**2021/7/4函館11R 巴賞(OP/芝1800m)15:25発走**
◎ ワールドウインズ
○ ジェットモーション
▲ ドゥオーモ
△ サトノエルドール
△ ナイママ
△ ハーメティキスト
ドゥオーモは3枠3番になりました。と言っても、スタート後は後方待機が既定路線の馬なので、例によって枠はどこでも問題なし。普通にゲートを出てくれればそれで充分です。むしろ、最終的に11頭立てと少頭数になったのがありがたく、仮に最後方でも11番手、フルゲートの中団待機と変わりませんからね。
戦法もあまり難しいことはやらない方が良いタイプなので、3角手前からマクっていく想定で良いでしょう。もしも内がバラける展開なら4角イン突きもありますが、そこはある意味出たとこ勝負、団野騎手の判断にお任せです。
強敵は、関門橋Sでパンサラッサにクビ差で勝ったワールドウインズでこれが本命。対抗以下はもう混戦だと思いますので、ジェットモーション、サトノエルドール、ナイママ、ハーメティキストあたりの争いに何とか食い込みたいところです。。そうですねぇ、出ていれば強敵だったであろうレッドアネモスの故障回避は可哀相ですが、ドゥオーモにとっては、正直、ここ数戦で最もチャンスを感じる相手関係になったと思います。
あとは、あまり速い決着になると苦しくなりますが、どうやら函館は(開幕週でも)札幌に比べて時計が掛かっているようでホッとしました。具体的には今日の6R(3歳未勝利)が1分48秒7でしたから、できれば1分46秒台までに収まって欲しい… と、いろいろ注文はつきますが、一発がないとは言い切れないレースだろうと思います(^^ゞ
シュウジデイファーム在厩のアシタカは、すでにBTC入りを再開しています。
◇石川代表のコメント 「飛節の件はもともと運動に支障がない箇所でしたし、今はまったく問題ありません。よって立ち上げ後はスムーズにピッチを上げており、今週は坂路で速めも消化。1本目に15-15、2本目には43秒台を乗りました。この数週間ほどの休養がちょうど良いリフレッシュ、成長促進期間になったのではないでしょうか」
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右飛節の外傷については私もあまり気にしていませんでしたので、そう言えばそんなこともあったなぁ…という感じですし、すでに3F43秒までペースが上がっているようなので、やはり、全く心配ないでしょう。
先週、ついこの間まで一緒にトレーニングをしていたキングエルメスが見事な新馬勝ちを決めました。シュウジデイファームでの評価は(タイプが違うとはいえ)何となくこちらの方が上だったことを考えると、三段論法的な期待が高まりますが、それもこれも順調にトレーニングを積んでこその話ですからね。
その意味で、今回のリフレッシュがちょうど良い成長促進期間になったというのはとても前向きな話で、これからもバンバン鍛えられていくでしょうし、その結果として、(気候などの条件も含めた)この夏の状況次第では、比較的早い時期に栗東近郊への移動があるかもしれません。
しかし、馬体写真を見ても動画を見ても、やはりこの馬には期待しかないっすねぇ。。矢作厩舎の場合は(どの世代であっても)厩舎内ライバルが多くて大変なのですが、それでもこの馬なら普通に何とかなると思えてきますし、秋にはきっと期待に応える走りを見せてくれるのではないでしょうか(^^)
【シュウジデイファーム在厩のアシタカ:公式HP(2021/7/2更新分)より】
三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のアンジアンは、おもに600mのダートトラックでハロン20~24秒ペースのキャンター2400m、直線ダートコースでハロン17~24秒ペースのキャンター1~2本、または1600mダートトラックでハロン17~22秒ペースのキャンター1600mを消化。機を見て、坂路にて速めを乗り込まれています。6月下旬の馬体重は437kgです。
◇藤井担当のコメント 「この中間は坂路での15-15も交えて乗り進めています。馬体重がなかなか増加してくれないのは飼葉喰いの細さにあるかと思われますので、与え方や量、種類など色々と試しているのですが、飽きやすい一面があり、最初は食べてくれるものの、長くは続かないケースが多いようです。よって頻繁にパターンを変える工夫を続けていたところ、現状は少しずつ改善に向かい、調教の強度を落とすことなく体重を回復、維持させることができるようになってきました」
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藤井さんによれば、今まで飼葉喰いが細かった理由は、飽きやすい一面があり、同じ種類の飼葉を続けるとあまり食べなくなる、つまり、ただお腹が一杯になればよいのではなく、好きなものであっても同じメニューが続くことを嫌う、ある種の贅沢病(?)故だったようです。。何だかお嬢様すぎて牧場の皆さんも大変だと思いますが、まあ、何にせよ馬体重が再び上昇傾向になってきたのは良かったです(^^;)
歩きに関しては、かなりの量を継続的に乗り込んでいる成果もあるのでしょう、以前より身体全体に力強さが出てきてたように感じますし、もともとスピード対応には定評があるだけに、この調子で夏を乗り切ればかなり期待ができるのではと思います。(今回の動画でお嬢さんとのコンビが見られなかったのは残念ですが(^^ゞ)
段々と新馬戦が本格化し、期待馬、評判馬が活躍する姿を目にするようになると、どうしても早くデビューして欲しくなりますが、本馬の場合は秋デビューが既定路線ですし、何より藤原先生にその気になってもらうという高いハードルがありますからね。そうですねぇ、この夏もしっかり乗り込みを続け、その中で馬体がもう二回りほど大きくなれば、きっと藤原先生も振り向いてくれるだろうと思います!
【三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のサティアナ'19:公式HP(2021/7/2更新分)より】
坂東牧場在厩のハキは、先月下旬より、ウォーキングマシン入りを開始しています。
◇荒木マネージャーのコメント 「現在はマシン運動を日に30分。動かし始めてエサの量を増やしていること、また時季的なものもあって代謝が上がっている分、馬体の張り艶が良くなってきましたね。マシン内では落ち着いて歩いてくれており、歩様も気にならないレベル。このまま運動時間を40分、60分と延ばしていく中で、さらに変化を窺っていきたいと思います」
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6月からパドック放牧と曳き運動の組み合わせで身体を動かし始め、月末にはウォーキングマシン入り。少しずつではありますが、着実に前進できているのは確かです。
荒木さんによれば、「マシン内では落ち着いて歩いており、歩様も気にならないレベル」とのことですが、歩きの動画を見ると、まだ多少加減しながら歩いているようにも感じられます。ただし、寛骨臼骨折の症状が出る前、昨年11月の動画を並べて再生してみると、もともと本馬は後肢を細かく使うところがあり、「気にならないレベル」になってきたというのはその通りかもしれません。
このあとは40分、60分と運動時間を延長、その経過を確認したうえで乗り運動開始のタイミングを探っていくことになりますが、段々と良い流れになってきたと思いますので、引き続き万全のケアをお願いしたいと思いますm(_ _)m
そう言えば、先日はマジェスティックウォリアー産駒のスマッシャーがユニコーンSを勝ちました。もちろん、現時点で比べてどうこうはないのですが、いずれ競馬場を思い切り走るハキの姿が見られることを期待します。
【坂東牧場在厩のハキ:公式HP(2021/7/2更新分)より】