未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

大山古道 ブナの森を歩く

2012-11-14 20:12:58 | 自然

桝水原の天空リフト、中国地方最長のリフトです。標高900mまで一気に登ります。

11月10日(土)井原地区社会保険委員会主催の健康ウオークに今年も参加しました。
今回は、大山の「ブナの森ウオーク」というコースを歩きます。個人的に大山のブナ林は、毎年春と秋に大山環状道路・鍵掛峠あたりを、2・3度訪れていますが、こちらでのウオーキングは初めてでした。
今回も、市内22企業から35名が参加、定員を超える申し込みがあったそうです。平均年齢はざっと見て、55歳前後といったところでしょうか。女性が約7割でした。

最初の目的地桝水原に到着する頃、何と小さな雨がぽつぽつと降ってきました。天気予報では、午前中晴れ、午後曇りとなっていたので、雨具はまったく用意していませんでした。そういえば、事前の案内に、雨天決行とありました。これは、困ったな、と思いながら、帽子をかぶりあとは運を天に任せての出発です。ここで概ね三班に分かれ、各班それぞれにボランティアガイドの方1名が付きました。桝水原の裾野から出ている中国地方最長といわれる天空リフトに乗ると、背後にだんだんと日本海が見えてきます。終点の標高900mの展望台から見る眺望は素晴らしいものでした。こちら側は曇天ではっきりしない天気なのに、海の向こう側には幾分陽が射し、中海、宍道湖、果ては、隠岐の島までもうっすら望むことができました。

大山古道は、5つの道で構成され、今回の「ブナの森ウオーク」とされているのは、桝水原から大山寺まで続く、横手道の一部です。平成8年に「歴史の道百選」に選ばれているそうです。ミズナラやブナの森を歩くというのは初めての体験ですが、新緑の頃と違って、まさに黄金色の世界、スタートした直後は、石ころが目立つ歩きにくい道でしたが、しばらくするとそれも無くなり、落葉を踏みしめながら歩く道はとても清々しい感じがします。私たちのガイドさんは、「私の名前は芸名で‘食道’です。食道はどこにありますか?はい!正解です。井上です!」という感じで、すべてクイズ形式での案内でした。すこしじれったい気もしますが、こちらも一応考えるので逆によく覚えられのかもしれません。アップダウンの少ない歩きやすいコース、新緑の頃もいいでしょうね。考えてみれば社会保険委員会主催の健康ウオーク、いつも紅葉の見ごろを過ぎた11月の終わりが多かったのですが、今年は幾分早くて、紅葉に間に合いました。

道のところどこに、正確には一町ごとに地蔵様が置かれていました。一体ごとに番号が入っています。それぞれお顔が違うので興味深いです。大山寺までに自動車道と合流するところが何か所かありました。大きな石の鳥居をくぐると、間もなく大山寺です。参道の石段の急なこと。折角なので、家内安全をお願いして、日本一長いと言われる自然石でできた参道を下ります。しばらくすると眼下に、米子の市街や美穂湾などが見えてきます。

旅程表では、大山寺圓流院拝観とあったのですが、ガイドさんとの打ち合わせがうまくいかなかったのでしょうか、ま、細かいことはよしとしましょう。大山自然歴史館で、後続の班を待ち、「こもれび館大山の森」で昼食です。なかなか見晴らしのよいレストランでした。私はウオーキングは大好きですが、登山にはまったくの素人です。しかし大山への登山者と見られる人々を何人も見かけ、一度大山にも登ってみたいというそんな気もしました。
このあと、「大山まきばみるくの里」で買い物をしたあと、帰路につきました。ここちよい肉体疲労、心も体もリフレッシュできた感じの一日でした。来年がまた楽しみです。



ブナの森ウオーク 黄金色の古道を歩くのは最高に気持ちいい

詳細な画像は日帰り旅日記のこちらでどうぞ
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美星の秋を探る

2011-11-02 22:42:07 | 自然


今年の紅葉の様子はどうかと、市内美星町方面に下見に出かけました。例年、特に美しい国の名勝「鬼ヶ嶽」ですが、本格的な紅葉はまだまだ先のようでした。とにかく気温が高く、10月も末になるというのに、日中、半袖でも過ごせそうな異常気象です。なんとなく今年の紅葉は期待できそうにない、そんな気がしました。「鬼ヶ嶽」、国の許可が降りて昨年あたりからかなり整備が進められているようですが、完了にはまだまだ時間がかかりそうです。ただ、駐車場のスペースは十分確保されているようですので、安心しました。お店らしい建物もできていますので、紅葉を見ながら一服、というのもいいかもしれません。来年に期待したいと思います。

行きは、矢掛から入りましたが、帰りは、星の郷「青空市場」へ出て、野上町を通って帰ることにしました。この時期、いつも素晴らしいと思うのが、ススキの丘です。別にそのような名前が付いているのではなく、私が勝手にそう呼んでいるだけのことですが、道路の高度が最高点に達し、眼下に山並みが幾重にも見渡せるそこに、ススキの丘はあります。道路により、南北に分断されていますが、それはまるで県北のススキの名所、鬼面台にも似ています。(少々、オーバーかも)、ここを通るたび、降りて写真を撮ろうかどうしようか思いながら、結局、通過してしまう場所でした。側道があり、駐車スペースは十分です。ただひとつ、残念なことは、間に電柱が立っていることでしょうか。

そして、道路の北側の山道を歩いて登っていくと、広大な農地が開け、赤土色の畑に植えられているのはキャベツでしょうか。(たぶん、そうだと思いますが、違うかも)。そして畑の向こうに絵になる背の高い柿の木が2本立っています。青い空には秋雲が広がり、キャベツのグリーンとそれらが一体感となって、「何と美しい!」と感嘆の声をあげてしまいます。このような偶然の発見は、カメラを趣味としているものにとって、とてもうれしい瞬間です。
ただ、ここから奥は私有地のようですので、先には進めません。写真を数枚撮り、すぐに、この場所をあとにしました。季節が変わるとどのような野菜が植えられるのか、被写体と成り得るのか、とても楽しみです。



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真夏の鯉が窪湿原

2010-09-03 23:19:57 | 自然

池の周辺に湿原が広がっています。

途中で、鯉が窪湿原の案内版を見つけ、ナビを無視して進むとやはり細い道。でもなんとか無事に到着することができました。道路沿いの駐車場に5台くらいの車が停まっていました。こちらに来るのはたしかこれで3回目、しかしこのような暑い夏に来た記憶はありません。
 受付で自然保護協力金200円を払うと、係りの方に立体の全体地図で見所など簡単に説明をしていただきました。池の周辺の湿原をひととおり見て歩くと所要時間は約1時間だそうです。確認のため「マムシはいませんよね!」と聞くと「ヘビはいると思いますが、マムシは夜でないと出てきません!」との返事。少し安心してまず、管理棟前の、湿地を進みました。
 鯉が窪湿原は西の尾瀬沼とも言われており、池の周辺に湿原が広がっています。



サギソウ

飛び石を歩くと、いきなり、「サワギキョウ」「オグラセンノウ」「ビッチュウフウロ」「サギソウ」が目に飛び込んできました。こちらへ来た最大の目的が「サギソウ」の撮影でしたので、それはなんなくクリアしたことになります。そういえば、吹屋の町並みでも、通りの鉢に植えられた「サギソウ」を目にすることができました。サギソウは山野草としてお店などで販売されており、乾燥させないように管理すれば栽培も簡単なようですが、自然に咲いているものは大変貴重で絶滅危惧種にも指定されているようです。結局、湿原の中を歩けるのはこの部分だけで。あとはロープなどでしっかりガードされています。人の足で踏まれた植物は、回復までにかなりの日数を要するのだそうです。


サワギキョウにとまるハチ

 鯉が窪池の土手では、鯉のえさを50円で販売しており、腹をすかしているだろうと一つ買って池の傍によると一気に鯉が集まってきます。食べっぷりもすごいですね。人影があるとどこまでも付いていきます。池の周りはすべて遊歩道になっていて、その距離実に2.4キロ。最初は池に面した山裾、木立の中を進みます。太陽はさえぎられ心地よい気分です。おとっと、目の前でヘビに遭遇、さっと逃げていきました。マムシではないものの、注意が必要です。木立の中では、鮮明な色をしたキノコが目に付きます。よくわかりませんが、毒キノコでしょう!そして少し開けた湿地帯では、花にたくさんの昆虫が群れていました。
 湿原の中では、ビッチュウフウロの群生、黒アゲハもアザミの花に停まっていましたが、湿原の中の花や昆虫を撮影しようと思うと、レンズも最低、300ミリから500ミリは必要ですね。ということで200ミリしか持たない私の撮影は、遊歩道近くのものが中心となります。園内には、数組のカップルやファミリーがいました。池の対岸など、遠くから声が聞こえてきます。池にはジュンザイがたくさん葉を広げていました。こういう場所にいるとなんだかほっとしますね。癒されます。
 時刻は、13時半ごろ、そろそろ帰ることにしました。今日のコース、吹屋~鯉が窪、は、古い町並みと湿原の山野草に出会う旅、ということでなかなかのおすすめコースだと思いますよ。家に着くのは、3時頃、国道182号線を通って帰るのもいいけど、遠回りになるので、来た道をゆっくり帰ることにしました。

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世羅高原 季節の花を求めて

2010-04-29 23:41:36 | 自然

菊桃の丘[ラ・スカイファーム]の菊桃と菜の花の競演は見事というほかはありません!


世羅高原農場のチューリップ 見ごろはまだ先のようです。

25日の日曜日、菊桃とレンギョウの美しい風景を見たくて世羅高原に出かけました。天気は上々、行き先はもちろん、菊桃の丘「ラ・スカイファーム」。途中で同じ方向に進む車の目的地がみんな同じような気がするから不思議ですね。ここ毎年行っているので道も迷うことはありません。近くまで来ると、農園の係りの人、といっても駐車場の入口の案内をしているのは、どうみても小学生、中学生のよう、家族総出でお手伝いです。感心、感心と昔はこうして皆、家業を手伝ったものだと懐かしく思いました。
確かに花の限られた季節しか、観光客を呼び込めませんから、ここ半月ぐらいが勝負でしょう!
駐車場は満車、観光バスもどんどん来ます。世羅高原の各観光農園は協定しているのでしょうね。一律700円です。支払いを済まして進むと、菜の花の匂いが漂ってきます。そして花の方はというと、残念ながらレンギョウはとっくに終わっているようでした。菊桃は満開か少し見ごろを過ぎたころでしょうか!
あ~、残念、遅かったか、というのは正直な心境です。
それでも菊桃のピンクと菜の花の黄色のコントラストは十分堪能できました。順路は案内の番号順に進みますが、園内一番のビュースポットといわれる丘の高いところからは、園内の雲海ならぬ菊桃の海が拝めます。
次に、折角来たので、すぐ近くにある世羅高原農場にも寄ってみました。入園料はというと、まだ見ごろでないので通常700円のところ、本日500円とのことでした。見頃でない!?はたしてそんなことがあるのでしょうか!
ドイツの森や、備北丘陵公園では見ごろとの新聞の情報なので、当然こちらも見ごろのはずと思い込んでいました。なるほど、まだ1分咲きの状態。これで700円だったら、怒りますね!
今年は、気温が特に低かったので開花が遅れているのだそうです。なかなかうまくいきませんね。GWに間に合わなかったら大変なことになります。
ここでも花をバックに中国人の研修生や実習生のお互いに写真を撮りあう姿がありました。
ふるさとの家族に写真を送るのでしょう。

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観音山からの素晴らしい眺望

2010-01-11 23:12:08 | 自然


昨日、久しぶりにしまなみ海道は生口島に行ってきました。

目的は、西日光耕三寺でもなく平山郁夫美術館でもありません。
昨年のNHKのテレビ番組「街道てくてく旅」でも紹介された、瀬戸内海の絶景スポットである観音山472mに登って実際この目でその素晴らしい眺望を確認したかったのです。
中腹まで、観音山ロータリーという道路が整備され、広い駐車場もありました。この駐車場から手前100メートルほどのところに登山口があります。事前の調査では、しっかり歩けばこの登山口から1.5キロ、所要時間約20分という情報を得ていました。

登山口からたかが、1.5キロの道のりですが、これがきついのなんのって口から心臓が飛び出しそうでした。私の足では30分がやっとでした。展望台の東屋が見えた時はさすがにほっとしました。確か、てくてく旅の原田さんが登ったのは7月の初め、思うと相当きつかったのではないでしょうか!

当日は残念なことに曇り空でしたが、その眺望は素晴らしいものでした。今度は天気の良い時にもう一度来てみたいと思いました。

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