未熟なカメラマン さてものひとりごと

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お邪魔でした??

2010-09-13 20:03:59 | 古い町並み

友隣荘は、大原孫三郎が病弱の妻のために建てた別邸

 先週の金曜日、倉敷へ出張の際、時間の合間をみて美観地区を訪ねました。時刻は夕方の五時半過ぎ、日は大きく西に傾いて、西日がややきつく感じられる頃でした。倉敷アイビースクエアから小路を抜けて美観地区を倉敷川沿いにそぞろ歩きます。この時刻ともなると、人通りは少なめで、どちらかというと生活道路の感じがします。大原美術館前の石橋に差し掛かったころ、橋の向こう側(美術館側)になにやら総勢20人ぐらいの集団がありました。手前には撮影用のラフ版を持っている人もいて、何か撮影でも始まるのかな?と有名人らしき人を遠目に探しましたが、そのような人は見当たりません。何だろう?と思いながらも橋の上から倉敷川沿いの景色を写真におさめていました。

 そして橋を渡りきり、その集団の中に入ると、入れ違いの感じで「さ、始めましょうか!」
と声が掛かり、首からクラシックカメラをぶら下げた中年の男性が橋の中ほどでこちらを向いてポーズをとります。誰?あの人、とすぐにはわかりませんでしたが、よく見ると、アリスの谷村新司さんではありませんか!あ、なるほど、撮影をするため、通行人が渡りきるのを待っていたのか!とそれに気づかず、橋の上で写真を撮っていた私。申し訳なかったなと思いながら、ポーズをとる谷村さんを見つめていました。

せっかくなので私も、軽い気持ちでカメラを向けると、スタッフの方から手で制止されました。残念、でもこれはしかたないですね。版権にさわります。谷村さん、視線の向きをいろいろ変えたり、橋に手を掛けたり、笑顔をみせたりと、20カットほど撮ると、「はい!結構です。」とのカメラマンさんの一声でスタッフなど全員が即座に引き上げていきました。ほんの10分ほどのできごとでした。ファンの皆さんでしょうか!拍手してその労をねぎらいます。それにしても何というタイミング、私のような田舎者には、コンサートでも行かないかぎりこのようなビッグなスターにはなかなかお目にかかれませんからね。

 確かに有隣荘を背景にするこの位置からだと、朝は逆光、昼は強烈な日差し。この時間がベストだったのでしょうね。

 あとで、上司にこの話をすると、「それはJR西日本のポスター撮りか何かじゃないかな。HPを見ると今日の写真が載っているかもね!」とのことでした。JR西日本といえば、それこそ谷村新司さんの「いい日旅立ち」のメロディ、郷愁をさそうほんとにいい曲ですね。歌は鬼束ちひろさんが最高です。

そういえば、そのパロディで、ソフトバンクの白い犬のお父さんが町を訪ねるというのがありましたね。このBGMに鞆などおなじみの景色などが映し出されて、あれも最高でしたね。続編を期待していましたが、結局出ませんでしたね。それにしても今日はついていました。

コメント
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