美浦トレセン在厩のセントアイヴスは、今週末の出走を見送り、来週11月19日福島9R 磐梯山特別(1勝クラス・芝2600m)に向かうことになりました。
- 23.11.09 助 手 美南W良 5F 69.6-53.7-38.6-12.2(8) 馬ナリ余力
チェルシー(二未勝)馬ナリの外0.5秒先行同入
◇中舘調教師のコメント 「8日は坂路1本の後にダートコースを1周。9日にウッドで追い切りました。順調にやれていますが、中間、前走から少し日が経って多少硬くなってきましたからね。元々そういった傾向がある馬ですし、あくまでも許容範囲内のレベルですのでそこまで神経質になる必要はないのかもしれませんが、さすがに中1週はかわいそうかなと。よって、来週のレースにしたいと考えます。鞍上は木幡巧也騎手に依頼しました」
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16時頃、11日福島8レースの出馬表にセントアイヴスの名前がなくて焦りました。
もしかしたら9レースの二本松特別(芝2000m)にしたのかな?とか、12日のレースになったのかな?とか、いろいろ探してもどこにもおらず…。少し冷静になって可能性を考えたところ、私の良い方の想像は『一週スライドして磐梯山特別に向かうことにした』、そして悪い方の想像は『追い切りで故障発症しやむなく出走を回避』というものでした。
結果的には良い想像が当たって良かったですが、いやはや心臓に悪いひと時を過ごさせてもらいました(^^;)
スライドについては『セントアイヴスの状態を見極めたうえでの判断』でしょうから否やはありません。11日のレースは前走でセントアイヴスと0.1秒差だった馬が人気をしそうなメンバーで、その意味では惜しいチャンスを逃したのかもしれませんが、馬の状態優先なのは仕方がないですし、来週、良い結果を出せば問題ない話ですからね。
すでに木幡巧也騎手を確保したということは、除外される可能性はかなり低いのでしょうし、せっかくなので、特別戦をブッコ抜いての未勝利脱出を期待します!(福島の2600mでどんなレースができるのかは?ですけど(^^ゞ)
【2023/9/16中山7R 3歳以上1勝C(芝2200m)でのセントアイヴス:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のメリタテスは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、ウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「8日朝は半マイル57秒を少し切るくらいで登坂。トモの疲れは完全に抜けましたが、首まわりにいくらか硬さがありますので、高磁気刺激治療でフォローしながらペースを上げているところです。コンディションを整えていくなかで、走行フォームをより良いものにしていければと思います」
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前走から約一ヶ月、先週の半マイル58秒台から一歩前進して57秒を切るところまで進んできました。
まだ「首まわりにいくらか硬さがある」とのことですが、調教を進めながらでも対処できるレベルのようですし、走行フォームの改善と並行して進めつつ、帰厩のタイミングを計る段階に入っているのではないでしょうか。
今年もあと僅かになってきましたので、厩舎的には(条件馬に関しては)勝つ可能性のある馬から優先して使っていく面はあるだろうと思います。その意味では、先週のグランツベリーでとても良い仕事をした古川奈穂騎手もやる気満々のハズですし、今度はメリタテスであと一つ、今年中に勝ち星を積み重ねて欲しいところです。
【2023/10/8京都6R 3歳以上1勝クラス(ダ1400m)でのメリタテス:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のマジックブルーは、現在は、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、ウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「跨ってみて右トモに疲れがありましたので、先週末にショックウェーブ放射で対処。まずはしっかりとレースの疲れを取ってあげたいですね。背中の感触自体は悪くありませんので、疲れによる硬さを取って立て直せば股関節の可動域が広がり、気持ちも前を向き、もうワンパンチを繰り出せるようになってくるのではないでしょうか」
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まだレースの疲れが抜けきっていないながら、小泉厩舎長に「背中の感触自体は悪くない」とのコメントをもらうことができました。まあ、この手の話に多少のリップサービスがあるのは普通としても、本馬にさらに良くなる余地があるのは確かだと思いますし、この放牧中に何らかのキッカケが見つかればありがたいです。
そうですねぇ、デビュー戦と2戦目の連闘は良い経験だったと割り切って、次走の3戦目が実質デビュー戦ぐらいの気持ちで応援したいですし、ガラッと違った姿を見せてくれるのでは?と期待しておきます(^^ゞ
【栗東トレセン在厩時のマジックブルー:公式HP(2023/10/26更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、先週に引き続き、ウォーキングマシン90分による管理となっています。
◇小泉厩舎長のコメント 「馬自身は元気一杯なのですが、まだ若干右前の締まりが悪い感じで、動かし始めるには時期が早い状況かと思われます。圧痛などはないものの、古傷のことを考えますと、ここは大事にいくほかありません。毎週、獣医師に診てもらいながらゴーサインが出るのを待ちたいと思います」
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「まだ若干右前の締まりが悪い感じ」というのがどういう症状なのかピンとこないと言いますか、どこがどう悪い、というのが病名としてハッキリしない気持ち悪さが残ります。ただ、実際に腱などにダメージがあったわけでもない(その一歩手前?)ですから、やはり、今回の件は不幸中の幸いなのだろうと思います。
であれば、運動再開について慎重になるのは当然ですし、必然的に獣医師のゴーサインが出てから、「右前の締まりの悪さ」が完全になくなってからの始動になりますよね。ここまで休んでしまうと再立上げにはそれなりの時間が掛かるでしょうし、引き続き、慌てず騒がず見守るしかありません。(もどかしいですけれど…)