愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

北前船主右近家 福井県南越前町

2015年08月10日 06時33分34秒 | 福井県

右近家正面

北前船を所有した右近家
江戸時代から明治時代にかけて大阪と北海道を結んで日本海側を往復した商船(北前船)を所有していた富豪です。右近家は明治に入ると保険業に乗り出し、「日本興亜損害保険株式会社」として現在に至っているそうです。その右近家が福井県の小さな漁村、河野(こうの)村にあったのです。河野は、北前船が寄港する福井県で3つの港(他は敦賀港、三国港)の一つでした。

北前船 駐車場に展示してあった北前船のディスプレイ

江戸時代の街道

右近家の前の街道 写真左が右近家の建物、右は門、中央が江戸時代ごろの街道です。すごく狭く、人が2,3人通れるくらいの幅でした。右の門にはすぐ海が迫っていたそうです。現在は埋め立てが進み、海岸は左(写真の)のほうに後退しています。

河野村

西洋風の建物から見た河野村。大きな道路、海岸沿いの駐車場などは江戸時代は海だったようです。手前のほうに屋根が見えるのが右近家の倉庫。この倉庫から海岸だったようです。右下の木の間から見える道路が江戸時代の街道です。

西洋館
この大富豪が立てた西洋風の建物が背後の山に建てられていました。

西洋館のテラス。1階はスペイン風、2階はスイス風だそうです。大変しゃれた建物で、中でアイスコーヒー、梅ジュースのサービスがありました。(有料)

中村家、刀禰家
この右近家の北のほうに同様の北前船主中村家、刀禰家の建物がありました。現在現役で住んでいらっしゃるので、外から見させていただきました。

中村家


刀禰家

愛知県でも知多半島の南の方に千石船を所有していた豪商がいました。あまり詳しく見学していませんでしたので、もう一度見に行きたいと思いました。

南知多町資料館に展示してある千石船
コメント (4)
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