徳久利の、大きい物は、1~2升(1.8~3.6ℓ)入る物から、1合(180mmℓ)以下しか入らない、
お預け徳久利まで、色々有ります。
大きい物は、昔から有る物で、酒の保管用又は、買出し用の徳久利です。
(今では、置物用、飾り用、花瓶などに使っています。)
現在は、お燗用の1~2合の物が一般的です。
イ) 徳久利を作る。
先ず、酒の入る量を決めてから、形、大きさをデザインします。
・ 一見「いっぱい」入りそうで、実は、大して入らない形も有ります。
例 上げ底の物、胴が凹んでいる物等です。
・ 陶器は、本焼きまでに、作った寸法が、縦、横、高さが12~14%程度縮みます。
体積にして70%以下になってしまいます。
それ故、初心者が、正確に1合の徳久利を作る事は、難しい事です。
大よその大きさで作り、本焼き後、実際に入る量を測り、次回の参考にします。
① 形は、縦長型、だるま型、樽型、下膨れ型、瓢箪型、鶴首型などが、有ります。
自分の好みの形にします。
② 作り方は、一輪差と同じ様に作ります。
1ヶ箇所に注ぎ口を設ける場合と、特に設けない場合があります。
・ 1ヶ箇所に付けると、それは完全な徳久利となり、他に転用出来なくなります。
設けない場合には、一輪差として、使用しても違和感は有りません。
③ 注ぎ口の作り方
徳久利の注ぎ口は、細くなった首の部分より上の径を、大きくします。
・ 注意する所は、1升壜やパック詰めの容器から、徳久利に酒を移し換える時
首が細く、注ぎ口の容積(高さ、径、その他の形状)が少ないと、急に口から
溢れて、外にこぼれる危険性があります。
それ故、酒の水位がゆっくり上がる、又は、水位が確認出来る用に、作ります。
・ 最上部が、ロクロ挽き出来たら、土が軟らかい内に、縁を外に引っ張り出します。
・ やり方は、親指と人指し指で、「Vの字]を作り、掌が自分の方に向く様にし、
縁よりやや低目の位置に当てます。
更に反対側の手の、人指し指を、縁の内側に当て、上記「V」の中間から外に、
引き出します。やや下に回転気味に、指を使います。
その際、縁のやや下の方から、引き出す様にします。縁だけを急に引き出すと、
縁に「ひび」や「割れ」が発生します。その時は、その部分を撫ぜて直します。
前から見て、左右対称になる様に、微調整します。
尚 指の替わりに、丸い棒状の物(太さは色々)を使う場合も有ります。
ロ) 花瓶を作る。
1kgの土で、花瓶一個を作ります。
1kgの土を、手の入る程度の筒に引き上げた場合、熟練した人でも、22cm程度の
高さにしかなりません。すつと、花瓶にする為に、膨らませたりすると、最大でも18cm程度
の花瓶になります。これを本焼きすると、出来上がり寸法で、16cm程度になってしまいます。
・ 同じ土の量で、より大きな作品を作る為には、上下2段に分けて作り、ロクロ上で、繋げて作り
ます。
次回その方法について述べたいと思います。
お預け徳久利まで、色々有ります。
大きい物は、昔から有る物で、酒の保管用又は、買出し用の徳久利です。
(今では、置物用、飾り用、花瓶などに使っています。)
現在は、お燗用の1~2合の物が一般的です。
イ) 徳久利を作る。
先ず、酒の入る量を決めてから、形、大きさをデザインします。
・ 一見「いっぱい」入りそうで、実は、大して入らない形も有ります。
例 上げ底の物、胴が凹んでいる物等です。
・ 陶器は、本焼きまでに、作った寸法が、縦、横、高さが12~14%程度縮みます。
体積にして70%以下になってしまいます。
それ故、初心者が、正確に1合の徳久利を作る事は、難しい事です。
大よその大きさで作り、本焼き後、実際に入る量を測り、次回の参考にします。
① 形は、縦長型、だるま型、樽型、下膨れ型、瓢箪型、鶴首型などが、有ります。
自分の好みの形にします。
② 作り方は、一輪差と同じ様に作ります。
1ヶ箇所に注ぎ口を設ける場合と、特に設けない場合があります。
・ 1ヶ箇所に付けると、それは完全な徳久利となり、他に転用出来なくなります。
設けない場合には、一輪差として、使用しても違和感は有りません。
③ 注ぎ口の作り方
徳久利の注ぎ口は、細くなった首の部分より上の径を、大きくします。
・ 注意する所は、1升壜やパック詰めの容器から、徳久利に酒を移し換える時
首が細く、注ぎ口の容積(高さ、径、その他の形状)が少ないと、急に口から
溢れて、外にこぼれる危険性があります。
それ故、酒の水位がゆっくり上がる、又は、水位が確認出来る用に、作ります。
・ 最上部が、ロクロ挽き出来たら、土が軟らかい内に、縁を外に引っ張り出します。
・ やり方は、親指と人指し指で、「Vの字]を作り、掌が自分の方に向く様にし、
縁よりやや低目の位置に当てます。
更に反対側の手の、人指し指を、縁の内側に当て、上記「V」の中間から外に、
引き出します。やや下に回転気味に、指を使います。
その際、縁のやや下の方から、引き出す様にします。縁だけを急に引き出すと、
縁に「ひび」や「割れ」が発生します。その時は、その部分を撫ぜて直します。
前から見て、左右対称になる様に、微調整します。
尚 指の替わりに、丸い棒状の物(太さは色々)を使う場合も有ります。
ロ) 花瓶を作る。
1kgの土で、花瓶一個を作ります。
1kgの土を、手の入る程度の筒に引き上げた場合、熟練した人でも、22cm程度の
高さにしかなりません。すつと、花瓶にする為に、膨らませたりすると、最大でも18cm程度
の花瓶になります。これを本焼きすると、出来上がり寸法で、16cm程度になってしまいます。
・ 同じ土の量で、より大きな作品を作る為には、上下2段に分けて作り、ロクロ上で、繋げて作り
ます。
次回その方法について述べたいと思います。
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