ファンタストクラブ在厩のオピュレンス’23は、初期馴致を滞りなく終えています。10/31の馬体重は414kgです。
◇佐久間調教補佐のコメント 「先月下旬から初期馴致に着手。2週間ほどかけて問題なく騎乗できるようになり、数日ほどのお休みを挟んで、現在はウォーキングマシン30分、常歩1600m、小さいダート馬場でのハッキング1000mを消化しています。まだ単独行動ですが、一週間後くらいには集団に合流する予定。今のところ大人しくて落ち着きがあり、危なっかしい面はまったくありません。もう少し大きく育ってくれるとなおいいですね」
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先月初めにファンタストクラブに入ってから一ヶ月と少し。2週間ほどの期間で初期馴致を滞りなく終えて、少しずつ調教らしいメニューに移行しつつあるようです。
「今のところ大人しくて落ち着きがあり、危なっかしい面はまったくありません」とあるように、気性面、精神面に問題がないのは何よりですが、5月生まれを差し引いても、9月中旬から全く増えていない馬体が気になるのは確かかもしれません。
ただ、トレーニングが本格化するまでにはまだ時間が掛かりそうですし、馬体の成長は神さま任せなところも大きいですからね。あまり馬体重に一喜一憂することなく、この時期にやるべきことをしっかりこなして頂ければと思います。
本馬については北海道でこの目で見ており、落ち着きがあって綺麗な良い馬であることは確認できています。なので、やるべきことをやりつつ成長を待つイメージで、無理をさせずに伸び伸び育てるで良いでしょう(^^)
グレンクレストファーム在厩のWildwood’s Beauty’24は、引き続き、日に18時間ほどの夜間放牧で管理されています。
◇ジョン・グレートハウス代表のコメント 「日に2回、馬房に戻してエサを与えていますが、本馬は屋外のフィールドにいるのが大好きみたいですね。やや小さく生まれて、そこから月日を重ねるごとにあるべきサイズ感に追い付き、満足いく成長過程を見せてくれています。この中間、セリなどで何頭か他のフライトライン産駒を見る機会がありましたが、本馬はそれらを上回るデキにあると感じました」
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まだアメリカにいる当歳馬なので、正直、あまり実感はわいてこないのですが、「やや小さく生まれて、そこから月日を重ねるごとにあるべきサイズ感に追い付いた」というのは成長力という観点で頼もしいです。
そう言えば、一つ年上のOnonimo'23についてもジョン代表は、『最初は小柄で段々と他馬に追いついた』的なコメントを出されていました。そのOnonimo'23は10月初旬の来日直後に馬体重433kgと伝えられましたから、同様の成長曲線をたどっているとしたら、(非常に大雑把ではありますが)概ね標準的なサイズ感にはなってきているのでしょう。
その上で、「セリなどで何頭か他のフライトライン産駒を見る機会がありましたが、本馬はそれらを上回るデキにある」とのコメント、これは出資者としてはテンションが上がりますね(^^)
いや、オーナーサイドへのリップサービスとか自画自賛コメントとか、いろいろ言い出せばキリがないものの、本馬が良血馬ぞろいのフライトライン産駒の中でも上位の存在だとしたら、それはもうデッカイ夢を見ろってことですから。
ということで、そもそもこちらには多くのフライトライン産駒を見る機会など無いですし、来日まではグレンクレストファームさんに全てお任せですので、現段階ではジョン代表のコメントを丸っと鵜呑みにしておきたいと思います(^^ゞ