おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

四人連れ

2010年09月05日 | 日記・エッセイ・コラム
中学へ入学して、野球部に入りました
 
周りは僕が野球部に入部したことを
大変驚きました
小学生時代、僕は野球はおろか、
休み時間に興じるソフトボールにも
参加しなかったからです
 
しかし、ある日を境に
僕は、野球が好きになっていました
 
幸い、家にグローブはありましたが、
ほとんど、野球のルールを知りませんでした
ルールも知らない僕です
野球部に入っても、買い揃えるモノさえも
解りません
指定された練習着を買い、
二年生になると
練習用のユニフォームを買い揃えました
 
そんな時期に
歩いていける所に、新たにスポーツ店が
オープンしました
 
スパイクを直したり、グローブの手入れを
してもらいに、学校の帰りに
よく立ち寄りました
NIKEの靴を始めた買ったのも、この店でした
 
ヤッケを買ったのをきっかけに
親子連れでいくようになりました
 
親父は仕事で帰りが遅かったので、
おじいさん、おばあさんと一緒に夕食を食べ、
そのあと、オカンと弟、妹と
僕のジャージや、弟たちのヤッケを買いに行くのが
楽しみなりました
 
片道、歩いて10分も満たない距離でした
 
でも、一日あったことをお互いに喋り
オカンを笑わせ、妹たちに
中学校がいかに大人な集まりであるのかを
説き伏せていました
 
今日、あの時の気持ちがスーッと蘇りました
 
親子連れが、自販機の前で
笑顔で、何を買おうかと迷っているようでした
本当に楽しそうに
 
僕が、そう感じただけかも知れませんけど、
その三人を見ていると、
あの日の四人を思い出し、
当時はまだポツンと灯りが光るスポーツ店へ
笑顔で出かけたひとコマを
思い出しました
 
 
 


コメント
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