今までは、ロクロの基本的な作り方を、作品を通して述べて参りました。
一通りの技法を取り上げましたので、大抵の作品は作る事が出来ます。
但し、教程全部を一回終わっても、実際は、ロクロをマスターした事には成りません。
「ロクロ6年」とか10年とか言う言葉があります。
何回も練習する事によって初めて、技術が身に付きます。(練習あるのみです)
是非、作品を最初から最後まで、自分で考え、一人で作れる様になって下さい。
では、本日の本題に入ります。
ロクロでは、特殊な作り方が、幾つか有ります。
1) 風船作り (風船の様に、空気を閉じ込める方法)
2) 環作り (ドーナツ状の環を作る方法)
3) 器の壁を二重に作る方法
などが有ります。
では1)から述べたいと思います。
1) 風船作り
完全に閉じた空間を作る技法です。
直径が大きな物程、難しく成りますので、最初は径の小さい物から、挑戦して下さい。
使い方としては、蓋物作り等に向いています。
蓋と本体が一体に出来、別々に作るより、一体感が出ます。
その他、この技法を駆使して、新しい、違った形の作品を作って下さい。
① 菊練をした土を、ロクロに据え、いつもの様に土殺し、中央に穴を掘り、底を作ります。
② 土を筒状に延ばします。
③ 胴を膨らませ、好みの形にします。膨らみより上の土は、多めに残して下さい。
④ 口に向かって、筒の径を徐々に狭めます。
a) 筒の底の水は、「柄の付いたスッポンジ」で拭き取ります。
b) 最初は、両手で抱え込む様に、次に左右の手の親、中、人差し指の6本
で挟み込み、最後に両手の親、人差し指の4本で径を細くします。
径を細くすると、肉厚に成りますので、締めたら土を薄く延ばす作業を、繰り返します。
⑤ 口を完全に閉じる。
a) 口の最上部の土を残す様にし、首を絞めて完全に閉じ、上に残った土を、ねじ切る。
口の最上部で閉じるのは、口が落ち込んだり、撚れ、捻りが発生し、かなり難しいです。
口に若干の土を残すが、「コツ」です。
b) ねじ切ると、先端が細く「とんがり」ますので、掌で軽く撫ぜ、丸い山形にします。
⑥ 形を作る
a) 空気が閉じ込められている限り、外からの力の加え方る事によって、
形を自由に変える事が出来ます。
b) 上から力を加えると、背が低くなり、径が大きく成ります。
横から力を加えると、径は細くなり、背が高くなります。
即ち、内部の空気の量は、変化しません。
その為、押された空気は、弱い所に逃げ、形が変わります。
・ 注意点は、当然肉に薄い部分(上部が多い)は、簡単に変形しますが、
肉の厚い下部は、変形しづらいです。
・ その為、下の方の土は、竹ベラなどで、剥ぎ取り、なるべく肉を薄くしてから、
変形させると、やり易いです。(土が軟らかいですから注意)
⑦ 空気抜きの穴を開ける。
ロクロより糸で切り離し、取り板に取ってから、針で穴を開けます。
又は、若干乾燥させてから、穴を開けます。
・ 注意、穴を開けないと、弱い所に「ひび」が入ったり、最悪破裂します。
針で穴を開ける位置は、後から細工で、大きな穴を開ける所や、
二つに切り離す位置にし、針穴の痕が無くなる様に、します。
⑧ 後は、作品を自由に細工し、好みの作品に仕上げます。
一通りの技法を取り上げましたので、大抵の作品は作る事が出来ます。
但し、教程全部を一回終わっても、実際は、ロクロをマスターした事には成りません。
「ロクロ6年」とか10年とか言う言葉があります。
何回も練習する事によって初めて、技術が身に付きます。(練習あるのみです)
是非、作品を最初から最後まで、自分で考え、一人で作れる様になって下さい。
では、本日の本題に入ります。
ロクロでは、特殊な作り方が、幾つか有ります。
1) 風船作り (風船の様に、空気を閉じ込める方法)
2) 環作り (ドーナツ状の環を作る方法)
3) 器の壁を二重に作る方法
などが有ります。
では1)から述べたいと思います。
1) 風船作り
完全に閉じた空間を作る技法です。
直径が大きな物程、難しく成りますので、最初は径の小さい物から、挑戦して下さい。
使い方としては、蓋物作り等に向いています。
蓋と本体が一体に出来、別々に作るより、一体感が出ます。
その他、この技法を駆使して、新しい、違った形の作品を作って下さい。
① 菊練をした土を、ロクロに据え、いつもの様に土殺し、中央に穴を掘り、底を作ります。
② 土を筒状に延ばします。
③ 胴を膨らませ、好みの形にします。膨らみより上の土は、多めに残して下さい。
④ 口に向かって、筒の径を徐々に狭めます。
a) 筒の底の水は、「柄の付いたスッポンジ」で拭き取ります。
b) 最初は、両手で抱え込む様に、次に左右の手の親、中、人差し指の6本
で挟み込み、最後に両手の親、人差し指の4本で径を細くします。
径を細くすると、肉厚に成りますので、締めたら土を薄く延ばす作業を、繰り返します。
⑤ 口を完全に閉じる。
a) 口の最上部の土を残す様にし、首を絞めて完全に閉じ、上に残った土を、ねじ切る。
口の最上部で閉じるのは、口が落ち込んだり、撚れ、捻りが発生し、かなり難しいです。
口に若干の土を残すが、「コツ」です。
b) ねじ切ると、先端が細く「とんがり」ますので、掌で軽く撫ぜ、丸い山形にします。
⑥ 形を作る
a) 空気が閉じ込められている限り、外からの力の加え方る事によって、
形を自由に変える事が出来ます。
b) 上から力を加えると、背が低くなり、径が大きく成ります。
横から力を加えると、径は細くなり、背が高くなります。
即ち、内部の空気の量は、変化しません。
その為、押された空気は、弱い所に逃げ、形が変わります。
・ 注意点は、当然肉に薄い部分(上部が多い)は、簡単に変形しますが、
肉の厚い下部は、変形しづらいです。
・ その為、下の方の土は、竹ベラなどで、剥ぎ取り、なるべく肉を薄くしてから、
変形させると、やり易いです。(土が軟らかいですから注意)
⑦ 空気抜きの穴を開ける。
ロクロより糸で切り離し、取り板に取ってから、針で穴を開けます。
又は、若干乾燥させてから、穴を開けます。
・ 注意、穴を開けないと、弱い所に「ひび」が入ったり、最悪破裂します。
針で穴を開ける位置は、後から細工で、大きな穴を開ける所や、
二つに切り離す位置にし、針穴の痕が無くなる様に、します。
⑧ 後は、作品を自由に細工し、好みの作品に仕上げます。
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