新潟7R 4歳以上1勝クラスに出走したカナロアガールの関係者コメントです。
◇田村調教師のコメント 「直線に向くまでが芝の時と同じようなレースぶりになってしまいましたからね。どうも年齢的にパフォーマンスが落ちてきているような印象もあり、今回は目先をかえてみたわけですが、3角から思うように上がって行けなかったことですし、ダートはあまり良くないのかもしれません。それに馬体重の14kg減も歓迎できる材料ではありませんでした」
◆クラブのコメント 「輸送もあって馬体重は468kgでの出走。新潟のダートだけにもう少し前めにつけて行きたいところでしたが、馬群の直後で楽には立ち回らせてもらえず、ダート初戦にして厳しい競馬を強いられる形となってしまいました。なお、このあとは、「馬体が減っていることですし、とりあえずはトレセンに戻ってきてからの様子を見ながら。立て直して芝に戻すことも考えてみる」(師)予定になっています」
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うーん。。という感じですねぇ(^^;)
前回は新潟に輸送をしても減らなかった身体が今回はマイナス14kg。輸送と馬体減がいつも同じように結びつくわけではないのは確かですが、逆に、もともとの状態面はどうだったの?という気がしないでもありません。
まあ、ダートがあまり良くないのはその通りかもしれません。普通に走っている時はそれほど感じないものの、ペースが上がった時の行きっぷりは芝とはだいぶ違いましたので。。でも、そもそも状態面が…となると話は違ってきますし。。
何だかスッキリしない敗戦になってしまいましたが、とにかく心身を立て直して次に向かって欲しいです。田村先生が年齢的な衰えをハッキリと口するなど、気がつけば何となく追い込まれつつある状況ですし、だとすれば、ここからの数戦でどんなパフォーマンスを見せるかが非常に重要ですからね。
中山5R 3歳未勝利で15着となったラヴマイウェイの関係者コメントです。
◇内田騎手のコメント 「ひとまず返し馬は特に問題ありませんでした。ただ、さすがに今日の競馬だけではまだ適性云々は言えません。実戦を経験させたことにより、良い方向に転じてくれればと思います」
◇林調教師のコメント 「所々に気性の難しさが出てしまった感じでしょうか。あまり追い込むとさらに気が向かなくなる恐れがありますので、レース後は少し楽をさせて様子を見、来週末くらいから乗り出して、その後を考えていきたいと思います」
◆クラブのコメント 「初めての競馬に戸惑いもあったのでしょう。スタートより若さを覗かせ、4角では内外から交わされて頭を上げる形。ラストは離される格好となってしまいました。なお、このあとは、「実戦を経験した後の精神状態などもよく見ながら。苦しくなって嫌になってしまう気性がどうかですが、続けて使えそうであればダートも含めて考えていきたい」と調教師。一度実戦を経験したことにより、変わってくれればと思います」
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内田騎手も林先生も、正直、初戦からどうこうできる可能性は低いと思っておられたのでしょう。最下位ショックといったものはなく、『やはりそうなってしまったか…』といった雰囲気のコメントです。
ただ、どうしても気性面を気遣わなければいけない状況は変わりませんので、「レース後の様子をしっかり確認し、行けるようならダートも含めて次を考える」という、なかなか苦しい胸の内が窺い知れる内容にもなっています。内田騎手は実戦経験が良い方向に作用すれば…と仰っていますが、使った上積みではなく、あくまで希望的観測としての変わり身期待になりますから、そう簡単ではない気もしてしまいます。
まあ、現時点であまり悲観的になっても仕方がないですから、とりあえずレース後も落ち着いていて、続戦可能な状態であることを祈りたいと思います。誤魔化しながら(スリーアウトにならずに)数戦を消化していく中で、心身にプラスアルファが出てくる可能性もありますから、何とかその方向に進んでいきたいところです。
新潟7R 1勝クラス(ダ1800m)に出走したカナロアガールは10着でした。
【レース内容】互角のスタートから控えて後方2番手の位置。1~2コーナーを落ち着いて周って向こう正面へ。3角までに前との差を詰め、外を回って徐々に進出、4角手前から追い出しにかかりましたが…。直線に入ると前を追う手応えがなくなり、結局、10着まで下がっての入線となりました。
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いやぁ、何とも言いようがないっすねぇ(^^;)
今日は前走からマイナス14の468kgでの出走。これが馬体を絞った結果かどうかもかなり微妙で、正直、馬体の印象は休みの前の方が良かったと思います。ただ、460kg台でも良い競馬をしてきた馬ですし、馬体減に敗因を求めるのもちょっと違うような気がします。
となると、やはり初のダートがこたえたのか…。道中の走りはそれほど悪いとも思わなかったですが、3角過ぎからペースが上がったあとは、思いのほか早く手応えがなくなりましたからね。
うーむ。。カナロアガールらしくないレースになったのは残念ですが、やはり、現時点では何とも言えない部分も多く、ひとまず関係者のコメントを待ちたいと思います。。
にしても、ラヴマイウェイと言いカナロアガールと言い、昨日の大興奮から落差が大き過ぎるレースを見せてもらいました。非常に残念なのは間違いないですが、これはきっと神さまが『いい気になって、調子に乗るんじゃないぞ!』と戒めてくれたのだと理解して、また明日から真面目に生きていこうと思います(^^;)
**2021/4/11新潟7R 1勝クラス(牝/ダ1800m)・良**
中山5R 3歳未勝利(芝1600m)に出走したラヴマイウェイは15着でした。
【レース内容】出遅れ。二の脚つかず最後方へ。普通に走り出してからは、一応、馬群を追う形になり、3角付近では脚を使って外から位置取りを上げていきました。が、その勢いも4角手前まで。。直線入り口ですでに余力がなくなり、結局、15着(最下位)での入線となりました。
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一応、覚悟はしていましたが…
やはりそれほど甘くはないですね(^^;)
パドックでの雰囲気は悪くなく、ゲートにもすんなり入って大人しくしていましたので、意外にやれてしまうのでは?との期待を最後まで捨てずにいましたが、ゲートが開いてからは残念なレースになってしまいました。まずは実戦を経験させ、競馬を理解するキッカケ作りが目的とはいえ、このメンバーでの最下位は厳しい結果でした。
それでも、一応、周りに迷惑をかけることなくレースを終えたのは良かったです。また、曲がりなりにも、3角付近で最後方から9番手まで上がって行けたのは、『何もできずの最下位』とは違う意味があったと思いますし…。レース後の状態次第ではありますが、無事であれば次に向かえるわけですし、次があれば少しずつでも前進は可能ですからね。
あとは関係者のコメントが出てからにしますが、今日の結果を受け止めた上で、次にどうするかがとても大事です。今回は気性面を気遣って、しっかり追い込むことなくレースを使いましたので、それも含めてどうしていくか…。なかなか難しいところですが、何とか打開策を考えるしかありません。
**2021/4/11中山5R 3歳未勝利(芝1600m)・良**
痺れまくったニュージーランドTの圧勝劇から一夜明けましたが、何度リプレイを見直しても、スタートからゴールまで完璧なレース運び、つけ入るスキがないレースをしてくれるので気分が良いです(^^ゞ
1000通過が58.5秒と速すぎず遅すぎずの絶妙なペース、上り3F34.6秒はメンバー中最速、藤岡佑騎手が4角で勝利を確信し、最後は流す余裕があったとコメントしている通り、『この馬にはもう一段上がある』と感じさせるパフォーマンスは本当に素晴らしいの一言です。昨日は前走と変わらず480kgでの出走でしたが、絶妙な余裕残しの仕上げだったと考えると、マイルカップではさらなる上積みすら期待できそうです。
結果的に2着を5馬身も離してしまったので、正直、少し目立ち過ぎたと言いますか、これからは何かと騒がしいことになるかもしれません。まあ、G1ともなると他に強い馬も出てきますし、ニュージーランドTとマイルカップは連動しないというデータもありますので、少しでも注目度が分散し、落ち着いた環境で調整できるとありがたいです。
それはさて置きですよ、昨日のレースに至るまでのプロセスにおいて、古川奈穂騎手の初勝利で注目された3/13の1勝クラス、あのレースを勝ったこともとても大きなポイントだったんですよね。あそこで取りこぼしていたら、そもそも出走できていたのか問題もありましたし。。あの時は4kg減が楽勝の大きな要因と言われましたが、今度の勝利でバスラットレオン自身がパワーアップしていることを、改めて確認できて良かったです。
そして、たまたまと言いますか、このタイミングで広尾TCの『Online Racing Salon』に古川奈穂騎手が登場していますので、まだの方は是非チェックを。下に一部を抜粋して掲載してありますが、我らがY代表が、ニュージーランドTからマイルカップの流れに一切触れることなく、何故かスイーツの話題に踏み込んで盛り上がっているあたり、広尾TCらしい緩さが感じられてとても良いと思います(^^ゞ
Online Racing Salon Vol. 13 Hiroo no Reiwa 古川奈穂騎手と共に
米山:古川騎手、初めまして、米山です
古川騎手:こちらこそ、初めまして!
また、バスラットレオン、ありがとうございます!
米山:少しお時間は経ってしまいましたが、
改めましておめでとうございます、そしてありがとうございます!
古川騎手:本当に嬉しい初勝利でしたし、
自厩舎の馬で勝てたことも感慨深いものがありました
改めて会員の皆様にも感謝の気持ちを伝えさせていただきます!
-中略-
古川騎手:失敗をしない人はいないと思うので、
一つの失敗があった時に、マイナスに考えるのではなく、
それを糧として改善していければと思っています
米山:その考え方も素晴らしいですね
少し踏み込みたいと思いますが、
スイーツとか美味しい食事とかで気持ちを切り替えたりしますか?
古川騎手:(笑)騎手なので体重管理には気を遣っています
ただ、美味しいものは好きです!
米山:やはりそれが活力になりますもんね
これからも沢山美味しいものを食べて下さいね
-後略-
スポーツ報知『【ニュージーランドT】逃げ切ったバスラットレオンが5馬身差V 藤岡佑「つかまっていただけ」』
◆第39回ニュージーランドT・G2(4月10日、中山競馬場・芝1600メートル=良)
3着までにNHKマイルC(5月9日、東京・芝1600メートル)の優先出走権が与えられる前哨戦は、藤岡佑介騎手が手綱を執った2番人気のバスラットレオン(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キズナ)が5馬身差の圧勝で重賞初制覇を飾った。好スタートからすんなりハナを奪うとマイペースに持ち込み、そのまま逃げ切った。勝ち時計は1分33秒1。
2着には3番人気のタイムトゥへヴン(ミルコ・デムーロ騎手)。さらに1馬身半差の3着は11番人気のシティレインボー(横山典弘騎手)が続いた。
藤岡佑介騎手(バスラットレオン=1着)「つかまっているだけでした。デビューの時からスタートの速い馬で前に進みたいという気持ちが強い馬なので助かります。思っていた以上にペースも楽でしたし、4角回るときには負けないだろうなという手応えだった。直線の手応えも良かったので、馬場の内が緩く感じたので、馬場を選ぶ形で少し外に出して最後は流す余裕もありました。ずいぶん体もしっかりしてきましたし、まだまだ上を目指せる馬だと思います。これからさらに成長してくれればG1でも十分能力を発揮してくれるんじゃないかと思います」
競馬実況web『【ニュージーランドT】(中山)バスラットレオンが他馬を寄せ付けず逃げ切りV [News]』
中山11Rの第39回ニュージーランドトロフィー(3歳G2・芝1600m)は2番人気バスラットレオン(藤岡佑介騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分33秒1(良)。5馬身差の2着に3番人気タイムトゥヘヴン、さらに1馬身半差の3着に11番人気シティレインボーが入った。
バスラットレオンは栗東・矢作芳人厩舎の3歳牡馬で、父キズナ、母バスラットアマル(母の父New Approach)。通算成績は7戦3勝。
レース後のコメント
1着 バスラットレオン(藤岡佑介騎手)
「デビューの時からスタートが速く、前に進みたい気持ちが強くて助かります。今日は思った以上にペースも楽でしたから4コーナーを回った所では、負けないと思いました。直線では馬場の緩い所を避けて、少し外へと進路をとる余裕もありました。デビューの時と比べて、体がしっかりしてきました。今は先行する形ですが、溜めがきけば、末脚を使える馬になる可能性があります。まだまだ上を目指せますし、成長すればGIでも能力を発揮できるようになると思います」
2着 タイムトゥヘヴン(M.デムーロ騎手)
「馬が良くなっていて落ち着いていました。ただ、外枠が応えました。最初のコーナーでずっと外を回らされたし、ペースが遅く勝ち馬に楽なレースをされました。この馬も最後までしっかり走っていますし、これなら今後が楽しみです」
3着 シティレインボー(横山典弘騎手)
「今日はよく頑張って走っていると思います」
4着 ヴィジュネル(内田博幸騎手)
「3着馬の後ろでレースを進めました。4コーナーで狭くなるところがありましたが、そこからまた脚を使ってくれました。まだ全体に柔らかい所(緩い所)があるので、そこがしっかりしてくれれば楽しみです」
5着 シュバルツカイザー(石川裕紀人騎手)
「馬場の内側は少し緩い感じなのですが、この馬はそういう馬場も苦にしないので、今日は外枠がしんどかったですね。内枠ならもっとやれたと思います」
6着 ゴールドチャリス(田中勝春騎手)
「直線でいい感じで脚を使ったのですがまだ非力な所があります。体がしっかりしてくれば、もっと走ってくる馬です」7着 ワザモノ(黛弘人騎手)
「道中は折り合って走って最後までしぶとく伸びました。これからまだまだ良くなる馬です」
15着 アヴェラーレ(C.ルメール騎手)
「今日のレースは早く忘れた方が良いです。スタートで遅れて位置が後ろになり、ペースが遅く道中は最後までスペースがありませんでした」
16着 サトノブラーヴ(石橋脩騎手)
「返し馬からコントロールが上手くいかない感じでした。道中は押さえると大変な感じになりそうで馬に任せて行って向正面で落ち着いた感じになりましたが、気が抜けていたようです。今日は最後まで馬をコントロールすることが出来ませんでした」
競馬ラボ『【ニュージーランドT】圧巻の逃げ切り!バスラットレオンが力の違いを見せ優勝!』
4月10日(土)、3回中山5日目11Rで第39回ニュージーランドT(G2)(芝1600m)が行なわれ、藤岡佑介騎手騎乗の2番人気・バスラットレオン(牡3、栗東・矢作厩舎)が好スタートからハナを切ると、道中マイペースで運んで直線を向き、後続を突き放して優勝した。勝ちタイムは1:33.1(良)。
2着には5馬身差で3番人気・タイムトゥヘヴン(牡3、美浦・戸田厩舎)、3着には1馬身半差で11番人気・シティレインボー(牡3、栗東・池添兼厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたアヴェラーレ(牝3、美浦・木村厩舎)は15着に敗れた。
勝ったバスラットレオンはこれが重賞初制覇。札幌2歳S3着、朝日杯FS4着など力のあるところを見せており、前走は古川奈穂騎手にJRA初勝利をプレゼントしていた。
馬主は広尾レース株式会社、生産者は浦河町の三嶋牧場。
圧巻の逃げ切り勝ちを見せたバスラットレオン
東スポweb『【ニュージーランドT】バスラットレオンが覚醒の5馬身差V 藤岡佑「つかまっているだけでした」』
10日、中山競馬場で行われた3歳限定G2ニュージーランドトロフィー(芝外1600メートル=3着までにNHKマイルC優先出走権)は、
藤岡佑介騎手騎乗の2番人気バスラットレオン(牡・矢作)が、直線で後続をみるみるちぎって、5馬身差の逃げ切り勝ち。2着に3番人気タイムトゥヘヴン、3着には11番人気の伏兵シティレインボーが入った。
デビュー戦(1着)以来のタッグだった藤岡佑騎手は「つかまっているだけでした。デビューからスタートの早い馬でしたし、前に進みたい気持ちが強いタイプ。4コーナーを回った時には〝負けないだろう〟という手応えでしたし、最後は流す余裕がありました。随分、体もしっかりしましたね」と成長を感じ取っていた。
デイリー『【ニュージーランドT】2番人気バスラットレオンが重賞初V』
「ニュージーランドT・G2」(10日、中山)
2番人気のバスラットレオンが逃げ切りV、5馬身差の圧勝で重賞初制覇を決めた。2着には3番人気のタイムトゥヘヴン、3着には11番人気のシティレインボーが入り、3着までにNHKマイルC(5月9日、東京)の優先出走権を獲得した。
レースは予想通りバスラットレオンが逃げて、1番人気のアヴェラーレは後方からの追走。悠々とマイペースに持ち込んだバスラットレオンは直線に入ると、さらに後続を突き放して独走態勢となり文句なしの完勝。3歳マイル王者の頂点奪取へ向けて、最高の弾みをつけた。アヴェラーレは最後まで見せ場なく15着に敗れた。。
逃げて後続に5馬身の差をつけ、逃げ切ったバスラットレオン
逃げて後続を突き放すバスラットレオン(左端)