美浦トレセン在厩のマードラドは、今週末の出走も選択肢のひとつでしたが、精神面を気遣って続戦を回避。今週末にもいったん吉澤ステーブルEASTへ放牧に出ることとなりました。
◇鈴木慎調教師のコメント 「先週休ませた割にはピリピリした様子で、週末から乗り出した後も抜けてこないんですよね。良ければ今週の東京ダート1600mを考えましたが、今の本馬のメンタルでは走れないかと思います。20日は角馬場で力んでしまいましたので、坂路入りをやめてプールへ。ここで根を詰めるのは良くなさそうですし、やはり精神面のリフレッシュが必要であると判断し放牧を決めました。今後の状況次第にはなるものの、可能であれば年明け2月頃に使えればと思っています」
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前走後、今週のダート戦に続戦との話があってから、胸の内には『ホントに大丈夫なのかなぁ…』という気持ちがあったのですが、結局は『精神面を気遣ってリフレッシュ放牧…』との結論になりました。
と言いますか、実戦経験を積ませる意味では『チャンスがあれば積極的に出走を!』でよいですし、今回もその観点で予定を組んでいたと思うのですが、それができないレベルに気持ちが高ぶっていること自体が大問題という…。
まあ、「今の本馬のメンタルでは走れない」と言われちゃ仕方がありません(^^:)
しかし、ここでしっかりリフレッシュをしたとして、万が一、来年2月になっても全然マードラドが変わっていなかったらどうしますかね。。いや、先走って心配するのもアレですが、少しでも精神的に大人になって落ち着いてくれないと、レースでのパフォーマンス以前に、諸々危なっかしくて気が気じゃありませんから…。
ということで、まずは吉澤ステーブルEASTで落ち着きを取り戻してもらいましょう。その後の難しい話については、鈴木慎先生や内田騎手にお任せしたいと思いますm(_ _)m
【美浦トレセン在厩のマードラド:公式HP(2024/11/21更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のアスゴッドは、現在は、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン16~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「冷却とレーザー照射でケアしながら、オーバーワークにならない範囲内で乗り進めているところ。まだ少しソエを気にする感じですので、『うまく押し引きしながら乗り越えていければ』(厩舎陣営)と思います。引き続き、乗り固めていくようなイメージで調整していきましょう」
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まずはソエが落ち着かないことには始まりませんが、「冷却とレーザー照射でケアしながら…」で乗り越えられるとの判断なので、おそらくはそれほど重い症状ではないのでしょう。
ということで、引き続き『うまく押し引きしながら』進めて頂いて、来年改めて初勝利をめざす作戦でOKです。(ホンネを言えば今年中に勝っておきたかったですし、当然そうなると考えていたのですが、まあ、今となっては仕方がない(^^:))
ここまで芝でもダートでも一歩足りない競馬が続いていますが、ソエがしっかり治まって万全の状態で競馬ができれば、アッという間に勝ち上がるだけの力があると思いますし、来年の早いうちにそのチャンスが訪れることを期待します!
【2024/11/10京都1R 2歳未勝利(ダ1400m)でのアスゴッド:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のストラテージュは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「今週も半マイル58秒程度で登坂。まだまだこれからといった印象ですが、馬自身は頑張って調教に励んでくれていますよ。少しずつ動ける感じは出てきていますので、しっかりと体力をつけていくなかで緩さが解消に向かってくれればと思います」
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先週(11/13)近況で「まだ緩さが残るぶん、終い13秒台になると動ききれない感じ」と言われてしまった本馬ですが、そんな中でも「馬自身は頑張って調教に励んでくれている」とのこと。まだ走りについての評価は高くないままですが、休まずトレーニングを継続できる頑丈さはありますから、必ずやそれがパワーアップに繋がっていくと思います。
本馬については引き続き『乗り込みあるのみ』で。。全体的な緩さの解消は簡単にはできないでしょうが、「少しずつ動ける感じは出てきている」のであれば方向性は正しいハズです。そして、ジワジワ積み重ねた乗り込み量はきっとウソをつきませんから、このままの調子でたっぷりトレーニングに励んで欲しいと思いますm(_ _)m
エスペシャリーは、現在は、おもに角馬場で調整されています。
◇岡元厩舎長のコメント 「飼葉を食べてはいるものの、まだ馬体の線を細く見せていますからね。再びガストロガードを与えて回復を促しているところです。それに少々疲れている様子でもありますので、まずは角馬場で戻してあげてから坂路に入れていきたいと思います。脚元に問題はありません」
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レースから10日が経過していますが、現在も「少々疲れている様子」とのことですし、やはりまだ馬がパンとしていないんでしょうね。調教で動かせば動いてしまうタイプだけに、つい使いたくなってしまう面はあるでしょうが、当面は(四位先生の方針通り)適度に間隔をあけつつ大事に使っていった方が良さそうです。
あとは、何とか精神面での成長を望みたいですが… まあ、それこそ慌てず焦らずやっていくしかないですね。
四位先生は本馬の素質を高く評価してくれていますから、基本的にはお姫様路線で…。ひとつひとつ着実に課題をクリアしていくイメージで、成長曲線にあわせて前進を図っていけば良いと思います(^^)
【2024/11/10京都3R 2歳未勝利(芝1600m)でのエスペシャリー:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のエレガンシアは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗られています。
◇木村マネージャーのコメント 「今週はもう一段ペースを上げて、半マイル56秒台で登坂。最初の頃よりも牝馬らしい煩さというか元気が出てきた感じですし、ようやくスイッチが入ってきたのかなとも見ています。こうやって強めを乗っていくなかで、体型が大人びてきてくれればと思います」
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先週までの半マイル58秒から今週さらにペースアップ。。そう単純な話ではないのでしょうが、これぐらいのペースでも難なくこなせてしまうので、ついつい早期デビューをさせてしまった面はあるかもしれません(^^:)
ただし木村マネージャーによれば「最初の頃より牝馬らしい煩さというか元気が出てきた感じで、ようやくスイッチが入ってきたのかな?」と、これまでとは気持ちの面で違ってきている感触らしく…。
まだ見た目が幼いので手放しで信じるわけにはいかないでしょうが、これが多少なりとも前向きな変化なのだとしたら、この機を逃さずバンバン鍛えて頂きたいと思います!m(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「今週は半マイル58秒程度。動き自体は悪くないですし、先週と同じく調教後の歩様のほうがスムーズなくらいですが、今のままで追い切りを重ねて出走を目指すとなると、まだ危ない状況にあると言わざるを得ません。装蹄師によれば、『新たにひとつ提案がある』とのこと。来週の装蹄時によく相談をしながら、さらに手を加えていければと思います」
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基本的には先週までの状況とあまり変わっていませんが、装蹄師さんから『新たにひとつ提案がある』との話があったとのこと。それがどういう内容なのかは分かりませんが、この際、こちらは藁でも何でも掴みたい気持ちですからね。プラスになりそうなことは何でも取り入れていくしかないですし、そういう積み重ねがどこかでハマって欲しいと祈るのみです。
救いは何だかんだで半マイル58秒程度はやれていること…。爪の問題さえクリアできれば、ペースアップとトレセン入りは目前のはずですから、まずは来週、装蹄における新提案の効果に大いに期待したいですm(_ _)m
ジョイナスファーム在厩のモダンは、引き続き、おもに周回コースでハッキングキャンター1400mを乗られています。
◇稲村場長のコメント 「見た目ほど重苦しい走りではありませんが、ボリュームある上体を受け止めることになるぶん、まだ脚元に疲れが出やすいようなところがありますね。これから絞りづらい時季を迎えるのがどうか。来月中旬くらいまでは軽めのメニューで負荷を軽減し、またピッチを上げていければと思います」
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稲村場長は「見た目ほど重苦しい走りではない」と仰ってくれましたが、何とかして馬体を絞らないといけない状況を考えると、「これから絞りづらい時季を迎えるのがどうか」というコメントの方が気になります。
上体が立派過ぎるのは北海道時代からずっとそうでしたし、(一朝一夕にいかないのは当然としても)あと一ヶ月近く『軽め』が続くことを考えれば、なかなか根気のいる作業になっていきそうです。
それでも何とかしてこの状況を乗り越えないとデビューにたどり着けませんから…。ジョイナスファームの皆さんには、慎重さをキープしつつ高負荷をかけるという、難しいミッションを成し遂げて頂きたいと思いますm(_ _)m