愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

岡山城(2) 岡山県

2017年09月05日 05時02分54秒 | 岡山県
大手門を抜けて、下の段を歩いていきますと「工事中」の看板がありました。

本丸の工事看板

「史跡整備工事中」とだけ表示されていましたので、何の工事かわかりません。しかし、この曲輪の周りには宍粟櫓、旗櫓、槍櫓、弓櫓などがあったことがパンフレットに記載されていますので、もしかしたら、復元しているのかもしれません。だったらいいなあと思いながら、歩きました。

黒鉄門

いよいよ黒鉄門です。前方には大きな櫓がそびえています。不明門(あかずのもん)の櫓です。内側に枡状になっています。内枡形の門です。

黒鉄門から表書院に入りますと、すぐに櫓跡があります。

大納戸櫓跡


大納戸櫓の古写真(現地案内板より)
三重四階建ての場内最大の櫓だったそうです。明治までは建っていたようです。

表書院の周りにはこの他、伊部(いんべ)櫓、多門櫓、数寄方(すきかた)櫓と櫓跡が続きます。

そして表書院の北西隅に残っている櫓が月見櫓です。

月見櫓

この月見櫓は、岡山城本丸内で唯一戦火を免れ現存している櫓です。国の重要文化財になっています。

月見櫓をみて天守閣のほうに歩いていきますと下り坂になった門があります。廊下門です。

廊下門

この門は、本丸が敵に責められたときに下の旭川に逃げるための門です。ここからだとあっという間に旭川の岸にたどり着くことができます。旭川から脱出することができたのでしょう。

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