高知県香南市・高知県立のいち動物公園 入園口
5月4日、5日と、家族で高知に行って来ました。主な目的地は高知県香南市の「のいち動物公園」と、四万十川の沈下橋です。香南市まで3時間、四万十市までさらに1時間半の計4時間半の予定でしたが、自宅から笠岡ICに乗るところで、いきなりの渋滞でした。どうも笠岡IC~鴨方IC間で事故があったようです。1時間ほどでようやく渋滞から抜け出し、あとは順調かと思った矢先、今度は四国・高松道の大野原IC~川之江JCT間でまたまた事故による渋滞にかかりました。これがGWの怖さだと思いました。通行量が多い分、その確率も当然、増すわけですが通行車両に与える損害は甚大です。そのことを考えると事故当事者の責任は重大だと思うのです。このようなとき、いつも思うのですが、事故の検分を1分1秒でも早く終了させる簡易的な措置はないものでしょうか。
それでも通行止めにならなくてよかったと思いながら、のいち動物公園に着いたのは午後1時半頃でした。こちらは県立の動物園で広さも十分なのですが、動物園を代表するような、ゾウやライオン、トラなどの猛獣類はいません。その分、気のせいか、いわゆるあの動物園特有の動物臭もなかったような気がしました。入園料は、公立の動物園だけあって460円と低料金です。園内は動物の住む地域に分かれて各ゾーンが設けられていますが、一番感心したのが、地上2階、地下1階の全天候型のジャングルミュージアムでした。淡水の大型魚類も展示されていて、動物園と水族館が合体した感じです。
実はナビをセットするまで、この動物園の名称を「いのち動物公園」と思っていました。いのちの大切さを教える動物園なんだな、と安易に解釈していましたが、野市(のいち)という地名からきているのだとわかったのはその時です。それでもキリン、チンパンジー、レッサーパンダ、ペンギン、メガネザル、ナマケモノ、カワウソ、アシカ、ビーバー、リス、フラミンゴなどもいて十分楽しめます。一番のウリは、HPでも紹介されている鳥、ハシビロコウではないでしょうか。じっと見ていてもピクリとも動きません。
こうして動物園を堪能し出発したのが、夕方の4時半ごろでした。四万十市までは約130㎞、随分な距離ですが、現在は高知道が四万十中央まで通じているのでそれほど時間はかかりませんし、途中から見える海岸線は爽快な気分にさせてくれます。こうして午後7時過ぎに四万十市に入り、事前に調べておいた四万十料理のお店に車を進めました。路地に入ったところにあるはずでしたが、見当たりません。近所の人に訊ねるとそのお店は無くなったとのこと、本当にがっかりでした。路上の看板を見ながらクルマを走らせて、何軒かのお店を見つけましたがどこもいっぱいでした。そこでとりあえずホテルにチェックインしフロントで確かな情報を得ることにしました。
フロントで、ホテル隣りにいいお店があり、午後8時15分がラストオーダ-ということを聞いてすぐに向かいましたが、行列ができていて今日の受付は終了させていただきました、とのことでした。今日は何とついていないことだろうと少し落ち込みましたが、気を取り直し、それならばと手分けしてパンフレットを見ながら空いているお店を電話で探すことにしました。どこもいっぱいでしたが、ある店から空いていそうなお店を紹介してもらいました。そこは飲み屋街の中にある、まさしく居酒屋でした。一品料理での注文ですが、味はなかなかのものでした。めずらしい四万十の旬の食材で、興味深い説明もあって楽しくお腹を満たすことができました。
明日はいよいよ四万十川です。(つづく)
頭デッカチのハシビロコウ ピクリとも動きません。 名前の由来は、クチバシの広いコウノトリの仲間