桝水原の天空リフト、中国地方最長のリフトです。標高900mまで一気に登ります。
11月10日(土)井原地区社会保険委員会主催の健康ウオークに今年も参加しました。
今回は、大山の「ブナの森ウオーク」というコースを歩きます。個人的に大山のブナ林は、毎年春と秋に大山環状道路・鍵掛峠あたりを、2・3度訪れていますが、こちらでのウオーキングは初めてでした。
今回も、市内22企業から35名が参加、定員を超える申し込みがあったそうです。平均年齢はざっと見て、55歳前後といったところでしょうか。女性が約7割でした。
最初の目的地桝水原に到着する頃、何と小さな雨がぽつぽつと降ってきました。天気予報では、午前中晴れ、午後曇りとなっていたので、雨具はまったく用意していませんでした。そういえば、事前の案内に、雨天決行とありました。これは、困ったな、と思いながら、帽子をかぶりあとは運を天に任せての出発です。ここで概ね三班に分かれ、各班それぞれにボランティアガイドの方1名が付きました。桝水原の裾野から出ている中国地方最長といわれる天空リフトに乗ると、背後にだんだんと日本海が見えてきます。終点の標高900mの展望台から見る眺望は素晴らしいものでした。こちら側は曇天ではっきりしない天気なのに、海の向こう側には幾分陽が射し、中海、宍道湖、果ては、隠岐の島までもうっすら望むことができました。
大山古道は、5つの道で構成され、今回の「ブナの森ウオーク」とされているのは、桝水原から大山寺まで続く、横手道の一部です。平成8年に「歴史の道百選」に選ばれているそうです。ミズナラやブナの森を歩くというのは初めての体験ですが、新緑の頃と違って、まさに黄金色の世界、スタートした直後は、石ころが目立つ歩きにくい道でしたが、しばらくするとそれも無くなり、落葉を踏みしめながら歩く道はとても清々しい感じがします。私たちのガイドさんは、「私の名前は芸名で‘食道’です。食道はどこにありますか?はい!正解です。井上です!」という感じで、すべてクイズ形式での案内でした。すこしじれったい気もしますが、こちらも一応考えるので逆によく覚えられのかもしれません。アップダウンの少ない歩きやすいコース、新緑の頃もいいでしょうね。考えてみれば社会保険委員会主催の健康ウオーク、いつも紅葉の見ごろを過ぎた11月の終わりが多かったのですが、今年は幾分早くて、紅葉に間に合いました。
道のところどこに、正確には一町ごとに地蔵様が置かれていました。一体ごとに番号が入っています。それぞれお顔が違うので興味深いです。大山寺までに自動車道と合流するところが何か所かありました。大きな石の鳥居をくぐると、間もなく大山寺です。参道の石段の急なこと。折角なので、家内安全をお願いして、日本一長いと言われる自然石でできた参道を下ります。しばらくすると眼下に、米子の市街や美穂湾などが見えてきます。
旅程表では、大山寺圓流院拝観とあったのですが、ガイドさんとの打ち合わせがうまくいかなかったのでしょうか、ま、細かいことはよしとしましょう。大山自然歴史館で、後続の班を待ち、「こもれび館大山の森」で昼食です。なかなか見晴らしのよいレストランでした。私はウオーキングは大好きですが、登山にはまったくの素人です。しかし大山への登山者と見られる人々を何人も見かけ、一度大山にも登ってみたいというそんな気もしました。
このあと、「大山まきばみるくの里」で買い物をしたあと、帰路につきました。ここちよい肉体疲労、心も体もリフレッシュできた感じの一日でした。来年がまた楽しみです。
ブナの森ウオーク 黄金色の古道を歩くのは最高に気持ちいい
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