京都１２Ｒ ３歳以上１勝クラス（芝1600ｍ）で４着となったテラステラの関係者コメントです。
◇岩田康騎手のコメント 「ゲート内で隣の馬が暴れていた影響を受けて出遅れてしまいました。道中も掛かるような感じで落ち着きを取り戻せず、３コーナーではハミをグッと噛んでしまう感じに。そのぶん、終いで伸び切れませんでした。ただ、その状況を考えれば、最後も頑張ってくれていたのではないでしょうか」
◇金羅助手のコメント 「ジョッキーが言っているように、隣の馬につられて出遅れたのが痛かったですね。それと今日は放牧明けでまだ若干重かったようにも感じられましたので、ここを叩いて調教を積んでいけば、さらに状態が良くなってくるものと思われます。個人的には1400ｍぐらいの距離で極端な位置取りではなく、スーッと回ってきて脚を伸ばすような形がいいようにも思いました」
◆クラブのコメント 「枠内でバタつく隣の馬に感化されてしまい、煽り気味のスタートに。道中もなかなかリラックスして走ることができませんでしたが、その割には最後にそれなりの脚を使ってくれましたので、ここを叩かれての上積みが期待されるところです。なお、このあとは、「続戦の方向で上がりの様子を窺っていく」（厩舎陣営）予定となっています」
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やはり、隣の馬がガタついていた影響がかなりあったみたいですね。道中の掛かり気味の走りについても、その影響を受けた所為かもしれませんし、こればかりは努力とは別の話なので仕方がありません。
（何があっても動じないのが強い馬…とか言い出すとキリがないですし(^^;)）
ただ、岩田パパさんが仰るように、道中でかなりのロスがあった割には最後まで良く頑張ってくれたと思います。特に1600ｍが長いといった感想もないですし、うまくマイル戦を覚えていけばたくさんの可能性があるんじゃないかと思います。
そんな中、金羅助手が「個人的には1400ｍぐらいの距離で極端な位置取りではなく、スーッと回ってきて脚を伸ばすような形がいいようにも…」と仰っているのは気になります。いや、気になると言いますか、それはあくまで『現状で楽なのはそういう競馬かな？』という意味に聞こえますし、さすがに今日の一戦だけで判断するのは早いんじゃないかと。。
もちろん、次も必ずマイルを使うべき、なんてことを言える立場ではないですが、そもそも1400ｍってかなり微妙な条件ですし、先々を考えると王道のマイル戦で勝負をして欲しいんですよねぇ…。それができたうえで、総合的な判断で1400ｍ戦を使うのは全然ＯＫなんですけれど…というのはあくまで個人の感想でした(^^ゞ
京都１２Ｒ ３歳以上２勝クラス（芝1600ｍ）に出走したテラステラは４着でした。
【レース内容】ゲートで出遅れてしまい中団後方の位置取り。岩田康騎手はあえて前を追わず、ガッチリ抑えて折り合いに専念していましたが、1000ｍ通過59.6秒とペースが落ち着いたため、道中ずっと力んで走っていたように見えました。その後は何とか馬を宥めて３～４角では内ラチ沿いをピッタリ回り、直線でインを突く作戦（京都外回りスペシャル）を採用したものの、一瞬の脚が使えず前に一頭入られてしまったのが痛かった…。岩田康騎手がやや外めに進路をとって追い出すと、直線中ほどからは外から追い込んできたエアミアーニ、内から来たシゲルローズマリーとの３頭併せ（の真ん中）になりましたが、そこでは最後までしっかり脚を使って何とか４着を確保しました。
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いろいろあった課題と収穫…
でも、良い勉強になったのでは(^^;)
1600ｍ戦のレースぶり、前走から３ヶ月での成長を確認するレースでしたが、久々の所為か、はたまた隣の馬がガタついていた所為かゲートの出が今ひとつ。その後の折り合いがギリギリだったのはスローペース故でしょうが、あそこであえて我慢をさせたことはきっと今後に生きてくると思います。馬の行く気に任せてしまうと勉強にはなりませんし、こういうレースを経験してこそ1600ｍを使った意味があると思いますので。（口惜しいですけど(^^;)）
そういう観点で言えば、道中が力み通しだったにもかかわらず、しっかり33.9秒で上がってきたのは立派でしょう。距離が長い印象はなかったですし、この路線を継続して折り合い面が改善すれば、全然上をめざせる感触はあったと思います。
個人的にはマイル路線の継続が希望ですが、あとはレース後の関係者コメントを聞いてからですかね。1400ｍ戦の方が折り合いは楽なだけに、そのあたりをどう評価されるか分かりませんし、実際に現場にいないと分からないこともあるでしょうから。
その上で、このまま続戦が可能であって欲しいですし、次は必ず前進してくれると思います。
（あと、坂井騎手は好スタートからの見事な逃げ切りでした。おめでとうございます！m(_ _)m）
＊＊2023/11/4京都12R 3歳上2勝C（芝1600ｍ）・良＊＊
サラ系3歳上2勝クラス【2023年11月4日京都12R】：競馬ラボ
＊＊2023/11/4京都12R 3歳上2勝C（芝1600ｍ）16：25発走＊＊
◎ テラステラ
○ ディオ
▲ エアミアーニ
△ ショーモン
△ セオ
△ ムーンリットナイト
△ ロンズデーライト
テラステラは５枠５番になりました。
京都の外回り1600ｍ戦は最初のコーナーまでが700ｍと長く、基本的に先行争いが激しくなることは少ないながらも、差しも充分に決まるコース。今回は１０頭立ての競馬なので、何となく真ん中あたりの枠が引ければ…と思っていましたし、ど真ん中の５番なら何の文句もありません。
やや意外なことに、テラステラにとって1600ｍは初の距離。デビュー２戦目の1500ｍがこれまでの最長でしたから、あまり最初からガンガン飛ばさないだろうと思います。ペースによっては自然にある程度の位置をとることになるかもしれませんが、前半戦はリズム、折り合い重視で進めていけば良いでしょう。
おそらくペースは平均ぐらいで、あまり速くはならない気がします。理想としては中団の前目（と言っても１０頭立てなので３～５番手ぐらい？）につけて、坂を下ったあとの勝負どころで前を射程圏に置き、直線でしっかり脚を伸ばす競馬をすること。逃げたり極端に控えたり、といった作戦は必要ないと思います。正攻法の競馬をした上で、前走からの３ヶ月間で馬がどこまで成長したかを確認したいところです。
相手は宝ヶ池特別で２～３着だったディオとエアミアーニを対抗、単穴としましたが、２着が極端に多いディオの安定感（反面勝ち切れない）よりも、その宝ヶ池特別で上がりが３２秒台だったエアミアーニの決め手の方が怖いかも。ＮＨＫマイルカップ（１５着）以来の休み明けながら、アーリントンＣで３着の実績があるショーモンなどもいますので、言うほど楽な相手関係ではないだろうと思います。
逆に言えば、『休み明けなりの仕上げ』で初のマイル戦を勝つようなら、いよいよテラステラ覚醒か！？といった雰囲気になるでしょうし、その可能性は充分あると思います。今日の結果と内容は今後のレース選択にも影響してくるでしょうから、葵ステークス以来の騎乗となる岩田康誠騎手にはガツンと一発カマシて欲しいと思います！
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