前回まで、急須の各部分(パーツ)、本体、注ぎ口、取っ手、蓋を作りましたが、
これから、組み立てに入ります。
イ) 注ぎ口を加工する
加工する前に、本体に取り付ける位置(高さ)を決めます。
① 注ぎ口の、どの面を上にするかを決める。
② 長さを決めて、取り付け面を斜めに切り取る。
・ 長さは、本体に取り付けた時、先端が、本体の口の高さ以下にします。
低すぎると、お湯の入る量が少なくなります。
高すぎると、注ぎ口より先に、本体の口から湯が出てしまいす。
・ 傾斜の角度は、立ち過ぎても、寝かせ過ぎても、使い難いです。
立て過ぎると、本体を大きく傾けないと、湯が出難いです。
寝かせ過ぎると、湯は出易いが、湯の入る量が少なくなります。
・ 本体が球面ですので、取り付け面も、それに合わせて、隙間が無い様に切ります。
③ 本体に合わせてみて、良ければ、本体に針で輪郭を描きます。
ロ) 急須本体の加工
① 茶漉しを作らない。
水差しや、ティーポット(ティーバックを使用)などは、単に水の通る穴を開けます。
② 茶漉しを作る。
緑茶のように、お茶の葉を出さない様に設けます。
作り方は、急須本体に直接穴を開ける方法と、別に作た茶漉しを取り付ける方法が有ります。
後者は、量産品に多い方法です。一般的には本体に穴を開けます。
ここでは、この方法を行います。 更に
そのまま穴を開ける方法と、本体を内側に、湾曲させてから、穴を開ける方法が有ります。
今回はより簡単な方法、即ちそのまま穴をあける方法で、作ります。
a) 穴を開ける。
イ)の③で、輪郭を付けた線の、更に内側5mm程度(糊しろ部分)に、針で穴を開ける範囲の
輪郭をとります。
1) 穴を開ける道具(ドリルの刃、傘の骨、その他)で、穴を数多く開けます。(10個以上)
2) 穴の並びは、同心円、放射状、渦巻き状、千鳥格子状、その他色々有ります。
3) 接近し過ぎで、隣同士の穴が、繋がら無い様にします。
4) 穴は、外側から開けます。本体内側にバリ(押し出された断面の土)が出来ますが、
綺麗にする必要は有りません。
むしろ、「バリ」が有った方が、茶の葉が上手く取れます。
ハ) 注ぎ口を本体に取りつける。
a) 注ぎ口及び、本体の取り付け部分に、針で刻みをつけます。
b) 両取り付け部に、「ドベ」をたっぷり塗ります。
c) 軽く押し当て仮止めします。
d) 色々の方向から見て、納得いくまで調整して下さい。
1) 注ぎ口が、左右対称になっているか。「ねじれ」は無いか。
2) 取り付け高さは、良いか。
3) その他、気になった所を直します。
e) 本体内側に手を添えて、力を加えて、接着します。
f) 接着面に、隙間が出た場合には、細い紐を作り、埋めていきます。
g) 最後に、はみ出た「ドベ」を、筆や竹へらで、取り除きます。
h) 注ぎ口の先端を、斜めに切る場合があります。
この段階で、切り取っても良いですが、全てが完成した後で、全体のバランスを見て、
切り取った方が、望ましいです。
(但し、乾燥し過ぎると、土はもろくなり、綺麗に切れません。乾燥し過ぎない様に注意)
以下次回に続きます。
これから、組み立てに入ります。
イ) 注ぎ口を加工する
加工する前に、本体に取り付ける位置(高さ)を決めます。
① 注ぎ口の、どの面を上にするかを決める。
② 長さを決めて、取り付け面を斜めに切り取る。
・ 長さは、本体に取り付けた時、先端が、本体の口の高さ以下にします。
低すぎると、お湯の入る量が少なくなります。
高すぎると、注ぎ口より先に、本体の口から湯が出てしまいす。
・ 傾斜の角度は、立ち過ぎても、寝かせ過ぎても、使い難いです。
立て過ぎると、本体を大きく傾けないと、湯が出難いです。
寝かせ過ぎると、湯は出易いが、湯の入る量が少なくなります。
・ 本体が球面ですので、取り付け面も、それに合わせて、隙間が無い様に切ります。
③ 本体に合わせてみて、良ければ、本体に針で輪郭を描きます。
ロ) 急須本体の加工
① 茶漉しを作らない。
水差しや、ティーポット(ティーバックを使用)などは、単に水の通る穴を開けます。
② 茶漉しを作る。
緑茶のように、お茶の葉を出さない様に設けます。
作り方は、急須本体に直接穴を開ける方法と、別に作た茶漉しを取り付ける方法が有ります。
後者は、量産品に多い方法です。一般的には本体に穴を開けます。
ここでは、この方法を行います。 更に
そのまま穴を開ける方法と、本体を内側に、湾曲させてから、穴を開ける方法が有ります。
今回はより簡単な方法、即ちそのまま穴をあける方法で、作ります。
a) 穴を開ける。
イ)の③で、輪郭を付けた線の、更に内側5mm程度(糊しろ部分)に、針で穴を開ける範囲の
輪郭をとります。
1) 穴を開ける道具(ドリルの刃、傘の骨、その他)で、穴を数多く開けます。(10個以上)
2) 穴の並びは、同心円、放射状、渦巻き状、千鳥格子状、その他色々有ります。
3) 接近し過ぎで、隣同士の穴が、繋がら無い様にします。
4) 穴は、外側から開けます。本体内側にバリ(押し出された断面の土)が出来ますが、
綺麗にする必要は有りません。
むしろ、「バリ」が有った方が、茶の葉が上手く取れます。
ハ) 注ぎ口を本体に取りつける。
a) 注ぎ口及び、本体の取り付け部分に、針で刻みをつけます。
b) 両取り付け部に、「ドベ」をたっぷり塗ります。
c) 軽く押し当て仮止めします。
d) 色々の方向から見て、納得いくまで調整して下さい。
1) 注ぎ口が、左右対称になっているか。「ねじれ」は無いか。
2) 取り付け高さは、良いか。
3) その他、気になった所を直します。
e) 本体内側に手を添えて、力を加えて、接着します。
f) 接着面に、隙間が出た場合には、細い紐を作り、埋めていきます。
g) 最後に、はみ出た「ドベ」を、筆や竹へらで、取り除きます。
h) 注ぎ口の先端を、斜めに切る場合があります。
この段階で、切り取っても良いですが、全てが完成した後で、全体のバランスを見て、
切り取った方が、望ましいです。
(但し、乾燥し過ぎると、土はもろくなり、綺麗に切れません。乾燥し過ぎない様に注意)
以下次回に続きます。
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