バスラットレオンは、26日、札幌競馬場に入厩しています。
◇石川代表のコメント 「ソエに関してはもう問題なく、直前は1本目に15-14、2本目に3F39秒台をマーク。時計以上に負荷をかけることができましたし、終いまでしっかりとした動きでした。9月5日札幌11R 札幌2歳ステークス(G3・芝1800m)に向けて、予定通りに送り出すことができました」
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予定通りに一週前追い切りをシュウジデイファームで消化、札幌競馬場に入厩しました。
一時心配されたソエについても、念入りなケアのお陰もあって問題ない状態とのこと。3F39秒台の動きも良かったようで、「予定通りに送り出すことができた」との石川代表のコメントにも『これならやれるはず』との自信が滲み出ているように感じます。
こうやって思い描いた通りに事が運ぶのは、その間にも少しずつ勝率が高まっているということでしょう。周囲のイレ込み過ぎが良くないのは承知をしていますが、バスラットレオンはそれなり以上に期待を集めておかしくないだけの実力、素質がある馬ですからね。このあと競馬場での最終調整もしっかりこなし、良い状態で札幌2歳ステークスに向かって欲しいと思います!
ちなみに先週の記事に載せた札幌2歳Sの出走予定馬(下表)ですが、リオンディーズ産駒ピンクカメハメハの名前が抜けていましたので追加をしました。当日はおそらくそのピンクカメハメハ、ソダシ、ウイングリュックなどとともに、バスラットレオンも人気の一角を形成することになるでしょう。
僚馬カイザーノヴァはひと足先にオープンを勝ち、秋冬の重賞挑戦に向けてしっかり足場を固めています。バスラットレオンも負けずにここで結果を出して、強力な2枚看板を完成させて欲しいと思います(^^)
**9/5札幌11R 札幌2歳ステークス(G3/芝1800m)出走予定馬**
【2020/7/26 札幌5R メイクデビュー札幌でのバスラットレオン:公式HPより】
カイザーノヴァは、25日、シュウジデイファームへリフレッシュ放牧に出ています。
◇石川代表のコメント 「まだレースから日が浅いため、馬も気が立っていますからね。もうしばらくは様子見が必要ですが、そう大きな反動まではなさそうです。現時点では右前に擦り傷、背腰に多少の疲れがあるかなといった程度。まずはしっかりとケアしてあげたいと思います」
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クローバー賞では粗削りながらも素質の高さを感じる走りを見せて、豪快な差し切り勝ちを飾ってくれました。さすがに多少の疲れはあるようですが、住み慣れたシュウジデイファームに無事に移ってくれましたし、少し休めばまた元気になってくれるでしょう。
そして注目の次走ですが、クラブからのコメントには何もなかったものの、スポーツ報知と極ウマによれば、サウジアラビアロイヤルカップ(10/10東京・G3)かデイリー杯2歳ステークス(11/14阪神・G2)が有力のようです。どちらも中央場所のマイル重賞、北海道のオープン特別とはレベルも意味合いも違いますので、改めてチャレンジャーとして頑張って欲しいです。
にしても、矢作先生の「まだ馬が若すぎて、走り方も全然分かってないんだけどね。能力はかなりかもしれない」とのコメント、これはテンションが上がりますねぇ。。多少のリップサービスがあるとしても、実際にサウジアラビアRCやデイリー杯2歳Sを狙う程度の期待はされているわけですし…。
カイザーノヴァが本当の強さを身につけるのはこれからですが、次走までにどの程度成長してくれるかも含め、益々楽しみになってきました(^^)
ここからは矢作厩舎のお話。 (中略) まずは先週のクローバー賞を勝ったカイザーノヴァ(牡、父モーリス)ですね。「まだ、馬が若すぎて、走り方も全然分かってないんだけどね。能力はかなりかもしれない」とトレーナーは笑顔で振り返ります。今後なんですけど、状態を見ながら、サウジアラビアロイヤルCかデイリー杯2歳Sへ向かうとのこと。まず、この時点でオープン特別で賞金を加算できたのは大きいですよね。同じく北海道で新馬を勝ったバスラットレオン(牡、父キズナ)は坂井Jとのコンビで初タイトルを狙います。
◇極ウマ 『カイザーノヴァはサウジアラビアRCかデイリー杯へ』
矢作厩舎の2歳馬でクローバー賞を制したカイザーノヴァ(牡)は放牧を挟んで10月10日東京のサウジアラビアRC(G3、芝1600メートル)か11月14日阪神のデイリー杯2歳S(G2、芝1600メートル)。7月札幌新馬勝ちのバスラットレオン(牡)は9月5日札幌2歳S(G3、芝1800メートル)。
【シュウジデイファーム在厩のカイザーノヴァ:公式HP(8/21更新分)より】
イクタトレーニングファーム在厩のゴッドシエルは、今週より、走路入りを開始しています。
◇生田場長のコメント
「筋肉などはまだこれからですが、ひとまず飼葉をよく食べており、馬体重は470kgまで大きく戻りました。よって現在はハロン20秒ペースのキャンターを3200m程度。ガツンと行き過ぎないよう、あえてセーブしながら乗っているところです。動き自体は悪くありませんので、ハミ受けなどに気をつけながら、徐々に進めていきたいと思います」
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先々週、イクタトレーニングファーム到着時に435kgまで減った身体が470kgまで戻ってくれました。ウォーキングマシンのみで楽をさせた結果とはいえ、増やしたい時に増えてくれるのは素直にありがたいです。(リナーシェとかマーテルもそうだと楽なのですが…)
これでまた少しずつペースは上がるでしょうし、やればある程度動けることは分かっていますので、10月デビューの線は充分に狙っていけそうです(^^)
この世代には(カイザーノヴァを筆頭に)派手なパフォーマンスを見せている馬もいますが、時間をかけて強くなる姿を応援するのもとても楽しいですからね。焦ることなく自分のペースで地力をつけて、長く活躍できる馬になって欲しいと思います!
ファンタストクラブ在厩のリナーシェは、おもに周回コースで軽いキャンター1400m、屋外坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター1本を乗り込まれています。
◇米田育成広報のコメント 「現在の馬体重は416kg。『少しでも増えて欲しい』ところですが、ほぼ前走時と変わっていない状況ですからね。よって、『札幌開催中の出走は見送ることとし、秋競馬に備え、適時、栗東トレセンのほうへ』と調教師。攻めすぎず、緩急をつけながら馬体増を図り、じっくりパワーを付けていければと考えます。表情に出すタイプではなく淡々と走る馬ですが、動き自体は徐々に良くなりつつあるように感じています」
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札幌開催をパスして秋競馬に備える方針が改めて示されました。
馬体が増えない件はさて置くとしても、母系を見ればGalileo、Rainbow Quest、Nijinsky、Round Tableと並んでいるわけで、そもそも2歳戦からバンバン走る方が普通じゃない気もしてきます。小柄で仕上りが早いので、一応、2戦目などはまずまず格好を付けてくれましたが、やはり、3歳、4歳と時間をかけて成長し、成長するにつれて底力を発揮するタイプではないでしょうか。
このあと実際にどうなるかは分かりませんし、正解が決まっているわけではないですが、本馬に関しては、ここで慌てず成長を促す方が楽しみは大きいのではと思います。
【ファンタストクラブ在厩のリナーシェ:公式HP(8/21更新分)より】
宇治田原優駿ステーブル在厩のマーテルは、引き続き、おもにトラックで軽め2400m、坂路でハロン18秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。8/25の馬体重は452kgです。
◇青山調教主任のコメント 「速めの本数を重ねている中でまた体重が減ってきましたので、今週末は普通キャンターまでに留めてあげるつもり。飼葉喰いに変わりはないものの、比較的発汗が多い方ですので、この暑さも影響しているのかもしれません。疲れというよりは目方の問題。速めを取り入れながらでも460kg台を維持できるよう、さらなる成長を見せて欲しいところです」
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先々週466kgだった馬体重が先週は460kg、そして今週は452kgですから、相変わらず速めを続けると身体が減る傾向がハッキリしていますね。猛暑の影響もあるでしょうが、馬体維持の課題は北海道時代からですし、コレといった即効性のある対策も無いのが悩ましいところです。。
多少なりとも暑さが収まって、自然に身体が増えてくれるとイイのですが、今のところはそういう雰囲気ではありません。当面は少し速めをやってはペースを落とす繰り返しになりそうなので、年内デビューができればOKぐらいにスケジュール感を修正した方が良いかもしれません(^^;)