グレンクレストファーム在厩のWildwood’s Beauty’24は、日に18時間以上の夜間放牧で管理されています。
◇ジョン・グレートハウス代表のコメント 「日に2回の飼葉のときに馬房へ戻りますが、ほとんどの時間を屋外で過ごす毎日。高いレベルで健康状態を維持できていますし、屋内外時ともに好感の持てる素振りを見せてくれていますよ。サイズもこの時期の標準の範囲内にあり、成長過程も良好ですから、正しい方向に進んでいるのは間違いないでしょう。現在までの成長曲線には大変満足。この調子で育ってくれるようであれば、とても楽しみな一頭になりますね」
-----
日に18時間以上の昼夜放牧…というと簡単に聞こえてしまいますが、アメリカ産馬は日本とは比べ物にならないくらい厳しい環境で育てられるらしいですし、その中で飼葉以外は屋外で過ごすのですから、時折、化け物のように強い馬が出てくるのも頷けます。まあ、至れり尽くせりの日本式とどちらが良いかは一概には言えないですが、Wildwood’s Beauty’24が来日までにアメリカ式の良い部分を存分に吸収してくれたらありがたいです。
その上で、現状、健康状態に問題がなく、サイズもこの時期の標準の範囲内であり、成長過程も良好とのことですから心配なところは全くありません。ジョン代表の「現在までの成長曲線には大変満足」「このままいけばとても楽しみな一頭になる」との言葉を信じて待つのみです。(先月は他のFloghtline産駒と比べても上位のデキ、と仰っていましたし(^^))
馬体写真については、だいぶ冬毛が伸びてきたので見栄え的にはイマイチながら、10/21と11/23の動画を見比べると、この一ヶ月ほどでお尻が大きくなってトモが高くなり、歩きに力強さが出てきたことが分かります。このあたりが「現在までの成長曲線には大変満足」なところでしょうし、身体もまだまだ大きくなっていきそうですよね。
ということで、今回の近況更新には私も大変満足しています(^^ゞ
【グレンクレストファーム在厩のWildwood’s Beauty’24:公式HP(2024/12/6更新)より】
栗東トレセン在厩のアスゴッドは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇荒木助手のコメント 「前走はいい展開に持ち込みましたが、惜しくも勝ち切れず…すみませんでした。レース後は運動のみで様子を見ていますが、今のところ大きな反動はなさそうです。次走は中1週で12月28日(土)京都1R 2歳未勝利(ダ1400m)へ。鞍上は岩田望来騎手を予定しています」
-----
まずはレース後に問題が出なくて何よりです。何だかんだでアスゴッドはソエが出たり引っ込んだりの繰り返しでしたから、前走最大の収穫は『中一週の続戦が可能な状態でレースを終えたこと』かもしれません。
いや、前々走と前走はいずれも先行して勝ちに行く正攻法の競馬で惜しい2着。勝った馬が強い競馬をしたことを考えれば、普通なら次はもう順番ですからね。当日は中山でG1があるので乗り替わりは仕方がないとして、アスゴッドは競馬に行くとしっかり真面目に走れる馬ですし、テン乗りの岩田望来騎手でも全然OKだと思います。
ということで、2024年競馬の最終日を締めくくるためにも、アスゴッドには必勝の気合いでレースに臨んで欲しいなと。。ここまで来たらお世話になりっぱなしの矢作厩舎にはリーディングを獲得して欲しいですし、今週のテラステラ、来週のジーベック、アスゴッドがそれに貢献してくれたら最高です!!m(_ _)m
【2024/12/15京都2R 2歳未勝利(ダ1400m)でのアスゴッド:公式HPより】
栗東トレセン在厩のジーベックは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇荒木助手のコメント 「前走は距離が短く、忙しい競馬になりましたが、最後まで頑張って走りきってくれましたからね。レース後も問題はなさそうですので、18日から軽く乗り出しています。前走をステップとして、次は12月28日(土)京都8R 1勝クラス(ダ1800m)へ。この距離で今一度巻き返しを狙います。鞍上は引き続き、古川奈穂騎手の予定です」
-----
レース後の無事確認をした上で、目論見通り12/28京都のダート1800m戦へ。いったん距離を短縮して『ビシッ』と気合を入れ、再び1800m路線に戻すのは当初からの作戦でしょうし、曲がりなりにも上り最速を使って最後まで頑張った前走を無駄にしないためにも、次走では是非ともジーベック本来の力を見せて欲しいと思います。
逆に言えば、次走で再び不甲斐ない競馬をするようだと何を言われてしまうやら… いやいや、あまりネガティブになっても仕方ありませんから、まずは来週、次走での完全復活を信じたいと思います。
その意味では、前走から引き続き手綱をとる古川奈穂騎手にも期待したいです。前走後のコメントでは冷静にジーベックのクセなどを把握してる様子が窺えましたし、前に行くにしろ控えるにしろ、4kg減はやはり大きいですからね。
これは何となくの勘なのでアレですが、次走の内容次第でジーベックの将来が変わるかもしれないなぁ…ですから、こちらとしても、いつも以上に緊張感を持って応援したいと思います!
【2024/12/14中京6R 3歳以上1勝クラス(ダ1400m)でのジーベック:公式HPより】
美浦トレセン在厩のブルータスは、19日朝、ウッドを併せ馬で追い切られています。
- 24.12.19 大塚海 美南W良 5F 67.8-52.5-37.4-12.2(7) 馬ナリ余力
テリオスルナ(二歳1勝)馬ナリの内0.5秒追走同入
- 24.12.15 助 手 美南坂良 1回 58.0-42.7-28.0-13.0 馬ナリ余力
◇高柳瑞調教師のコメント 「18日は坂路を乗ってからゲートを確認。19日朝はウッドで後ろから行って、馬なりで併入しました。目立つ時計ではないものの、元々ウッドではあまり動かない馬。それでも以前よりは動けていましたし、息遣いも良かったですよ。目標は1月5日(日)中山2R 3歳未勝利(ダ1800m)または、6日(月)中山3R 3歳未勝利(ダ1800m)。鞍上は横山武史騎手を予定しています」
-----
先週(12/12)近況でのアナウンス通り、年明け1/5または1/6の中山ダート1800m戦へ。すでに横山武史騎手を確保していることからも、年明け早々初勝利を決めるぞ!という瑞樹先生の静かな闘志を感じます。
ちなみにブルータスについて、私はもともと『3歳になってからの馬』と考えていましたし、ウッドで「以前よりは動けていた」ことも考え合わせると、次走では『さらに一段強くなった姿』が見られるかもと…。前走で0.1秒負けたベリタバグスが12/8の1勝クラスで2着(1番人気)だったことからも、正月早々ポンポンと連勝することだってあり得そうです。
鬼に笑われるのはイヤなのでこの辺にしますが、ブルータスには(アクシデントなく無事に出走を重ねていけば)1年後には普通に準オープン、オープンで走っている可能性すら感じています。
いや、それもこれもまずはひとつ勝ってから(^^ゞ
2025年の飛躍に向けて、年内にやるべきことをしっかりこなして頂ければと思いますm(_ _)m
【美浦トレセン在厩のブルータス:公式HP(2024/12/19更新)より】
エスペシャリーは、18日、Cウッドで追い切られています。
- 24.12.18 助 手 栗東CW良 5F 73.5-57.2-41.4-13.2(7) 馬ナリ余力
◇四位調教師のコメント 「18日は馬なりでサーッと回ってくる形。馬体はあまり増えていませんが、気の荒いところがある馬ですから、減らずに済んでいることを良しとしたいですね。目標は年明け1月の中京開催。芝のレースで控える競馬を覚えさせ、その後にダートを試してみることも考えたいです。スピードや能力のある馬だと思っていますので、これから順調に成長していってくれればいいと思います」
-----
ちょうど一ヶ月のリユレッシュ放牧から帰厩して、最初の追い切りはCWを軽く流す内容。元々今週はチャンピオンヒルズで終い13秒程度をやる予定でしたから、それをそのままトレセンのCWでやったということになりますね。そう考えると、今回の立ち上げは年明けの出走に向けた『順調な第一歩』と言って良いでしょう。
ちなみに目標である「年明け1月の中京開催」を見てみると、早速1/6の6レースに芝1400m戦が組まれています。エスペシャリーは何本も追い切らないと仕上がらないタイプではないですし、長くトレセンに置くことでのやり過ぎ、馬体減りをケアする意味でも、現状、1/6出走の線が濃厚なのではと思います。
今後の方向性については「芝のレースで控える競馬を覚えさせ、その後にダートを試してみることも考えたい」と。ダートについては次走の内容次第になりそうですが、いずれにしても、四位先生から「スピード、能力のある馬。これから順調に成長して欲しい」と素質を評価頂いていますので、まずは着実に初勝利をめざして欲しいと思います!
テラステラは、12月22日(日)京都12R ジングルベル賞(2勝クラス・芝1400m)に菱田裕二騎手で出走します。
- 24.12.18 助 手 栗東坂良 1回 56.7-41.0-26.1-12.6 馬ナリ余力
- 24.12.13 助 手 栗東坂良 1回 54.9-39.4-25.7-12.6 馬ナリ余力
◇荒木助手のコメント 「予定のスケジュールで順調に調整できており、18日に坂路を単走で追い切りました。使ってきている馬ですし、もう馬なりで十分ですからね。今の荒れた京都の馬場も他馬ほど気にしなさそうですし、出走を重ねることで京都コース自体にもフィットしつつあるかと思います。準オープン入りまであと一歩。何とかここで決めたいところです。最終的には菱田裕二騎手でいくことになりました」
-----
テラステラのジングルベル賞出走が確定しました。
同日、中山のオルフェーヴルカップ(芝1600m)にも登録がありましたが、大方の想定通り、そちらはいろいろな意味での『念のため』だったと思われます。まあ、中山なら『坂井瑠星騎手』という大きなメリットはありますが、逆に、それ以外の要素(輸送、距離、コース、斤量など)についてはジングルベル賞の方が魅力的ですからね。
追い切りに関しては、前走(12/1京都12R)から中2週で坂路を2本。これまでのテラステラの(中2週での)出走パターンを考えれば、『馬ナリ余力』で充分だと思いますし、何より荒木助手の自信ありげなコメントが心強いです。
鞍上の菱田裕二騎手はテラステラにはテン乗りですが、矢作厩舎・菱田騎手コンビと言えば、パンサラッサの福島記念が強烈な印象として残っています。いやホント、あの福島記念勝ちが中山記念~ドバイターフの連勝に繋がったわけですから、どんなに感謝をしてもし過ぎってことがないほどお世話になっているんですよね。
あ、パンサラッサの話はさて置きまして、今のテラステラはテン乗りジョッキーでもあまり心配がないほど競馬が上手になっていますし(多分)、京都の1400mは『庭』と言っても良いコースです。加えて菱田騎手はちょうど良い、ソコソコ前位置から勝負をしてくれそうな気がしますので、テラステラの状態の良さも含めてチャンス大の一戦だろうと思います。
矢作厩舎のリーディング争いも佳境に入っていますから、厩舎の皆さんもきっと気合が入っているハズ。。荒木助手が仰るように、何とかここで準オープン入りを決めちゃって欲しいです!(^^)
**2024/12/22京都12R ジングルベル賞(2勝C/芝1400m)出走馬**
【2024/12/1京都12R 3歳以上2勝クラス(芝1400m)でのテラステラ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のストラテージュは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めをコンスタントに乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「今週も半マイル57秒程度で乗っており、過去に比べれば、着々と動けるようになりつつありますね。先日来場した調教師によれば、『ここからはビシビシとさらに鍛え上げるように攻め込んでいこう』とのこと。来週は56秒台までペースを上げてみようかと思っています」
-----
ここ数週間は、坂路で速めをやるたびに少しずつの進歩があるようで、小泉厩舎長から「着々と動けるようになりつつある」と言ってもらえたのは嬉しい限りです。
しかも、ストラテージュには全くヘコタレる素振りがないようですし、矢作先生からの指示である『ビシビシとさらに鍛え上げるようなトレーニング』を乗り越えれば、ようやくトレセン帰厩の流れに乗れるかもしれません。
そのためにも、まずは来週の56秒台でもしっかり動いてアピールを!
現時点で既にデビューをしている組と比べては可哀相ながら、いずれは先行している馬たちに追いつかなければいけませんし、どこも悪いところがないのであれば、そろそろ本気で『ビシッ!』といきたいところですm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「速めをやってやれないことはないのですが、出掛けの歩様がひと息な点がネック。先日来場した調教師も、『常歩がスムーズでないと出走診断をクリアできない可能性がありますから…』と二の足を踏む感じでした。キャンター自体は悪くないだけに悔しい状況が続きます。週末にかけて装蹄師とも相談を重ね、常歩時も含めての対応策を練っていく予定です」
-----
うーん。。モドカシイっすねぇ…
走って走れないことはないけれど、歩様が今ひとつスッキリしない…
今まで装蹄師さんを含めて様々なことを試してきたものの、これという決め手がないのはツラいです。
いずれにしても、まずはトレセン帰厩のゴーサインがもらえるところまで進まないと話になりません。明るい展望がないまま5歳を迎えるのは残念ですが、これもまた『一口馬主あるある』だと思って辛抱するしかありません(^^;)
ジョイナスファーム在厩のモダンは、おもに周回コースでハロン20~25秒ペースのキャンター1400~1600mを乗られています。
◇稲村場長のコメント 「ペースを緩めていたとは言え、調教を続けている分、当初に見せていた脚捌きやバランスの頼りなさは着実に良くなりつつありますからね。調教師とも相談のうえ、年末にかけて調教メニューにさらに手を加えていきたいと思っています」
-----
ようやくジョイナスファームに移動直後の20秒ペースに戻ってきました。
稲村場長からも「当初に見せていた脚捌きやバランスの頼りなさは着実に良くなりつつある」と言ってもらえましたし、ここまで我慢をし、時間をかけて乗り込んできた成果が出てきたのではと思います。
といっても、トレセンに戻るまでにはだいぶ時間がかかりそう…。まずは年末にかけての新メニューにしっかり対応し、間違っても後戻りなどしないように頑張って欲しいですm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のエレガンシアは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇木村マネージャーのコメント 「今週は終いを重点に乗ってみたところ、ラスト2ハロンを12秒台のラップで上がってきました。溜めれば伸びることが分かりましたので、この調子で進めていきたいですね。馬体に張りが出て、以前よりも大きく見せるようになってきたことですし、力が付きつつあるのではないでしょうか」
-----
終い重点ということは、全体55秒のラストが12秒台…みたいな感じだったのでしょうかね。
木村マネージャーから「溜めれば伸びることが分かった」「馬体に張りが出て以前よりも大きく見せるようになってきた」「力が付きつつある」と前向きなコメントがたくさん出ましたし、ようやく良い流れに乗ってくれたかもしてません。
この感じなら、(私が)狙っていた年明け早々の帰厩が現実味を帯びてくるかも…。
3歳になると何故か時間が経つのが早くなり、アッという間に未勝利戦終了が迫ってしまうケースもありますので、エレガンシアぐらいの素質馬には早く覚醒してもらわないとイケマセンm(_ _)m