愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

岩崎山砦 小牧市

2019年05月21日 18時28分03秒 | 小牧市
しばらく三河の山城が続いていましたので、尾張の方も行って見ました。小牧長久手の戦いでの砦です。この戦いは、豊臣秀吉と徳川家康が直接戦った戦で、あまり取り上げられませんが、結構大きな戦いだったのです。
今回訪ねたのは、小牧山城にたてこもる家康に対してそれに対峙するように秀吉が築いた砦群の一部です。
岩崎山砦、小松寺砦、久保山砦の3つを見学しました。

3つの砦と小牧山城(Yahoo地図より作成しました)
左下に小牧城があります。家康が籠った城です。その北東に3つの砦があります。

岩崎山砦
この砦を守っていたのは、稲葉一鉄父子と四千の兵だったそうです。実際に家康との戦いがあったかどうかは分かりませんが、秀吉と織田信雄が講和した後に廃城となったそうです。

住宅の間より見える岩崎山

現在の岩崎山には、観音堂というお寺と熊野神社があります。

熊野神社

この砦から小牧山城が手に取るように見ることができました。

岩崎山から見た小牧山

さて、この岩崎山で注目すべきは、岩でした。この山の岩は名古屋城築城の際使われたそうです。ネットの情報では、信長の小牧山城の築城の際にもここの岩が使われたそうです。

名古屋城築城で使用されたことを示す小牧市の案内板


名古屋城築城の際の残石で作られた石垣 上は公園です。

この山は花崗岩の山地で、地表に突出しているそうです。画像のような奇岩もあるそうです。

奇岩 五枚岩

また、岩を切り取った証拠の矢穴も残っているそうです。

矢穴の跡

話は横道にそれてしまいましたが、ここが石垣の製造に欠かせない場所であることを初めて知りました。
愛教労 城の会 6月22日 市場城めぐり


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