**2021/4/25阪神11R マイラーズカップ(G2/芝1600m)15:35発走**
◎ パンサラッサ
○ ケイデンスコール
▲ アルジャンナ
△ エアロロノア
△ ボンセルヴィーソ
△ エアスピネル
△ ラセット
パンサラッサは2枠3番になりました。ここ最近、何故か真ん中より外めの枠が多かったのですが、できれば先手を取りたいパンサラッサにとって3番枠は嬉しい限り。前走、中山記念で出遅れたことを考えると、偶数番枠ならなお良しでしたが、本来スタートは上手いタイプですし、今度は何とかしてくれるでしょう。
展開としては、内枠からスンナリ逃げの態勢になるのが理想ですが、ダイワキャグニーや8枠の2頭が外から主張してくる可能性もありそうです。スタートを決めるのが前提条件にはなりますが、一発を狙うなら簡単に引きたくないですし、多少ペースが速くなっても『内枠逃げ脚質有利』のコースにあった競馬を期待したいです。
相手は金杯、中山記念で強さを見せたケイデンスコール、長期休養明けの洛陽Sを叩いたアルジャンナあたりは強敵だと思います。3連勝中の上り馬エアロロノアも怖い存在ですが、条件戦を勝ったばかりの馬がG2で即通用は微妙な気も…。逆に言えば、エアロロノアが1番人気のG2なら、パンサラッサの一発があっても驚けないのではないでしょうか。
今年のマイラーズCは、展開次第でどの馬にもチャンスがありそうなレースです。いや、絶対の軸がいない時ほど、『結局は堅い決着だった…』みたいな結果に終わるケースもありますから、だからこそ、パンサラッサには積極的な競馬で自らその壁を突き破って欲しいと思います!
**2021/4/25阪神4R 3歳未勝利(牝/1600m)11:30発走**
◎ アンドヴァラナウト
○ ヘアケイリー
▲ ラヴィズポイズン
△ ペドラフォルカ
△ メイショウオニユリ
△ メイショウサイウン
△ カフジアマリージャ
☆ マーテル
マーテルは7枠13番になりました。7枠13番と言えば、デビュー戦大敗からの巻き返しをめざして2戦目に挑み、完膚なきまでの返り討ちにあったラヴマイウェイと一緒なのですが、枠番が一緒だから結果が一緒なんてことはあり得ないですから、私は全く気にしていません。いやホント、全く気にしておりません(^^;)
冗談(?)はさて置き、マーテルの場合はデビュー戦後に4ヶ月をかけて立て直し、当時に比べて精神面も馬体も良化しているとの手応えを掴んでからの2戦目ですから、さすがにラヴマイウェイと同じパターンになってもらっては困ります。レース当日のテンションが心配なのは相変わらずも、一度実戦を経験しているのは確かですから…。
このところ大敗レースを見せられることが多く、良いイメージを描きながらの応援がしにくくなっています。そんな中なので、今回は、まずはマトモなレースをして欲しいと…。何となく目標設定が低くて申し訳ないですが、いきなり勝つとかそういう贅沢は言えませんので、少なくとも次につながるパフォーマンスを期待します!
東京4R 3歳未勝利(牝/芝1800m)で18着となったラヴマイウェイの関係者コメントです。
◇林調教師のコメント 「中1週でもプラス体重でしたし、一度レースを使った反動はなく、状態そのものはさらに上向いていたと思います。道中は流れに乗って、鞍上もうまく運んでくれていたのですが…。そんな中でのこの結果は、ある程度重く受け止めなければいけないのかもしれません。残す可能性としては距離短縮なのかもしれませんが、それにしても今日は離されずぎました」
◆クラブのコメント 「返し馬などテンションはやや高め。スタートからのポジショニングに進展こそ見られたものの、最後の直線では差を広げられてしまい、タイムオーバーによる1ヶ月間の出走制限を受けることになりました。ひとまず、「心房細動等は発症していない」と獣医師。このあとは、「精神面なども含めて、上がりの状態をよく確認してから検討していく」(調教師)予定になっています」
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もしかしたら…と心配をしていた怪我や心房細動は無いとのこと。。となると、4角からの失速は精神的なものなのか、あるいは単純なスタミナ不足によるものなのか…。まあ、たとえスタミナ不足でも普通は7秒も離されませんから、おそらくメンタルとフィジカルの合わせ技ということになるのでしょう。
だとすると、林先生が「この結果は、ある程度重く受け止めなければいけないのかも…」と少しヘコタレているように、ここから短期間で巻き返すのはなかなか厳しいですねぇ、冷静に考えれば…。ただ、林先生も触れておられますが、少なくとも距離短縮は試してみる価値があるのではと思います。
どうせここから失うものなど無いと考えれば、まずは一ヶ月の出走制限中にしっかり立て直し、短距離でのスピード勝負に賭けてみるしかないのかも。。短距離スピード勝負はラヴマイウェイのイメージには全くなかった話ですが、ことここに至っては贅沢も言っていられません。とにかく、何とかして最後のジタバタチャンスを手に入れるのが先決です。
東京4R 3歳未勝利(牝/芝1800m)に出走したラヴマイウェイは18着でした。
【レース内容】互角のスタートから押して先行、3、4番手の外という位置取り。1000m通過58秒台と、まずまずの流れを積極的に追走し、3コーナーに入るところまでは良かったのですが…。4角手前あたりから徐々に手応えがなくなり、直線に入ったところで完全にガス欠。あとはズルズル交わされるだけとなり、結果、18着(最下位)での入線となりました。
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分かっていても、連続最下位はヘコみますねぇ(^^;)
一度実戦を叩いた2走目ということで、多少なりとも前進を見せて欲しいと願ったのですが、残念ながら着順においては前回(15着=最下位)から進歩なし。。スタートから3角まで先行できたことが収穫と言えなくもないですが、あれだけ早くバテてしまったのでは、あまり大きな顔もできません。
(怪我とかでなければ良いのですが…)
まあ、今日はパドック方少しテンションが高めで、何となくいやな予感はあったのですが、そういうこと(テンション云々)以前の問題のような気もしますし、関係者のコメントを聞かないと何とも言えない感じですねぇ…。
いや、あまり悲観的になってはいけませんから、何とか良いところを探すとすれば、やはり、まずまずの先行力を見せてくれたことでしょう。中一週でもプラス体重だったことも悪くないですし、軽めの追い切りしかやっていないことを考えれば、鍛えようによっては今後の上昇だって見込めるはずです。(かなり希望的観測です…)
いずれにしても、(勝ち馬から7秒も離されたので(^^;))少なくとも今後一ヶ月はみっちり鍛え直すしかありません。その過程での感触、手応え次第である程度の判断が出てしまうかもしれませんが、ラヴマイウェイ応援団(そんなのあったのか?とか言わないで…)としては、何とか最後までジタバタしたいと思いますm(_ _)m
**2021/4/24東京4R 3歳未勝利(牝/芝1800m)・良**
シュウジデイファーム在厩のアシタカは、おもにBTCの直線ウッドチップ馬場や屋内坂路でハロン14~22秒ペースのキャンター1~2本を乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「直線ウッドチップ馬場や屋内坂路、屋内ダートトラックを併用し、バリエーションをつけて調教中。難なく平然と日々のメニューをこなしてくれています。この中間より屋外でのゲート練習も開始しており、通過と枠内駐立、そして速歩で出すところまで進めていますが、何ら問題はありません」
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キングエルメス同様に、バリエーションのある調教メニューを順調にこなしてくれているようです。しかも、「難なく平然と…」とのコメント付きとは、相変わらず石川代表が『いつもより前のめり』と感じるのは私だけでしょうか(^^ゞ
ちなみに厩舎サイドの評価としては、この馬はパンサラッサより重厚、デビューは秋競馬が目安らしいので、本格的なペースアップはまだ先の話でしょう。にもかかわらず、「難なく」とか「何ら問題なし」とか、あえて出資者の心をくすぐる言葉を挟んでくるあたり、もしかしたら石川代表はキャラ変にチャレンジしているのかもしれません。
ちなみにパンサラッサは9月の阪神デビューでしたから、それより重厚路線の本馬の場合、(同じ秋でも)10、11月頃のデビューを目安に考えておこうかと思います。本来、ミスペン仔は3歳デビューでも全然驚けないのですが、すでにゲート練習も取り入れているぐらいですから、あまり大きく遅れる感触はないのだろう…と思います(^^)
【シュウジデイファーム在厩のアシタカ:公式HP(2021/4/7更新分)より】
シュウジデイファーム在厩のキングエルメスは、おもにBTCの直線ウッドチップ馬場や屋内坂路でハロン14~22秒ペースのキャンター1~2本を乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「引き続き、直線ウッドチップ馬場や屋内坂路、屋内ダートトラックを併用。トラックのみの日、坂路のみの日、トラック後に坂路入りする日など、単調な調教にならないように乗り進めています。速めを登坂するにつれて自らハミを取り、だいぶ馬がその気になってきた感じ。そんな中でも折り合いを覚えつつあるように思います」
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7月デビューだった半兄カイザーノヴァにヒケをとらない進捗で、厩舎サイドも北海道デビューの候補にと考えていることがネタ割れしてしまいましたので、どうしてもそういう目で近況コメントを見てしまいます(^^ゞ
全体的には「単調な調教にならないように」気をつけながらとのことですが、ここにきて「自らハミを取るなど馬がその気になってきた」のは頼もしい変化ですし、「折り合いを覚えつつある」というのも、早い時期の実戦投入を想定するうえでは、とても大事な要素ですからね。
実際にはこれから勉強することもたくさんあると思いますが、走りの面でも気持ちの面でも順調にレベルアップをしているようですし、石川代表のコメントも程よく前向きになってきたと感じます。この調子で乗り込んでいけば、あとひと月ほどで(7月は微妙かもしれませんが)夏の北海道デビューがかなり現実味を帯びてくるのではと思います(^^)
【シュウジデイファーム在厩のキングエルメス:公式HP(2021/4/7更新分)より】
坂東牧場在厩のハキは、午前中3時間ほどのパドック放牧で管理されています。
◇荒木マネージャーのコメント 「引き運動を切り上げ、放牧時間を延長しました。屋外に出し始めたばかりの頃は立ち上がろうとしたり、走り回ろうとしたりと、すぐそばにスタッフを配置する必要がありましたが、今は落ち着いた様子で、日々適度な運動量になっていると思います。ウォーキングマシン入りについては、来月に入ってから獣医師とも相談の上、タイミングを検討していく予定です」
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放牧時間の延長は前回近況にあった予告通りです。ここまではとても順調に回復のプロセスをたどっていますので、このまま何事もなく進んでくれることを期待します。
ただ、屋外に出たばかりの時に「立ち上がろうとしたり、走り回ろうとしたり」というのは気持ちが分かりますねぇ。。ハキの場合、基本的にはわがままを言わず、大人しくしていることが多かったと思いますが、それでも馬は自分の置かれた状況を完全には理解できないでしょうし、ジッとしていることで溜まったストレスを一気に発散したくなるのが普通ですからね。
そんな状況下で、ハキに張り付いてくれたスタッフさんには感謝しかないですが、そのご恩に報いるためにも、まずはしっかり回復して元気になり、いずれは競走馬として雄姿を見せて欲しいと思います。
三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のアンジアンは、おもに直線ダートコースでハロン18~22秒ペースのキャンターを1本。週1回、坂路で15-15程度を乗り込まれています。
◇藤井担当のコメント 「15-15で登坂する際の手応え自体は申し分ありませんが、もっと馬体重の増加や馬体面での成長を促してあげたいものですから、当面はスピード調教よりも外馬場を使用した調教をメインにして、さらなる体力強化を図っていきたいと考えます。目方以外は、気性面なども含めて以前よりもあらゆる点において着実に良化を示してくれています」
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「15-15の手応えは申し分なし」、「気性も含めてあらゆる点で着実に良化を示している」とのコメントは心強い限りですし、藤原厩舎に相応しい高い素質を持った馬であることを、改めてアピールしてくれていると感じます。ただし、「もっと馬体重の増加や馬体面での成長を促したい」に関しては、正直、少し心配もありまして…。
馬体重の増加や馬体面での成長はほぼ神さまの領域で、努力や根性でどうにかなるものではないですから、なるべく早い段階で成長の兆しを捉まえて、それを阻害しないように気を遣うしかないですからね。まあ、同じキンカメ牝馬のリナーシェが苦労をしていることもありますし、この時期に目先のスピード調教より成長促進優先なのは、個人的には大いに賛成です。
いずれにしても、ここまでとても順調にトレーニングが積めているのは良いことです。先ほど名前を出したリナーシェが、同じ時期に15-15の継続で400kgを切ったりしていたのと比べれば、サイズの心配も深刻ではないですし、このままのペースでじっくり基礎体力アップを図って頂ければと思います!
【三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のサティアナ'19:公式HP(2021/4/7更新分)より】