パドックシアトル’23
成功の運命を握る亜国の血、人気種牡馬の情熱が限界を突破する。
◇牝1歳 黒鹿毛 2023.03.13生 浦河産
◇父:キタサンブラック 母:パドックシアトル (母の父:Seattle Fitz)
◇美浦・蛯名正義厩舎予定
◇販売総額 7,200万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CC
◇Point!:2024年北海道セレクションセールにおいて多くのバイヤーから熱視線を集めた魅力たっぷりの募集本馬。ミドルサイズで肉付きが良く、バランスに優れた体つきをしており、性格は人に対して従順で手が掛からず扱いやすいタイプ。キビキビとしたアクションや身のこなしの柔らかい走りなど、良質なキタサンブラック産駒の特長が随所に表現されている。基本的には芝向きと見ているが、成長とともにパワーがついてくればダートもこなせそう。その性格の良さから距離の融通も利きそうで、活躍の場は幅広く、是が非でもクラシック戦線を歩ませたい一頭だ。
◇最新近況(2024/10/22):北海道・浦河のシュウジデイファーム在厩。週6日の騎乗運動が行われています。馬体重426kg、体高156cm、胸囲176cm、管囲19.5cm(10月上旬測定)
「たまにスイッチが入って元気が良すぎるところを見せますが、基本的には扱いやすく、初期馴致も問題なく終了。普段は場内にてハッキング、加えてBTC(軽種馬育成調教センター)にも通い始めており、屋内ダートトラックにて軽いキャンター3600mのメニューも取り入れています。すべてを順調にこなしてくれていますので、近いうちに坂路も併用して調教を進めていく予定です。多くの活躍馬を輩出するキタサンブラックの産駒ですからね。当然のこと期待は大きいです」(石川代表)
※本募集馬は倶楽部ポイントを利用しての出資申込はできません。
※本募集馬は新規入会・ステップアップ特典は利用できません。
◇最新写真(2024/10/18更新:シュウジデイファーム)
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先週は秋の追加募集馬のうち、外国産馬3頭についての感想を書きました。残る3頭はパドックシアトル’23、サダムノンノ’24、アンジュシュエット’24で、いずれも内国産の牝馬です。
今回はその中からパドックシアトル’23を取り上げますが、最初に書いてしまいますと、これまで広尾TCから募集されたセレクションセール出身馬って、正直、あまり結果が伴っていないという。。直近で言えば、エピファネイア牝馬で本馬と同じ蛯名厩舎だったピークブルームなども、結局未勝利のままファンド終了してしまいましたし…(^^;)
しかしですね、『広尾のセレクションセール馬は走らない』みたいな話は(母数が少なすぎて)科学的、統計的に説明するのが難しく、結局のところ個々の馬ごとに判断していくしかないんですよね( ・`ー・')キリッ
そう割り切ったうえで、改めてパドックシアトル’23を眺めてみると、これがやっぱりなかなか良いんじゃないのかなと。。実はこの馬、9月末の見学ツアー時にシュウジデイファームで見かけた気がするのですが、あの馬がそうだとすると、写真の印象以上にしっかりしていて、いかにもこれから良い筋肉が乗ってきそうな雰囲気がありました。
この世代には、スターオーストラル’23というキタサンブラック牝馬もいますが、馬体の印象だけで言えば、私はパドックシアトル’23の方が好みです。(尾関先生には再々申し訳ないものの、正直な感想なのでm(_ _)m)
まあ、スターオーストラル’23はすでに満口なので、現状で比較をするならパーフェクトラヴ’23、ストームハート’23、エレナレジーナ’23、エンパイアブルー’23といった牝馬たちが対象になりますが、その中に入っても、全く引けを取らない以上に目立つ一頭なのではと思います。ただですね、パドックシアトル’23は今名前を挙げた馬たちとはお値段がだいぶ違いますので…。
ちなみにこの馬は『倶楽部ポイントを利用しての出資申込み』『新規入会・ステップアップ特典』の対象外になっています。そのお陰で税抜5200万円で落札して7200万円で募集という、ピークブルームなどよりだいぶお得なお値段設定になっていますので、クラブの皆さんもいろいろ考えてくれているんだな…と感じたことは付け加えておきます。
あ、それが本当にお買い得なのかどうかは、あくまで個々人でご判断頂ければ。。ただ、ポイントでの出資と新規・ステップアップ特典を制限するだけでこんなに安くなるなら、今後のセール購入馬は全部それでOK…とか思ってしまいました(^^ゞ
それから、母パドックシアトルについては合田さんの解説に詳しく書かれているので参考に…
合田直弘のWorld Standard! 広尾サラブレッド俱楽部 11月募集馬解説!
うーむ。。合田さんの解説はさて置いて、竹内さんの血統診断にもあるように、アルゼンチン血統にキタサンブラックというのはひとつの成功パターンと言えなくもない…。ですが、本馬の場合はアルゼンチンどうこうよりもSeattle SlewやGulchといったところが利いてきそうですし、遺伝子型がCCであることも含めると、募集のポイントに書かれている『クラシウック云々』ではなく、意外にダートの短いところが主戦場になるかもしれません。
ということで、そんなこんなも考えつつ、あと数日間、あくまで沈着冷静に考えてみたいと思いますm(_ _)m
ただ仰るように、気になるのはクラシック目指したいのにCC型でアンマッチな点。あとそもそものセール価格が高いですよね(クラブにはもう少し安価な馬を落としてほしいのですが…笑
でも将来の繁殖のためかもですもんね、仕方ないか^^;
はい、見た目はとても良かったです。
これで、落札価格ぐらいで募集されていたら…とは思いますが、それはさすがに言っても始まらないっすね(^^ゞ
しかしこの馬はCCなんですね。馬体の印象としてもどちらかというと短めの距離を走りそうな印象はありますけど、まぁ牝馬ならクラシック1冠目はマイルですしね。
何となく、見かけた人は多そうですよね(^^ゞ
それはさて置き、短~マイルでも強いなら全然OK。
この際、贅沢は言いません(^^;)