未熟なカメラマン さてものひとりごと

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RSKバラ園の冬ボタン

2011-02-10 23:14:39 | 植物

春のボタンと遜色ない見事な冬ボタン

土曜日、暖かく天気が良かったので、久しぶりに出かけることにしました。行き先は、岡山市撫川のRSKバラ園と、備前市日生町(ひなせちょう)です。朝、11時過ぎ自宅を出発、RSKバラ園には、正午ごろ着きました。こちらには併設して住宅展示場があるため、駐車場は結構埋まっていましたが、バラ園には、まったくといっていいぐらい人影はありませんでした。ただ、最近園内にドッグランが出来たので、犬と飼主が二組ほど、子どもの遊具を利用する親子が2家族ほどいただけでした。バラ園ですから、シーズンは春と秋がメインです。閑散期のこの時期、唯一見ることが出来るのが、冬ボタンです。霜よけの藁で囲った中に牡丹が顔をのぞかせています。全部で20くらいあったでしょうか、品種は3・4種類でした。ほんとは、雪の中で咲いている、というのが最高のシチュエーションなのでしょうが、この岡山ではまったく期待できそうにありません。
ところで、寒ぼたんと冬ぼたんの違いについて、ご存知でしょうか!
ぼたんの中には、二期咲き(早春と初冬)の性質を持つ品種があり、このうち低温で開花した冬咲きのものが、寒ぼたんです。寒ぼたんの花はその年の気象に大きく左右され、着花率は2割以下といわれているそうです。一方、花の少ない冬に抑制栽培の技術を駆使して開花させたものが冬ぼたんです。春夏に寒冷地で開花を抑制し、秋に温度調整をして冬に備えるという作業に丸2年を費やします。ということで、冬ボタンは全て人工的に咲かせているもので、冬に咲くぼたんの花はもともと自然には存在しないのだそうです。
RSKバラ園の冬ぼたんは、園内の梅園に植えられていて、ほとんど終わったロウバイに代わり、早咲きの梅が開花し始める中で、彩りを添えています。
 入園料ですが、私の場合は、いただいていた招待券を使わせていただきました。通常なら600円で、この時季でも変わりません。これは少々高いと思いました。せめて半額の300円ぐらいが妥当ではないでしょうか!ただ、女性客に限り、売店でお楽しみ抽選ができるというおまけが付いていました。

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ミセス・スローカム

2010-07-22 21:16:18 | 植物


先日の日曜日、朝5時に起きで世羅高原の花ハスを見に行ってきました。普通なら府中市内で結構渋滞があるのですが、さすがにこの時間、点滅信号が多く車も空いていました。山道のドライブも爽快です。約1時間で目的地のやまびこ農園に着きました。このやまびこ農園、ほんとにわかりにくいところにあります。世羅高原の他の観光農園と同じく、幹線道路には案内板が出ていますが、それから先は一切ありません。初めてのときは、何度行ったり来たりしたことか!もうだめかと思った最後の最後で見つけることができてほっとしたことを思い出します。
さて、到着すると、すでに数人のカメラマンが写真を撮っていました。農園には約30種類の花ハスが植えられています。販売用の業者の生産場なので、農園に来るお客さんをあまり意識してはおりません。ただ維持費としてお一人200円という収納箱は用意されていますが、お金を入れている人を見たことはありません。見ごろの時期はもう少し先のようです。大半はつぼみですが、そんな中にあって咲く一部開花のハス、とても新鮮な感じがしました。朝陽が強烈に差込み、明暗の差がとてもはげしくなりました。被写体を1点に絞り、あーだの、こーだのと話し合いながら真剣に撮っているご夫婦、ひとりで静かに撮っている女性カメラマン、そして黙々と撮るひとりの男性、いろいろですね。もちろん三脚は必需品ですが、私のみ手持ち撮影。これではいい写真は撮れませんよね。(実は私の三脚、壊れているのです)
ウグイスが「ホーホケキョ」と鳴き、トノサマガエルが「ボチョーン」と水に飛び込む、まさに里山の風景です。
この農園、種類ごとに区分けして田んぼに植えてあるので、とても分かりやすいですね。私の一番のお気に入りは「ミセス・スローカム」という品種です。つぼみはまるで岡山特産の白桃のようにも見えます。青空を背景にすると神々しくさえ見えます。この名前、実は人の名前です。スローカム夫人といったところでしょうか!(この方は2004年に亡くなられたそうです。)他にも小さ目だの、八重だの、色もいろいろあって1時間の間に150枚も撮影してしまいました。一枚でも気に入った写真が撮れているといいのですが!帰って見るのがとても楽しみです。

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まとまりのないバラ園

2010-05-26 23:02:12 | 植物


やっと私のバラ園のバラも咲き始めました。当初は、ハイブリットティーローズ、フロリダパンダのみでしたが、それでは物足りないので一昨年からつるバラも何本か追加しました。
フェンスにからむ小型のピンクのつるばらは道路に面しているため特に評判がよいようです。
それにしてもバラは管理が大変です。この時期になりますと、毎週の消毒はかかせません。黒点病、うどんこ病などの病原菌対応のもの(ダコニール、トップジン、サプロールなど)と、アブラムシやハダニなど害虫対応のもの(スミチオン、マラソン、オルトランなど)を1000倍から2000倍に薄め、数種類を混ぜて散布します。
バラの本数は全部で20本程度ですが、黒点病にはその3分の1がかかっていますし、つぼみの先にはどれもアブラムシがひっついています。
散布の仕方が悪いのか、開花した花はどこか痛んでいますので、撮影のアップには耐えられません。また白のバラには不思議とコガネムシ類が好んで花びらを食害し、糞を撒き散らしています。
そして6月に入って一番恐ろしいのは、ゴマダラカマキリです。根元に下りてきて卵を産みつけ、その幼虫が茎を食害すると、数日のうちに枯れてしまいます。この対策としては茎の根元をみかんネットで覆い、その進入を阻止するしかありません。
苗の注文は大苗をNET(京成ばら園芸)で毎年2・3本注文していますが、咲いてみればどれもピンクばっかりだったりして、わかっているのに毎年、反省しています。まったく同じ品種を注文したこともあります。
また、花が一斉に咲き始めると花がら切りも大変です。
でも一番の大敵は、なにを言っても、雑草でしょう。見た目にも良くありません。でもなにせ時間がないので、なかなかはかどりません。
こういうことをもう7年も繰り返しています。この先リタイヤして時間が取れるようになれば、素晴らしいバラ園も夢ではないのですが、どうなることでしょう!

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モミジとカエデどう違うの?

2009-12-07 22:47:14 | 植物

京都・東福寺の紅葉

 京都の紅葉の名所を紹介する記事などに、カエデが見事に紅葉し、などの表現が見受けられ、カエデとモミジはどこが違うのか、常日頃、疑問に思っていました。皆さんはご存知でしたか!
 そこで、例によってNETでいろいろ調べた結果、やっと納得がいきました。
 ご存知の方には、そんなことも知らないの?と叱られそうですが、結論としてはカエデとモミジは比較してはいけない、比較できるものではない、ということでした。
 モミジは葉に深い切れ込みが入ったもの、カエデはそうでないもの、などと漠然と解釈をしていました。
 実はすべてがカエデであり、紅葉(モミジ)はその色が、特に紅色に紅葉(こうよう)や黄葉(こうよう・おうよう)したもの、ということです。但し園芸上、カエデの種類の中で、ひときわ紅葉が美しい、イロハモミジ、ヤマモミジを呼ぶ場合に、略してモミジと呼ぶ場合は、間違っていないことになりますが、カエデやモミジと並列的に呼ぶのは正しくありません。

 一番ややこしいのが、紅葉という字ですね。コウヨウ、モミジと読めるから前後の内容を判断して読まなくてはなりません。
 それにしても、日本に生まれて良かったと思うのは、美しいカエデの新緑や紅葉を見られること。このような状態で見ることができるのは日本だけだそうです。




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青い悪魔

2009-09-30 22:17:07 | 植物

9月27日撮影

 先月、隣町の広島県福山市内の神辺町から千田町へ抜ける途中の丙里池で、ホテイアオイの群生を見つけました。この池、昨年まではホテイアオイは殆んど目に付きませんでしたが、どうでしょう、いつのまに池全体に繁茂し水面がまったく見えない状態です。さすがのサギもボーとしてお手上げ状態のようでした。これでは魚も獲れません。

 そして先日、再び通ったとき、ご覧の画像にように一斉に紫系の淡いブルーの花を咲かせていました。まさに壮観。見事というほかはありません。
 そして、今日、偶然にもNHKBSの人気番組「街道てくてく旅」山陽道を見ていたら、旅人の原田早穂さんがこの池の傍を通りかかり、そのあまりの美しさに感動してスケッチをしていました。(9月30日放送)池のそばを山陽道が通っていたとは知りませんでした。
 ところでこのホテイアオイ、別名「ウオーターヒヤシンス」とも言い、なんとも涼しげで華麗な名前がついていますが、もっと他の名前があるのをご存知でしょうか!何と「青い悪魔」とも呼ばれているんです。
 寒さに弱く、冬はほとんど枯れますが、一部の株がわずかに生き延びれば、翌年には再び大繁殖します。繁殖力が強く、肥料分の多い水域では、あっという間に水面を覆い尽くし、水の流れを滞らせ、水上輸送の妨げとなり、また漁業にも影響を与えるなど日本のみならず世界中で問題となっていて、「青い悪魔」と呼ばれ恐れられています。冬季に枯れると茶色に変色し、腐敗して環境に悪影響を与えます。
 
 井原市内で有名な夫婦池のホテイアオイ、昨年はとてもきれいに咲いていましたが、冬に枯れて、そのまま放置され今年はその面影もありません。ほんとに手のかかる植物ですね。

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