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日々の暮らしのなかで

あっ、どうも

2009年02月03日 | 日記・エッセイ・コラム
「今日はもう一人来るんですよぉ!」 
 
久々に遊びに出掛けた友人の部屋で不意に言われる
 
(えっ? 聞いてないよ!)
 
ダチョウ倶楽部のそれが
認知されていたのか覚えてないが
とにかく、キョドッてしまった
 
「僕の彼女です」
 
サプライズとして紹介されたのは、そいつの彼女
「よろしくぅ!」出来る限りの笑顔で応えたが
なにゆえ、俺に彼女を?と思った
 
彼は年下だったが
仲間内で遊びに出かけたとき
先輩が彼女を連れてきたことがあった
 
「おぅ!よろしくなぁ!」
 
不意に紹介されたその女性は保母さん
大柄だが、朗らかな
見るからに保母さんだった
 
「ちょっと来てもらえますか?」
 
夜勤の最中に、非常階段から現れた
新入社員に呼びだされた事もあった
彼は、中途採用だったが
とにかくモテた
 
社内を歩けば、こそこそと噂話をしている女子社員の
姿をみることもしばしばで
ディスコで声をかけて、嫌がる女性もいなかった
 
そんなモテ男に駐車場に呼び出される
 
「なにごとかしら?」
 
仕事の手をとめ、非常階段を降りていくと
可愛い女性がひとり立っていた
 
(ナニゴト、カシラ?)
 
思わずカタコトの思考回路が作動するほど
状況が飲み込めずにいると
 
「僕の彼女です!」
 
爽やかな笑顔でモテ男が左腕を広げた
 
状況が飲み込めないまま
失礼なことに、足先から顔までを
嘗め回すように視線を動かす 
 
「あっ、どうも」
 
目が合った時、自分の視線が余りにも
いやらしかった事を自覚して、顔が赤くなったのを
今でも覚えている
 
 
と、言う、
何故か、同僚に彼女を紹介された時のことを
次々と思い出した
 
特に理由はないと思うが、思い出したから
書いてみた
 
 


コメント
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