**2021/7/11福島11R 七夕賞(G3/芝2000m)15:45発走**
◎ クレッシェンドラヴ
○ トーラスジェミニ
▲ ショウナンバルディ
△ ヴァンケドミンゴ
△ クラージュゲリエ
△ アールスター
△ ロザムール
クレッシェンドラヴは5枠9番から。先行希望の馬たちが内側にいて、中団から後方待機と目される馬たちが外に多い枠順になりました。この並びなら必要以上にゴチャつくこともなさそうですし、あえて位置を取りにいく必要もなく、中団外めを追走するカタチで充分ではないでしょうか。
福島競馬場は今のところ稍重で、明日は雨が降っても小雨までの予報です。個人的にはあまり馬場が悪くならない方が良いと思っていますので、このまま稍重なら理想的、水分を含んだ良馬場でも稍重に近い重でもOKです。。と考えると、枠順も馬場状態も、ひとまず神さまが邪魔をするような流れにはなっていない気がします(^^ゞ
クレッシェンドラヴの実力、コース適性の高さを評価しつつ、それでも不安視する要因として、58kgのトップハンデと7歳という年齢がありますが、57が58になると走れない(斤量負けする)馬かどうか、(陣営が感じていない)加齢による衰えがあるのかどうか、それはやってみなければ分かりません。
もちろん、賽の目はどちらに転ぶこともあるわけですが、私としては、堂々とクレッシェンドラヴらしいレースをすれば、きっと好勝負になると信じて応援するのみです!
相手には安田記念5着のトーラスジェミニ、鳴尾記念2着のショウナンバルディと近走好調馬を取り上げました。ただ、ヴァンケドミンゴ、クラージュゲリエあたりも油断できない実力の持ち主ですし、勝ち馬は印上位の5頭から出るのではないかと思います。(本音はクレッシェンドラヴ一択なのですが(^^ゞ)
まあ、何だかんだで荒れる可能性もあるハンデ戦なので、トーラスジェミニやショウナンバルディが軽量ロザムールを可愛がった時の前残りなど、ちょっと怖い展開がないわけではないんです。でも、この期に及んでアレやコレやと私が心配しても始まりませんからね。ここまで陣営が万全の仕上げをしてくれて、鞍上はベストパートナーの内田騎手ですから、あとは全てをお任せしたいと思いますm(_ _)m
スポーツ報知『【七夕賞】福島巧者クレッシェンドラヴ 林調教師「どんどん良くなっています」』
◆七夕賞(7月11日、福島・芝2000メートル)
連覇を狙うコース巧者のクレッシェンドラヴ(牡7歳、美浦・林徹厩舎、父ステイゴールド)はレースを2日後に控えた9日、美浦・Bダートコースを1周半した後、坂路を71秒7―17秒4でゆったりと駆け上がった。1週前追い切りには内田博幸騎手が騎乗。最終追い切りには騎乗しなかったものの、しまい重点で調整されてラスト1ハロンは11秒6の切れ味。本番へ万全の態勢が整いつつある。
林徹調教師は「至って順調に来られました。レースぶりに幅が広がってきているのは、精神面の成長です。7歳になって完成されてきて、どんどん良くなっています」と仕上がりに自信を見せた。
クレッシェンドラヴ Photo by スポーツ報知
SponichiAnnex『【七夕賞】クレッシェンドラヴ ハンデ58キロなら連覇いける!内田17年連続JRA重賞Vだ』
七夕賞も鉄人に注目。今月26日に51歳の誕生日を迎える内田は、クレッシェンドラヴとともに同レース連覇に挑む。06年に年間524勝(JRA+地方)の新記録を樹立した剛腕にとっては17年連続のJRA重賞勝利が懸かる一戦。「感謝です。勝ちたくても勝てないジョッキーが山ほどいる世界なので」とチャンスのありがたみをかみしめての騎乗だ。
ミヤビランベリ(08、09年)以来、史上2頭目の連覇へ。19年は55キロで2着、昨年はトップハンデタイ57キロで優勝、今年は単独トップハンデの重量58キロを背負う。鞍上は「59キロじゃなくてよかった」と1キロ増にとどまったことを歓迎。七夕賞は荒れるハンデ戦のイメージが強いが、2年連続でトップハンデ馬が優勝中と実績馬が意地を見せるレースでもある。
「元々、G1で走れるような馬とは思っていなかった。それがここまで力を付けてくれた。いい意味で自分の予想を超えてくれている」と内田。これまで16度コンビを組み、一歩一歩階段を上がってきた。管理する林師も「この馬のことを一番分かっているのが内田騎手。全く心配していません」と人馬の絆に全幅の信頼を置く。今年もみちのくの名物重賞の主役は、内田&クレッシェンドラヴが譲らない。
クレッシェンドラヴ(撮影・村上大輔)Photo by スポニチ
広尾サラブレッド倶楽部の2022年2歳募集馬について、その全容が公開されました!
気になる馬についての感想は別途やりますが、全体感として最大のサプライズは、やはりハイアーラヴ’20が矢作厩舎入りをしたことでしょうか。別にそんな事をクラブが言ったわけでもないのに、何となく、『広尾TCから矢作厩舎へは毎世代2頭の枠』みたいな先入観がありましたので、世代3頭目となる矢作厩舎入りには驚きました。
もしかしたら美浦の林先生は残念がっているかもしれませんが、師匠筋の矢作先生には文句の言いようがない?ですし、最近はノーザンFの良馬を預かっておられるようなので、あまり気にしないんですかね(^^ゞ
それはさて置き、今回募集の7頭は栗東5:美浦2というバランスになりました。すでに募集されている6頭は栗東5:美浦1ですから、全体では栗東10:美浦3となり、かなり栗東所属が多くなっています。このあたりはずっと続いている栗東優勢の構図を反映しているということなのでしょう。
その中で『オッ!!』と思ったのは、今現在リナーシェでお世話になっている四位先生のお名前があったこと。リナーシェは武幸四郎先生からの引き継ぎでしたが、今回はジアナズドリーム’20という、三嶋牧場さんの期待馬を最初からお願いすることになるわけで、個人的には『気になる要素が増えてしまった』という感覚です。
あとはそうですねぇ、お値段の話を別にすれば、今回の募集馬はどれもデキが良く見えてしまいます。最高額馬のハイアーラヴ’20はもちろん、ジアナズドリーム’20は1月生まれだけあって想像以上にしっかりした印象、エンパイアブルーも最初から良い子を産んでくれたと思いますし、注目のドレフォン産駒、レトロクラシック’20もなかなか… ってなことをやっているとキリがなくなりますので、落ち着いてじっくり考えてみたいと思います。
ちなみに申込み解禁日は7/21(水)。。あと10日ほどしかありませんが、(景気づけにクレッシェンドラヴに頑張ってもらう前提で(^^ゞ)楽しく前向きに、そして冷静に検討したいと思います!
ハイアーラヴ' 20
◇牡1歳 鹿毛 2020.02.29生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:キズナ 母:ハイアーラヴ (母の父:Sadler's Wells)
◇栗東・矢作芳人厩舎
◇募集総額 5,700万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:当歳時からバランスの良さに優れていた本馬。牡馬らしく骨格に恵まれており、適度な胴伸び、腹袋や臀部のボリューム感もあって、兄姉の中では最もクレッシェンドラヴに近い体つきと言えよう。スラリと伸びた四肢から繰り出される可動域の大きな走りは綺麗かつパワフルなものであり、スピードに乗った際に他馬を置き去りにする姿が頼もしく、父キズナの特徴をしっかりと受け継いだクラシックディスタンス向きと見る。兄が成し得なかった生涯一度の大舞台に駒を進め、最高の輝きを放ちたい。
ジアナズドリーム' 20
◇牝1歳 黒鹿毛 2020.01.06生 浦河産(三嶋牧場)
◇父:ドゥラメンテ 母:ジアナズドリーム (母の父:Twirling Candy)
◇栗東・四位洋文厩舎
◇募集総額 3,800万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇Point!:凛とした美しい佇まいは良質馬のみが醸し出す特有の雰囲気に包まれており、漆黒に光り輝く毛づやの良さは体質や内臓面の強さを表現。スピードを求め過ぎる配合により気性とのバランスが相反されやすい昨今、人に対しては寛容で、初めての物事にも難なく対応してくれるなど、精神面についても不安材料は見て取れない。放牧地においてたちまち走り抜ける姿は圧巻の一言。やはり芝でこそ本領を発揮してくれそうなタイプと見ており、世代の主役に名乗りを上げるパフォーマンスを期待したい。
エンパイアブルー' 20
◇牡1歳 鹿毛 2020.04.11生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:マジェスティックウォリアー 母:エンパイアブルー (母の父:エンパイアメーカー)
◇美浦・高柳瑞樹厩舎
◇募集総額 2,400万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:母自身も高い評価を得ていたように、その初仔となる本馬は要所に良質な筋肉をまとったアスリートタイプ。現時点でやや小柄ではあるものの、誕生時の起立までの早さや身のこなしからして他馬とは一線を画しており、末端まで神経が行き届いた脚捌き、全身を柔らかく使ったアクションなど、活躍馬に共通する魅力を数多く兼ね備えている。激しさの中にも賢さを持ち、放牧地ではいたずらっ子でとにかく走ることが大好きといった様子。母の繁殖牝馬としての名声を高めるべく、一発回答を誓う。
レトロクラシック' 20
◇牡1歳 栗毛 2020.03.13生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:ドレフォン 母:レトロクラシック (母の父:ディープインパクト)
◇栗東・高柳大輔厩舎
◇募集総額 2,000万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CC型
◇Point!:全体的に骨量があり、豊富な筋肉、迫力のトモなど、相当なパワーを秘めていそうな本馬。それでいて背中を柔らかく使えるあたりは、父の種牡馬としての魅力を余すところなく表現できていると言えよう。サイズは兄サクソフォンよりもひと回り大きく、放牧地では自身を力強く誇示。ボス的存在として群れを支配している。倶楽部ゆかりのこの牝系にしては珍しくダート適性も高そうなだけに、新たな領域でのタイトル奪取があっても何ら不思議ではない。早期のデビューにも対応してくれそうだ。
ゴッドフロアー' 20
◇牡1歳 鹿毛 2020.02.26生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:ダンカーク 母:ゴッドフロアー (母の父:ハーツクライ)
◇栗東・松永幹夫厩舎
◇募集総額 1,600万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CC型
◇Point!:父母双方から受け継いだ雄大な馬体は、極めて豊富な筋肉量を誇る重厚感に優れたフォルム。放牧地で見せる大きくダイナミックな走りには相当なパワーが漲っており、他馬を弾き飛ばすくらいの大迫力で日々元気に駆け回っている。半兄同様、基本的には前向きな性格だが、父が替わったこともあって気性はマイルド。母や伯母ステラリードが得意とした洋芝、さらに本馬にはダートでも大いなる躍進を期待して良さそうだ。広尾TCゆかりのファミリーとして、また新たな勲章を手に入れたい。
クエストフォーワンダー' 20
◇牡1歳 鹿毛 2020.04.24生 新冠産(パカパカファーム)
◇父:サトノアラジン 母:クエストフォーワンダー (母の父:マクフィ)
◇美浦・中舘英二厩舎
◇募集総額 1,500万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:バランスに優れた惚れ惚れする馬体は、当歳時から高い評価を得ていた父を連想させるもの。放牧地で見せる動きの良さや前向きな性格、負けん気の強さは母譲りと思われ、父母それぞれの長所が抽出されたことによって一層のポテンシャルの高さを窺わせており、母には2年連続で同父を種付けしたほどの手応え。4月生まれの分、サイズ面ではこれからだが、元来の骨量や体高などには恵まれている為、ミドルサイズ以上に育ってくれそうだ。芝のマイルから中距離あたりで存分にスピードを活かしたい。
ラズベリータイム' 20
◇牝1歳 黒鹿毛 2020.02.25生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:エイシンフラッシュ 母:ラズベリータイム (母の父:フジキセキ)
◇栗東・田中克典厩舎
◇募集総額 1,400万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:準オープンまで昇級した全姉ミトノレインボーよりもやや小ぶりではあるものの、柔軟性の高さには相通じるものがあり、運動神経の良さはきょうだいの中でも随一。放牧地では控え目なタイプにも見えるが、気の荒い馬たちにも怯まず近づいていけるのは、自身の俊敏さと脚力の速さを知っているから。当歳時には母よりも前方を走っていたほどで、他馬をどんどん引き離していく小気味の良い走りは必ずや強みとなるはずだ。スピードと瞬発力が求められる芝のマイルあたりで大物食いを果たしたい。