疑問11 土地が焼き締まるとは、どうゆう事か?
焼き物は粘土類を高温で焼く事で、実用に耐える強度が得られます。
元々花崗岩(かこうがん)の様な岩石が、風化分解して出来た粘土が、元の岩石に戻る事になり
ます。
① 焼き締めることとは、土を固め密度を上げて、耐衝撃性等の機械的強度を増す事と、耐水性を
与える事になります。但し、この様な性質を持たせる為には、ある温度以上で焼成する必要が
あります。
② 粘土類は高い温度ほど焼き締まります。但し、高温に成り過ぎると、高い温度に耐えかね
土が熔け出しますので、最適な温度で焼成する必要があります。
) 一般に土物と呼ばれる粘土では、土の種類にもよりますが、最高で1280程度です。
但し、1200~1250℃以下で焼成する事が多いです。
) 石物と呼ばれる磁土の場合は、最高で1300℃程度が多いです。
一般には1280~1300℃以下で焼成します。
③ 焼き締まる為には、条件があります。
) 収縮率を大きくする物質として、長石、鉄化合物、石灰石、雲母などがあります。
逆に収縮率を小さくする物質として、石英やアルミナなどがあります。
又、ガラス成分となる物質を多く含む土では、ガラスが膨張して、収縮が少なくなります。
更に、ガラスは素地にも作用し、発泡状態に成る為素地も膨張し、収縮も少なくなります。
) 粒子の細かい程、収縮は大きくなります。
これは、微細なほど表面積が大きくなり、化学的、物理的な相互作用が強く働く為です。
) 焼成温度が高くなるに従い、収縮は大きくなります。
) 所定の温度まで上昇させるのに、時間が掛かる程収縮は大きくなります。
又、所定の温度で長く時間を掛けると、収縮は大きくなります。
④ 作品が焼き締まる事で、作品の大きさが小さくなります。
縦横高さが同率で縮みます。即ち三乗に反比例しますので、容積としては7割程度になる
場合が多く、大きな作品ほど縮みむ寸法は大きくなりますので、作品を作る際には、かなり
大きく作る必要があります。陶芸の初心者では、「こんなに縮むのか」と驚かれる方も多い
です。但し、肉厚も変化しますが、元々肉が薄い為、縮んだ事が解からないはずです。
⑤ 土の密度が増す事で、粒子間の間隔が狭くなり、更に、素地の一部がガラス化する事と、
釉を施す事で、水を通し難くなります。それ故、焼き締まりの弱い(焼きが甘い)ものでは、
水を通してしまう場合があります。特に花瓶の様に常に水を蓄えておく器では、何らかの
方法を施す必要があります。一般的には「水漏れ防止剤」を使います。
⑥ 市販されている粘土類は、土を調合してある為、ほぼ同じ様な縮み率になっています。
即ち12~13%程度が多い様です。
以下次回に続きます。
焼き物は粘土類を高温で焼く事で、実用に耐える強度が得られます。
元々花崗岩(かこうがん)の様な岩石が、風化分解して出来た粘土が、元の岩石に戻る事になり
ます。
① 焼き締めることとは、土を固め密度を上げて、耐衝撃性等の機械的強度を増す事と、耐水性を
与える事になります。但し、この様な性質を持たせる為には、ある温度以上で焼成する必要が
あります。
② 粘土類は高い温度ほど焼き締まります。但し、高温に成り過ぎると、高い温度に耐えかね
土が熔け出しますので、最適な温度で焼成する必要があります。
) 一般に土物と呼ばれる粘土では、土の種類にもよりますが、最高で1280程度です。
但し、1200~1250℃以下で焼成する事が多いです。
) 石物と呼ばれる磁土の場合は、最高で1300℃程度が多いです。
一般には1280~1300℃以下で焼成します。
③ 焼き締まる為には、条件があります。
) 収縮率を大きくする物質として、長石、鉄化合物、石灰石、雲母などがあります。
逆に収縮率を小さくする物質として、石英やアルミナなどがあります。
又、ガラス成分となる物質を多く含む土では、ガラスが膨張して、収縮が少なくなります。
更に、ガラスは素地にも作用し、発泡状態に成る為素地も膨張し、収縮も少なくなります。
) 粒子の細かい程、収縮は大きくなります。
これは、微細なほど表面積が大きくなり、化学的、物理的な相互作用が強く働く為です。
) 焼成温度が高くなるに従い、収縮は大きくなります。
) 所定の温度まで上昇させるのに、時間が掛かる程収縮は大きくなります。
又、所定の温度で長く時間を掛けると、収縮は大きくなります。
④ 作品が焼き締まる事で、作品の大きさが小さくなります。
縦横高さが同率で縮みます。即ち三乗に反比例しますので、容積としては7割程度になる
場合が多く、大きな作品ほど縮みむ寸法は大きくなりますので、作品を作る際には、かなり
大きく作る必要があります。陶芸の初心者では、「こんなに縮むのか」と驚かれる方も多い
です。但し、肉厚も変化しますが、元々肉が薄い為、縮んだ事が解からないはずです。
⑤ 土の密度が増す事で、粒子間の間隔が狭くなり、更に、素地の一部がガラス化する事と、
釉を施す事で、水を通し難くなります。それ故、焼き締まりの弱い(焼きが甘い)ものでは、
水を通してしまう場合があります。特に花瓶の様に常に水を蓄えておく器では、何らかの
方法を施す必要があります。一般的には「水漏れ防止剤」を使います。
⑥ 市販されている粘土類は、土を調合してある為、ほぼ同じ様な縮み率になっています。
即ち12~13%程度が多い様です。
以下次回に続きます。