未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

岡山県 桜の名所を訪ねて たけべの森公園 平成27年4月5日(日)

2015-04-10 00:00:17 | 公園

広い園内。遠くに山並みが見えます。

三休公園の桜を観たあと、うどんの人気店・すぎの茶屋でお腹を満たし、このまま帰ろうかどうしようかと思案した結果、久しぶりにたけべの森公園の枝垂れ桜を観て帰ることにしました。ここから7キロほどの距離でした。

たけべの森は、5年ぶりでしょうか。下の臨時駐車場のところでいったん停められ、入園料を払って上の駐車場に向かいます。確か以前来た時は、公園に入る車で渋滞し、バスがピストン運行をしていた記憶があります。当日は、上の駐車場はほぼ満車ではありましたが、以前のような賑わいはありません。前回のときは広場で催しが開催されており、いくつもの出店が立ち並び、とても盛況だったことを覚えています。



芝生の向こうに見える枝垂れ桜の並木

駐車場から広場を見ると、正面が少し下った傾斜のある広場となっており、その向こうに白いソメイヨシノの林が見え、その背後には遠く山並みが見えます。左手に大きな枝垂れ桜、右手には、ピンクの枝垂れ桜の並木が見えます。
枝垂れ桜は、八重紅枝垂れ桜です。この桜でまず一番に思い出すのが、京都平安神宮の神苑です。ソメイヨシノほどの豪華さはありませんが、その姿は優雅で繊細、少し小ぶりですが、ため息がでるほど美しく、私のもっとも好きな品種です。並木には両側にこの桜が植えてあるのです。

しかも、このような八重紅枝垂れ桜の並木は、京都でも目にしたことはありません。この並木は「藤右衛門桜の小径」といい、第16代佐野藤右衛門氏の指導を得て、地元のボランティアの方たちによって植栽されたものです。
この佐野藤右衛門は、京都嵯峨野にある造園業「植藤」の当主が襲名し、16代佐野藤右衛門氏は、「桜守」としても知られています。桂離宮や修学院離宮の整備を手がけ、平成17年には京都迎賓館の庭園を棟梁として造成しています。



八重の濃いめのピンクが枝垂れるさまは優雅で美しい。


この頃、晴れ間も見えるようになりました。

ところで、たけべの森公園、園内には100種、15000本の桜があり、3月の下旬から上旬までの約1ヶ月半、次々と開花し続けるそうです。
岡山県内では、その数の多さでは、ほかに深山公園7000本、三休公園5000本、鶴山公園1000本、半田山植物園1000本などがあり、このたけべの森公園の15000本がいかに群を抜いているかがわかります。この15000本、なんともアバウトな数字ですが、ここは数が多いということで理解しておきしょう。

この日は前日が雨模様で、雨こそ降っていませんでしたが、まさに曇天でした。しかしこの公園に着いて間もなく、一時的に晴れ間も見えるようになり少しだけ明るいもとで撮影が可能でした。当日の予報が雨だったので来園者はほんとうにラッキーだったと思います。園内には、コバノミツバツツジの鮮烈な紫色も見えて、八重紅枝垂れ桜とのコントラストを楽しむことができます。帰ってパンフレットを見ると、園内には祇園枝垂れ桜や御衣黄(ぎょいこう)もあったようでした。いつもながら、とにかく早く見たいというタイプなので、パンフレットは帰ってみることになり、あとで後悔することもよくあります。困ったものですね。
入園料は良心的な300円、桜は散っても、これからは若葉も魅力的ですし、ミズバショウの群生地やあじさいロードもあります。広い園内でぜひ弁当持参で訪ねられませんか。

平成25年4月1日に岡山市直営施設から指定管理施設に移行しています。



コバノミツバツツジとのコントラストも楽しめます。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山農業公園ドイツの森クローネンベルグ

2014-08-19 23:44:23 | 公園


連休の2日目、家族サービスで赤磐市のドイツの森に行ってきました。笠岡ICから山陽道を東に進み、山陽ICで高速を降りて、北に進みますが、お盆休みの最中からなのか車はなかなか進みません。やっと到着すると、広い駐車場は未だかつて見たことのないほどの車の数でした。県外NOの車も多く、観光バスも何台か停まっています。

当日の天気はまずまずでしたが蒸し暑い一日でした。こちらの公園は、同伴のワンちゃんにも入園料がかかります。料金表を見ると、一般800円の次に、犬300円とあります。この表示に最初は驚きました。

入園口からつづく少し傾斜のある道、個人的にはここが一番のお気に入りです。歩道わきの芝生内に植えられたハーブなどの花々を前景に、後方の古風なヨーロッパの建物をイメージした建造物を背景にすると、とても雰囲気のある写真が撮影できます。

最初に向かったのが、園内を一周する電車を模した2両連結の車です。この車両、チュウチュウトレインといいますが、実は初めて乗りました。ゴーカートのコースや桜の記念樹がたくさん植えられたエリアは初めて見ました。改めてその広さを認識できました。このあと、アルパカを見て、ヤギ、ヒツジなどの動物に餌をやったり、芝ソリで遊んだり、芝生の広場でコンサートを聴いたあと、街エリアでアイスクリームやかき氷で一息入れていると、いい時間になりました。
このドイツの森、正式名称は、岡山農業公園ドイツの森クローネンベルグといいドイツの田園地帯の街並みを再現しています。クローネンベルグの直訳は「王家の丘」で、実は架空の町の名前です。

 ためしにネットで、日本国内のドイツと名のつく公園や施設があるか調べてみると、次のとおりでした。
東京ドイツ村 千葉県袖ケ浦市 花の緑のテーマパーク

赤城クローネンベルグドイツ村 群馬県前橋市ドイツの街並みを雄大な赤城山麓に再現
  
札幌ドイツ村 札幌市 札幌大通り公園に開設される期間限定のビアガーデン

ネイチャーランド沼田ドイツ村 群馬県沼田市 フュッセン市をモデル 発泡酒と食事

宮古ドイツ村 沖縄県宮古島市 ドイツとの交流の歴史とドイツ文化がテーマ
鳴門市ドイツ館 徳島県鳴門市 第一次世界大戦中のドイツ人捕虜収容所の記念施設 

ドイツだけではなく他にも、各地にニュージーランド村、スペイン村と国名を冠した公園や施設もありますね。
岡山農業公園ドイツの森は、愛媛県に本社を置く、株式会社ファームが管理運営しており、前述の赤城クローネンベルグドイツ村も同社が運営しています。
共通しているのは、電動の乗り物はほとんどなくて、自然や動物とのふれあいと「小さい子どものいる家族が屋外で一日過ごせる施設」がコンセプトのようです。

私にとっては、季節の花々の撮影のいい被写体となっていますが、小さいお子さんを持つ親御さんたちにとっても金のかからない安心のできる施設といえるのではないでしょうか。これからも継続して運営していただきたいと願うばかりです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山県のアジサイの名所を訪ねて 平成26年6月29日(日)

2014-07-05 00:55:38 | 公園


久しぶりの週末、天気の悪かった土曜日は雑用や、ガーデニングで一日を費やし、翌日の日曜日は、予報通りのいい天気となりました。
この季節はアジサイが一番と思い、ネットで岡山県の名所を調べると、美咲花山園という公園があって、その数100品種、2万株とありました。この数字が正しければ間違いなく岡山県下一番のアジサイの名所でしょう。もっとも数だけの比較ですが、被写体としてはどうか、というのはまた別の話です。また一方でそのアバウトな数字にほんとかな、という疑念を抱いたのも確かです。
HPから控えていた電話番号をナビにセットすると、「あさひ花菖蒲園」と表示されました。あれ、控えるのを間違ったのかと思いましたが、大体の場所はあっているようなので取りあえず車を走らせました。

いつもの通り美星町から三山を抜け、山道を通って高梁市に向かいます。その後、賀陽ICから中国自動車道の院庄ICで降りて約20分、方向はまさに、ラベンダーの名所、まきばの館ではありませんか。まきばの館まであと少しというところで、案内板の通り左折すると舗装をしていない広い駐車場に着きました。





思った以上に多くの車が停まっていました。入園料は500円、入園口を入るとやや勾配のある坂道があり、徐々にアジサイが目に入ってきます。パンフレットによると、園の広さは20ヘクタール。アジサイは谷を取り囲むように植えられています。山の遊歩道を歩くと、道の上にも下にもあじさいで、圧倒されそうです。花の形や色も多種多様で、ポピュラーなガクアジサイやヤマアジサイ、隅田の花火、カシワバアジサイなどは、良く知っているところですが、見たことのないような種類のものがいくつもありました。

しかし、残念なことに歩き始めてすぐに雨が降ってきました。一時は木陰でしのぎましたが、止む様子もないので屋根のある休憩所に飛び込みました。そこで思い出しました。ここは以前、来たことがあるような。そうです、そこはまぎれもなく「あさひ花菖蒲園」でした。園内に花菖蒲の面影がまったくないことから、メインを花菖蒲からアジサイに変更したということなのでしょう。休憩所には売店も併設され、切り取られたアジサイが安価で売られていました。アジサイは挿し木で比較的よくつく、といわれており試しに2束を購入しました。そうこうしているうちに雨が止んだようなので、再びアジサイを観賞して、公園をあとにしました。せっかく近くまできたのだからと、まきばの館のラベンダーを見て帰ることにしました。(つづく)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深山公園の水鳥と岡山市サウスビレッジ その2

2014-02-21 23:44:05 | 公園

餌を求めて集まってきた渡り鳥

岡山市サウスビレッジを後にして次に向かったのが、深山公園(みやまこうえん)です。まず、公園内にある“道の駅深山公園”で本日の目的のひとつ、焼きあなごを買うことにしました。魚屋さんのいつもの場所には、“地もの”と書かれたシールが張られたものとそうでないものが、パックで並べられていました。
値段を聞くと、地ものが1000円、そうでないものが1200円とのことでした。どうして地ものの方が安いのか訊ねると、地ものは小振りで、そうでないものは身が大きいとのことでした。たしかにふっくらしているように見えます。「これは、どちらの産ですか?」と訊くと、韓国産とのことでした。少し迷いましたが、結局、両方1パックずつ買うことにしました。

過去、焼きあなごで一番おいしいと思ったのが、昨年の暮れに行った日生(ひなせ)の五味の市駐車場前にある、焼きあなご専門店です。時季がよかったのかどうかわかりませんが、そのおいしさは天下一品。日生に行かれたら是非、訪ねてみてください。
さて買うものが買えたので、赤松池の水鳥を見て帰ることにしました。池の駐車場に車を移動するとたくさんの水鳥が遠目に見えてきました。「すごい!」いったい何羽いることでしょう。ほとんどが、アイガモ、オナガガモ、ヒドリガモなどのカモ類で、その中に交じって、白い1羽のアヒルと、1羽のコブハクチョウが、ひときわ目立って見えます。

案内板によりますと、ユーラシア大陸から越冬のため毎年やってきて、10月上旬から3月下旬頃まで見ることができるようです。近くで見るとその数、ゆうに1000羽は超えるでしょう。小さな子ども連れのファミリーが何組かいて、パンを与えていました。私も家から持ってきた食パンを細かくちぎって投げ与えましたが、あっという間にたくさんの水鳥がやってきて、目の前は、水鳥でいっぱいになります。これは、まさに池の鯉に餌を与えると群れで集まってくる様子とよく似ています。

また多くの水鳥が陸に上がって、餌をねだっていました。水鳥の飛来数が多いのは、毎年、餌をきちんと与えてくれるからだと思いますが、ビニール袋にいっぱいのパンの耳を持参していた老夫婦を見ていると、与える方も癒されているんだなと思いました。

このあと、車を移動してドッグランに寄ってみました。たくさんのワンちゃんがいましたが、やはり一番多いのはプードルのようです。愛犬も連れてくればよかったと思いましたが、臆病な犬ですから、喜んでくれるかどうか。元気に走り回るワンちゃんを見ながら、ふとそのようなことを思いました。



ドッグラン ふと振り返ると大きな犬が顔を出していました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深山公園の水鳥と岡山市サウスビレッジ

2014-02-17 23:55:37 | 公園

青空に映える岡山市サウスビレッジの塔

2月16日の日曜日、久しぶりの小春日和で、どこかに出かけたい気分でした。しかし梅の花は季節的にまだ早いし、そのあとのこともあって、どこに行こうかとしばし思案しました。少し早めに帰ってバラ園のバラの冬剪定をし、そのあとまたまた、そばでも打ちたいと思っていたからです。そば打ちは、このところ回数をこなしていて、自分でいうのもなんですが、随分さまになってきたように思います。

結局、岡山市サウスビレッジで新鮮な地の物を買い、そのあと深山公園(みやまこうえん)の水鳥を見て、ドッグランに寄って帰る、プランにしました。しかし深山公園での一番の目的は、道の駅・深山公園でおいしい焼キアナゴを買うことでした。骨とう市でもやっていれば、最高なのですが、どうでしょうか。
さて、ナビを深山公園にセットして、自宅を10時過ぎに出発。笠岡ICから高速に乗り瀬戸自動車道の水島ICで一般道に降りて、まず向かったのが岡山市サウスビレッジです。
なんと駐車場は満車状態でした。大々的に駐車場のスペースを使ってフリーマーケットが行われていたからです。地元の特産市(ロードサイドマーケット)もお目当てなのですが、ふと、ここに観賞用の梅の木があったことを思いだし、先に向かったのが北側の梅林です。残念ながらまだほとんど開花していませんでした。予想はしていたものの、これには少々がっかり。でも白梅に少しだけ開花した枝があったのがせめての救いでしょうか。このあたりから見る農園の円錐形の塔と建物は実に様になります。

ロードサイドマーケットにも人がいっぱいでした。特にレンコンのコロッケコーナーは人気で、行列ができていました。このあとフリーマーケットに立ち寄ると、その奥に、最近できたのでしょうか「カキ小屋」がありました。いい匂いが漂い、軍手をしてカキを焼く人がビニール越しに見えました。おいしそうで、どうしようかと迷いましたが、あとの予定があるのでここは我慢し、深山公園に向かいました。(つづく)



梅園の白梅 まだ一部咲きにもなっていません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする