愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

七尾城(2) 石川県七尾市

2020年01月21日 06時50分00秒 | 石川県
本丸には行かず、右の方の遺構を先に見ることにしました。調度丸の上が桜馬場で、そのさらに奥が温井(ぬくい)屋敷跡です。温井とは、重臣の名前です。七尾畠山氏の重臣は他に遊佐氏、長氏と言った人がいます。北から越後の上杉氏、南から織田氏が迫ってくる中で、いろいろな戦いが繰り広げられたようです。一言では言い表せないので、今回はパスです。


温井屋敷跡

温井屋敷は、城への虎口のすぐ近くにあったようです。温井屋敷のすぐ近くに九尺石がありました。1尺は約30cmなので、9尺では2m70cmそんなの大きいとは思いませんが、大きな石であることは間違いありません。
ここに上がる城道もあるので、この九尺石のあるところは、城の虎口で、この石は鏡石だったのかも知れません。そうすると、温井氏はこの七尾城の中で正面の虎口を守る大切な場所に位置していたことになります。逆に言えば、畠山氏の信頼が厚かったとも言えます。


九尺石

九尺石から戻ると、二の丸、三の丸への道が続きます。

二の丸へ

珍しいことですが、二の丸に「史跡 七尾城跡」と銘打った案内板がありました。全体的な案内板は普通は本丸に一つあるだけなのですが、七尾城では、二の丸に全体の案内板があり、特にここでは二の丸について詳しく述べられていました。


二の丸の案内板

二の丸から三の丸にかけては、大きな堀切がありました。


二の丸と三の丸の間の大堀切


三の丸

三の丸の先には安寧寺跡がありました。安寧寺跡には、畠山氏の墓碑がありました。


畠山氏の墓碑

七尾城 つづく


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