おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

本来の目的

2007年12月18日 | 日記・エッセイ・コラム
万札をくずしたくてコンビニへ立ち寄った。
 
煙草を吸わない身としては、ガムなんかを買えば
こと足りるんだけど、そこはコンビニ大好き野郎。
ふらふらと店内を彷徨っては、
買う気のないものを手にとって見たりする。
 
でも昨日はふと目に止まるモノがあった。
 
カレンダー
アイドルのカレンダーだった。
あえて誰のかと言う事は明言しないで置くが、
一瞬、買うか買わないかで迷った。
 
ここ数年は、東山魁夷画伯の絵が載ったカレンダーを
毎年愛用している。
見易いし、何より絵が気に入っている。
 
思い返してみれば魁夷に出会うまでは、
酒屋さんがくれる“ヌードカレンダー”を愛用していた。
今から思えばなぜ“ヌード”だったのか分からないが、
どの酒屋さんもヌードか、水着のカレンダーだった。
 
そういえば、消防団に居た頃、
ポンプ屋がくれるカレンダーもヌードだった。
 
ウォー!
 
歓声を上げながら一枚ずつめくっていくのが
年末警戒の初日の恒例行事だったような気がする。
 
高校生の時、立ち読みをしていると、女子高生がレジで
カレンダーの注文をしていた。
恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながら、
 
「あっ、私のじゃなくて、友達に頼まれて・・・」
 
聞いてもない事を突然言い出したもんだから、
本屋のおっさんもびっくりしてた。
 
「オレは騙されんぞぉ!お前が欲しいんやろぉぉぉぉぉぉ!」
 
僕は心の中で絶叫したもんだ。
 
そんな昔話を思い出しながら、
カレンダーとガムを持ってレジへと。結局買ってしまった。 
 
車に乗り込んで、ガムを開けようと思った時に
我にかえった。 
 
「ガム買わんでも、ええやん!」
 
カレンダー買っただけで、十分崩れてますから。
 



手帳

2007年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム
そろそろ来年の準備もしないと。
 
この時期になると、いつも行く本屋でも手帳や日記帳が
中央にどーんとあって、
いやおうにも年末気分を盛り上げてくれている。
 
ここ数年は手帳を愛用している。
若い頃は書かずとも覚えていた。また、書く事が
面倒臭いと思っていた。
でも最近では、書かないと忘れてしまう事があるので、
こまめに手帳に書き記す。
また、書いて整理するほうが、頭にも自然と残る。
 
システム手帳を使いもしないのに
流行だからと購入したのは、今から数年前。
文房具屋だったと思うが、値段も確かめずにレジに行くと
 
「10,000円です」
 
息が詰まりそうになった経験がある。
あの頃は今よりも使える金が多かったのか、
勿論買った。
平然と買った。
 
今なら間髪入れずに
 
「高っかぁ! いらん、いりませんわぁ!」
 
と、素直に謝る。
 
そんな嫌な記憶が残るシステム手帳も
最近ではあまり見かけない。
中身って言うのか、売っていないような気がする。
 
携帯とかでも手帳の代わりが出来るが、
やっぱり僕は手書きの手帳にこだわる。
 




2007年12月15日 | 日記・エッセイ・コラム
071213_015334帰って来た、奴が。
 
駅までは1時間半ほど。迎えに行くのに遠くはない。
が、時間が決まっていない。
 
「23時ぐらいかな?」
「25時ぐらいになるかも?」
 
かも?かもって、なんやねん!
早く着いたって、時間潰すのコンビニぐらいやし。
逆算して家出るのも難しいやん。
ぶちぶち言いながらも車を飛ばす。
 
「あっ、ビール買うからどっか寄って」
 
はい、了解。
どうぞ、と車を止めると同時に写真を一枚。
 
これが奴です。
 



イエナリエ

2007年12月14日 | 日記・エッセイ・コラム
071213_193409毎年派手派手になっていく。
 
イルミネーション。
いつ頃から流行ったのか?あちらもこちらも電飾電飾。
中には観光名所になっている個人宅もあるらしい。
 
家の形がくっきり浮かびあがるタイプとか、
家の輪郭がぼやけてしまうぐらい、
大袈裟に言えば、電飾に埋もれてしまっているタイプ、
すべて自分の持ち出しでやってるんだから恐れ入る。
 
近所にも毎年派手に飾りつける家がある。
そこはまるで飾りつけるために建てられたような
オシャレな家なのだ。
この前の某宴会でその話題も出たんで、シャメでも
送ってやるかと携帯を構えたが、
妙にこの電光掲示板が気になった。
家までは遠かったので、これでいいかとパチリ。
 
そんな、家をイルミネーションで飾りつけるのを
 
“イエナリエ”
 
と呼ぶ。
 
まぁまぁのネーミングだと感心していたのだが、
これは関西だけの名前とか。
まぁ、神戸の“ルミナリエ”を捩った名前だから、
本家を知らない人には、ピンとはこないはずだ。
 
関東方面なら、ミレナリオを捩って
 
“ミテイエオ”(見て、家を!)

つー感じだろうか?
 



シューマッハさん

2007年12月13日 | 日記・エッセイ・コラム
落ち着いた口調で、静かにラジオから流れてきた。

往年のスネークマンショーを思い出すような抑揚のない口調で、
雑音に混じって流れてきた。
「F1を引退した、ミハエル・シューマッハさんが・・・」
“さん”づけだったのが妙な違和感を覚えたが、
その続きを聞いて、少々力が抜けた。
 
タクシーを自ら運転して、
遅れそうになった空港へ直行!見事セーフ!
助手席に座らされていた運転手は、
普段出来ない体験が出来たって興奮気味だったらしい。
 
いゃ~、さすがはシューマッハさん。
 
それにしてもこのニュース、
最初聞いた時は、ミハエルがタクシードライバーにでも
転職したのかと思った。
 
最近、早合点って言うか、
ちらっと聞いて、自分なりに納得してしまう
悪い癖が付きつつある。
 
昨日もタレント弁護士が知事選に出馬する会見を
開いたって言うニュースで、
 
「“子供が笑う”をテーマに」
 
って事だったけど、
それを早とちりして、
 
「えっ? 子供に笑われてる?・・・・  やっぱし!」
 
妙に納得してしまった。
特に悪意はありません。