宇治田原優駿ステーブル在厩のパンサラッサは、おもにトラックで軽め2400m、坂路でハロン18秒ペースのキャンター1本を消化。週1~2回の15-15を乗り込まれています。
◇乾主任のコメント 「この暑さを考慮し、念のため定期的(週1回)に補液をしながら。飼葉喰いはいいですし、煩すぎず元気がありますので、これから進めて行くにあたって不安となる材料はありません。26日朝も15-15をサーッと。都度、状態と相談しつつ、秋競馬に向けてピッチを上げていきましょう」
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先週から15-15が始まっていますが、引き続き不安なしとのことで良かったです。関西圏は連日の猛暑で大変でしょうが、気がつけば目標のセントライト記念(G2)まで一ヶ月を切りましたので、そろそろ本格的にペースが上がってくると思います。
*追記:サンケイスポーツ ZBAT!競馬によると、パンサラッサの次走は坂井騎手で9/27神戸新聞杯(G2)とのこと。いきなりコントレイルさんとの直接対決になりそうです(^^;)
◇ZBAT!競馬 『【古馬次走報】ワールドプレミアはジャパンCで復帰へ』
★栗・矢作厩舎のオープン馬の動向は以下の通り。3冠を目指すコントレイル(牡3)は予定通り9月4日に帰厩し、神戸新聞杯(9月27日、中京、G2、芝2200メートル)から菊花賞(10月25日、京都、G1、芝3000メートル)に進む。ラジオN賞2着パンサラッサ(牡3)は坂井騎手で神戸新聞杯。
話は変わりますが、ふと気になって矢作厩舎における広尾TCの立場を調べてみたのですが、直近一年間の出走頭数、勝利数はトップクラスなんですね。これが獲得賞金となるとコントレイルの前田さんやリスグラシューのキャロットさんがダントツなのですが、広尾TCも1億以上を叩き出して5位以内に入っています。いやいや、何だかんだで矢作厩舎にとって広尾TCもそれなりに重要なお客さんじゃないですか!(^^ゞ
こうなったら、パンサラッサにはもう一段レベルを上げてもらって、18年産、19年産の後輩たちを引っ張る活躍を期待したいです。そうすれば、現在最も勢いのある矢作厩舎において、さらに広尾TCが存在感を示すことにもなるでしょう。
【2020/6/20 阪神8R 3歳以上1勝クラスでのパンサラッサ:公式HPより】
三重ホーストレーニングセンター在厩のプライムラインは、現在は、ウォーキングマシン60分のみでひと息入れています。
◇伊藤場長のコメント 「まだ到着後間もないため、目下は様子を窺いながら。ひとまず古傷に熱感などはありませんが、念のため日々の冷却は継続していきたいですね。馬体が寂しく映りますので、運動のみで回復を促してあげたいと思います」
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何はともあれ今は馬体の回復が最優先ですね。
シュウジデイファームに移ってからはほとんど休みなくトレーニングを重ねてきましたし、マイナス16kgで盛岡への遠征競馬をやったあとですから、馬体が寂しく映るのも致し方なしでしょう。
脚元に問題がないのは何よりですが、大井に移れば年内2勝に向けての再始動が待っていますので、今のうちに出来るだけ疲れを取り、『オツリのある状態』を作っておきたいところです。
【栗東トレセン在厩時のプライムライン:公式HP(8/21更新分)より】
高木競走馬育成牧場在厩のカナロアガールは、おもに常歩30分、周回コースでのダク1800m、ハロン20秒ペースのキャンター3000mを消化。週2回の速めを継続して乗り込まれています。8/20の馬体重は502kgです。
◇高木場長のコメント 「引き続き順調に乗り進めており、先週の金曜日には半マイルから15-15の終い13秒台をマーク。馬体重が示すとおりに肉付きがイイですし、気配もしっかりと戻りつつありますね。日々の様子からも暑さに弱いような印象はありませんので、この調子で帰厩態勢を整えていければと思います」
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この暑さの中で週2回の速めを継続し、馬体重が502kgですからね。暑さに弱いどころか、ひょっとすると念願の『もう一段の成長サイクル』が巡ったきたと思いたくなります。
調子が良く、馬体にオツリがある状態でトレセンに戻ることになれば、その後の追い切りも遠慮なくやれますし、復帰初戦か2戦目での1勝クラス卒業には大きなプラス要素になるはずです。
ということで、復帰目標はまだハッキリしませんが、9/19中京の牝馬限定2000m戦か9/21中山の牝馬限定1800m戦あたりかもしれません。。まあ、それ以外のレースも含め、とにかくいきなりからの好勝負、勝ち上がりを期待しています!
【1/5中山7R 4歳以上1勝クラスでのカナロアガール:公式HPより】
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、引き続き、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「万全を期す意味でこの中間にショックウェーブ放射を行い、25日は3F13.0-12.8-12.4をマーク。一度これくらいのボリュームを乗っておけば、この週末は15-15程度で問題ないでしょう。無理に抑えようとすると走るのをやめてしまうようなところがありますし、変に行かせようとするとガムシャラに突っ走ってしまうような性格ですからね。とにかく馬と喧嘩をしないように進めていくことが重要になってきます」
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引き続き調整が順調に進んでおり、3F13.0-12.8-12.4の速めを消化するなど、来週には美浦トレセンに帰厩する雰囲気になってきました。目標レースは9/27中山のオールカマーだと思いますので(まだ陣営から次走に関するコメントが出ません。。こうなったら根比べか!?(^^;))、今回もいつも通りのスケジュール、ルーティンをしっかり守れているのは心強いです。
このところ、レースでは「無理に抑えようとすると走るのをやめてしまう、行かせようとするとガムシャラに突っ走ってしまう」みたいな場面は見かけませんが、持って生まれた性格は変わらないところもあるでしょうし、本来、クレッシェンドラヴは難しいタイプの馬なんですよね。
そんなこんなを考えると、林厩舎の皆さんは言うに及ばず、テンコートレセン、内田騎手も含めてチームが出来上がっているのが本当に大事なことなんだろうなぁと。。勝ち負けにはほかの要素も絡むので何ともですが、少なくとも良い状態でレースに臨んでくれそうです(^^)
【7/12福島11R 七夕賞(G3)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
先週予告があった通り、27日から15-15も始まるようです。。と言っても復帰までにはまだ時間がありますし、ドゥオーモにとっては準備運動に毛が生えたぐらいの感覚でしょう。まあ、何にせよ、ここまで良いリフレッシュができたようで良かったです(^^)
栗東近郊に戻るのは9月後半だと思いますが、その頃にはさすがに涼しくなっているはずです。まだまだ元気とは言え、ドゥオーモが7歳なのは事実ですから、できるだけ余計な負担はかけたくないですからね。
涼しくなってからトレセンに入り、満を持して秋冬の勝負レースへ。。毎度感じていることですが、今年中に一発あるような気がしてきました(^^ゞ
【7/19函館11R 函館記念(G3)でのドゥオーモ:公式HPより】
いろいろ考えた結果、サティアナ'19への出資を決めました。
本馬については月曜日に『残口僅か』サインが点灯していますが、今回はそれが直接の引き金ではなく、やはり、『どうせ出資をするなら(早得1対象となる)8月末までに済ませよう』と考えたのが正直なところです(^^ゞ
■サティアナ'19
◇牝1歳 鹿毛 2019.03.16生 浦河産(三嶋牧場)
◇父:キングカメハメハ 母:サティアナ (母の父:Street Cry)
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇栗東:藤原英昭厩舎
◇販売総額 5,000万円 / 総口数 2000口
◇POINT!:現時点では逞しさよりも美しさが上回る体つきだが、骨格や骨量に不足はなく、優秀な血を継ぐ母にも似た適度に伸びのある中サイズ。人に従順でありながら、放牧地で見せる他馬を蹴散らすほどの勝ち気な性格はいかにも競走馬向きと言えよう。母の産駒は高い資質をもとに緩やかな成長曲線を描く傾向にあり、本馬も多分に伸びしろを感じさせる好素材。惜しくも他界した父が送る“最後の大物”として、ゆくゆくは大きく花開いてくれるに違いない。
◇募集時写真:2020/7/10
◇最新近況(8/21更新) 三嶋牧場在厩。おもに昼夜放牧(毎日20時間)による管理が続けられています。馬体重440kg(8月中旬測定)
◇前田マネージャーのコメント 「このひと月で体重が20kg増えましたし、その数字以上に身体が成長し、しっかりとしてきたように感じます。調教師からも評価してもらっている馬ですし、兄姉の同じ時期よりも成長過程が良く、スタッフ間での評価も高い1頭ですよ。ゆっくりと成長が進むタイプと見ていますが、間違いなく、見た目にも馬体はどんどん良くなってきています」
◇募集時動画:2019/7/10(6/15撮影)
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ちなみにですが、今回新規募集馬の中ですでに出資をした2頭(ミスペンバリー’19とレフィナーダ'19)に比べると、私の中ではこの出資は一発賭けの要素が強いと言いますか、半信半疑なところもある中での決断でした。
何だかんだと言ってもミスペンバリー’19とレフィナーダ'19は(募集前でしたが)直接この目で見ていますし、生産者である木村さんの生の声も聞くことができています。それに対してサティアナ’19はわずかな写真と動画と血統診断とセールスコメント、そして近況報告2回分での判断なわけでして…。いや、普通はそういうものだと言われると何の抵抗も出来ないのですが…。
あ、いきなり言い訳みたいになってしまいましたが、とにかく出資を決めた理由をあえてひと言で表現すると、『総合点の高さ』という事になるでしょうか。
平たく言うと、飛び抜けてどこが良いとかではなく、血統、馬体、歩き、厩舎、生産牧場などの検討ポイントについて、私の中では大きなマイナスがなく、いずれも水準以上だと思えるんですよね。で、改めてじっくりとこの馬のプロフィールを見直すと、かなりの期待をしても良い、夢を託しても良いのではないかと思えてきて。。
特に馬体に関しては、2回目の近況更新で440kgとかなりの成長をしてくれましたし、管囲が19.8cmあるので牝馬として中型以上に育っていくだろうと思います。これなら藤原厩舎のハードトレーニングにも耐えられそうで、成長とともに血統の良さが生きてくるのではないでしょうか。
加えて動画で見た歩きは程よく柔らかく、キビキビ感があって気性の前向きさが見てとれます。たまにいる『固さが目立つキンカメ産駒』っぽさがないのも良いと思いました。
そして本馬が藤原英昭厩舎所属であることも、藤原先生のお眼鏡にかなったという意味でプラスポイントですし、勢いがある三嶋牧場生産であることも…。藤原厩舎でディメンシオンの後釜になろうとするのは大変ですが、総合的な判断として『出資者として応援する価値がある馬』との結論になったわけです。
募集総額5千万円の牝馬なので、出来ることならこの目で見て雰囲気を感じたかったのですが、それは言っても詮無いこと。。少ない情報をもとにした決断ではありますが、その不安は一発長打があるキンカメ産駒のポテンシャルで相殺することにして。。はい、久しぶりにバットを長く持って満振りしてみたいと思います(^^ゞ
とにかくこれで、19年産世代はステラリード’19、ミスペンバリー’19の牡馬2頭、レフィナーダ’19、サティアナ‘19の牝馬2頭とバランスよくまとめる事が出来ました。秋の追加募集がどうなるかは分かりませんが、今のところはよほど魅力的な馬が出てこない限り…。
何だかんだと言いながら、また出資馬が増えてしまいましたので、現役の馬たち、これからデビューする馬たちにはしっかり稼いで欲しいと思います!(^^ゞ