おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

ニップレス

2009年04月20日 | インポート
折角の休日が潰れる
 
今年から村の役員になった
一発目のお役目は
他村との境界線を確認するとやらで
昨日、召集令状を握り締め参加してきた
 
そんなに大きな集落ではないが
それでも、3時間弱かかった
もちろん、移動は歩き
 
いい歳どころか、すでに熟した先輩方々と
ご一緒させて頂いたが
あまりの天気のよさにグロッキー
真夏日の地方もあったようで
昨日の日差しはまさに夏の厳しさ
帽子をかぶって行かなかった事と
飲み物を用意してなかったことを後悔した
 
昼からは引き続き会議
って事で、一応は昼飯が出た
缶ビールも並ぶ
真夏日にも似た炎天下を歩き続けた身体には
何よりのご褒美だが
夕方に外出の予定が入っている以上
口にすることは出来ない
 
会議が終わったのは午後2時半
 
(あぁ、もう一日潰れたようなもんだ)
 
どうせなら夕方の予定をキャンセルするつもりで
昼食時にビールで喉を潤せばよかった!
と思ったが、そういうわけには行かず
肩を落として家へと帰る
 
少し休憩した後、予定通り出かける事に
鏡の前で身だしなみチェックをしていると
妙に顔が赤い
 
(呑んでないのに?)
 
日焼けだ
日頃、外に出たがらない生活がたたって
ちょっとでも強い日差しを浴びると
直ぐに赤くなってしまう
 
(まるで呑んでるみたいやん!)
 
車に乗り込むが、暑い
車内、もぁ~っと暑い
Tシャツ姿で出かける事に
 
しかし
 
どうも、シートベルトの位置が気になる
いや、Tシャツの生地が薄いのか?
もう、乳首が擦れて擦れて
気持ちが悪い
 
(どっかにニップレスないか?)
 
あるわけもなく
路肩に車を停めて上着を羽織った
 
車の運転をするときにはニップレス
 

 
ニップレスって何処に売ってるの?
 
 



道路交通法

2009年04月18日 | 日記・エッセイ・コラム
土曜の昼は、コンビニ弁当と決めている
 
最近の流行以前から
自分で作った弁当を仕事場に持参している
いわゆる“弁当男子”だが
栄養の偏りが心配なので、土曜日だけは
野菜たっぷりの弁当をチョイスするように
心掛けている
 
と言うのは、当初のきっかけで
近頃は、ドライブが目的って言うか
土曜日独特の雰囲気を満喫しながら
弁当を買いに出かける
道中を楽しみにしている僕がいる
 
コンビニ弁当と侮るなかれ!って言うか
結構高いのだが、それでもバリエーションも豊富で
迷うほどの種類がある
 
いつも行くコンビニへと今日も出かけたが
満杯の駐車場
時折 
 
「今日は何の日?」
 
と思うぐらい、込み合っている店に
遭遇することがある
今日はこのコンビニがそうだった
 
店に入るなり弁当コーナーを凝視したが
殆んどなかった
脱兎の如く歩み寄り、牛丼をゲット!
 
またまた帰り道を愉しむために
ハンドルを握る
 
ほとんどの時間をドライブに費やすんで
ゆっくりと食事を愉しむ時間はないが
貴重な車中の時間を大事にしたいから
一気に流し込む弁当も気にならない
 
仕事場が近づいてきた
ウィンカーを出す
 
近くの親子がキャッチボールをしているのが
視界にはいる
ほのぼのとした光景にも見えるが
できれば、前の空き地でやってほしい
道でやられるのは、ちょっと・・・ 
 
ウィンカーを出したまま、もうひとつの
右折ポイントへ
 
と、ここでミラーに映る
僕を追い越そうとする後続車
一瞬、自体が飲み込めなかったが
そのまま右折
 
蛇行しながら走りさる後続車のドライバーが
無理な姿勢で、こっちを振り返った
 
ほんと、土曜日独特の雰囲気と言うか
誰も事故らないで欲しいと願った
昼のひと時だった
 
 



ヤングな仲間たち

2009年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム
もう、7~8年ほど経つんだろうか?
 
トントン拍子に
野球チームに入れてもらうことになったのは
ソフトボールの試合の帰り
 
「どうですか?久太郎さんも」
 
有志で作ったチームに
野球経験者と言う事で誘ってもらった
もちろん、レギュラーばりばりで
全国制覇した経験もなく
それどころか、一度もレギュラーになった事の無い
僕であったが
経験者と言うのは、編成上
誘われる事は多い
 
知り合いも居たし、雰囲気も良かったので
入団させてもらう事にした
それ以来数年
僕が出場した試合で、勝利したことがない
これは僕の中の七不思議の一つで
他にも
甲子園で生タイガースを見ると負ける!
と、どうも運に見放されたような
七不思議が常に付きまとう
 
そんなチームの編成会議が先週行われた
いや、そんな大袈裟なことでもなかった
今年度も愛好会への登録をするのか?が
主な議題
目の前のトンカツに心奪われながら
真剣に会議した
 
このチーム、もともとは野球チームから
始まったが
その他にも、釣り、ゴルフと言ったスポーツから
夏祭りや講演会も開催したりする
何でもあり集団!的な
面白い側面がある
 
今回の会議の中でも
 
「ソフトボールにとらわれず!」
 
の、秀逸な意見が出された
 
すぐさま、それは良き事かな、と
反応させていただいた
面白げな事を皆で取り組む
若かりし頃、何か面白そうなことを見つけてきては
みんなではしゃいだのを思い出す
何かを作り出す集団!
うん、なんか、こうワクワクするシチュエーション
 
“ホームページを作りなおしたから”
 
昨日、メールで報告があった
そう、このチーム、HPもある
これまた会議の話題のひとつだった
新ユニフォームの案が何種類かアップしてあった
 
ユニフォームはメジャーのヤンキースにそっくり
チーム名にYNが入ってますから
 
チーム名の由来は諸説あって
もともと地名から取ったと思ってたが
その他にも
 
“Y=ヤング N=仲間”
 
って意味もあるとか、ないとか
 
自ら
 
ヤングな仲間たち!
 
って言う時点で、平均年齢の高さが分かりますけど
 
今月末、今年の開幕戦が待ってます
今日から素振りです
 

 



そうだぁ!

2009年04月16日 | 日記・エッセイ・コラム
少し焦げたトーストにバターをすべらせる
お湯を注ぐマグカップにはクノールカップスープ
弁当に入れる鯖の焼ける匂いの中
大きなあくびをひとつ
その時 
 
「そうだぁ!京都へ行こう」
 
JRのコマーシャルのようなフレーズが
脳裏を過ぎった
 
もちろん、平日の朝に
突然京都へ出かけるような行動力は持ち合わせてないし
漠然としたイメージしかない京都へ行こうとも
思わない
 
京都じゃなくて、思い浮かんだのは
今日はバイクで行こうかぁ?って事
バイクつっても原付なのだが
前々からバイク通勤ってのもいいかな?と
思っていた
自分に合うヘルメットが見つからないと言う
ネックとなっていた問題点はクリア出来ていたので
実行に移すのは容易な事だったはず
 
しかし
 
初めは色々な事が重なっての
チャリ通だったはずが
いつからか、健康面のことも考慮に入れて
また、実際、以前よりも体力面での改善が
見られたことからも
バイクでの通勤には否定的な面もあった
 
それがどうして今日なのか
 
簡単だ
 
鯖が思う時間までに焼けなかった
 
出発時間を越えても焼けてなかった
準備に手間取ってしまって
余裕が無くなった
 
クノールカップスープも
1.5倍のスピードで飲んだし
トーストもイッキ食いした
 
それでも、鯖が焼けなかった
 
遅刻しそうになった時、閃きと共に
脳裏にひとつの言葉が浮かび上がった
 
「そうだぁ!京都へ行こう」
 
実際、バイク通勤の事を思ったのだが
「そうだぁ!」の後について出た言葉は
 
「京都」だったってわけだ
 
恐るべし、コマーシャル
 
 



しわっしわ

2009年04月15日 | 日記・エッセイ・コラム
うちの食卓には何かしらの果物がある
 
目を瞑って想像してほしい
外国の執事かメイドがいるような豪邸
いや、そこまで行かなくても
日本の成金が勢いで建てた家のテーブルには
花とともに、果物が静かにおいてある
 
もちろん、スケッチ画のためじゃなく
食べるためにおいてある
フルーツがある暮らし
フルーティな生活
とってもセレブ
 
残念ながら、いま思い浮かんだ光景は
我が家にはないのだが
フルーツがどこかにあるのは事実
 
柑橘系はもちろん、本場青森から送ってもらった
林檎まで
それぞれの果物がそっとおいてある
 
人間の欲求とは不思議なもので
無ければそれを強烈に欲するのだが
あれば、それは日常となってしまって
視界にはあるものの
それに手を伸ばそうとは思わない
 

 
世は健康ブーム
ブームと言うには、それは継続的なモノになりつつ
あるが
果物=健康!の意識がある中
ある日突然、喰ってみようかしら?ってことになる
 
猫派じゃなくて犬派な僕と言う事でも解るように
蜜柑よりは林檎が好きな僕
ダンボール箱に大量のレジ袋が突っ込んであるなか
林檎がそっと顔をのぞかせている
 
(よし、喰うべぇ!)
 
一つ、二つ・・・
何個入っているのか、手に取るたびに
次の林檎が顔を出す
 
(まだ、奥にもあるのか?)
 
布きんと、相変わらずのレジ袋の束の中に
手を突っ込む
 
(???)
 
手触りがおかしい
 
そっと取り出したそれは
しわっしわの林檎
美味く説明出来ないが、歳月を重ねた
ご老人のような見た目
 
(まだあるか)
 
勇気を振り絞って、もう一度手を突っ込むと
ありました
しわっしわの林檎
 
(もうないだろう!)
 
少し慣れたのか、恐怖心も感じることなく
三度目のトライ
 
 
「ヴぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
 
 
声が出た
 
なんだこの感触は
 
しわっしわ感を通り越して、それは最早林檎の
輪郭を残していない
崩れきってしまったのか!
覚悟を決めて、勢い良く取り出したそれは
 
見覚えのある靴下だった