栗東トレセン在厩のコンタンゴは、6日、Cウッドを併せ馬で追い切られています。
- 24.11.06 小牧加 栗東CW良 5F 67.9-52.3-37.3-11.6(9) 稍一杯追う
エイカイソウル(古馬2勝)強めの外0.7秒先行クビ先着
- 24.10.30 小牧加 栗東CW不 5F 66.5-50.5-36.7-12.6(6) 一杯に追う
ムジェロ(古馬2勝)末強めの内2.0秒追走1.2秒遅れ
◇田代助手のコメント 「先週よりだいぶ動けるようになりました。ただ、レースまでもう少し時間が必要かと。よって今週のデビューは見送ります。現時点で足りないのは身体。飼葉をしっかりと食べてくれる割にはもうひとつ体重が増えてくれないんですよね。小柄な状態から無理に太らせるわけにもいきませんので、そこは成長を待つほかありません。心身などのバランスが取れていない分、跳ねたりもしますが、悪さはしない性格です」
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先週のCW66.5-50.5-36.7-12.6秒から今週は67.9-52.3-37.3-11.6秒と、全体時計は控えめながらも2歳新馬としては十分合格点の範囲に入っていますし、綺麗な後傾ラップを刻むなど追い切りの流れはだいぶそれらしくなってきたと思います。
ただ、それでも「レースまでもう少し時間が必要、今週のデビューは見送り」との判断になったのはいかにも藤原厩舎らしいですし、田代助手の冷静でちょっと厳しいコメントを見ると、それでこそ!と心強い感じがしてきます。(普通(?)の厩舎なら、とりあえずどこまでやれるか使ってみる…みたいな対応になっていても不思議はない?)
まあ、身体の成長については時間をかけて見守っていくしかないですが、走りの質向上やパワーアップについては追い切りを重ねるごとに進歩が窺えますし、ここ数週間の調教はとても効果的のようですからね。
幸い、今のところ気性面の難しさが前面に出ているようでもないですし、トレーニングが実になる今の流れを大切にして、コンタンゴにとっての適切なデビュー時期を判断頂ければと思いますm(_ _)m
栗東トレセン在厩のマジックブルーは、7日朝は坂路で15-15程度の調整となっています。
◇荒川調教師のコメント 「今週末のほうがメンバー的には楽なのかもしれませんが、やはり中1週は本馬にとってベストの形ではなさそう。よって来週11月17日(日)京都7R 1勝クラス(ダ1800m)に団野大成騎手で向かいたいと考えます。週明けからここまでは坂路を中心に15-15を上限としたソフトな調整に終始。6日にはゲート練習も行いました」
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今週の出走も視野に入っていたマジックブルーですが、相手関係よりもマジックブルーの個性、状態面を優先し、中一週ではなく中二週の間隔をとって来週のレースへ向かうことになりました。
このあたりの判断は(少なくとも条件クラスであれば)現場の専権事項と考えた方が良いですから、あまり焦らず冷静に考えて決めて頂ければと思いますし、その方が、夏場にレースを使わずマジックブルーの成長を待った荒川厩舎らしい対応ですよね。
あとは来週のレースでどんなパフォーマンスを見せるかですが、前走でよいカタチを作れた『控える競馬』を次でもやるのか、はたまた前に行って粘るカタチに再びトライするのか…。
個人的には無理せず中団からのつもりでイイのかな?と思いますが、どちらもできるということで対応の幅がグンと広がりましたし、実際のメンバーや枠順、レース展開に対応してその場で決めていけば良いでしょう。
その点、団野大成騎手の続投が前提なのは心強いです。どうやら荒川厩舎はジョッキーの継続騎乗を大切にするようですし、そのあたりの感覚も私の好みに合っているような気がします(^^ゞ
【2024/10/27京都7R 3歳以上1勝C(ダ1900m)でのマジックブルー:公式HPより】
美浦トレセン在厩のブルータスは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇高柳瑞調教師のコメント 「ダートのほうが反応もいいですし、差を詰めやすいようですね。前走はうまくいって勝ったと思ったのですが…。メンバー的にも福島のほうが良さそうですので、いちおう来週11月16日(土)福島3R 2歳未勝利(ダ1700m)に続戦できればと。乗り出し後、様子を窺っていくなかで中1週の競馬が難しそうな場合は、いったん放牧を挟むことになるかもしれません」
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前走で初のダート戦に挑戦し、水準以上の適性を示したブルータス。ぶっちゃけ芝でのキレ負けリスクを回避するためだった面はありますが、改めて瑞樹先生に「ダートのほうが反応もいいし差を詰めやすい」と言われると、確かに、当面(少なくとも勝ち上がるまで)はダートで押していく方が正解だろうと思います。
その上で、距離、メンバーなどを考慮すれば、やはり福島のダート1700mに続戦するのが一番普通の考え方ですよねと。。まだ完成前の2歳馬なので、「乗り出し後、様子を窺っていくなかで中1週の競馬が難しそうな場合はいったん放牧を挟む」というのは当然ですから、あくまでその前提で『来週の福島を第一希望にする』のが本線でしょう。
あとは、現状のブルータスが中一週で行ける状態かどうか…。それについては厩舎の判断に全てお任せになりますので、あまり先入観を持たずに来週の想定、出馬投票を待ちたいと思います。(まあ、多分イケるんじゃないかなぁ(^^))
【2024/11/2福島1R 2歳未勝利(ダ1700m)でのブルータス:公式HPより】
ジーベックは、6日、宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出ています。
◇松山担当のコメント 「馬の状態を確認したところ、おそらく本気で走っていないのでしょう。どこも痛いところはなく、馬房内での雰囲気も悪くありません。岡助手によれば、『レースに行ってやめるようなところが出ている』とのこと。精神的なものだけに少し時間をかけて慎重に対応していく必要がありそうです。今週いっぱいは楽をさせて、来週から跨ってみる予定になっています」
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そうですか、やはり前走でも本気で走っていないようで「どこも痛いところはなく、馬房内での雰囲気も悪くありません」とのこと。改めて言われると、よりによってなんでジーベックが…と思ってしまいますが、兎にも角にも、前を向いて困難に立ち向かわないと始まりませんからね。(ヘコタレていては話になりません!)
この手の話は『これが正解!』みたいな処方箋がないのでツラいですが、松山担当が「少し時間をかけて慎重に対応していく必要がありそう」と仰っていますし、何らかのキッカケがつかめることを祈りつつ、少し長い目で見守りたいと思います。
このまま終わらせるには惜しい馬ですし、きっと立ち直ってくれると信じたい…。まずはどんな手を使ってでも(?)現状を乗り越えないと、矢作厩舎は甘い世界ではありませんからね(^^:)
【2024/11/2東京7R 3歳以上1勝クラス(ダ1600m)でのジーベック:公式HPより】