おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

水割りをください

2009年08月11日 | 日記・エッセイ・コラム
センスは事あるごとに重要な要素だ
 
例えば、選曲
先日、夏恒例の馬鹿会飲み会を開催した
野球の話で盛り上がるのは
平均年齢が高いことの証明だが
珍しくテンションが上がったせいか
二次会に出かける事になった
 
平均年齢が高いおじさん集団としては
以前は二次会・三次会は当たり前で
締めはラーメンって時代は遥か彼方で
今は、飲み会会場で解散が常になっていた
 
久々のスナック
スナックと言えば、カラオケ
頭の片隅に
 
「いっそのこと、カラオケに行かない?」
 
歌だけを純粋に愉しもうよぉ!と
素朴な思いも浮かんだが、そこはそこ
まぁ、テンションのままに流れ込んだ
 
ここからがセンス
選曲が難しい
最新曲を歌えればそれに越したことはないが
別に誰に聞かすわけもなく
カウンターにはママが一人
 
さて、何をチョイスすればいいだろうか?
 
チョイスと言えば
これもセンスを感じずには居られない
 
“あの人は今?”
 
これに関して、別にセンスはいらないだろうと
思われるかも知れないが
皆が知っていて、それでいて
 
「今はどうしてるんだろう?」
 
と思い、最後には“知りたい!”と
思わなくてはいけない
これは、突き詰めて考えてみると
結構難しい
センスがいる 
 
ウシ君とカエル君の漫談は何て言ったかな?とか
伝説のロックバンド「ラ・ムー」のギタリストは
今はどこのスタジオミュージシャンなんだろう?とかは
別に知らなくても、いいチョイスだ
 
そんなことより、何を唄うかだ
 
(何が受けるだろうか?)
 
関西人の悲しい性か
受けることを最優先に選曲
で、そこに昔の歌であって
皆が知っていて
 
「あぁ、懐かしいぃ!」
 
となれば、最新曲を歌い上げるよりは
よほどカッコいいと納得もしてもらえるだろう
さてさて、はてはて・・・・・
 
ほぼ、メモリー・グラスに決まりかけた時
モニターに次に流れる唄の題名が現れる
 
“ヤッターマンの歌”
 
正直やられた!と思った
僕にはこれをチョイスするセンスは
残念ながらなかった
 
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飲み会ですからね・・・

2009年08月08日 | 日記・エッセイ・コラム
とある申込みをするために電話をかけた
 
「申し訳ありませんが、営業時間内に・・・・」
 
抑揚のない録音された声が流れてきた
申し訳ないが、時間内にお願いしますって事らしい
営業時間は午前9時から午後5時まで
 
(9時まわってるやん)
 
デジタル時計で確実に9時を過ぎている事を確認する
しかし、手元にあった資料をよく確認してみると
“平日”と書いてある
 
(さて、土曜日は平日とは言わないのか?)
 
思えば、日々暮らしていて
何気なく過ごしている事でも、いざ考えてみると
上手く説明も出来ないし、理解していない事もある
今回の“平日”もそうだが
一週間の括りはどうなっているのだろうか?
 
一週間の始まりは“日曜日”か?
それとも“月曜日”なのか?
 
これは以前にも書いたかも知れないが
人によって、その解釈が違うと
会話が成立しない場合が出てくるとも限らない
 
例えば、日曜日に
 
「今週の水曜日」
 
と言われれば、さて、どっちの水曜日が思い浮かぶだろうか?

まぁ、会話の中で“今週の水曜日”って事だけを
言うことは少なくて、前後の流れで過去形なのか未来形なのかで、
大体はわかるが単順に“今週の水曜日”と言われれば
四日前の事なのか三日後の事なのか?と
考えなくもない
 
あと、いつも思うのだが
“午後12時”と聞けば、それは昼なのか?
それとも真夜中なのか?と思う
この場合は“正午”と言い変えることが出来るし
物事を始めるとか、集合時間が真夜中って事は、
そうそうあるもんじゃないんで
戸惑うことは少ない
 
そういえば、消防団にいた頃
集合時間を言うと決まって
 
「朝ですか?夜ですか?」
 
と聞くヤツがいた
 
確かに、消防団の場合は演習やら
ポンプ操法の練習やらで、早朝に集まることも
あったから 
 
「集合時間は5時」
 
これだけでは
どっちに集まるのか、確かに迷う時があったのも事実
 
ただ
 
これが受けたのが余程嬉しかったのか
この後、彼は事あるごとにこのフレーズを持ち出した。
「今週末の飲み会、7時からやります!」
とメールを打つと、決まって
 
「朝ですか?夜ですか?」
 
と返ってくる
そんな時は、嫌な顔ひとつせずに
丁寧に答えてあげた
 
 
 
「もちろん、朝です!」
 
 
 
このやり取りは、結構疲れる
 
 
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仏滅

2009年08月07日 | 日記・エッセイ・コラム
なんとなく目覚めの悪い朝だった
 
テレビは相変わらずの話題で騒いでる
新聞に目を通しても、景気のいい話はない
いつものように、パンをトースターに入れ
タマゴとベーコンを焼き、ミルクをテーブルにのせて
ブレックファースト
 
(あぁ、今日もまた始まるかぁ!)
 
ミルクを飲み干し、痛風の薬を飲む
歯を磨き、ルーティーンの最後は弁当作り
 
ここまで順調にきていたのに
目覚めの悪さを示すように
 
(がっびーん! 飯がない)
 
ジャーの中に、遠慮がちに隅っこに固まってる白米
おにぎり四個作るには、少々足りない 
 
(仕方が無い、今日はコンビニ弁当だな)
 
切り替えは早かった
 
午前中の作業が手間取り、昼一に取り掛かれるようにと
正午を越えても少し仕事
近くのコンビニでよかったが
ドライブで気分転換もしたかったので
隣町まで車を飛ばす
 
ローソン到着
 
が 
 
弁当が無い
たむろってる高校生がウザイ
そして、弁当が無い
 
仕方が無い
車を飛ばして最寄のセブンイレブンに行こうと
思ったが、ここの店員は最悪なので
最近出来た、もうひとつのセブイレに行く事に
 
が 
 
踏み切りの遮断機が下りている
一両編成の電車が通り過ぎるのを
待つらしいのだが、
その電車がいっこうに来ない
痺れを切らした時に、申し訳なさそうに
僕の前を通りすぎる
 
まぁ、仕方が無い
 
無事にコンビニ到着
弁当とお茶を買うと
 
「これ、どうぞぉ!」
 
ガソリンの100円券をくれた
この御時世、100円といえどもありがたい!
 

 
近場で使えるGSがない
 
仕方が無い
 
車を走らせる
大型トラックの後をノロノロついていく
昼休みが終ってしまう!と焦っていると
遅いトラックは左折していった
 
が 
 
今度は、より遅いバスが目の前に立ちはだかった
 
帰ってきて、いつものように
カレンダーを確認した
 
案の定、明日は“大安”だった
 
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポチっとなぁ!

2009年08月06日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日から、突然、原付のメットインが
開かなくなってしまった
 
取り越し苦労と言うか、僕の場合
マイナス思考が走りだすと、自分でも止められない
メットインを開けるには
差し込んだキーをそのまま
 
“ポチッ”となぁ!
 
たまに、ボヤッキーの声に似せて
 
“ポチッ”となぁ!
 
それだけで“ポン!”と開く、簡単なシステムなのだが
開かなくなるまで、その簡単なシステムに思いを
馳せることはなかった
 
いざ開かなくなると、いろいろと考える
対処法をネットで検索してみるが
施錠されているものを開ける方法なんて
どこにもない
一つ間違えば、犯罪の幇助にもなりかねないからね
それでも、どこかに方法はあるはずだと
検索を続けていると
 
「ワイヤーをつけ忘れましたね」
 
と、メットイン関連のスレを見つけた
メンテの後、部品を取り付け忘れたといった
内容だったが
 
(あれって、ワイヤーで繋がってるのか?)
 
ますます僕の不安感を盛り上げるワードが出てくる
確かに、キーを差し込んだまま
 
“ポチッ”となぁ!
 
と押せば開くわけだから、それはワイヤー等で
繋がっていると想像できなくも無い。 
しかしこうなれば、新たな不安がひとつ出てきた
 
(外れたワイヤーは何処へいくの?)
 
それでなくても、先日
車で走っているときに、目の前を走っていた
ZOOMERの後輪が波打っていたのを見て
 
(オレのDioも、あんな感じで走ってるんじゃねぇ?)
 
振動があるたびに、後輪が外れて
路面を横滑りしていく己の姿が
脳裏に浮かぶ、今日この頃だと言うのに・・・・
 
もし、外れたワイヤーがどこからか出てきて
後輪、ないし、前輪に巻き付いたらどうする?
いや、どうなる?その場合
 
自損事故だけならまだ救いがあるとして
後続車や対向車に迷惑を掛けはしないだろうか?
自転車に乗っている高校生や
歩いている小学生を巻き込むかも知れない
 
いや、
 
なんとか制御して、無事に止まることが出来たとしても
後続の車にはねられるかも知れない・・・・
不安感はますます膨らむ
 
と、一通りシュミレーション妄想ごっこで愉しんだあと
修理してもらおうと、電話をかけた
最初からこうすればいいんだけど
もしかしたら、次に
 
“ポチッ”
 
した時には、開くかも知れないからね
何はともあれ、故障かな?と思ったら
修理してもらうのが、一番いいと思うよ
 
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏らしく

2009年08月05日 | 日記・エッセイ・コラム
身の毛もよだつ怖いお話を
 
昨日、集落の中で葬式があった
村内の行政区分として、小さな集落ではあるが
6組まで分かれている
その内の1組で、隣保長をしている私
 
田舎でのこと
いつもは集落の公民館か自宅で葬儀をするのだが
今回は少しはなれた斎場で行われる事になった
いつも隣保としてお手伝いをするが
斎場でとなると
お手伝いできることは限られる
 
事細かにマニュアル化されたお手伝い
その中の役割で
 
“元締め”
 
の役割がある
まぁ、主として取り仕切ると言うよりは
使い勝手のいい、パシリのような存在と、経験者として
書いてしまうが
その元締めは隣保長が任され
葬儀の準備段階での会計も任される
 
今回、20万の大金を持っていたのは元締めたる私
 
普段持ちなれない大金を手にしていると
暑さから出る汗とは違うモノが
背筋に流れる
肌身離さず持ち歩く
緊張の連続だ
 
斎場での葬儀が無事に終わり
地元へとみんなで帰ってきた
 
どこでもそうなのかは、リサーチ不足で
わからないが、我が村では
精進上げと称して、お手伝いしてくれた人たちに
労いの料理と少しの酒を出す
振舞うのは葬式を出した当家
 
となると、その料理やビールを買うのも
元締めたる私の仕事
 
昨日も汗がしたたり落ちる中
ビールを買いに出掛けた
アサヒスーパードライを2箱
無事にお使いを果たした僕は、みんなの待つ公民館へ
 
1箱を会場に持って行った時
異様な、なんとも言えない違和感を感じてしまった
急に背筋が寒くなる
緊張から来るものではない
なんとも言えない、この不安な気持ち・・・・
 
 
 
(鞄、どこにやった?)
 
 
 
無い
 
 
 
今回は斎場での葬儀だったので
預かった中から使ったのはビール代だけ
まだ鞄の中には、19万円の大金が入っている
その鞄がない
 
血の気が引くのがわかる
半狂乱になって、車の中を探したが・・・・無い
 
直ぐに車で酒屋までの道のりを走った
 
(店の駐車場にあってくれ)
 
一縷の望みを抱きながら進んでいくと
 
あった
 
酒屋近くの交差点のど真ん中に
直ぐに車を停めて、走り出す
無事、中身は無事だ
 
あぁ
 
 
今から思い返しても
身の毛もよだつ本当に、怖い話
 
 
 
あって、よかった
 
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする