先週の競馬では、文字通りのジェットコースター気分を味わいました。
まずは土曜の中山メイン、ニュージーランドTではバスラットレオンが完璧な競馬を披露、マイル重賞・G2で2着を5馬身千切るという、あり得ないレベルの圧勝劇を演じてくれました。ニュージーランドTはマイルカップの前哨戦ですが、ここからマイルカップへ行く馬は苦戦とのデータがあります。ただし、バスラットレオンの勝ち方は傑出していますから、必然的に注目馬の一頭として本番に向かうことになるでしょう。
その本番では朝日杯FSをはじめ、これまで負けた馬たちとの再戦が待っています。正直、ニュージーランドTより強い相手が揃っていますので、これから5/9までの僅かな期間で、さらに状態を上げていくつもりで準備をしたいところです!(まあ、矢作先生ですから抜かりはないでしょう(^^ゞ)
そして、土曜日のニュージーランドTでグーンと上がったテンションを、一気に急降下させたのが日曜日のレースでした。まずは中山5Rでデビューをしたラヴマイウェイがあえなく最下位15着に、さらには新潟7Rで初ダートに挑んだカナロアガールがブービー10着…。いずれも理由があっての大敗ですが、ラヴマイウェイは未勝利終了期限内に結果を出さなければならず、カナロアガールも年齢的な衰えを指摘されているだけに簡単ではありません。
いずれも現時点で明確な対処方針は見出せておらず、レース後の様子を確認してからの作戦検討になりますので、まずは心身にダメージがなく、今週近況での続戦可能宣言を期待します。
今週末の出走予定としては、4/18新潟11R、福島民報杯にドゥオーモとパンサラッサが登録をしています。ただ、例によってパンサラッサは登録21頭中、収得賞金額が最下位で…。福島民報杯はハンデ戦なので、最終的な出走順位は分かりませんが、再びパンサラッサは除外対象になることも考えられます。
その場合は、いっそのこと翌週のマイラーズカップ(G2)を狙ってみるとか、わんさか頭数が集まりやすい中距離路線を捨ててみるのも手だと思います。どんなに調子が良くて好走が期待できても、何しろレースに出ないことには始まりません。古馬になってからのディメンシオンもそうでしたが、ミスペン仔にとって距離短縮は悪くない選択かもしれません。
それから、先週障害試験に合格したグランソヴァールについては、近況の中で尾関先生が、「ここでひと息入れてあげるのも手かと。今後については疲れ具合など馬の様子を窺いながら」と、もしや一旦放牧かな?と思わせる発言をしておられました。が、その後も金曜、日曜と坂路に入っており、特に日曜には54.6-13.3秒とかなりの速めをやっていますので、おそらくこのまま障害デビューに進むのではと。4/17には中山グランドJ(J・G1)がありますが、その日の4R(障害未勝利/ダ2880m)を五十嵐騎手で…という可能性が高い気がします。
先週末にトレセンに戻ったマーテルも土曜、日曜と坂路に入って調整しています。放牧される前に幸四郎先生が10日競馬に言及するなど、トレセン在厩期間を短くして出走させる方向だと思いますので、今週は来週出走に向けた一週前追い切りが行われるかもしれません。バスラットレオンが大活躍する一方で、他の3歳勢は気性面の課題などで苦戦が続いています。ここらでその壁を乗り越える馬に出てきて欲しいと、心からそう思います(^^;)
その他では、右前球節に反動が出たため、「現在に至るまでの経緯や獣医師の所見なども踏まえ、近日中に調教師と協議を行い、今後の方向性を定めていく」と伝えられたコマンドブルックスの結論がどうなったのか…。聞きたいような聞きたくないような複雑な気分ではありますが、何らかの方向性が示されることになりそうです。
順調な馬と厳しい状況な馬、それぞれの中で、できるだけ良い方向に進んで欲しい。このところ、当たり前のことがすごく大事なのだと思わされることが多いですが、どの馬にも常識的な、当たり前の順調さがきて欲しいと思いますm(_ _)m
**出資馬の状況**
**2021年総合成績**