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パンサラッサ:2023サウジカップ 1000万ドルの逃走劇!!

BCターフのR・ムーアとアルゼンチン共和国杯のJ・モレイラ!?

2023-11-05 16:53:27 | JRA G1・重賞戦線

【BCターフ】オーギュストロダンがG1・5勝目! シャフリヤールは3着:サンスポZBAT!
2日間で各部門のチャンピオンを決める米国競馬の祭典、ブリーダーズカップが11月3、4日(日本時間4、5日)にサンタアニタパーク競馬場で行われた。
2日目のG1ターフ(3歳以上、G1、芝2400m、1着賞金208万ドル=約3億1200万円=1ドル150円のレートで換算)は、ライアン・ムーア騎手とコンビを組んだディープインパクト産駒のオーギュストロダン(牡3歳、アイルランド=A・オブライエン厩舎)が4コーナーでインから一気に抜け出して優勝。5度目のG1制覇を成し遂げた。
同じくディープインパクト産駒で、クリスチャン・デムーロ騎手とコンビを組んだ日本のシャフリヤール(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ディープインパクト)は3着だった。
オーギュストロダンは父ディープインパクト、母ロードデンドロン、母の父Galileo、アイルランド=エイダン・オブライエン厩舎。戦績は10戦7勝。重賞は22年チャンピオンズJS(G2)、フューチュリティT(G1)、23年英ダービー(G1)、アイルランドダービー(G1)、アイルランドチャンピオンS(G1)に続く6勝目。
◆C・デムーロ騎手(3着 シャフリヤール)「スタートもしっかり決められましたし、道中も手応え良く、ドバイで勝利したときのような走りができました。喉の手術をしましたが、結果的に体調も回復し、能力を発揮できるような状態となって良かったです。次走は香港(ヴァーズ)と聞いているが、もっといい競馬ができると思う。(日本語で)ホントにうれしい。ありがとう」
◆藤原英昭調教師(同)「人馬ともパーフェクトな競馬でした。勝った馬が同じディープインパクト産駒のヨーロッパトップの馬ですし、競馬の内容はとても良かったと思います。シャフリヤールの喉の手術に関して尽力してくれたノーザンファーム関係者、そしてここまで一生懸命管理してくれたスタッフ、支えてくれた全ての関係者の皆さまに感謝しています。世界のホースマンが目指すブリーダーズカップで上位に来られたことに感動を覚えています」

 

【アルゼンチン共和国杯】1番人気ゼッフィーロが重賞初V 3着はチャックネイト、ヒートオンビートが同着:サンスポZBAT!
(アルゼンチン共和国杯、2023年11月5日 15:35、G2、東京11R、芝・左2500m)
11月5日の東京11Rで行われたアルゼンチン共和国杯(G2、3歳以上オープン、芝2500m)は、ジョアン・モレイラ騎手の1番人気ゼッフィーロ(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)が重賞初勝利。ゼッフィーロは道中で中団後方のインを追走し、直線に入っても前が壁になっていたが鞍上は慌てない。前があいたところを追い出されると、楽に抜け出して先頭でゴールを駆け抜けた。タイムは2分29秒9(良)。
1馬身差の2着にはマイネルウィルトス(5番人気)、さらにクビ差遅れた3着にチャックネイト(2番人気)とヒートオンビート(4番人気)が同着で続いた。
ゼッフィーロは、父ディープインパクト、母ワイルドウインド、母の父Danehill Dancerという血統。戦績は12戦5勝。重賞初勝利。

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BCターフとアルゼンチン共和国杯を並べるのも何ですが、3~4角で内をピッタリ回り、直線で一瞬の進路を見つけて鮮やかに抜け出したR・ムーア騎手とJ・モレイラ騎手の騎乗、これがあまりにも鮮やか過ぎてちょっと感動してしまいました。

特にBCターフを勝ったムーア騎手。オーギュストロダンと言えばディープインパクト最終世代から出た名馬ですし、場合によってはここが引退レースになるかも…と言われていた状況下でのレースですからね。普通の神経ならあの位置でジッとしているなんて絶対に無理、特に気の弱い私などには思いもよらない落ち着きぶりでした。(あれが見られただけで、深夜から朝までBCを観戦していた甲斐があったというものです)

そうですねぇ、結果的にはオーギュストロダンの一列前にいたシャフルヤールが先に動き、外に切り返したスキを突いたカタチになり、その一瞬で出来た差が最後までモノを言ったわけで、もしもシャフリヤールがあのままジッとしていたら、最内を抜けていたのはシャフリヤールだったんじゃないかと…。あ、もちろんあの場面でC・デムーロ騎手はベストの騎乗をしたと思いますが、世の中、上には上がいるものだなぁと感心してしまいました。

一方のJ・モレイラ騎手はバスラットレオンのJBCスプリントでは結果が出せませんでしたが、この土日でなんと11勝の荒稼ぎ。今週は川田騎手やルメール騎手がいないとはいえ、もしもあの時JRAの騎手試験に受かっていたら今ごろどうなっていたことか…。少なくとも、リーディングジョッキー争いが今より盛り上がっていたのは間違いない気がしています。

何だかバラバラの感想を書いてしまって申し訳ないですが、アルゼンチン共和国杯を勝ったゼッフィーロもオーギュストロダン、シャフリヤールと同じディープインパクト産駒。今さらながらディープインパクトは本当にすごい馬だと思いますし、オーギュストロダンを通じてその血が欧州を制圧する日を楽しみにしたいと思います。

 

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気になる2025年2歳馬追加募集馬・オピュレンス’23

2023-11-05 05:21:18 | イベント・募集馬検討

 

 

オピュレンス'23
名門牝系が輝く垂涎の良血馬、有望な父の代表産駒の座を狙う。

当歳 栗毛 2023.05.12生 浦河産(三嶋牧場)
◇父:スワーヴリチャード 母:オピュレンス (母の父:Giant's Causeway)
◇美浦・蛯名正義厩舎予定
◇販売総額 4,600万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:米国が誇る名門牝系に新進気鋭のスワーヴリチャードを父に迎えた垂涎の良血馬。母の豊富な乳量にも助けられ健康と好馬体を維持できており、5月生まれとしては平均以上のサイズ感。早い段階から他馬とのコミュニケーションが取れていた上に、物怖じすることなく人にも従順で落ち着き払っている。夜間放牧にもへこたれることなく、屋外では同期の牡馬に負けない走りで元気いっぱい。父の産駒の仕上がりの早さ、半姉が新馬勝ちの背景を考えれば遅生まれの心配もなく、イメージは芝の中距離。クラシック戦線を意識させる主役候補だ。

◇募集時写真(2023/10/27:三嶋牧場)

 

昨日、コラソンビート(スワーヴリチャード×ルシェルドール byオルフェーヴル)が京王杯2歳Sを制し、益々注目度が上がったスワーヴリチャード産駒。ツアーでお邪魔した社台SSでは、初年度の勝ちっぷりはサンデーサイレンスやディープインパクトに匹敵するレベルとの話がありましたが、産駒数や繁殖牝馬の質を考慮すると、今の成績はまさに驚異的と言って良いでしょう。

まあ、もともとスワーヴリチャード自身が良血馬ですし、初年度産駒の活躍を考えれば、来年配合される繁殖牝馬は格段にレベルが上がるでしょうし、2024年産馬以降はさらなる躍進が期待できるはず…のその前に…

よくよく見たら、オピュレンスってRags to Richesの娘さんじゃないっすか!(°◇°;) 

Rags to Richesについては竹内さんの血統診断に紹介されている通り。自身がケンタッキーオークスやベルモントSを制していることはもちろん、兄にJazil弟にカジノドライヴ、近親、一族にも活躍馬多数という良血馬です。本馬はスワーヴリチャード×Giant's Causewayの成功パターン配合であるうえに、Seattle SlewクロスでMy Charmerが強調されているあたり、藤沢厩舎の流れをくむ蛯名正義厩舎にピッタリ!というオマケつきですしね。

オピュレンスには21年にもスワーヴリチャードが配合されていて、決して『たまたま』ではない意志を感じる配合です。こういう母からはいつ大物が出てもおかしくないんですよねぇ。(出なくてもおかしくないですけど(^^ゞ)

オピュレンス’23

 

実は私、じっくり血統表を見るまでは、今注目のスワーヴリチャード産駒でも牝馬で4,600万円はどうなのかな?と感じたのですが、いやいやこのお値段はむしろオピュレンスによるところが大きいってことだと思います。

その上で改めて写真や動画を見ると、確かに良血馬らしい品格が備わっていますし、欠点が少ないと言われるスワーヴリチャードの良さも受け継いでいると感じます。5月生まれの当歳募集馬なのでまだ仔馬なのは当然ですが、こういう馬には走る走らないに関わらず出資をして応援したい、という気持ちも湧いてきます。(←あまりオススメできないパターン(^^;))

スワーヴリチャードの牝馬としてはセイリングホーム’22が2,800万円で募集されていますので、当然そちらも現実的な選択肢だと思いますが、牝系フェチの傾向がある方には、こういう馬に出資をしてほくそ笑む…みたいな遊びも面白そうです(^^ゞ

 

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


*広尾TC様よりクラブ公式HP等からの情報転載許可を頂いています。

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