◇小泉厩舎長のコメント 「馬自身は元気いっぱいです。現在は周回コースで軽く乗ってから、坂路でハッキングキャンターを1本。休養期間が長かっただけに大分緩んでしまっていますが、こればかりは仕方ありません。騎乗後も触診反応は落ち着いたままですので、引き続き様子を見ながら、少しずつ進めていければと思います」
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小泉厩舎長が仰る通り、これだけ休んでいて馬体が緩まない方がおかしいですからね。しばらくは様子を見ながら少しずつ負荷をかけるしかないですが、もう患部を触っても痛がらないというのが何よりですし、また一歩前進したのは確かです。この調子であれば、今後も週を追うごとに前向きな報告が聞けそうな気がします。
秋からは収得賞金最少のオープン馬として戦うことになりますし、出られるレースをきっちり勝ち切る勝負強さを身につけたいところ。。どうすれば身につくかは難しいですが(^^;)、まずは万全の状態でレースに復帰できるよう、時間をかけてトレーニングに励んで欲しいと思いますm(_ _)m
【チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサ:公式HP(7/2更新分)より】
◇大瀧代表のコメント 「梅雨の時季を迎えて馬場状態が思わしくなく、今週に入ってからは速めの時計を控えていますが、体つきや飼葉喰いなどに問題はなく、この暑さや湿度にも対応してくれている状況です。周回コースのコンディションが良い日を見計らって適度に刺激を与え、うまく強弱をつけながら下地を整えていければと思います」
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なるほどなるほど…。まだ、「うまく強弱をつけながら下地を整えていければ」という段階だとすれば、トレセン帰厩、レース復帰はだいぶ先になりそうですね。。なかなか思い通りにはいきませんが、(私が力んでもどうにもなりませんので)いざ田村先生からお声が掛かった時に対応できるよう、しっかり準備を整えて頂ければと思います。
そうですねぇ、一応、8月新潟開催出走を想定していたのですが、あるとしても8月後半、21日新潟12R(牝/芝1800m)あたりで復帰と(大雑把&適当ですが)予想しておきます(^^ゞ
◇伊藤場長のコメント 「現在はウォーキングマシン60分に加え、騎乗してダクを2000m程度。乗り出した後も腫れや熱感が出るようなことはありません。元気は元気ですが、久々の調教でも意外とうるさくなく、まずは順調なスタートを切ることができました。しばらくはこのメニューを続け、問題がないようであれば、徐々に距離を延ばしていく予定になっています」
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ようやくダク運動が始まったとのことですが、脚元に問題がないのはもちろん、暴れて迷惑をかけたりしていないのは何よりです。もしかしたら、この療養期間中にカイザーノヴァなりに大人になったのかもしれませんね。
このあとは地道に負荷をかけていくことになりますが、伊藤場長のコメントを見る限りでは、慎重に慎重を重ねて進めて頂けるようなので、おそらく順調に前進していけることでしょう。本馬の場合は慌てる理由もありませんし、2歳から3歳年明けにかけて負けた馬たちへのリベンジは、長~い目で見てあげたいと思います(^^)
募集馬全容公開が迫ってきましたので、参考までに今回ラインアップされた馬たちの弟や妹がどうなっているのかについて整理してみようと思います。
☆母エンパイアブルー、待望の初仔
エンパイアブルー'20 牡馬 (木村秀則牧場)
父 マジェスティックウォリアー 母の父 エンパイアメーカー
*エンパイアブルー’21は本馬の全弟(父マジェスティックウォリアーの牡馬)。初仔から2年続けてマジェスティックウォリアーだったのは、20年産のデキが良かったから?
☆近親に全欧3歳牡馬チャンピオン、シンダー
クエストフォーワンダー'20 牡馬 (パカパカファーム)
父 サトノアラジン 母の父 マクフィ
*クエストフォーワンダー’21は本馬の全妹(父サトノアラジンの牝馬)。こちらも2年続けてのサトノアラジンなので、20年産のデキが良かったのかも…。(19年産のウィンダミアも順調そうでイイ感じ?)
☆母は中央3勝馬。いとこに秋華賞(G1)4着、パラスアテナ
ゴッドフロアー'20 牡馬 (木村秀則牧場)
父 ダンカーク 母の父 ハーツクライ
*父モーリスの21年産は残念ながら生後直死とのこと。密かに期待していた配合なので、来年は再びゴッドフロアー産駒で勝負をと考えていたのですが…。
☆母は北米11勝馬、近親にBCジュヴェナイル(米G1)2着、スクエアエディー
ジアナズドリーム'20 牝馬 (三嶋牧場)
父 ドゥラメンテ 母の父 Twirling Candy
*ジアナズドリーム’21はキズナの牡馬。広尾TCで募集になる可能性は低そうですが、初年度ドゥラメンテ、2年目キズナという配合種牡馬を見ても、三嶋牧場さんのジアナズドリームへの期待度が伝わります。
☆半兄に重賞2勝馬、クレッシェンドラヴ
ハイアーラヴ'20 牡馬 (木村秀則牧場)
父 キズナ 母の父 Sadler's Wells
*21年産世代も同じくキズナが配合されましたが、残念ながら不受胎だったようです。年齢的なものもありますし、さすがにハイアーラヴ仔はこれが最後の募集かも…と考えると20年産は見逃しにくい(^^;)
☆全姉は中央3勝馬、ミトノレインボー
ラズベリータイム'20 牝馬 (木村秀則牧場)
父 エイシンフラッシュ 母の父 フジキセキ
*ラズベリータイム’21はダンカークの牝馬、エベーヌの全妹。エベーヌは中央で結果出ず地方に転籍中ですが、主たる要因は走る能力より気持ちの方と思われ。。20年産は実績ありの配合なので、そこに期待か。
☆母は中央3勝馬、いとこにクローバー賞(OP)勝ち、カイザーノヴァ
レトロクラシック'20 牡馬 (木村秀則牧場)
父 ドレフォン 母の父 ディープインパクト
*父サトノクラウンの21年産は残念ながら生後直死とのこと。ドレフォン産駒の好調に加えて、来年レトロクラシック産駒がいないことも、20年産に人気が集まる要因になる?(^^;)
どうですかね。。やはり、だからどうした?的な情報になってしまいましたが、そうは言っても木村さんの牧場にいる繁殖の仔については、来年(又は今年の秋)募集になる可能性も高いですからね。
こんな事をやっていると、全くこの遊びから抜けられなくなるわけですが、何年も続けているうちに、その流れの中で新しい発見や楽しみ方が出てくるのも確かなので(^^ゞ
いずれにしても、この中から2頭に絞るのは相当に大変そう…というのが現時点の感想です。本格的に悩むのは全容公開後にやるとして、一応、絞り切れずに3頭まではセーフにしようかと思いますm(_ _)m