ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

25年ぶりのびっくり!

2009年03月05日 | ひとりごと
ご注意。食事中の方、想像力がハンパじゃない方、お読みにならないでください。

昨日は『チーム・メリッサ』の体重測定の日。朝の8時45分から行われるので、その前に一汗かく時間も無くて誤摩化しようがありません。
この週はAちゃんといろいろ行っては食べ、しゃべっては食べ、エクササイズゼロ!の悲惨な状況だったので、恐くて家の体重計にさえも乗っていません。
そんな朝に限って、なにを血迷ったのか、旦那が近所のイタリアンのパン屋さんで、わたしの大、大、大好物の『ブリオッシュ』を買ってきやがっていて、
わたしは涙を飲み飲み、ヨーグルトにドライベリーとナッツを加えた、名付けて『う○ち製造食品』をチビチビと食べたのでありました。
YMCAに着いてからも、ちょっとでも減らそうと無理矢理おしっこしに行ったり、かなり鬱々としながら体重計に乗ってみたら……、
なんとなんと、とってもわずかながら減ってました?!ええぇ~なんでなんでぇ~?!
途端に元気が出ちゃって、その後のメリッサ式エクササイズも楽しく過ごし、朗らかに家に戻って「さあ~食うぞぉ~!」とミルクコーヒーを温め、テーブルの上のブリオッシュに「待っててくれたのね~」とチュウをしながらトースターに入れ、食う気満々のわたし。
大満足しながら、体重が減ったことにいい気になっていたので、冷蔵庫のブドウに手を伸ばし、10粒ぐらいをチョイチョイっと洗ってパクパク。
それが11時のことでした。

お昼に戻ってきた旦那が、最近凝り出したおかゆを作り、独りでパクパク。「美味しいよ~、まうみも後で食べなよ」と言われ、お鍋の中を見ると、
チンゲンサイやアメリカンかぼちゃなどがゴツゴツと入った、なかなかに美味そうなおかゆだったので、さほどお腹が減っていないのにお茶碗一杯パクパク。
そしてその直後に、お腹がパンッパンだったのに、漢方飲まなあかんと思い出し、湯のみ一杯の漢方をゴクゴク。
それが3時のことでした。

やっぱ突然食べ続け過ぎたかなあ……と後悔したのがその数分後。なぜかというと、胃のあたりがものすご~く苦しくなってきたのです。
どちらかというと、いっぺんにたくさん食べられないわたし、他の人からは「見た目とちゃうなあ」、と心底感心されちゃいます。シクシク。
なので、やっぱり少しずつとはいえ、ガツガツと続けて食べ過ぎたのかなあと後悔しつつ調子を見ていましたが、一向に良くなる気配がありません。
幸いにして、昨日は家でのレッスンの日で、しかも6人のうち5人が事情があってキャンセルしていたので、4時からの子を教えたらいいだけでした。
かなり変な感じがしていたのだけど、なんとかそのひとりを教え終わり、そのまま寝室のベッドに転がり込みました。
ところがところが、寝転ぶと異様に苦しくなります。え?え?もしかしてわたし、吐きたいの

自慢じゃないけど、ティーンの頃から今まで、どんなにお酒を飲もうがメチャ食いしようが、吐いたことが無く、いつも介抱役をしていたわたし。
たった1度だけ、温泉のあるスキー場に行き、1日散々滑りまくったその晩に、飲んで食べて、公共温泉をはしごして、夜中にいきなり吐いてびっくり仰天したことがありますが、それっきり、なにがなんでも吐かないまうみを通してきたんです。

なので、いったいどうしてこんなことになったのか、すごく混乱しながら、けれどもとにかく寝転ぶことができないのでベッドの上に座っていました。
丁度息子Kが家に居て、「どないしたん?」と部屋に入ってきたので、とりあえず足の裏を温めるための湯たんぽにお湯を入れてきて、と頼みました。
「ボク、これから出かけるねんけど、その前に何かできることある?」と聞いてくれるKに、「いや、これで充分」と答えようとした時、ヤバッ!
第一波が押し寄せてくるのをグウッと抑え、目を閉じ、心を整えようと必死に頑張りました。
本当は、こんな時には頑張らず、吐いちゃった方がスッと楽になるって聞いているけど、なんせ経験の無いわたし、どうしてもイヤだったんですね。
それから悶々と苦しみながらの2時間、旦那が帰って来て、ツボにマグネットを貼ってくれて、安心したのか諦めがついたのか、吐きました、思いっきり。
もう勢いが強過ぎて、鼻に逆流するわ目にしみるわ、とんでもなく苦しかったけれど、やっぱり聞いていた通り、後はかなりすっきり。
白湯を恐々飲んだけれど、それは無事に胃に留まってくれたのでホッと一安心。
それから延々と眠れない夜を過ごし、今朝方少し眠り、梅干し番茶もお腹に入り、徐々に回復してきています。
ついさっき、お米から炊いた五分粥を梅干しと一緒に食べました。美味しかったぁ~

さて、今日の出張レッスン、どうしよう……。教えてナンボの世界だもんなあ。でも、もしこれがウィルス性だったら迷惑そのものだしなあ。

体重計に乗ってみました。ストンと2キロ落ちていました。あれ?いきなりもう目標達成じゃん。ラッキー
そういう問題じゃないっ!んでしょうね、はい、よぉく分かっておりますデス
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米国カンチョー事情

2009年03月04日 | 米国○○事情
うちの旦那が、わたし達三人(わたしと息子T&K)と出会った頃、かなりショックを受けたコトがあります。そのコトとは……、

幼児だったKが、ある女性のスカートの中に入り込んだ時、その女性が「きゃ~Kちゃん、エッチィ~!」と言いながら笑っていた
KとTが両手を合わせて人差し指だけ立て、「カンチョー!」と叫びながら互いのお尻の穴目がけて突っ込んでいるのを見て、母親のわたしが微笑んでいた
そして事もあろうに、母親までが人差し指を立て、息子のお尻の穴を目がけて追いかけ始めた……
いったいこの国の女はどないなってんねんと深く深く考えこんだそうです。

それから数年、旦那はかなり抵抗し続けていたけれど、今じゃもう、率先して『カンチョー遊び』をやるようになり、
恐ろしいことに、たま~にではありますが、スーパーとかで、低い棚にある製品を取ろうとして腰を折っている人を見ると、『カンチョー』したくなってしまうことがあるそうな……。

TとKには、こちらの学校では決してやってはいけないコトとして言い聞かせてきましたが、先日、このブログのコメンテーターアンちゃんとスーパーマーケットでばったり会った旦那、彼女と10分ぐらい『カンチョー談義』に花を咲かせたそうで、
彼女曰く、日本からやって来た知人の息子が、小学校でふざけている時に、女の子に『カンチョー!』をしてしまったらしく、そりゃもう、とんでもなく深刻で大きな騒ぎになったそうです。
息子達が小学生だった今から12年ほど前の、滋賀県は大津では、まだスカートめくりだのカンチョーごっこだの、平気でやってたんですね。
今どきはどうなのかなあ……。

日本はやっぱり、家族や親しい友達となら、とても自然にお尻のことを話せたり、遊びの中にそういう要素が入ってたりするんでしょうか。
わたしの場合、特に父親が『下の話』大王だったので、その影響を強く受けており、日本人全般としてくくるべきではないとも思っているのですが……。
そういえば、初めて旦那の実家に行かせてもらった時、なにかというと「That's politically incorrect!」と旦那が叫ぶので、最初に覚えた難しい単語(すんません、この程度がわたしには難しいのです)としてきっちり頭の中に入ったもんです。
わたしが何気なく口にする言葉が、アメリカンにとってはちょいと気恥ずかしいっていうか、滅多に話題にしない事だったりするんですね。
16年経った今でも、やっぱりたまに「That's not P.C.!」と叫ぶ旦那だけれど、びっくりして口を閉じる可愛かったわたしはもう居なくて、「ええやんか別に」とそのまま話を続けちゃいます。

ほんの小さなことにも、年月というのは、なかなかに渋い変化をもたらしたり、力を与えてくれたり、心を和らげてくれたりするもんです。
いつの日か、このアメリカでも、子供達がほがらかに『カンチョー遊び』ができる日が来ることを願ってやみません……ってか


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ひな祭り

2009年03月03日 | ひとりごと
今日はうれしいひな祭り。
もうかれこれ長い長~い間、おひな様を間近に見たことがありません。
こちらに引っ越してからは特に、全く見なくなってしまいました。
もう50年以上も生きて、今さらおひな様でもないだろう、なんておっしゃる方、それは大きな誤りです。
女の子だった思い出が心の中にある限り、この3月3日が近づくにつれ、おひな様をお祭りしたい気持ちがしみじみとわき上がってきます。

そんなわたしに、このブログのコメンテーターmanmaちゃんからの、すてきなプレゼントが届きました。
彼女の誕生を祝ってお祭りされて以来、今年めでたく○○年(彼女のために数字を控えさせていただきますです)を迎えたおひな様の写真です。



内裏雛(関東雛と京都雛では、男雛と女雛が並ぶ位置が逆だそうな)



肌がまったりとしてとても美しいお雛様。随分前に手放した、わたしのために買ってもらったお雛様のお顔とよく似ていて、とても懐かしいです。





manmaちゃんのご実家に飾られるこのお雛様。お父様のふたりのお姉様方から、初めての娘の誕生を祝って贈られたものだそうで、
今はもう亡きお姉様方のお気持ちを想い、別々に家庭を持って暮らしていてもやはり娘は娘、成長と無事を祈りながら、毎年お父様がひとりで飾り付けをなさるそうです。温かな心のこもったお雛様、すてきですね。

2月の真ん中辺りに、お雛様の写真を軽~い気持ちで送ってくれたmanmaちゃん、感激したわたしがブログに載っけてもいい?と聞くと、
なんとなんと、忙しいのにわざわざ撮り直しのために実家まで行ってくれました。ごめんよぉ~!

おかげで今日は、うれしいひな祭りをお祝いできそうです。ありがとう!





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夢遊病の女

2009年03月02日 | 音楽とわたし
ブラボー!素晴らしい!ありがと~ナタリー!体中鳥肌立っちゃったよ~
先日、S子達との観劇で座ったファミリーサークル、今回は更に、同じ階のボックス席を経験しました。
高い位置にあるとはいえ、限りなく舞台に近い所にあるので、歌手さん達ももちろんのこと、オーケストラの様子も、プロンプター(舞台下の穴蔵に待機して、忘れそうになった歌手さんを助ける役の方)の手の動きまで丸見えです。
なかなかに楽しく面白く、斜めからの舞台も悪くなく、これが20ドル弱の眺めなんてめちゃお得!と思います。
9年目にしてやっと、こういう聞き方もできると教えてくれたS子とAちゃん、ほんとにありがとう。
こんなに近くに住んでいるんだからもったいないです。って……今日みたいにスカスカラッキー!と勢い良くトンネルの中に突入した途端、事故ですっかり車は停車、1時間余もトンネル内に閉じ込められる、みたいな目にも遭ったりもしますが……
まったくもって焦りまくりました。せっかくAちゃんとの待ち合わせ時間に余裕で着くはずだったのに、ハドソン川の底に向かってどんどん下がっていく途中でピタ~ッと止まっちゃって……軽い閉所恐怖症のわたし……薄らと煙が立ちこめてたりした現場に近づく頃には、かなり気分的にヤバヤバでした

さて、お話はとっても単純。なんといってもオペラですもんね。
ラブラブのエルビーノとアミーナが、結婚を間近に控え今まさに幸福の絶頂に。
ところが、アミーナは夢遊という病にかかっていて、それを知らない村人の間では、幽霊が出るとの噂がたっていたのでした。
そこに、領主の息子で、随分前に誘拐されて行方不明になっていた男性が戻ってきて、事もあろうに、アミーナは夢うつつでその男性のために用意された部屋にやって来、そのまま彼のベッドに入って眠ってしまいます。
すっかり誤解したエルビーノ、前々から彼を好いていたリサと結婚することに。
けれども、リサもまた、領主の息子に抱きしめられ、その気になったことがバレちゃって話はご破算に。
絶望するエルビーノの前に、眠ったままフラフラと歩くアミーナが現れ、すっかり誤解が解けてハッピーエンド。

舞台設定がとても変わっていて、そのオペラに出るための歌手達がリハーサルをしている、という設定だったので、
役者の衣装はまったくの普段着、黒板にこれからこれを練習するよっていうタイトルをチョークで書いたりして、ちっちゃなギャグがあちこちに出没。
エルビーノ役のテノールJuan Diego Fitchさんと、アミーナ役のコロラトゥーラNatalie Dessayさんが爆裂に素晴らしい声を聞かせてくれたので、
他のアルトやバリトンの方達も素晴らしかったのに、すっかりかすんでしまってお気の毒でしたが、とても質の高いオペラを聞けて大満足。
それにしてもあのふたりのデュエット、透き通っていて、満席の会場の隅々にまで行き渡る余裕があって、極楽気分を味わうことができました。
ナタリーさん、華奢で、美しくて、ダンスも上手で、どんな姿勢でもどんなピアニッシモでも情感豊かな声を聞かせてくれました。
特に、男性2人に軽々と持ち上げられたとても不安定な状態で、超高音をヒャ~ッと出した時、Aちゃん、目が・になってました。
足元がしっかり地についてない状態で、あんな音がだせるかぁ~?と、同業者としてかなりショックを受けていたようです。
ただ、クライマックス直前、夢うつつで舞台に現れたナタリーさん、さあこれから切ないアリアを歌いまっせ~という時に、
舞台奥の黒板の前に立ち、チョークでなにやら書き始めまして、なになに?と覗いたら、で~っかい字で『ARIA』と……。
はいはい、これからわたし、アリアを歌いますってことね。ちょっと苦笑してしまいました。演出、徹底してましたね。
あと、夢うつつで歩いてくる彼女、なんと客席を歌いながらやって来ました。こんなのは今までに見たことがなく斬新でした。
でも、カーテンコールでは、歌手にはブラボーと賞賛の叫びの嵐でしたが、舞台演出家さん達が登場すると激しいブーイング?!ニューヨーカー恐るべし。
そうそう、休憩の時にロビーに出ると、ジャージー姿の女性と長靴にズボンの裾を思いっきり突っ込んだ女性発見!……ニューヨーカー恐るべし。

横に座っていたAちゃん、観劇中何回も唸ってました。参った……っていう感じで。
帰りの道で、「やっぱああいう人達が世界を股にかけるんだよ」としみじみ。
でもねAちゃん、わたし、あなたのファンとして思うけど、どこを根拠として歌ってもええやん。ああ、またあの人の歌を聞きたいなあって、心待ちにしている人が居て、歌を聞きながら嬉しくなったり癒されたり泣いたり、そんなファンがいっぱいいるあなたは、素晴らしい歌手だよ。

明日また、レッスンを受けたり美術館に行ったりして大忙しのAちゃん。明後日にはもう日本に向かいます。
きっと来年勉強しにおいでよね~。待ってるからね~。56通りと9番街の角っこで、ギュウッとハグして別れました。
ほんとにいっぱいありがとう
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再びの大雪

2009年03月02日 | ひとりごと
今年はほんとによく降ります。
葉っぱの上にこれだけ積もるのも、なんだか珍しくなくなってしまいました。



紅葉の根っこもすっかり埋まってしまいました。



白い柱のすぐ左横に、道路用の除雪車が走っています。
この車よりもう一回り小さめのトラックが、各家のドライブウェイを除雪してくれます。
いつか除雪してくれる様子を撮りたいと思うのだけど、いつもガリガリッという音を聞いて慌ててカメラを手に、というパターン。トホホ……



大雪が降ると必ず登場する、中高校生の雪かきアルバイト君達。
面倒な階段や通り道の雪かきを申し出る彼らに、済まなそぉ~に断る大家さん、「Good Luck!」と彼らに声かけしてました。




こんな日に、わたしはこれから出張レッスンをして、おまけにまたまたマンハッタンはメトロポリタン歌劇場に!!
今日もまたまたAちゃんのお誘いにヒ~ラヒラと乗って、オペラ鑑賞に行ってまいります。ベッリーニの『La Sonnambula』、夢遊病の女であります。
あんたが夢遊病の女でしょ~が!なんて突っ込まないでくださいね
なんだかもう、普段の1年以上分遊んじゃってるような気がします。しかも、旅行に来ている友人に奢ってもらっちゃってるし……
幸先の良い2009年、あとの10ヶ月、バリバリ働かにゃ~!!
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メリー・ポピンズとの再会

2009年03月01日 | 音楽とわたし
今夜から雪だよ雪、積もるそうだよ30センチほど。
よく当たる天気予報です。雪の降り始め時刻は夜の9時の予定。よっしゃ、間に合う!

3月最初の日の今日、お昼の3時からコミュニティバンドの『ラストウィンターコンサート』があり、自主練習をかなりおサボりしたまま舞台に。
曲によっては、他のパートの連中だってかなりトホホな演奏をしてたのに、なぜだか本番に強いわたし達、またまた「Good one!」な演奏会と相成りました。
ええ加減やな~。

コンサートが終わったのが4時15分、いつもはダラダラしているのにちゃっちゃと楽器を片付け始めたわたしを見て、
「ちょっとちょっとまうみ、打ち上げパーティのチョコケーキ、そんなに急がなくても食べられるよ~」とピッコロ吹きのバーバラ。
しくしく……わたしってやっぱ、そ~ゆ~イメージなのね、と心の中で嘆きつつ、「ちゃうねん、今夜はこれからミュージカル~!」と明るく答えました。
「ええぇ~?!こんな日にマンハッタン?!大丈夫ぅ~??無事に戻って来れることを祈ってるわ」「サンキュッ!」
ということで、クラリネットを背に、丁度ホールの前にあるバス停から4時半のバスに乗り込み、いざいざマンハッタンへ!(最近日参してへん?)

予定外に早く着き過ぎたので、バスターミナルのスナックバーで温かいスープとクロワッサンで腹ごしらえ。
旦那から、ショーが終わってから帰りのバスの発車時間までにほんの10分ぐらいしか時間が無いから、先に帰りのバスチケットを買っておくように言われていたので購入し、そしてにぎやかな42通りにある『ニュー・アムステルダム・シアター』へ!



偶然ターミナルから歩いて5分もかからない場所にある劇場だったのでラッキー!これなら帰りの9時半のバスに余裕で間に合いそうです。
週末の公共の乗り物は本数が少なく、ひとつ乗り遅れると1時間以上待たされるなんてざらなので助かりました。
付き合ってくれるんだからと、Aちゃんのおごりで観に行けることになった『メリー・ポピンズ』、前々から観たかったショーなのでめちゃハッピー!
会場の中でAちゃんと逢い、ショーの始まりをワクワクしながら待つわたし。Aちゃんは「アメリカ自然史博物館に行ってきたよ」と話してくれました。
もうすぐ開演!客席が薄暗くなった瞬間、後ろの席に座っていた人達がダァ~ッと大波が打ち寄せるように前へ前へ。
はぁ~ん、この劇場は、遅刻したお客を一切受け付けない決まりなのね。そういうことも知っていると、運が良ければかなりいい席に座れたりします。

それはそれは楽しい、手品や魔法のトリックがいっぱいの、大人も子供も大喜びのショーでした。
もともと信じ易いというか、ひっかかり易いタイプなので、メリーがシーツをパァッと広げるといきなりベッドになったり、空っぽの鞄の中から洋服掛けや電気スタンドが出てきたり、そのたんびに「なんでなんでぇ~」と心の中で叫んでいたわたし。
周りにちっちゃな子供がいっぱい観に来ていたのだけど、彼らの頭の上についている?マークのランプと同じぐらい、わたしの?ランプも光っていたかも。
映画を数えきれないほど観て覚えた歌が続々と登場。初めはロンドン訛りの英語が聞き取りにくくて、ちょっとメゲそうになったけど、
鍛え上げられたダンサーやシンガーによる白熱の演技にグイグイ引き込まれて、そんなことなんか全然気にならなくなりました。
いやぁ、ミュージカルを観ようと思うのだけど、なにがいいかなぁ~とお悩みの方、『メリー・ポピンズ』、お勧めいたします。
最後にバンクス家から去るメリーが空に舞い上がり、なんと、上方の席のわたし達の方に向かってきた時、わたし、涙ぐんでしまいました。
横に座ってるAちゃん、ちょっとしたことですぐに泣くわたしをいつもからかうので、もちろん彼女には内緒。
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(Supercalifragilisticexpialidocious)!!
ありがとうAちゃん!!

劇場を出ると、雪が勢いよく降り始めていました。

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