先日、きーこさんが文字起こししてくださった、半谷輝己という人物のとんでもない行動についての記事を、ここに転載させていただきました。
このことだけでも充分に恐ろしく、おぞましいことだったのに、
その後、さらに調べてくださったことで、もっとおぞましいことが発覚しました。
その一部始終を、文字起こしの多大な作業とともに、またまとめてくださったので、それを転載させていただきます。
赤い羽根共同募金と、ピーチプロジェクトと半谷輝己、そして田中俊一が、同じ線で繋がった?!9/1収録上杉隆&おしどりマコ(内容書き出し)
「なんでも食べて大丈夫!」
こんな恐ろしい嘘を、赤い羽根共同募金から助成金をもらって、学校を回って子どもに講演している、
半谷輝己という人。
そして、
大阪の子どもを福島に連れて行って、桃の食べ放題をする、
「ピーチプロジェクト」という企画。
ずっと気になっていましたが、中止になったという事で、このブログには書きませんでした。
でも、今日聞いた、この上杉氏とマコさんのラジオで、それらが全て、一本の線に繋がりました。
赤い羽根共同募金からの助成金と
地域づくり総合支援事業(地域共同モデル支援事業)福島ステークホルダー調整協議会。
もしかしたら、両方から助成金をもらっていますか?
私が、
赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって「放射能は怖くない」と洗脳講演の
ブログを書いた時に思ったことは、
この時、高校生の前で講師をしていた、半谷輝己という人物のことよりも、
赤い羽根共同募金という、あまりにも有名な団体が、
全国の人々からの善意から募金されたお金を、たいした審査もせずに(審査してOKだったのかもしれないけど、)
今後、人体の危険に関係のある、無責任な内容の講演をしている人に、多額の助成金をしたことに対する、抗議の気持ちがありました。
昔から、誰もが募金したことのある赤い羽根から、助成を受けている、ということであれば、
内容をよく知らずとも、赤い羽根の名前を信用し、その人の事を信じて、講師として呼んでしまう事は、おおいにあると思います。
つまり、この大きな赤い羽根という団体(私もずっと募金していたから)に、考え直してもらいたい、
人々の募金を有効に使っていただきたい、という思いからでした。
でも、その後、いろいろと自分で調べて分かってきたことと、今回のこのラジオを聞いて、
半谷輝己という人間にも、かなり大きな問題があることが分かりました。
詐欺のようでもあり、オウムのような新興宗教のようでもあり、
このような人物を、そのまま放置していていいのか?
法治国家としていいのか?
そう思いましたので、内容を書き出しました。
そして……それだけではありませんでした。
半谷輝己という人以上に、日本の未来を左右する人物の名前が!!
田中俊一
原子力規制委員会委員長候補者。
さっき、テレビのニュースで、
国会の決議をせずに、「野田が勝手に決めるということになった」との報道を見ましたが、
その田中俊一が、芋づる式に、ズルリと出てきましたw(゜o゜*)wマジ!?
これは、大変なことかもしれません。
長いですが、是非、最後までお読みいただきたいと思います。
(書き出しは、上記の件に関してのお話しの部分だけです)
オンザウェイ・ジャーナル 上杉隆 ニュースの見方
「ピーチプロジェクト」問題について
news-log マコさんの記事→
http://news-log.jp/archives/3230
放送9月5日
収録9月1日
01:15
上杉:
最近、ニューズログに、マコさんも、ケンさんも参加してもらっていますが、そこにUPされた記事に、大変興味深い記事がありました。
マコ:
なんでしょうか?
上杉:
ピーチプロジェクトという表題で。
これが実は、アクセス数がものすごくあって、まず「なんだろう?」と、ピーチプロジェクトって。
ということで、始めてお聞きになる方も、耳慣れない言葉だと思いますので、ピーチプロジェクトってなにか?説明してもらってもいいですか?
マコ:
わかりました。
7月末に連絡を頂いて、教えてもらったんですけれども、
大阪の、具体的にいうと茨木市の小学生の5,6年生を、8月16日17日に、福島県の伊達市に1泊2日で連れて行って、
「桃の食べ放題をしたり、除染プラザを見学しましょう」というプロジェクトなんです。
上杉:
伊達市というと、原発から50kmぐらいですかね?
マコ:
そうですね、飯館村の北ですね。
上杉:
そこに、大阪の子どもたちを、わざわざ連れて行くんですか?
マコ:
そうなんです。
上杉:
何の目的で、そういう事をするんですか?
マコ:
ま、目的は、「子どもたちから元気をもらおう!SAVE福島」と、チラシには書いてあるんですね。
上杉:
えっと……、子どもたちから元気をもらうにしても、別に福島に来てもらわなくてもいいんじゃないでしょうか?
マコ:
そうなんですよ。
で、そのスケジュールを見ますと、1日目も2日目も、除染情報プラザに行くんですよ。
で、その1日目のお昼に、桃の食べ放題をして、というかたちで、
その主催は、
福島ステークホルダー調整協議会というところがやっておりまして、
で、その福島ステークホルダー調整協議会というのを調べますと、
通称「
心の除染プロジェクト」というのをやっていまして、
「
放射性物質に関する事から安心を広げていこう!」というプロジェクトをやっているんですね。
まぁ、桃の安全性をいろいろと広げるために、子どもたちを呼んで食べさせよう、というプロジェクトだそうで……。
上杉:
桃を食べるのは、別に悪いことじゃないですけど、
えー、ただ、わざわざ「大阪から子どもたちを」というところで疑問に残るのは、果物って意外と、セシウムを含めて吸い上げやすいですよね。
マコ:
そうなんですよね
上杉:
そういう事と同時に、福島の除染が完璧に済んでいるか?というと、まだそうではないですよね。
マコ:
そうなんです。
上杉:
そこの点からもそうなんですけれど、なんか、いまいちチョット分かりにくいのは、
わざわざ、そういうふうな遠くから、福島に一泊二日で連れてくるっていうのは、「ちょっとどうなのかな?」と。
マコ:
その話を聞いた後に、すぐにその話を、伊達やいわきや飯館や南相馬の人に、「この話を知ってる?」っていろいろ聞いたり、電話して取材をしたんですけど、
小学生のお子さんがいらっしゃるお母さんとかがおっしゃるには、
「
大阪の子どもを福島に連れてきて、桃の食べ放題をさせるより、
福島の小学生を汚染されていない地域に連れて行って、果物の食べ放題をさせてくれ」と。
「同じお金を使うのなら、なぜそれをやってくれないんだ」というふうにおっしゃっておられる方が、非常に多かったです。
上杉:
そうですよね、
私も、この話を海外のジャーナリストに話をしたら、みんな
絶句していましたからね。
絶句するのと、要するに、逆に聞き間違えたと思って、逆だと、今マコさんが言ったように思ったんですよ。
「福島の子どもたちを、いわゆる外で」と。
「そうじゃなくて、逆だ」って言ったら、本当に驚いていたのと、後、今これ
収録しているのは実は、9月1日なんですが、
今ちょうど、IPPEMW の医師たちがですね、80年代に半ばですか?ノーベル平和賞をとっている団体ですが、
そのお医者さんのグループが、日本全国に来て、福島の方にも、何人も入っていますけれど、
やはり、その
福島を含めて、日本の政策というのは、人体実験じゃないですけれど、
「
全く、世界のやり方と逆行しているんじゃないか」と。
ようするに、「
内部被ばくの危険性を、甘く見ているんじゃないか」と、声明というか、会見で発表しましたよね。
そうすると、そういう観点からも世界から、若干、このプロジェクトというのは、逆の方向を見ているんじゃないかと。
マコさんの指摘まで、ほとんど出ていませんでしたけれど、どうですか?この辺の反応は。
マコ:
そうですね、その、いろいろとお聞きした時に、農家の方達にもお話を伺ったんですけれど、
「
確かに基準値以下の物でも、福島産のものは売れない、という現実もあるので、
やっぱり生活が大変なんで、福島の農産物が沢山売れて欲しい。
買っていただきたいっていう思いもあるけれども、
でも、それを払しょくするために、小学生の自分の子供に食べ放題をさせて、
「安全です」っていうアピールはさせたくないので、子どもは本当に使って欲しくないし、
もしそれを本当にやるなら、大阪から子どもを呼んだりするのではなく、
去年「大丈夫だ」って言った、官僚の方々のお孫さんとか子どもさんにやっていただいたら、一番効果的なんじゃないか」って言っていましたね。
上杉:
そういう気持ちになりますよね。
あとやっぱりこれは、「桃を食べる」って言った事じゃないんですね、問題は。
桃は食べてもいいと思うんですよ、福島の。
私も実は、福島の桃は、随分食べています。
これは、福島に行った時も、ゴルフ場に行った時もそうですけど、
それは自分の判断で、そして、自分の判断と同時に、この部分は大丈夫だ、「大丈夫だ」という農家、それから現在の調査。
これを、ある程度信じて食べているわけですが、これは私の判断ですよね、大人たちの判断。
でも、子どもはそういう判断はできていない訳ですから、
ちょっとその「
子どもっていうのは違うんじゃないかな」っていう声が大きいのはそうだと思うんですよね。
で、このピーチプロジェクトは、結局中止になったと、マコさんのニューズログでのことなんですが、中止になったという事でいいんですか?
マコ:
そうです。
で、小学生を連れていくのは中止にして、私が調べた段階では。
それを、大人か大学生を、福島県の伊達市に連れて行って、桃の食べ放題をしてもらおうか、というところまではうかがいました。
上杉:
……という事は、まだ、プロジェクト自体は続いている、という事ですよね。
マコ:
いや、それは、結果的にどうなったかまでは調べきれていないんですけど、食べ放題が実行されたかどうか?というのは分からないです。
上杉:
今、ニューズログの、マコさんのページを開いているんですが、
いったい誰が、こんなことを考えたのか?というのが、根底の疑問にあるんですけれど、
主催を見ると、「
福島ステークホルダー調整協議会」という名前で、
そして後援にはですね、「
福島県生活環境部除染対課」だから、これは県ですよね。
マコ:
県ですね。
上杉:
それから、「
伊達市教育委員会」。
そしてもうひとつが「
JA伊達みらい」
そして共催に「茨木市」、茨木って大阪ですね。
マコ:
はいそうです。大阪
上杉:
「
茨木市議会会派自由民主党」となってですね、「絆」ですね。
これの人達は、これそれぞれ、どういう意図、っていうのも変ですけれど、
最初にマコさんがおっしゃったように、安全性をアピールするために、こういう事を考えたっていう事ですかね?
マコ:
えーっと、まあ、中心になった方は、その茨木の議員の方と、
自民党の議員の方と、福島ステークホルダー調整協議会の方だったんですけれども、
伊達市の職員の方に、ちょっと調べていただいたところ、
共催でJA伊達みらいとか、伊達市の教育委員会とかが入っているのは、伊達市に小学生が来るのであれば、
で、桃の食べ放題とかをするのであれば、ま、自然に後援に入るというだけで、
「多分、ほとんどかかわっていないんじゃないか」という事でしたね、伊達市の方がおっしゃるには。
まあ、主催の方と共催の方が、中心なんだろうという事で、そういうお話でした。
上杉:
なるほど。
実は、昨日、おとといですか、
伊達市、JA伊達が、明確にこれを否定しましたよね。
マコ:
はい
上杉:
「
全く知らない」と、「
聞いたこともない」と
要するに、「
勝手に名前を使われた」と言っているんですが、これも大きな問題ですよね。
マコ:
大きな問題ですね、後援って入っていますからね。
やっぱりそうだったんですね。
聞いていただいたんですけれども、あんまり知らない人が多かったんで、伊達市の職員の方も知らない人が。
上杉:
先週、JA伊達が発表していました。
そしてこの、
福島ステークホルダー調整協議会、これが主催なんですが、
これが全然耳慣れない団体なんですが、これは、マコさんはなんか調べたりしたんですか?
マコ:
今年度の5月から発足していまして、
上杉:
今年度?今年ですか?
マコ:
はい、今年です。平成24年度から。
まあ、放射線、放射能全般に関わる、より正確な認識共用プロジェクト。
で、さっき言った「
心の除染」をするための団体なんですね。
お金の出どころは、
内閣府の、新しい公共支援事業交付金を使っていまして、
福島県が、地域の問題解決の新しい仕組みを作るために、いろんな団体を募集していて、
そこで、第一次の募集で入ってきたところなんですね。
家族のリスクマネジメント勉強会を、あちこちで開いておられて、
これは、福島県外でも、千葉や神奈川とか、あちこちで開いておられるんですけれど、
それがメインで、「心の除染」をされる、という事なんですが、ちょっと、こう、引っ掛かったのが、
その……
住所が、田村市にあるんですね。
この、福島ステークホルダー調整協議会が。
その事務局長の方が、「たむらと未来の子供を守る会」の副代表もされていて(半谷輝己)
その方が、あちこち講演もされていて、で、この方の動き。
「たむらの未来と子どもを守る会」が、「ステークホルダー調整協議会」に発展した、という形なんですね。
で、ちょっと不安だなと思ったのが、その半谷輝己さんとおっしゃる事務局長の方なんですけれども、
考え方が、今年の3月に、ドイツの
シュピーゲル誌のインタビューに答えていらっしゃるんですけれど、
「
10マイクロシーベルト/hまで大丈夫だ」っていう事をおっしゃっているんですね。
上杉:
10マイクロシーベルト/hって……ちょっと高くないですか?いくらなんでも
マコ:
高いですね。
国の除染基準が0.23マイクロシーベルト/hなので、それを考えると、非常に高いと思います。
上杉:
福島でも、10マイクロシーベルト/hいっているところはそんなにないですよね。
マコ:
ないですね、現段階で。
人が住んでいるところで、10出しているところはないです。
上杉:
郡山ですら、0.5~0.9で、だいたいそうですし、
後、20キロ圏内の、最近私が行ってきたところでは、ゴルフ場があるんですが、7キロのところに。
そこですら、5~6なんですよね、毎時マイクロシーベルトが。
マコ:
高いですね。
上杉:
ええ、高いですけれども、10っていうとその倍ですから、もう本当に、避難区域の内側の、さらに5~6キロぐらいじゃないかと。
ま、地形によって全然違いますけれども。
マコ:
そうですね。
で、
その10マイクロシーベルト/hを、木造建屋の遮蔽率で計算すると、1年で50ミリ超えるので、
上杉:
被ばく線量が。
マコ:
はい、外部被ばく線量が。随分高いと思います。
上杉:
ちょっと、そういう人が、そういう判断をされるというのは、どうも……。
マコ:
ちょっと怖いですね
上杉:
はい。
マコ:
「たむらの子どもの未来を守る会」の副代表や、リスクマネジメント勉強会の講師をやっておられるっていうのは、ちょっと、これは調べていて驚きました。
上杉:
繰り返し、この番組でも言っていますけれど、決してその、安全だ危険だ、という論理ではなくて、
もし安全だ、危険だと両方あるんなら、
どちらかというと、「安全だ」って言っていてそこにしたがうと、将来危険だった場合、取り返しがつかないですけれど、
ま、
予防的に、「危険だ」と思っていた方が、安全だったら、「デマやろう」と「笑いごと」で済むんですから、そっちの方が全然いいわけですからね。
その両方があるのが一番いいんですけれど、今回の場合、この「ピーチプロジェクト」は、片方の場合に、完全に舵を切り過ぎちゃっているという事で、
さすがに厳しかったという事が、このジュニアを、ピーチプロジェクトジュニア茨木の5,6年生は、中止になったという事だと思うんですが、
ただ、そうは言っても、こういうふうな世論というか、それは、圏内のみならず、日本全体ではこれが主流ですよね。
マコ:
そうです。県内、メチャクチャ主流ですよ。
上杉:
福島県内ですか?
マコ:
はい
上杉:
やっぱりそうですか
マコ:
同じように、去年の3月に、飯館村で、
「
10マイクロシーベルト/hまで子どもが外で遊べる」という説明会をされた
高村昇先生という、長崎大学から来られた先生がいらっしゃるんですけれど、
彼はまだ、福島県の、放射線リスクアドバイザーに入っているんです。
で、先月の末、福島民報のQ&Aにも答えていて、
「線量大丈夫ですか?」っていう質問に対して、
「インドなどの自然環境放射線が高いところでは、健康被害が出ずにみんな健康に暮らしているので、福島県ぐらいだったら大丈夫だ」
っていう回答をされていたんで、「まだこの話が新聞に載るか……」って思って。
上杉:
すごいですね。
一番、やっぱり正直な答え、誠実な答えっていうのは、
基本的に危険か安全か?っていう時に、「よく分からない」というのが、やっぱり、これが誠実ですよね。
これはもう、去年の3月から、そういうふうに言う人達は、「よく分からないから、とりあえず安全性を担保しよう」ということで、
やっぱり、疑惑の危険性というのは、子どもたちだったら、将来大人になってから出てくる可能性もあるし、
それは、長崎・広島の事を見ていても分かるとおり、あとから出てきて、「あ、ごめんね」じゃ済まない話ですから。
マコ:
もう、「自然環境放射線が高い」っていうお話を、よくされる方がいらっしゃるんですけど、
生態学の先生に、お話しを伺うと、
「長年、地域の環境に慣れて、何世代も何世代も暮らしてきたものと、突然、自然環境放射線が高くなったものは、全く比較ができなくて、
その環境に、適応した変化をしていっているので、それは全く比較にならない」と。
「たとえば、赤道直下で暮らしている人を、エスキモーの村に連れて行って、『ここは人間が暮らせる環境です』って言っても、
『健康被害が出ません、影響が出ません』と言っても、無理な話なんです」
という事を言われて、確かにそうだと思いました。
上杉:
分かりやすい話ですね。
あと、よく言うのが、「東京―ニューヨーク間」とか「なになに―ニューヨーク間での、飛行機での被爆を考えれば」とありますけど、
あれは、内部被ばくの事を、全く無視した言い方ですよね、一つには。
マコ:
はい、で、そのうえ、客室乗務員やパイロットも、年間被ばく限度が定められているので、全く、安全という比較にはならないですね。
上杉:
そうですね、だから彼ら、彼女たちも、乗る回数というのが限定されて、コントロールされているわけですから。
で、ただ、そういうふうに言っても、その中で暮らしている人がいるのは事実で、
特にマコさんは、飯館村の方の取材というか、取材で、いろんな話を聞いているんですが、
今回のこの、全体的に、この数日間というか数週間においてですね、こういうふうな「ピーチプロジェクト」もそうですけれど、
放射線の危険性、安全性という意味では、住民が若干、その分断されたような気もするんですが、今年。
そのあたりは、認識というのは変わったんですか?
それとも、「あきらめ」みたいなのが出たりとか、
マコ:
あー……いや、住民の方々ですか?
「あきらめ」というのは、去年からすごいんですけれども、
本当に、切羽詰まってこられた方が増えたなっていう印象はあります。
悲しいですけど、ニュースになりませんが、若い方の自殺も聞きますね。
上杉:
昨年の3月には、大手の新聞なども、農家の方の自殺などを取り上げていたんですが、
報道協定で、
自殺報道協定というのができてしまって。
マコ:
えーっ!なんですか?それ?
上杉:
基本的に、取り上げると、それを呼び水として呼ぶんでというんで、
特に自殺の報道はされなくなりました。
ですから、数とは別に、もっと見えない数がある、と思うんですが、
いずれにしても、そういうふうな現実から目をそらして、政府行政がそういう対応をするっていう事は、
結果的として、長い目で見た場合、住民に対する裏切り行為に他ならないですから、
こういう「ピーチプロジェクト」、今日お話いただいた、これなどについては、やはり監視の目。
そして私自身は、マコさんがニューズログでこの記事を書いた、そして、その影響で、いったん中止になっていると思うんですね。
やっぱり、いろんな事を発表していって、監視の目を緩めないというのは、これは、マコさんがやるというんではなくて、
出来る人がどんどんやって行く、というのは必要かな、というふうにも思っています。
今回は、「ピーチプロジェクト」を中心に、1年ぶりに登場いただいた、おしどりマコさんのレポートというか、報告だったんですが、
次回、来週は、ここにケンさんも加わって、1年間、どんな感じで、原発・放射能の問題が、
福島県内のみならず、日本に広がって行ったのかというところを、お知らせいただきたいと思います。
上杉隆でした。
福島ステークホルダー調整協議会事務局長
「たむらと未来の子供を守る会」の副代表
半谷輝己さんについて
18:38
上杉:
これはですね、ちょっとしゃべり足りないという事で、
放送にのりませんが、ポストキャストのみの特別バージョンという事で、
ニュースの見方特別編、マコ&ケンスペシャルという事で、言いたいこと言って下さい、この際。
20:11
マコ:
さっき、「ピーチプロジェクト」の話が出たから、その話の続きがしたいなと思って、
「ピーチプロジェクト」の中心になってやっていらした、福島ステークホルダー調整協議会の方が、
「10マイクロシーベルト/hまで大丈夫」とおっしゃる根拠を知りたいなと思って、
その方が、どこで、そういう放射線の事や、被ばくのこととか、そういう物理のことを勉強されたのかな?と思って、
ちょっと経歴を拝見したんですけれども、そうすると、ま、大学でもなく、お仕事は塾の講師をされていて、そういうお仕事でもなく、
しかし、
伊達氏の放射線アバイザーも、その方はされているんですね。
で、
なぜ、放射線アドバイザーになっているのか?っていうところが、
「放射線安全フォーラム」っていうのに属されているんですね。
経歴の中に放射線管理はそれだけだったんですよ、放射線安全フォーラムという。
上杉:
じゃあ、
専門家でも何でもないんじゃないですか?
マコ:
とは思いますけれども、勉強はされたということで。
で、その
放射線安全フォーラムの副理事長が、このオンエアの時に決まっているかどうか分かりませんけれども、
田中俊一さんという、
規制委員会の人事案で上がっている方なんですね。
上杉:
国会の人事案、でも……通る直前ですかね?
マコ:
で、放射線安全フォーラムで、その
田中俊一さんも、
半谷輝己さんという、福島ステークホルダー調整協議会の事務局長と同じ、伊達市の放射線アドバイザーをされているんです。
除染アドバイザーを。
なので、「
放射線安全フォーラムというところが、アドバイザーをあっちこっちに送っていらっしゃるのかな?」
と思って、
放射線安全フォーラムを調べてみたんですよ。
で、
放射線安全フォーラム、皆さんもインターネットで見られるので、良かったら調べてみて下さい。
そこの
理事長コラムが、結構最強なんですよ。
ケン:
すごい読みふけってたね。
マコ:
ヒャァ~!Σ(゜Д゜ノ)ノ って思って、あ、こりゃ面白いみたいな。
上杉:
どんなコラムなの?
マコ:
えーっとね、ちょっといくつか言いますね。
放射線安全フォーラムというのは、「放射線が安全だ」という事を認識していただきたいと思っている方々で、
ちょっと、特筆すべきだったのが、そこの理事長コラムの、
「文科省副読本に驚く」っていう、そのコラムがちょっと興味深くて、
文科省の、副読本の記述が、とても看過できないと。
「このような表現をすると、国民の多くを、放射線嫌悪症や放射線過敏症に、追い込むだろう」と。
で、ここから、原文をそのまま読みますね。
「ICRP(が、ALARAの精神を強調するの)は、本当に罪深いと思うが、
それ以上に憤慨を覚えるのは、深く考えることもせずに、その勧告をそのまま受け入れるという、
この国の、制度設計の監視役と、それに協力している“御用学者”の意識と、能力の低さである」
って書いてあるんですよ。
なんか、「そういう意味で、“御用学者”っていう言葉をお使いになるのね」って思って。
上杉:
一般の人達、海外のジャーナリストも含めて、“御用学者”っていう言い方は、日本の場合は「安全性」を言う人なんですけれど、
その人ですら、その理事長から見ると、危険性を言うと……。
マコ:
そうなんです。
ICRPも、危険顔で罪深いし、それを深く考えずに受け入れている、日本の学者たちも“御用学者”だ!っていう考え方なんです。
上杉:
ICRPっていうのは、これは決して、放射能の危険性を言う団体じゃなくて、
むしろ、安全性をその団体が言っている、と思われているところがあるんですよね。
そのICRPを批判してなお、「もっと浴びろ」と。
簡単に言ってしまうと、そういう事なんですよね。
マコ:
はい。
上杉:
すごいですね、それは……。
マコ:
ちょっと驚きますよね。
ま、理事長がそういうお考えで。
で、
そこの副理事長が、今回原子力規制委員長の人事案に上がっているっていうのは、
やっぱりちょっと、恐ろしい事だなと、
改めてその、放射線安全フォーラムを調べて思いましたね。
上杉:
なるほど。
やっぱりそれ、陰謀論には与するつもりはないんですけど、
本当に、国とか政府とか、いわゆる原子力ムラというなかで、組織的に、ある意味こういう意味でのスピンコントロールというか、
そういう全体的な、メディアコントロールも含めたものも、やっているんじゃないか?
っていうふうに、考えざるを得ないような人事ですよね。
24:53
放射線安全フォーラムhttp://www.rsf.or.jp/index.htm
理事長コラムhttp://www.rsf.or.jp/column/index.html
文科省の“放射線副読本”に驚く 加藤和明 2011年10月24日http://www.rsf.or.jp/column/column120123.html
赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって「放射能は怖くない」と洗脳講演
こんな大きな問題に、つながるとは思っていませんでした。
上記のブログからは、高校生の顔写真など、不要な部分は削除しました。
もう、赤い羽根共同募金だけの問題ではありません。
日本の国家が腐っています。
野田は、「福島第一原子力発電所の収束宣言」、「大飯原発再稼働」の悪事に加え、
今度は、「原子力規制委員長に田中俊一」を、自己の判断で勝手に決めるというのでしょうか。
狂っています(╬◣д◢)!
以上、転載終わり。
きーこさんが文字起こししてくれはった文章を読んでるうちに、この半谷という男の胡散臭さがブワッと増してきて、
これはちょっと、調べた方がええかもな、と思てはいた。
それをきーこさんがし始めてくれてて、吉本のおしどりマコさんが、いつものごとく、精力的に詳しく調べてくれた情報をラジオで言うてくれてるのを、文字起こししてくれはった。
この芋づる式に、暗い闇の中から出てきた名前の数々を見て、ゾッとせん人がいるやろか?
こんなことやと思てたわ、と言える人もいてはるやろけど、
これ、ほんまに市民をバカにしてへんか?
市民の命を、あまりにも疎かにしてへんか?
ほんまにもう、ええ加減にしてくれへんやろか。
原発を廃炉にするって決めたら、関電なんか半年も経たんうちに破綻するらしい。
他の電力会社もおんなじようなもんやろ。
それがかなんからって、誰がどう考えても、もちろんまともな人間が、やけど、
日本には元々あったらあかんもんに、いつまでも未練たらしゅうしがみついてる連中の、手足をべりべりと剥がしたらなあかん。
それをするのは市民。
しんどてかなんけど、それができるのは市民。
もうこんなクソな毎日、だらだらと続くのはうんざりや!