パンサラッサは、2月25日サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ8R サウジカップ(G1・ダ1800m)に吉田豊騎手で出走します。
◇矢作調教師のコメント 「海外遠征に慣れている馬ですし、サウジ到着後も順調。日本よりもゆったりとした環境で飼葉喰いも良好ですよ。最終追い切りは22日にダートコースを3頭併せの外、先行馬なりで予定通りの調整となりました。吉田豊騎手によれば、『気持ち良さそうに走っていた』とのことですし、今回は特に元気が良く、前走時よりも状態は上。あとはこちらの馬場に対する適性がすべてかと。日本のダートとはまったく質が違いますので、それがフィットして良い方向に出ることを願っています。いつものように、この馬の競馬に徹するだけです」
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「海外遠征に慣れている馬でサウジ到着後も順調」「環境にも慣れて飼い喰いも良好」「先行馬なりで予定通りの調整」とのことなので、本当に不安なところが見つかりません。加えて吉田豊騎手が「(サウジのダートを)気持ち良さそうに走っていた」と仰っていますから、状態面、馬場適性ともにパンサラッサの脚を引っ張る要素にはならず、大いに期待して良いと思います。
あえて言うなら『1番枠で万が一ゲートを失敗したら…』みたいなことが心配なわけですが、状態が良くルンルン気分でレースに向かった時のパンサラッサは、決してゲート、二の脚が遅くはないですからね。すぐ隣に最大のライバル(と言われている)テイバがいるのも願ったり叶ったりで、万が一競ってくるようなら『地獄の消耗戦フルコース』にご招待しちゃえば良いでしょう。(それで上回られたら素直に脱帽、相手を称えれば良いんですからっ!)
今日はもう飲んじゃったのでこの辺にしますが(^^;)、徐々に昨年のドバイターフとはひと味違う緊張感が高まってきました。決して13億円に目が眩んでいるわけではないですが、どうせ見るならデッカイ夢を…という気持ちはありますし、その可能性がゼロではない状況を作ってくれたことに感謝をしつつ、もう一杯だけお代わりしちゃおうと思います(^^ゞ
【サウジC】パンサラッサは(1)番枠 矢作師「ロスのない競馬ができる」:サンスポZBAT!
昨年のドバイターフに続く海外G1・2勝目を狙うパンサラッサ(栗・矢作、牡6)は、1番枠に決まった。
矢作調教師は「外に速い馬がいるからどうかなと思うけど、巻き返しやすいコースではある。スタートを競れば、ロスのない競馬ができる。状態は変わらずにいい」と最内枠を受け止めた。
パンサラッサ(右)(©Katsumi Saito) Photo by 極ウマ
バスラットレオンは、2月25日(土)サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ4R 1351ターフスプリント(G3・芝1351m)に坂井瑠星騎手で出走します。
◇矢作調教師のコメント 「日本よりもゆったりとした環境のもと、最終追い切りはきのうダートコースにて3頭併せの内。後ろから追いかけて終いを強めに少しだけ負荷を掛けるイメージ通りの調教ができました。坂井瑠星騎手によれば、『いつものように前進気勢が強く、それを必死に抑える形。環境の変化にも動じずに変わりなくきています』とのことですし、いくらか太目だったのがようやく絞れてきましたので、悪くない状態でレースを迎えられるのではないでしょうか。この距離はいいですし、芝・ダートや馬場状態を問わない馬ですからね。世界中いろいろな所で戦った経験も活きてくれればと思います」
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バスラットレオンも調子が良さそうですよね。世界最高賞金レースのG1・サウジカップに出走するパンサラッサに注目が集まるのは仕方がないですが、正直、多少の『やってみなければ分からない感』が残るパンサラッサと違い、「芝・ダートや馬場状態を問わない」バスラットレオンの方が、レースを安心して見ていられる気もします(^^ゞ
どうやら最終追い切りも「イメージ通りの調教」だったようですし、輸送や環境への適応にも全く問題なし。。矢作先生は「悪くない状態でレースを迎えられるのでは…」とやや控えめな表現ですが、先日、レモンポップでフェブラリーSを勝ったばかりの坂井騎手は、当然ながら勝つ気満々、秘めた闘志はかなりのものだろうと思います。
問題は昨年の覇者ソングライン、ここが引退レースのレシステンシア、阪神カップで先着を許したラウダシオンと、日本のライバルたちが強力なことで。。まずはレシステンシアが行くかどうかがキーになるのでしょうが、枠順を見ると内枠2番にソングライン、真ん中7番にバスラットレオン、その外8番9番にラウダシオンとレシステンシアという面白い並びなんですよね。
最終的には矢作先生と坂井騎手にお任せですが、逃げないと競馬にならないタイプではないだけに、逆に中途半端な位置にならないように気を付けて頂ければと思います。(レシステンシアが内側にいた方が目標にできて良かったかなぁ(^^;))
いずれにしても好勝負必至、勝つチャンス大いにありの一戦だと思いますし、矢作厩舎勢のトップバッターとして積極的に勝ちいって欲しいと思います。あ、外国馬で怖いのはお隣6番枠のカサクリードくらい?? 正直よく分からないので、『日本馬最先着をめざしていたら自然に勝っちゃった作戦』でOKじゃないでしょうか!m(_ _)m
【🇸🇦#1351ターフスプリント 簡易出馬表】
— netkeiba (@netkeiba) February 22, 2023
ブックメーカー『William Hill』のオッズでは前年覇者ソングラインが1番人気。バスラットレオン、レシステンシアと続き日本馬が上位人気独占。 pic.twitter.com/9ArjfxjUCp
【サウジカップ】公開枠順抽選会でジュンライトボルト6番枠に決定 パンサラッサは最内1番枠:スポニチ Sponichi Annex
サウジアラビア国際競走(25日、キングアブドゥルアジーズ)の8R・サウジカップ(ダート1800メートル)は22日、現地で公開枠順抽選会が開かれた。
抽選順で2番目に名前を呼ばれたジュンライトボルト(牡6=友道、父キングカメハメハ)は友道師がくじを引き、6番ゲートに決定。遠征に至った経緯をインタビュアーに問われた友道師は「有名なレースだし、賞金も高い」と説明してから「サウジの皆さんが親切で、よくしてくれています」と周囲のサポートに感謝しつつ、順調に来ているとアピールした。
パンサラッサ(牡6=矢作、父ロードカナロア)は4番目の抽選で最内1番ゲートに入った。矢作師は「何も考えていなかったけど1番はいいんじゃないですか」と自然体。前に行くのか?と作戦を問われると「それしか考えていない」と即答した。
関係者のコメントと出走馬の枠順は以下の通り。
▼クラウンプライド(新谷師)自分が3月生まれでもあるし、3番で良かった(笑い)。去年ドバイやアメリカに行っているし、遠征については全く問題ありません。(鞍上レーンについては)勝つための選択をしました。
▼ヴァンドギャルド(藤原助手)ここを目指して、やってきました。関係者のおかげで順調に来ています。
▼ジオグリフ(木村師)去年、香港に行ったときより体調の変化が小さい。経験を積んで成長しているのでしょう。血統的にダートはいいと思うし、調教を見てもフットワーク的に対応してくれています。
1 パンサラッサ
2 テイバ
3 クラウンプライド
4 スコットランドヤード
5 サンセットフラッシュ
6 ジュンライトボルト
7 リモース
8 エンブレムロード
9 ヴァンドギャルド
10 カントリーグラマー
11 ラゲルサライム
12 ジオグリフ
13 カフェファラオ
【サウジカップ枠順】パンサラッサ最内1番ゲートに矢作調教師「らしい競馬をして結果につなげられれば」 ジオグリフは12番:東スポ競馬
[G1サウジカップ 2023年2月25日(土)サウジアラビア・アブドゥルアジーズ競馬場、ダ1800m]
世界一となる総賞金2000万米ドル(1着賞金1000万米ドル=約13億4890万円)の高額賞金をかけて争われるG1サウジカップ(ダート1800m)の枠順抽選会が現地時間22日、アブドゥルアジーズ競馬場の特設会場で行われた。
3歳時(2020年)の師走S(11着)以来となるダート戦にもかからず、このビッグイベント挑戦を決めたパンサラッサ(牡6・矢作)のゲート番は1番に決定。最内枠に矢作調教師は「外に速い馬もいるからどうかと思うが、逆をいえば(スタートが遅くても)巻き返しやすいコースを通れるし、五分に出ればロスの少ないレースもできる。状態はいいし、何よりパンサラッサらしい競馬をして結果につなげられれば」と期待を込めた。
一方で鞍上の吉田豊は「決まったものなのでしょうがない。スタートが速くないので、真ん中から外でと先生とも話していたんです。でも、内なんで他と同じくらいに出てくれればいい枠ではありますからね。ダートはやってみないと分からないが、自分としては(現地の調教は)乗りやすくて、粘っこい日本のダートとは違う感じ」と難しさが背中合わせの進境を吐露しながらも前を向いた。
初ダートとなる昨年の皐月賞馬ジオグリフ(牡4・木村)は12番に決まった。木村調教師は「ダートが初めてで、いきなりキックバックを浴びて嫌気がさすのが不安だったので、この枠がいいほうに出てくれればとは思います。昨年と比べても馬場の質が違うのでこの馬には向いているのかな。調教ではしっかりとらえられていました」と好感触。
3連覇の可能性があったG1フェブラリーSではなくこちらを選択したカフェファラオ(牡6・堀)は大外13番。鈴来助手は「内過ぎるよりはいいと思うし、バックストレッチが長いので(大外が)不利とは考えていません。今朝(22日)はジョッキー(モレイラ)が乗って手応え良く走れていて、いい感触を持ってくれました」と話した。
そのほかジュンライトボルト(牡6・友道)は6番、ヴァンドギャルド(牡7・藤原)は9番、クラウンプライド(牡4・新谷)は3番にそれぞれ決まった。
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ゲート番抽選の結果、パンサラッサは1番ゲートからの発走になりました!
抽選会の模様を主催者がアップしてくれていて、下の動画46分25秒付近からパンサラッサのシーンを見ることができます。矢作先生の『1番を引いた時の微妙な表情』などが実際に確認できてとても面白いです。
𝑾𝑬'𝑹𝑬 𝑳𝑰𝑽𝑬!
— The Saudi Cup (@thesaudicup) February 22, 2023
Post position draw for the $20m Saudi Cup and Longines Red Sea Turf, with @nickluck and @TheMichelleYu.
𝟮𝟰-𝟮𝟱 𝗙𝗲𝗯 | #TheSaudiCup #サウジカップhttps://t.co/GMeCQPoR1y
それにしても、矢作厩舎のイザという時の内枠ゲット率は相変わらずスゴイですね。
東スポさんに載っている吉田豊騎手のコメントには、『(ゲートで多少遅れても何とかなる)真ん中より外の方が良い』と事前に話していたことが明かされており、それがあの微妙な笑顔につながったのだと思いますが、単純に互角のスタートなら内枠有利なのは間違いないですし、そもそも逃げ馬が1番枠に文句を言うのもアレですからね。
まあ、どうしても逃げなきゃいけないわけではないバスラットレオンと違い、パンサラッサの場合はレースでとれる戦法が逃げ一択、他に選択の余地はないワケで、リスクを無視してベストパフォーマンスを求めるなら1番枠が最高でしょう! (ちなみにバスラットレオンは真ん中あたりの7番枠で、こちらもなかなか良いんじゃないかと思います!)
こうなったら、とにかく二の脚でテイバ、クラウンプライドより前に出て、パンサラッサが気分良く走れるカタチ、いつもの逃げ態勢になって欲しいと思います。それさえできれば、結果がどうであれ受け入れられると思いますので(^^)
Full draw for the world’s most valuable race.
— The Saudi Cup (@thesaudicup) February 22, 2023
𝟮𝟰-𝟮𝟱 𝗙𝗲𝗯 | #TheSaudiCup🏆 pic.twitter.com/6QldEww5iz
クラブがパンサラッサ、バスラットレオンの現地追い切りの様子をアップしてくれました。
昨日のスポニチさんの記事には「序盤飛び出したものの、中盤から追走する形となり一番ラストでフィニッシュ」と書いてあったので、正直、もっと不格好な追い切りだったのかと思いきや、楽走の割りにはしっかり目に追われたバスラットレオン(最内)と変わらぬ脚色で駆け抜けていますし、これなら全然心配する必要はないですね。現地にどなたが行かれているのか分かりませんが(米山さんは行くとしてもギリギリじゃないのかな?)、やはり、動画で見せて頂けると安心感が違います(^^)
尚、極ウマさんが現地公式会見での矢作先生のコメントを紹介してくれており、その中でも矢作先生が「調教は非常に良かった」と仰っていますので、きっと何の問題もなくレースに向かえるだろうと思います!
パンサラッサは「輸送が好きな馬で何も問題ない」矢作師サウジ国際競走に4頭出走/一問一答:極ウマ・プレミアム
サウジアラビア国際競走(25日=キングアブドゥルアジーズ)4レースに4頭を出走させる矢作芳人調教師(61)が22日、現地で公式会見に出席した。
世界最高賞金レースのサウジC(G1、ダート1800メートル)にはドバイターフ勝ち馬パンサラッサ(牡6)、1351ターフスプリント(G3、芝1351メートル)には国内外重賞2勝馬バスラットレオン(牡5)、サウジダービー(G3、ダート1600メートル)にはカトレアSを制したコンティノアール(牡3)、リヤドダートスプリント(G3、ダート1200メートル)には重賞3勝馬ジャスティン(牡7)を送り出す。
一問一答は以下の通り。
-サウジアラビアへようこそ
矢作師 去年はレッドシーターフハンデを勝たせてもらって、いい思い出があるので、戻ってまいりました。
-パンサラッサの状態は
矢作師 輸送が好きな馬で、何も問題なく、とても満足しています。今日の調教(22日朝にバスラットレオン、コンティノアールと3頭併せ)自体も非常に良かったです。ここのダートにフィットするかどうかが一番の問題だと考えています。
-ダートは1度だけ走って(20年師走Sで11着と)負けているが、なぜサウジCを選んだのか
矢作師 (芝でG1・3勝を挙げた)ミシュリフが現実に(21年に)勝っていますし、日本のダートとサウジのダートは異質のもので、まったく別と考えています。しかし(選択した)一番の決め手となったのは自分のフィーリングです。
-昨年は同じ時期に中山記念とドバイターフを連勝しているが、この時期が合うのか
矢作師 特にそういうことはないですが、中山記念からドバイターフというローテーションと、サウジからドバイというローテーションは同じで、いいローテーションだと考えています。
-日本馬は6頭が出走するが、一番のライバルは
矢作師 ・・・。難しいですね(笑い)。
-あなたにとってサウジCの持つ意味は
矢作師 BCも(21年に)日本人で初めて勝てたことに一番のやりがいを感じました。サウジCでは日本の馬は6着が最高で、勝てば日本の競馬にとってセンセーショナルなことです。ぜひ、それを達成したいです。
-サウジダービーのコンティノアールについては
矢作師 2戦目で負けましたけど、あの時は調整に失敗しました。日本の3歳のダートでは一番強いと自信を持っています。
-リヤドダートスプリントのジャスティンは
矢作師 2年前(6着)はレース前に考えられないようなトラブルに見舞われました。あの時よりいいと思います。
-1351ターフスプリントのバスラットレオンは
矢作師 彼のベスト距離は7ハロンだと考えているので、いい距離だと思います。日本でいう「二刀流」で、芝、ダートや馬場状態をまったく問わないので、そのへんに期待しています。
-4頭で最もチャンスがあるのは
矢作師 コンティノアールです。
4頭で一番チャンスがあるのはコンティノアール…と言い切っちゃうところが矢作先生らしいですが(^^;)、まあ、サウジダービーはサウジカップや1351ターフスプリントとは(相手も含めて)難しさが違いますからね。
しかし、サウジに4頭も連れて行くなんて、やはり矢作厩舎は違いますねぇ…。もちろん良し悪しは別の話ですが、通常運転とは次元の違う楽しみ方ができるのは間違いないですし、そのうちの2頭が自分の出資馬ともなれば尚更です。
パンサラッサもバスラットレオンも日本にいる時の好調を持続できているようですし、コンティノアール、ジャスティンも含め、ここ数年世界を席巻してきた矢作厩舎勢の大爆発を期待したいと思います!
チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、フェルトダート坂路でハロン18~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル56~58秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「まだ腰に緩さを残しているのは兄のキングエルメスも一緒。これは成長と共に少しずつ強化されていくものですから、ある程度のスパンで見守ってあげたいですね。先週末のコンドロイチン注射で硬さは抜けていますので、ここからさらに時計を重ねていければと思います。以前よりも普段の感じに落ち着きが出ている様子です」
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3歳になったばかりのテラステラについては、(4歳になったキングエルメスと違って)まだ腰に緩さがあって完成期を迎えていないのは当然と言えば当然でしょう。そのあたりは厩舎、外厩の皆さんの感覚に依るところが大きいですが、現状、テラステラが「ある程度のスパンで見守ってあげたい」という状況にあるのは確かなのだと思います。
矢作厩舎は使える馬、勝つ可能性がある馬を何となく休ませたりはしませんから、おそらくファルコンS(3/18中京)には間に合わせるだろうと思います。でも、それはあくまで(マイルカップを含めて)長い目で見てプラスになるカタチでのチャレンジであって欲しいですし、きっと矢作先生もそう考えておられると思います。
ステラリードの仔は決して脚元が丈夫ではないですし、気性面の話もありますので、2歳のうちにふたつ勝てたからこそ慎重に。。しかし、そんなことを考えていると、3歳春に2400mを2分22~3秒で走っちゃうダービーって異常だよな…と改めて感心してしまいます。いやホント、G1に勝つのは古馬になってからでも十分です(^^ゞ
【2022/12/24阪神9R 万両賞(1勝C/芝1400m)でのテラステラ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、フェルトダート坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。先週末より15-15を開始しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「インディバでほぐし、調教でしっかりと体を動かしてみた上で、先週末に右トモにもう一度ショックウェーブ放射を実施。特に痛みや問題があるわけではありませんが、こうやってケアしながら完成期がくるのを促し、待ってあげたいですね。21日の雪で坂路が使えませんでしたが、また週末から速めを乗っていきたいと思います」
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チャンピオンヒルズ付近ではまた雪が降ったんですね、全然知りませんでした(^^;)
それはさて置き、ようやく15-15が始まるくらいまで戻ってきたとは言え、小泉厩舎長から「ケアをしながら完成期がくるのを促し、待ってあげたい」とのコメントが出たのは意外でもあり嬉しくもありです。
キングエルメスは2歳夏に新馬戦を勝ち、秋には京王杯2歳S(G2)を勝って早くも重賞ウィナーに。。その後骨片除去手術を行ったこと、また、3歳夏に欧州遠征を敢行した関係もあって間があきましたが、先月の睦月Sで待ちに待った3勝目を… というプロフィールを見る限りでは、あまり晩成タイプには思えないですからね。
でも、実際に面倒を見ている小泉厩舎長が「完成期を待ってあげたい」と仰っているのですから、つまりは『まだ伸びしろがある』わけで、そうであれば、4歳以降に能力を開花させたパンサラッサやバスラットレオンのように、キングエルメスにもさらなる飛躍を期待したくなるというものです。(最初からそのつもりだっただろ!と言われるとその通り(^^ゞ)
考えてみれば、パンサラッサもバスラットレオンも、脚元のケアや走行フォームの見直しで休んだことがキッカケとなって本格化した気もしますから、キングエルメスも今のお休み期間を次へのステップと捉え、有意義に過ごして欲しいと思います。
【2023/1/21中京 睦月ステークス(OP/芝1600m)でのキングエルメス:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のメリタテスは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、フェルトダート坂路でハロン18~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル57~58秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「食べたものや調教がもっと実になってほしいところ。そういう意味ではまだ時機ではないのかもしれません。ただ、もう脚元に問題はないですし、乗りながらでも馬体重が441kgまで増えていますからね。まずは速めの本数を積み重ねながら、さらに馬がしっかりしてくるのを待ってあげたいと思います」
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「さらに馬がしっかりしてくるのを待ってあげたい」とのコメントからは、まだ本格化に時間が必要な状況が窺えますが、「脚元に問題はない」こと、そして「乗りながら馬体重が441kgまで増えている」のは良いニュースです。
本当に良くなるのはこれからだとしても、週2回の57~58秒を継続しても身体が減らなくなったのは前進ですし、今の流れが続くようなら良いムードのままトレセン入りに繋がっていくかもしれません。
気付けばもうすぐ3月になりますから、できるだけ早くその「時機」が来て欲しいところながら、ここまで我慢をしつつ慎重に進められてきたわけで、あまり期限を気にせず見守りたいと思います。(そのうち気になりだしますけれど(^^;))