プライムラインは8月17日盛岡7R エメラルド賞(芝1700m)に坂井瑠星騎手で出走します。枠順が確定しています。
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**8/17盛岡7R JRA交流 エメラルド賞(芝1700m) 16:00発走**
◎ プライムライン
○ フォルステライト
▲ パワーオーソリティ
エメラルド賞の枠順が確定、プライムラインは6枠6番になりました。
北海道での復帰が有力だった頃は、『復帰初戦で勝てなくても掲示板以上を確保して叩き2戦目で勝負』と考えていました。その後、芝とダートしかない札幌競馬場への入厩を避け、一旦栗東トレセンに入って新潟開催へ向かう事になったときも、『叩き2戦目』の可能性を残しておきたい気持ちはありました。
でも、8/17盛岡 エメラルド賞に選出され、矛先を地方交流競走に向けるとなった以上は、もう叩き2戦目云々の話は関係なく、このレースこそが乾坤一擲の勝負になったと理解をしています。
矢作先生としては、未勝利戦2着3着経験馬が複数出てくる中央の未勝利戦よりも、多少なりとも相手が軽くなる地方交流戦の方が勝ち易いこと、シュウジデイファーム移動以降、短期間で仕上げてきたことによる『オツリのない馬体』では、たとえ優先権がとれたとしても『叩き2走目』でパフォーマンスをあげるのは難しいことなどを総合的に判断されたのだと思います。
この判断が正しいかどうかは神のみぞ知るですが、少なくとも私にはよく理解できる気がしますし、ここが勝負と決まった以上はコチラも腹を括って応援するのみです!(仕事中ですけれど(^^;))
相手関係については、この際(失礼ながら)岩手の馬たちには負けない前提で考えたいです。つまり、敵はJRA組という事になるわけですから、改めてJRAから出走する6頭の戦績などを眺めてみました。
基本的にJRAの未勝利戦で権利が取れなかった馬たちなので、前走着順を見る限りでは、確かにムチャクチャ強そうな馬は見当たりません。(そんな馬がいたら、そもそも盛岡に遠征する意味がないワケで(^^;))
その中であえて怖い馬を挙げるとしたら、前走3番人気6着ながら、前々走で0.4秒差2着があるサンデーRさんのフォルステライト、同じく前走4番人気で9着大敗も、前々走は0.2秒差2着だったゴドルフィンさんの(外)パワーオーソリティという事になるでしょう。
特にフォルステライトはあのダンビュライトの半妹という良血馬、父キングカメハメハで4千万円募集の期待馬ですから、そもそもこんなところにいちゃいけないんですよね。。あ、もちろんプライムラインもそういう馬(募集総額4,760万円)なのですが、こちらは繋靭帯損傷の長期休養明けなので… (^^ゞ
話を本題に戻しますと、こういう(1着以外は欲しくない)レースでは、本当に怖いのは決め手がある馬です。そういう馬にマークをされるとまことに厄介なのですが、幸いにしてライバル2頭はいずれも前に行って粘りを見せるタイプの馬。おまけにどちらもプライムラインより外枠にいきましたから、ここまでのところは運も味方をしてくれていると考えたいです。
ちなみにフォルステライト、パワーオーソリティの前走リプレイを見たところ、どちらも終い切れる脚は持っていないと感じました。その代わりレースセンスは水準以上のものがありますから、基本的には逃げ先行狙いになるのだろうと思います。
プライムラインとしては、(状態がさえ良ければ)ライバル2頭を引き連れて、多少強引でも逃げてしまうのが一番紛れがなくて簡単でしょう。が、果たしてプライムラインの状態を坂井騎手がどう感じ、どう導いていくのか…。場合によってはフォルステライトにハナを譲ってマークする立場に収まるのか…。
正直なところ、コチラにもいろいろ不安がないわけではないだけに、(「腹を括って」とか言いながら)段々と祈るような気持ちが強くなってきました(^^;)
札幌1R 芝1800mの未勝利戦で、バスラットレオンが勝った新馬戦の2着馬モリノカンナチャンとオーソクレースが勝った新馬戦の2着馬シティレインボーが顔を合わせました。
結果はオーソクレースに負けたシティレインボーが1番人気に応えて快勝、モリノカンナチャンは2馬身差の2着に敗れましたが…。さて、この結果の評価については、単純に『シティレインボーが勝ったからバスラットレオンよりオーソクレースの方が強そう』、というほど単純な話ではなさそうです。
今日はモリノカンナチャンが1枠から先行しましたが、外からずっと5番に絡まれる厳しい形で1000m通過が60.8秒と、65.1秒の流れを中団から追走した初戦とは正反対の競馬になってしまいました。3~4角で一瞬手応えが怪しくなった時は、大敗もあるかと思うほどでしたが、そこから立て直して3着を7馬身離したのは逆に強さの証明になったと言えるでしょう。
対するシティレインボーは前半をゆっくり出て中団を追走、向こう正面で徐々に進出をして馬なりで前を射程圏に入れる理想的な競馬。枠の内外もあって、今日はモリノカンナチャンをしっかりマークできましたが、もしも逆の立場になっていたら、結果がどうなっていたかはわからないと思います。
いずれにしても、今日の1、2着馬が水準以上の強さを持っているのは間違いないところ。当然ながら、その2頭を問題にしなかったバスラットレオンもオーソクレースも相当な強さを秘めているはずで…。
そんなこんなを考えると、2頭の現時点での上下を決めるとしたら、やはり実際にレースで戦わせてみないと結論は出ないででしょう。しかも、おそらく勝負は展開や位置取り、第3、第4の馬たちの動向に左右されるギリギリのところで決まる可能性がありそうです。
まあ、そもそもオーソクレースが札幌2歳Sに出てくるかどうかは微妙な情勢のようです。コチラとしては、是非戦ってみたい気持ちと出てこなくてイイという気持ち、それがちょうど半々ぐらいですかね(^^;)
シュウジデイファーム在厩のラヴマイウェイは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「水曜日の坂路では1本目に15-15、2本目に3F40秒台をマーク。3頭併せの真ん中で終いを重点に乗りました。機嫌を損ねないよう入念に進めていることもあって、馬場入り時にわるさをしなくなりましたし、仕掛けてからの反応も良かったです。ゲート練習での発進も上達。この調子でどんどん成長を見せて欲しいところです」
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つい数日前に出資をしたばかりですが、やはり、出資馬だと思って目にする近況は同じような内容でも感じ方が違いますね… みたいな感想はさて置いて、今回の近況は前回以上にラヴマイウェイの上昇ぶりが窺える内容で、なかなか良い流れなんじゃないでしょうか(^^)
具体的には気性面の成長、何と言ってもこれが第一。馬場入り、特に坂路の入り口でゴネるなどのイヤな行動が改善されたようですし、ゲートからの発進も上達、さらには落ち着いて走って終いを伸ばすと言った、鞍上の指示に従った動きができるようになってきたのは非常に嬉しい進歩だと思います。
今回は「仕掛けてからの反応も良かった」とお褒めの言葉を頂きましたが、カイザーノヴァなどは最後までそんな事は言ってもらえませんでしたからね(^^;)。。まあ、だからというワケではないですが、焦らず時間をかけて鍛えれば相当なところまでいけるのではと、出資早々期待が膨らんできています(^^)
ちなみに坂路の動画に関しては、3F40秒台のものではなく、「調教パートナーが遅れを取り、うまく併走に持ち込めませんでした…」とのコメントがあった7月の15-14のものですね。どうせなら、仕掛けてからの反応が良いところが見たかったですが、それはまたのお楽しみです。
坂東牧場在厩のコマンドブルックスは、今週よりトレッドミル入りを開始しています。
◇荒木マネージャーのコメント 「まずは常歩、速歩を7分ずつからスタート。まだ関節などが固まりきっていない成長途上の段階にあり、立派な馬体を持て余し、右トモなど各所に負担がかかりやすい状況のようですからね。今はペースアップを急ぐのではなく、さらに成長を促し、体がしっかりと固まってくる時期を待ってあげましょう」
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右トモのケアをした後はトレッドミルで常歩、速歩を7分ずつ。。考えてみれば、トレッドミルがあるだけ助かったと言いますか、昔ならパドック放牧と引き運動で成長待ちをしなければいけない感じですからね。まだ関節が固まっていない中で、少しでも運動量を確保できるのはありがたいと思っておきましょう(^^;)
前回の近況更新時に、「秋が来る前に、せめて軽いキャンターぐらいは続けて乗れるように」と書いたのですが、この調子だと普通キャンターの継続は「秋が来る前に」ではなく「秋が終わる前に」ぐらいのイメージでしょうか。まあ、とにかく焦りは禁物でしょうから、きちんと運動ができる状況になるまでは、気長に様子を見守っていきたいと思います。
【坂東牧場在厩のコマンドブルックス:公式HP(7/16更新分)より】
木村秀則牧場在厩のレフィナーダ'19は、先月同様、おもに昼夜放牧による管理が続けられています。
◇木村担当のコメント 「ここにきて胴に伸びが出始め、臀部のボリュームが増すなど全体的に大きくなり、より1歳馬らしい体つきになってきました。本馬については、デキが非常に良かった姉エンパイアブルーをひとつの指標として考えており、同馬のような体型やシルエットに近づいてくれればと思っています。実際、そうなってくれそうな雰囲気を感じさせる楽しみな一頭ですよ。育成牧場への移動については、誕生月を考慮のうえ、もう少し成長を促してからを予定しています」
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基本的に本馬は晩成血統の遅生まれですから、何をはじめるにしても焦りは禁物。同じ世代のステラリード'19やミスペンバリー'19はすでにシュウジデイファームへ移動をしていますが、こちらは(木村さんも仰っている通り)もっと成長してからの移動で充分だと思います。
ちなみに姉のエンパイアブルーと言えば、晴れの新馬戦のゲート裏で他馬に蹴られて除外になるという前代未聞のツキの無さが災いしたのか、大事な時期を骨折で棒に振るなど不運が重なり大成できませんでした。彼女の類まれなる才能は当時の出資者誰もが認めるところでしたから、本馬がその夢を引き継いでくれたらこんなに嬉しい話はありません。
あ、夢と言っても、今のところは大きなレースを勝ちたい…みたいな話ではなくて、『もしもエンパイアブルーが健康でアクシデントなども無かったら、一体、どれほど強くなっていただろうか?』、そんな疑問の答えになるような普通の競争生活を送って欲しいのが第一です。その上でもしも本馬が「エンパイアブルーの体型やシルエットに近づいて」いくとしたら、その時にはもっと具体的な目標を考えたいと思います(^^)
【木村秀則牧場在厩のレフィナーダ'19:公式HP(7/10更新分)より】
◇JRA公式『栗東トレーニング・センターにおける火災事故について』
本日(8月14日(金曜))、JRAの栗東トレーニング・センター(滋賀県栗東市御園1028)において火災事故が発生しました。現時点で判明しております状況について、以下のとおりお知らせいたします。
近隣の皆様をはじめ、日頃から中央競馬をご愛顧いただいております皆様にご迷惑・ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
1.発生日時
2020年8月14日(金曜)17時36分頃
2.発生場所
JRA栗東トレーニング・センター厩舎地区
3.経過
20時26分頃鎮火したことを確認
4.被害状況
人的被害 なし
建物被害 村山明厩舎は半焼、中尾秀正厩舎および高柳大輔厩舎の一部で雨どいが溶けるなどの被害を確認
競走馬の被害 4頭死亡
アオイホープ(牡2歳・村山 明厩舎)
ケイティレジェンド(牡2歳・村山 明厩舎)
トーアキャンディス(牝2歳・村山 明厩舎)
ミラクルユニバンス(牡7歳・村山 明厩舎)
なお、第2回小倉競馬第2日(8月16日(日曜))第1レースに出走を予定していたアオイホープおよび第8レースに出走を予定していたミラクルユニバンスは、それぞれ出走取消(事故のため)となります。
栗東トレーニング・センター場長 高橋敦樹のコメント 本日、栗東トレーニング・センター厩舎地区で発生しました火災につきまして、近隣の方々をはじめ、日頃から中央競馬をご愛顧いただいております皆様、関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。また、今回の火災事故で、尊い4頭の競走馬の命が失われたことについては、大変残念であり、慙愧に堪えません。
火災の原因等につきましては、現在調査中でありますが、JRAとして調査に全面的に協力するとともに、再発防止に努めてまいります。
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トレセンの火災で4頭の競走馬が亡くなるという、ショッキングな事故が起きてしまいました。(謹んでご冥福をお祈りしますm(_ _)m)
アドバンスマルスやスターリーソングなどを管理する高柳大輔厩舎にも少し被害が出たなどと聞くと、本当にゾッとしてしまいますが、詳しい原因などについては今後の調査を待つしかありません。亡くなった命は戻ってきませんが、今はただただ、二度とこのような事故が起きないことを祈るのみです。。
ちなみに広尾TC所属馬で栗東にいるのはプライムラインのみ。矢作厩舎については直接的な被害はなかったようなので、月曜日の出走は予定どおりでしょうが…。火災の状況、厩舎の位置関係が分からないので何とも言えませんが、プライムラインに限らず、他馬の精神面に影響がないかなど多少心配な部分も残りますね。。