもよい基準」だと言いました。
それは不燃ごみだけですよね。
可燃ごみについては、基準値は無い筈です。
現在でも、1kgあたり100ベクレルを切っていても、原子力発電所の中では、ちゃんとドラム缶に詰めて管理しているはずです。

可燃ごみの基準と不燃ごみの基準を、意図的に混同して、ごまかしの説明をあなたは今したんだよ!



それがまずひとつ!



そして、そして、不燃ごみの基準についても、数々の批判があると同時に、
そもそも環境省が、不燃ごみに、「1kgあたり100ベクレル以下ならリサイクルしてよい」と言った時に、
念頭に置いていたのは、原子炉を廃炉にする時に出る、数万トンレベルの不燃ごみです。


今回のように、その何十倍もの量の可燃ごみを含む、そのゴミのリサイクルの基準。
それらのごみを燃やす基準として、つくったのではありません。

そして、トレンチ処分の10万ベクレル云々という話も、
今回の原発事故で発生したような、大量の規模の放射性廃棄物を、日本中どこでも埋めてよい、という基準ではなかったんです。
トレンチ処分は、現在まだ日本では、1カ所か2カ所しか実施例もない!
まず、処分の問題を、環境省が一言も言わないんですよ。
この問題で!

この広域処理の問題が始まって以来、ただの一度も、そういう規制のコメントを、あなたは言わない。
環境省は言わない。
これで環境規制ができるわけがないでしょ!

ーーそうだー!

だから、全く説明になっていない。
今日、説明するという事なので、これを説明しろ!
でたらめだらけだったのを、全部逐一言いますよ。
言いきれない位あるけど……。

ーー拍手

まず1番目・被災地の廃棄物の安全性について
「1kgあたり100ベクレル、国の基準で8000ベクレルまで埋めていい」って言っている。
これは今も、さっき言ったように、現在でも1kgあたり100ベクレルは厳重に、100ベクレルを切っていても、可燃ごみは管理されている。
そして、不燃ごみだって、こんなにボンボン、ボンボン、「何十万トンもリサイクルしていい」っていう話じゃなかった筈なんです。
で、これを80倍にゆるめて、それを4分の1にして、大阪は安全だと言っている。
根本的におかしいです。
まず、80倍にゆるめたことの説明を、ここではしなければならない!



ーー拍手 そうだー!

そしてこの、「8000ベクレルで大丈夫」だと言った時の基準は、作業員の被ばくが、1ミリ以下になるという話でしたが、
大阪市にこの前、申し入れに行った時には、



そういう、1ミリシーベルトの実行線量の定義式を、環境局の担当者は知りませんでしたよ。
つまり、実行線量の定義式を知らないという事は、その中の、どの係数について批判があるか、
つまり、内部被ばくを軽視している、という批判の意味を、理解していないという事です。

これは、大阪府の資源循環課も同じです。
良いですか、違うというのならば、説明して下さい。

そして、隣の、1ミリシーベルト以下なら、という話、
まず、食品基準の100ミリ云々がデタラメだというのも、今までの説明で、もう繰り返す必要はありません。

そして、1ミリシーベルトが被曝限度だというのには、
たとえばドイツでは、呼吸からの内部被ばく、食事からの内部被ばく、そして外部被ばくの合計で1ミリになるというように、その内訳で計算しています。

あなた方は、がれきの処理で、作業員が被曝する量を、1ミリ以下に抑えるという時に、他のファクターは全部無視でしょ!?

厚生労働省の食品の基準値では、新基準ですら、食品からの1ミリシーベルト被ばくとして計算している。
がれきと足したら、1ミリ超えるじゃないか!!!

お前ら、足し算ができないのか!

ーー拍手

次のページ、大阪府資料。
大阪府資料では、積み出しのところで、一回だけ、ベクレルについての検査をします。
あとは、線量検査です。
放射線量の検査では、がれきの汚染の度合いなんか分かりません。
それは、一番最初の質問者が、指摘した通りです。

そして、ベクレルについての検査、
資源循環課長、あなた先程、「サンプル検査をする」と言ったけれども、そのサンプルとは、100トンに対して何トン検査するの?

サンプルなら、当然誤差があります。
誤差の上限が、100ベクレル以下になるというふうになっていれば、少なくても、あなた方が言っている基準にすら合致しない。

いいか、
100トン搬出する時に、僕が聞いている話じゃ、1トンも計測しないぞ。
サンプルされるのは、100kg程度だぞ。

ーーえーーっ!?

160トンのがれきから、100トンサンプル取ったら、誤差はどれ位出るのか推定したのか!?
してないだろう?
サンプルで、サンプルの値のそのままの汚染度だって、そのまま横滑りさせるんだろ?
それは、統計学の使い方として誤用です。

誤差はちゃんと考慮して下さい!

ーー 拍手

次のページの、環境省の説明。
「岩手が、がれき処理の広域処理が必要だって言っている」って言ったな!
僕は、7月の頭に、ちょうど忘れもしない、その後で、そこのリサイクル第三課長馬場さんのところへ、僕は面会に行きました。
その日は、6月27日、覚えています。
岩手県に電話して確認した時に、「そもそも、どこのがれきが、広域処理の必要があるのか?」と。
岩手県の担当者は、「それは決まっていない」と言っていた。
つまり、普通、こんな問題がたちあがったら、市町村でどれだけ必要か、何トン必要か、
市町村ごとに話があって、それを足し算したら「何万トン必要です」という話になるのが普通です。



だけど、岩手県はそうじゃないんだよ。
6月27日の時点で、岩手県は
どこの市町村のがれきを外に出すか決まっていません、もともとの総量から概算しているんです」
って言ったんだぞ!

いま、宮古から来る、みたいな話になっているけれども、それは後付けです。
一事が万事、こんな状態です。

そして、僕が今言ったような事、大阪府では、大阪府の検討会での、あなた方の自慢の、山本孝夫座長の検討会議で、一つも検討していない。
検討会の事も、言っておきます。
彼らは、僕が今言ったように、被ばくを足し算で考える、といった時に、その足し算すらしない。
そして、環境省から出てきたデータを、何一つ批判しない。


一つだけ言いましょう。
あなた方が、バグフィルターでほとんど捕れる、と言っているデータは、昨年の秋の時点ではありませんでした。
発表したのは、今年になってからですよね。
バグフィルター前後の濃度を測って、99.9%捕れます、というデータが出たのは、今年になってからですよね。

昨年の段階では、東北、関東各地の、焼却炉の排気のデータしか出していないはずです。

で、大阪府の検討会議は、その排気のデータだけで、環境省が、当時は99.99%って言っていましたよ。
それだけ捕れる、という話を、うのみにしておりました。

で、時系列がおかしいでしょ?
大阪府の検討会議は、去年の12月の暮れに指針を出しているのに、
バグフィルターについて、今年になって東京新聞が、
「バグフィルターについての、実証データが無いと、環境省が認めた」という記事が、1月21日だか22日だかに出ている。
※瓦礫焼却・バグフィルターで「放射性セシウムが99.9%除去できる」→本当?
(上記ブログの後半部分「見切り発車」の災害がれき処理東京新聞 こちら特報部2012/1/21)

その直前ぐらいにね、やっと出だしたぐらいだよ。  
だから、大阪市の検討会議は、バグフィルターの性能について、まともに検討していません。

で、先程の、海底埋め立ての話。
国交処分地の評価書が発行されたのは、6月5日です。
その検討会議を、大阪府が開いたのが、6月10日です。
6月10日行きました。

相変わらず、環境省が出すものの批判はしておりません!
シュミレーションの正当性、そこに放り込むパラメーターの正当性、
僕は、そこに座っている資源科学循環部長と、隣の室長に、質問しました、直接。

資源循環課長は、「ちゃんと読めていません」、とまで言ってたよな、あの時!
何で、環境省の評価書を読めていない人間が、指針を作る!?

その指針の責任者が。

そして1週間、わずか1週間でだな、わずか1週間で指針の改定をし、2日後には、橋下市長が、再度受け入れを表明すると、
6月5日に始まって、10日まででどれだけ進んだんだ!

全部、政治日程じゃないか!

そんなのを信用する奴が、どこにいるよ!
信用してほしいのなら、信用してほしい行政の進め方をして下さい。

最後に、一個だけ言っておきます。
環境省!
広域処理の宣伝に、40億円かけたくせに、あなた方は3月、安全評価検討会の議事録は、金がかかったから撮影しなかったって公言したよね。

ーー悲鳴のような叫び声

今は、作成されている筈ですけれども、今は発表されている、公開されている筈ですけれども、
公開すればいいってもんじゃないんだよ!
去年、法律を作った時点では、国会議員の先生方は、それを知らない状態で議論をしていた、という事です。

それは、隣に座っている馬場さんも、4月19日、貝塚の説明会で、あなた認めたでしょう?

風評被害の基準も決まってない。
実害が出た時の基準も決まってない。
その時に、どんな補償をするのか、根拠の法律もない。




全部、そこに座っている馬場さんは、認めたでしょ!?

以上!

いい加減に止めて下さい!!

ーー大拍手



環境省 廃棄物・リサイクル対策部長:
ありがとうございます。ご説明いたします。
まず、先程、確かに、不燃物の基準が、原子炉特性法でトレンチに置いていいのは、不燃物の基準となっております。
それから、先程のクリアランスレベルについても、不燃物。
それは、確かにその通りであります。
ただ一方で、100ベクレル/kgについて、えー、ええ、まあ、財政利用もしてもよいという、あの、基準でありますとか、
それから、今回つくりました8000ベクレル/kg。
えー、これにつきましては、まず8000ベクレル/kgというのは、再生利用していくという100ベクレルの基準とは、そもそも、えー、中身が全く違います。
えー、あくまでも、最終処分場に、えー、入れて管理をして、その結果、周りの方々に、えー、放射線の被曝が、えー、充分少なく、少なく、
あいや、えー、管理できるという、そういったレベルで定めていまして、これについては、あの、じゅうぜん、従前からの、原子力規制をやっております、
ま、原子力安全委員会等々に当たって、えー定めた数字で、全然この、特に、問題は伺っておりません。
そこについては、ご説明しておきます。

それから、えーー、内部被ばくの件で軽視しているのでは?みたいなお話ですけれども、
まずこれ、シーベルトというラインになっている以上、これは内部被ばくの、え、実行線量で比較しますと、
内部被ばくでも外部被ばくでも、実行線量で1ミリシーベルトというのは、影響は同じです。
あの、人の影響を見るのが、シーベルトでございますので、

ーー抗議の声多数

司会:
お静かにお願いします

環境省:
その点について、ご理解を頂ければと思います。

えー、それから、えぇーー、被曝線量1ミリシーベルト/年以下。
えー、これに付いては、確かに、えー、作業員の方が1ミリシーベルトというのを、あの、事前には定めておりますけれども、
えー、さらに、その周辺に、あのおられます住民の方々にはですね、えー、あんまり、ウッ、特に埋め立て場、埋め立て処理場内に駆動してしまえば、
え、え、そこから先、0.01ミリシーベルト/年に、おさえられることになっております。

作業員についても、1ミリシーベルト以下におさ、押さえられるというふうに思います。
それから、えー、えー、

司会:
静かにお願いします。

環境省:
えー、いよてけんの、岩手県の災害廃棄物、
ま、どこが必要か決まっていない、という事を言われた県でございますけれども、
あの岩手県は、各市町村で個別に処理をしている分、これはもう、収集のところはそうしていますけれども、
そこから先の処理処分については、え、かなりのところ、え、県が、代行といいますか、委託しております。
その中で、県の中で、どこがどのように処理するのかという、ま、調整をかなり綿密にやっておりまして、
えー、その関係上、あの、市町村別というのはすぐに??と思います。

あと、バグフィルターの件ですけれども、
バグフィルターで、これはですね、昨年の、えー、12月の段階で、えーー、実証のデータ、これは福島県の、えー、焼却施設に於きまして、
バグフィルターの前と後とのデータを取りまして、そこで公表をしております。
えー、1月末に、東京新聞の方で、えーー、あの、そういったご指摘があったということは、あの、理解しておりますけれども、
実際に、あの、実証データはそ、その時点ではあった、ということでございます。

え、安全評価検討会の議事録を作成していなかった、という点については、
あ、あのぉー、ま、これは、あの~、わたくし、わたくしどもの、あの、ま、怠慢と言いますか、不徳の致すところでございますけれども、
ただ、あの、?ではなく、議事の内容、それから、説明資料については、全て公開をしておりました。
あのー、この点についてあの、理解が得られると思っていたところが、まァ、わたくしどもの間違えだったと思いますけれども、

司会:
えー、皆さん、ちょっとご静粛に願いいたします

環境省:
以上です。



橋下市長:
みなさん、大変貴重なお時間を頂戴しましてありがとうございます。
えー、今日は本当に、貴重なご質問を頂きまして、まだ……がありましたら、大阪市、大阪府のホームページで、此花区で行われました住民説明会、全て公開しておりますので、
そちらを参照いただければ、参照していただければと思っております。
今日は、みなさんいろいろとご質問をもらいまして、わたくしの……は大阪府、おおさか市民の安全をしっかり守りながら……と思っています。
もう一度、どうもありがとうございました。







司会:
本日はどうもありがとうございました。



本日の……につきましては、後日環境局ホームページに掲載させていただきます。



以上、転載終わり。


すたこらさっさと逃げ出しましたとさ。

説明会になってない。
そやかて、説明できるもんが壇上におらん。
質問者の方が、よっぽどわかってるし、常識あるし、正しい。
他の場所での説明会も、こんな悲惨なんやろか……。
壇上と客席の人間、座ってるとこが逆ちゃうか?
市民に為政権渡した方がええんとちゃうか?
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THE BEST MAN

2012年09月02日 | 家族とわたし
1960年の、大統領候補指名大会の裏舞台を描いた劇を観に行った。
もちろん、旦那父のおごり♪←いつまでこのパターンを享受するのやら……。

気温はそこそこ高いけど、空気が乾いてるので、なんとなくさわやか。
旦那両親のアパートメントの近所。地上から伸びたツタが見事!けど、外壁は大丈夫なんやろか……。


立ち止まっては写真を撮るわたしに、「毎回撮るのはいかがなものか」と、どこからか文句が聞こえてくる。もちろん完全無視。


『THE BEST MAN』は、その名の通り、大統領選挙での『最後の勝利者』、という意味。


役者がすごいメンバー。特に、元大統領役のJames Earl Jonesのファンなので、めちゃ楽しみ!


会場に入ると、もうそこは指名大会の会場そのもの。というても、時代は52年前にさかのぼるのやけど……。


誰にも注意されへんのをええことに、天井もパチリ。



折しも、ここ米国ではまさに、11月の大統領選挙に向けての、選挙運動真っ盛り。
なので、もともと人気の高かったこの劇は、連日満員御礼が続いてるらしい。
役者のひと言ひと言に、観客からのヤジが飛んだり、拍手や歓声が鳴り響いたり、盛り上がり方がいつもより大きい。
現実を皮肉ってるような台詞には大笑いし、みんな、普段の憂さ晴らしをしてるような感じ。

劇の内容を、簡潔にまとめてくれてはる佐藤治彦さんの文章をちょいと拝借。

『物語は、1960年の、民主党の指名争いの党大会の話。
実際に指名されるケネディは出てこない。
3人の候補が、最後のしのぎを削っているという設定。
 
壮年で病気を隠し、妻との冷え切った関係の候補。
若く野心があるが、軍隊時代に、ホモ疑惑を持つ若い候補は、壮年候補の秘密を握って、今にもマスコミに公表して逆転してやろうと必死。
一方、壮年候補も、若手候補の、ゲイ疑惑の秘密を握る。
 
元大統領は、壮年候補を支持。
しかし、末期癌で、痛み止めを飲みながら、選挙戦の行方に絡んでくる。
最後に、二人の候補は取引をしようとするが……。
 
といったストーリーである。

中略

この芝居は、ブロードウェイものでは珍しく、3幕仕立て。
そこで、どうしてだろうと思いながら3幕を見ていたら、なるほどと思った。
わざとらしくなく、微妙に、重要なキーワードをきちんと際立たせるように、自然に台詞を話しているのである。
特にアクセントをつけたり、間をとったりするのではないのであるが、言葉を大切にしている。
伝えている。
これで、キーワードを聞き逃さずに聞けるから、話がどんどん分かるのである。
名優の技術って、こういうところに出るのだなと思った。
そういえば、日本でも、昔の新劇の名優はそうだったし、今でも、現代口語ではない歌舞伎を見ても、何を言ってるのかがわかるのは、歌舞伎の俳優は、そういう技術を伝承しているからだ。

大統領選挙戦のいま、大変面白い芝居を見れて大満足なのであった』

以上、拝借終わり。


正直言うと、役者の話すスピードがめちゃくちゃ速くて、聞き取れなかった単語がいっぱいあった。
別にそんなことではもう落ち込まないが、横で座ってる母が、「ネイティブのわたしにだって聞き取れないんだから」と慰めてくれた。
けれども、考えさせられたことは多かった。

それは……、
政治家ってなんやろ?ってこと。
結局、志がなんぼ高かっても、こんなふうに、いろんな局面でいろんな汚れがうろこみたいについて、
上に立った時にはもはや、その汚れた固いもんに、心や意志がすっかり閉じ込められてしもた人間モドキに成り果てるんちゃうかと。
そこまでして、上に立たんでもって思た人間は、その世界から身を引いてしまう。
そやから、結局のところ、最後まで残って上り詰めた人間ほど、もう人間とはいえん生き物になってるんちゃうかと。
そんな生き物に、人間としての正しい考え方や行動を求めてもしゃあないんちゃうかと。

ほな、どうしたらええのん?
政治を誰かにやってもらわなあかんわたしらは、どないしたらええのん?

やっぱり、そういう特殊な職業に就いてる人間は、毎年その職業を続けてもええかどうか、審査を受ける必要があるんちゃうのかなあ。
人の上や前に立つ者は、自己診断や自己満足でやってたらあかんと思う。
どれだけ専門にしてることについて勉強し続けてるか、新しい知識や経験を取り入れてるか、
ほんで、特に、人間としての質についてはどうか?

その審査をするのは市民で、そういうことができるよう、監視ができるシステムを作りたい。
けど、そうなると、市民ももっともっと、勉強せなあかん。
自分の身の回りのことさえしっかりしてたら、人に迷惑さえかけんかったら、社会に貢献、みたいなたいそうなこと考えんと生きててええ、わけにはいかんようになる。

日本は今、どんなにちっさくなってもええと思うねん。
ちっさくなってもええから、今ここで生まれ変わって、世界から尊敬される国になってほしいし、なれると思うねん。

そんなことを考えた。
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